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『突然強引大胆不敵、魔法少女ナギリン誕生! 』
暮居 凪ja0503)&御手洗 紘人ja2549)&ラグナ・グラウシードja3538)&月居 愁也ja6837)&アスハ・A・Rja8432


●挨拶は突然に

「悪の組織『テンマ』を撃退するために‥‥チェリーと契約して、魔法少女になってよ☆」
「へっ?」
 どこか聞いたような台詞の中。暮居 凪の表情は、素っ頓狂な物に変わる。
 無理も無い。休暇の為に訪れた、このクオンシティで。突然狐のぬいぐるみを着た少女に上記の台詞を掛けられたのだから。

(「そもそも何故人間大のぬいぐるみ?こういうシチュって小動物サイズのマスコットが定番じゃないの?と言うか何でそんなありきたりな台詞?」)
 そんな疑問が脳内を駆け巡る。
 ――ツッコミ、ご尤もでございます。最もこれは、凪本人が、一通り『お約束』の魔法少女アニメを見ている、と言う事をも示しているが――

「とにかく、契約してくれないと、(主にチェリーが)困った事になっちゃうのー」
 目の前のぬいぐるみ――自分で『チェリーチェリー』と名乗ったそれは、身振りで周りをちょこまかと動き、凪の退路を阻もうとする。
「そんな事言われても‥‥私には学校もあるし‥‥」
 じり、じりと少しずつ後退する凪。
(「この包囲圏からさえ脱出できれば‥‥後は一気に交番に駆け込んで‥‥!」)

「魔法少女になれば、男の子にモテるし、胸も大きくなるよー☆」
 ぴくっ。
 一言。そのたった一言で、逃走しようとした凪の動きは止まり‥‥ギギギ、と言う音でも立てそうなギクシャクした動きで振り返る。
「そ、その話‥‥本当かしら?」
「う――うん、本当だよー」
 ここで「嘘でした」等とほざいた瞬間、工業用プレスに掛けられるようにしてミンチにされかねない。
 それだけの迫力と恐怖をぶつけられたチェリーチェリーは、頷くより他に選択はなし。

「いいわ、誰かが悪と戦わなければならないのなら、私がやるわ」
「‥‥胸の為に戦ってる、って言った方がいいのかも――」
 ギロッ。
「何か言った?」
「い、いやいや、なんでもないよー☆」
 睨まれてその場に縮こまるチェリーチェリーに背を向け、凪は一つ、ため息をつく。
「それで。その魔法少女になるには、どうすればいいの?」
 目線の先には、如何にも『悪の組織の戦闘員』と言った感じの、タイツを被ったような人間大の怪物が何体か。
 既に包囲されている。凪が承諾したのは、むn――失礼。悪と戦う、と言う理由以外にも、契約しなければ恐らくこの場は切り抜けられまい、と判断したのもあるのだろう。

「この『ディバイン☆ブレイド』を握れば、それだけで変身できるよー☆」
 差し出されるは純白の剣。余りに便利すぎやしないか。
「ディバインでもパインでも、さっさと渡しなさい!」
 既に戦闘員は飛び掛ってきている。変身しないとしても、丸腰では分が悪い。咄嗟に差し出された白の剣を掴んだ瞬間、まばゆい光が辺り一帯を包む!

 ♪♪〜♪〜♪♪♪〜♪♪
 テーマ曲が流れると共に、うっすらとギリギリで見えるような白い光の中、凪の服がはじけ飛ぶ。
 一際強い光が要所を覆い隠す中、次々とリボンがその体に纏わり付き、白い服に変化する。
 そして、最後のパーツ‥‥短すぎると言える程のスカートが装着された瞬間。白い光は霧散し、凪は着地する。
 そのまま一回転、俗に言う「キラッ☆」のポーズを取り、決め台詞が辺り一帯に響く。
「魔法少女ナギリン、ただいま参上っ!」

 ――本人が後で、後ろのチェリーチェリーがビデオカメラで録音、録画したこのシーンを見聞したのならば、悶絶するに違いないだろう。だが今それは関係が無い。重要なのは、戦う力を手に入れたと言う事。
 襲い来る戦闘員のハンマーパンチを、白の剣で受け止める。ぐぐっと体を沈めたのは力で押された訳ではなく(寧ろ、女性としては凪は腕力が強い方であり、魔術の補助があれば尚更)、パワー配分を足のバネに注ぎ込むため。
 ぐぐっと、限界までしゃがんだ後、一気にその力を解放。剣で拳を跳ね上げると共に、一直線に戦闘員の股間に向かって、伸びるような蹴りが放たれる!
 ――何故、蹴り上げではなく、直線蹴りなのか。それはナギリンの装備‥‥ヒールを120%生かすために他ならない。
 男性諸君は想像して欲しい。ナギリンの脚力の全てが、ヒールによってその一点に集約され、股間に叩き込まれる様を――

 ――痛い話はさておき、吹き飛ばされ、ピクリとも動かなくなる戦闘員。
 どよっと動揺が周りの戦闘員たちに走り、ナギリンから少し距離を取る様に周囲を取り囲む。
「コー、ホー」
「?」
 重い呼吸音が周囲に響き渡り、思わず周りを見渡すナギリン。
「気をつけてー、敵のボスが来るよー!」


●参上!爆煙!ドン・アスハ!

 ドカン。上空から影が着地すると共に、爆発音。
 煙幕の中から現れたのは、赤い三つ編みをスカーフの如く靡かせ、奇怪な機械マスク(注:ダジャレにあらず)とマントを装着した‥‥男(?)が現れる。
「コホー」
 はい、何を言ってるのか分かりません。
 このままでは話になりませんので字幕を付けます。

「コホー」(字幕:貴様が新しい魔法少女か)
「コーホー、コホッ」(字幕:中々やる様だが‥‥これはどうだ?)
 ガコン。右手のパイルバンカーに弾薬が装填される。
「気をつけてナギリン、あれは敵のボス、『ドン・アスハ』よ!」
「な、何、いきなり大ボス!?」
 思わず視線がチェリーチェリーに向いたその瞬間。爆発的な加速を以って、ドン・アスハが接近する!
「コーホ」(字幕:よそ見するとはいい度胸だ!)
 パイルバンカーが突き出される。だが‥‥その狙いはナギリンではなく、その足元。
 ドン。
 杭が地面に突き刺さりった瞬間、衝撃によって爆風が巻き起こる。
 ひらひらと、元から短かったナギリンのスカートが舞うが‥‥絶妙な高度で何か見えない力によって食い止められ、その中身は見えない!
「絶対領域フィールド、40%消失ー。さすがドン・アスハ、恐ろしいー!」
「何そのフィールド!?」
 思わずツッコミを入れたナギリンに、のんびりとした口調でチェリーチェリーは答える。
「ナギリンのスカートが幾ら舞い上がっても中身が見えないのは、この『絶対領域フィールド』によって守られているからなんだよ。これが消失して、下着を見られてしまえば、魔法の力は消えるんだよー!」
「なんでもっと早く言わないのよ!」
 ゴスンと『ディバイン☆ブレイド』を頭に叩き込まれ、悶えるチェリーチェリーをよそ目に、ナギリンはドン・アスハに向き直る。
「成る程、だから足元を狙ってきたわけね‥‥」
「コーホーコー」(字幕:理由を知ったからと言って、対応できるわけではない)
 再度突進を仕掛けるドン・アスハ。
「なら‥‥フィールドが破られる前に、蹴り倒すまでよ!」
 足元に突き立てられるバンカー。爆発が発生する前に、僅かに自分から片足でジャンプし、浮き上がる。そのままもう片方の美脚を真っ直ぐに伸ばし。踵落しが、ドン・アスハのマスクを狙う!
 一回り大きな爆発が起きる。吹き飛ばされたのは――ナギリン。
「フィールド、残り25%!」
「攻防一体の爆破‥‥!?」
 そう。ドン・アスハは、爆発によって踵落としの衝撃を相殺、そのままナギリンを吹き飛ばしたのである。

「チェリーチェリー、何か手は無いの!?」
「うーん、超接近型のナギリンでは、ちょっと厳しいかも」
「コーホッ」(字幕:観念したか?)
「くっ‥‥次あれを食らえば‥‥」
「コー」(字幕:行くぞ!)

「ちょっとまったッ!!」
 またもや空中から降り立つ影。振り下ろされる大剣が、ドン・アスハのバンカーとぶつかり合い、火花を散らす。
「ホーッ!?」(字幕:誰だ!?)


●筋肉100%!新たな魔法少女!

 その頭には、かわいらしいリボン。
「ほう‥‥新たな魔法少女か!いいだろう、我らは貴殿を歓迎するッ!」
 フリフリのミニスカート。長さはナギリンのそれと、それ程変わらない程度か。
「だが、苦戦しているようだなッ!助太刀しよう!」
 担ぐ大剣は、そのプライドと力の証。

「‥‥‥」
 思わず目元を抑えるナギリン。
 無理も無い。この全てをミスマッチな物にしていたのは、それを装着しているのが、

 筋 骨 隆 々 、 身 長 1 8 0 c m を 超 え る 男 子 だ っ た か ら だ。

「あ、魔法少女ラグナ、いいタイミングだったよ!」
「あのへn‥‥『自称』魔法少女を知ってるの?」
「うん、もちろん!」
 にぱーとした表情で、さも当たり前かのように答えるチェリーチェリーに、本日二度目、頭を押さえるナギリン。

「ホー!」(字幕:無視してくれるな!)
 振り下ろされるパイルバンカー。然しそれは、ナギリンから数センチの所で、大剣に阻まれる。
「甘く見たつもりは無いッ! だがこの筋肉から繰り出されるパワー‥‥甘く見ては困るな!」
 ぐぐぐ、と、少しずつバンカーが押し返される。
「今よ、ナギリン!」
 チェリーチェリーの声で、はっと我に返るナギリン。
「いい加減、このふざけた状況を終わらせたくなくなってきたわ‥‥」
 ため息一つつきながらも、その力に衰えは無い。美脚を一旦引っ込めて力を溜め、ピンヒールの一点に溜め込まれた蹴りが、ドン・アスハの顎に向かって突き出される!

「ちぇ、フィールドはまだまだか‥‥」
 思わず隠していたカメラをスカートの方に向けたチェリーチェリーが、スカートが舞い上がらない事をみると、少しだけしょぼんとした。
 だが、さすがボスだけあって、咄嗟に空いた手で蹴り出された足を受け止めるドン・アスハ。
「コーコーホ」(字幕:この程度か)

「さっき言われた言葉をそのまま返そうッ!」
 僅かにドン・アスハの注意が自身から逸れた、その一瞬。剣をパイルバンカーに沿って滑らせ、体へと肉薄させる魔法少女ラグナ!
「余所見は、禁物だぁぁぁ!」
「ゴォォォォォ!?」
 バットの如く、猛烈な振り抜き。勢いを殺しきれず、ドン・アスハはそのまま吹き飛び、後ろのビルのガラスを割って中へと突っ込んでしまう。


●強敵!ウォッシュレッツ!

「トイレを汚してんのは誰だァアア!」
 怒りを露にしながら、トイレを掃除している男が一人。月居 愁也と呼ばれているその男の名は、飽くまでも地球で活動するための名であり。本名は別に存在する。
 ――そう。彼は地球人ではない。トイレ星雲からやってきた、宇宙人なのだ!

 地球圏での生活には、まずは先立つ物‥‥『お金』が必要である。それにはバイト等、『仕事』を見つけ、稼がねばならない。
 そして彼が初めて見つけた仕事は『トイレ掃除』。トイレ星雲から来た自分には造作もない事と、意気込んで出勤したはいい物の。地球のトイレの汚さは、彼の想像を余りにも逸していたが故に、怒りの叫びを挙げたのである。

 そこへ、窓を破って飛び込んで来たドン・アスハ。
 既に怒りに目が眩んでいたこの宇宙人は、すぐさま彼の武器であるラバーカップとブラシ(注:未使用)を、領域への侵入者へ突きつける!
「トイレを汚してんのは誰だァアア!」

「コー‥‥!?」(字幕:なんと言う迫力‥‥!?)
 その迫力に、僅かながら押されたドン・アスハは。然し一計を思いつく。
「コーホー」(字幕:トイレを汚したのは、外にいる魔法少女と筋肉ダルマだ)
「そこかァアア!」
 飛び出していく宇宙人。空中でその姿が光に包まれ、元の宇宙人の姿へと戻る。
 ――と言っても、髪型が洋式トイレの蓋の形になっただけだが。
「コホー!」(字幕:ふははは、行け、怪人ウォッシュレッツ!)

「む、新たなる怪人かッ!? 手を出すなナギリン。まずは私がこやつの実力を測る!」
 前に躍り出る魔法少女ラグナ。斬り上げる様な大剣の一振りを、しかし紙一重でサマーソルトで回避するウォッシュレッツ。その独特の髪型を大剣は掠め、何本か落とす。しかし、それまでであった。
「掃除しろォォオ!」
 トイレブラシで大剣を持った手を払うと共に、突き出されるラバーカップ(俗称:かっぽん)
 僅かにバランスを崩していた魔法少女ラグナの顔を、それは捉える!
「水洗・一本背負ィィイ!」
 そのままラバーカップを肩に担ぎ上げるようにして、一本背負いの姿勢で反転させる。ラグナの筋骨隆々の体は大きく空を舞い、そのまま頭から地面にたたきつけられる!
「っ‥‥」
 地面にめり込み、逆さまに『突き刺さる』ような形になっている魔法少女ラグナの惨状に、思わず目を逸らすナギリン。だが、敵は待ってはくれない。戦えナギリン、魔法少女ラグナの仇を取るためにも!
「遅ィィイ!」
 魔法少女ラグナも反応できなかった、その素早さを以って。ウォッシュレッツの必殺のラバーカップが突き出される。
「和式・螺旋n‥‥あれ?」
 吸い付かず、抜けてしまったラバーカップを不審そうに見るウォッシュレッツ。
「もう一度だァァア!和式‥‥」
 カポン。抜け落ちる。
「このラバーカップは、完全な平面でなければ抜けない筈‥‥!?」
 振り向いたウォッシュレッツが見たのは、額にいくつも青筋を浮かべたナギリン。
「平面で、悪かったわねぇぇぇえぇぇえ!!」
 ドン。何が起こったのかも分からぬまま、地に伏せられてしまうウォッシュレッツ。然し、そこで攻撃は終わらなかった。
「あたしだって、好きでこうなってる訳じゃないわよぉぉ!」
 ドドドドドドン。そんな擬音が聞こえてきそうな程の連続踏み付け。ハイヒールの前半は使わず、ヒールの部分のみを使用する事により破壊力を上げると言う徹底振り。下半身に攻撃が集中しているのは‥‥恐らくワザとではあるまい。うん、恐らく。
「ぐはァァア!?」
「まだまだぁぁぁあああぁ!」
 脚を引っ掛け、蹴り上げる事により、ウォッシュレッツは空を舞う。そしてそこを狙って‥‥
「最もやってはいけない事を‥‥恥を知りなさぁぁああぁい!」
 空中で、貫通するが如く飛び蹴り。すたっとナギリンが着地すると共に、連続した衝撃波がウォッシュレッツに向かっていき‥‥
「がはァァア!!」
 彼は、遠くのビルの屋上へと叩き込まれた。

「あれは‥‥魔法少女に伝わる必殺技、ナギリン・ガトリングストレッチ!?」
「知っているのかチェリーチェリー!?」
「多数の踏みつけで敵の抵抗の意志を奪ったあと、空中で一瞬の内に10連発の蹴りを繰り出して敵を粉砕する技だよー☆」
 なにやら解説を行っているチェリーチェリーは置いて置こう。

「あれ、俺は何でここに‥‥?」
 自分の体に付いた打撲、そして妙に痛む下半身に頭を捻りながら、彼は起き上がる。
 怒り狂った間の記憶は失われるというのも、トイレ星人の厄介な所なのだ。


●壮烈!ドン・アスハの最後!

「コーコーホー」(字幕:今の内だ‥‥大技を使った後のナギリンを倒す!)
 じゃきっ、とパイルバンカーに弾薬を込める。
「ど・こ・へ・行・こ・う・と・い・う・の?」
 氷のように冷たい声。と共に、背中を踏まれ、便器の前に倒れこむドン・アスハ。
「生憎、私は今、機嫌が悪いの」
 依然と青筋を浮かび上がらせたナギリンが、ぐりっと踏みつける足に力を入れる。パキリ。床にひびが入る。
「コ、コホー」(字幕:二度としない‥‥この場は、許してくれ)
「‥‥いいわ」
 何故か素直に脚を離し、振り向くナギリン。
「コホー」(字幕:掛かったな‥‥)
 ゆっくりと立ち上がるドン・アスハ。然し、そこに、一本のマッチが舞い落ちる。
 着火したそれは、先ほどのヒビヘと落下する。

 ――ここで一つ、科学的な話をしよう。
 人の糞から立ち上がる瘴気の成分には、メタンガスが含まれている。これは極めて可燃であり、天然ガスにも含まれる成分でもある。

 立ち上がる火柱は、ドン・アスハをはるか空高く舞い上げ、彼方へと吹き飛ばしていく。

「コホー!」(字幕:おのれぇぇ、覚えていろよナギリィィン!)
 捨て台詞がありきたりである。せめて次回の登場ではマスクを外し一々字幕をつける手間がなくなるようにしたい物だ。

「やっと、終わったわね」
 白い光と共に、ナギリンは変身を解く――


●ムービーズ・エンド

「どうだった?」
 プロジェクターを止め、『魔法少女ナギリン』と書かれたDVDをプレイヤーから外しながら、チェリーが振り向いて感想を聞く。

「い、何時の間に‥‥こんな物を作ったの?」
 ぶるぶる震えながら、暮居 凪は、ひねり出すような声で問う。
「んー、ついこの間かな。協力者を集めるの大変だったんだよー☆」
「そもそも私、出演した覚えないんだけど!?」
「そこは3DCG技術と、寝ている間の少しばかりの暗示だよー☆」
「悪夢を見たのはあんたのせいか!!!」

 激昂する凪をよそ目に、チェリーは他のメンバーに、さらっと怖い事を聞く。
「これ売れそうだよね☆」
「うむ」
「好きな人は好きだろうね」


「こんな恥ずかしくて悶絶するような物を、世に出してたまるかぁぁぁぁあああぁあ!」
 凪の絶叫だけが、教室に響いた。
 その後この企画がどうなったかは、誰も知らない‥‥
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エリュシオン
2013年06月06日

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