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『雨けぶる、金鏡映す夜話。 』
理心(ic0180)&結咲(ic0181)

 ひどく静かな夜だった。静かな、静かな――降り積もる沈黙が、世界を埋め尽くしてしまうかの如き錯覚に、囚われてしまうような。
 そんな、降り積もる静けさの底にひっそりと、その寺はあった。まるで世界の全てから隔絶されたように、世界の全てを拒絶するかのようにただ、ひっそりと。

「‥‥‥ッ」

 その静けさの中に、ささやかな、けれども確かな音が混じったのに気付き、少女はぴくりと肩を揺らして眼差しを巡らせる。巡らせ、透かし見るかのようにじっと、大きな瞳で障子を見つめる。
 さやかな、それは水の音。地上に降り注ぐ雨音――さぁさぁと、耳を澄まさなければ己自身の衣擦れにすら紛れて消えてしまうほどにささやかで、けれども確かに夜陰に響いている、音。
 そっと、静けさを壊さぬように障子を開けて、結咲(ic0181)は外を垣間見た。途端、すぅ、と差し込んでくる月の光に、はッ、と息を呑む。
 眼差しを空へと向ければ、静かな霧の如き雨の中に浮かぶ、金色の月。丸い、まぁるい満月。

「‥‥‥‥」

 あまり巡り会う事のないその光景を、けれども結咲はかつて、見た事があった。それは昔、まだ結咲が幼く無力な子供に過ぎなくて、そうして世界のどこにも居場所がなかった頃。
 あの、特別な日。雨の中、朧に、けれども冴え冴えと浮かんでいた金鏡。
 ここには居ない理心(ic0180)を、想った。彼もまた自分の部屋で、同じ月を見て居るだろうか。
 何かに心が埋め尽くされていく心地を覚えながら、結咲はそう思い、夜空に浮かぶ月を見つめ、月を彩る雨を見つめた。――あの孤独で、特別な日を想った。





 それは今から10年以上も前、結咲がまだ5歳の幼い子供に過ぎなかった頃の事だ。彼女はその時、生まれ育った家を離れて、どことも知れない場所へと手を引かれていく所だった。
 否、何処、だったのかは判らないけれども、どこ、だったのかは覚えている。――結咲は口減らしのために人買いに売られて、奉公先へと連れて行かれる所だったのだ。
 それが何処だったとしても、結咲にとっての事実は変わらない。彼女が親に売られた事は。一体幾らだったのかは知らないが、それほど高くはなかっただろう金銭と引き換えに、結咲が親に捨てられた――という事は。
 だからその時、結咲はここではないどこかを見つめる眼差しで、虚ろに世界を移しながら、ただ手を引かれるがままに歩いていた。この道が一体何処に続いているのか、自分がこれからどうなってしまうのか、そんな事すらどうでも良かった。
 捨てられた、自分。居なくても良いのだと、要らないのだと、これ以上ない形で示されてしまった、結咲。
 夜陰に紛れて、霧のような雨の中を歩み行くのは、きっと、人買いという生業の後ろ暗さゆえだったのだろう。或いはもしかしたら、我が子を金に変えた両親の、後ろめたさもあったのかも知れない。
 どちらでも良いことだった。結局は、結咲が要らない事に変わりは、ない。
 全身ぐっしょりと雨に濡れて、砂利を踏み締め足を動かしながら、ただ、それだけが頭の中をぐるぐる回る。だから――それにすぐに気付かなかったのは、きっと、そのせいだ。

「ひ‥‥ッ、アヤカシ‥‥‥ッ!?」
「‥‥‥?」

 恐怖に染まった男の声が、世界の何も見ては居なかった結咲の耳を不意に、打った。結咲の手を握る大きな手に、ぐッ、と力が篭って、次の瞬間放り出される。
 それに微かな疑問を覚えて、のろのろと眼前の、見ては居なかった光景をようやく見つめた。見つめて結咲は、はッ、と小さな息を呑んだ。
 そこに居たのは見るからに恐ろしい、巨大な爪と牙を持つ異形の何か。人ではなく、動物ではなく、ケモノですらない、けれども確かに動いているモノ。
 結咲の手を、結咲を放り出した人買いが、慌てて逃げ出そうとしたのが視界の隅にちらり、見えた。もはや結咲の事など忘れたように、恐怖に引き攣った顔で、必死に背を向け走り出す。
 あぁ、と思った。ずっと手を引いて共に歩いて来たけれども、やっぱりこの人にとっても、結咲はいらない子なのだ。
 当たり前だ、この人は結咲をただ、お金で買っただけなのだから。それが結咲ではなかったとしても、同じ対価で買える子供ならば、誰だって良かったのに決まっている。
 胸に満ちる、空虚な感情。こんな瞬間にまで思い知らされる、孤独にも似た、けれどもなお深い絶望。
 人買いが逃げながら、恐怖の悲鳴を上げた。

「う、うわあぁぁぁ‥‥ッ!! た、助け‥‥ッ」
――ドシュ‥‥ッ

 だがもちろん、アヤカシがそんな言葉を聞くわけもない。そもそも、理解していたかも怪しいし――何よりアヤカシの多くは、恐怖を含む負の感情を好むモノなのだ。
 だからだろう、保々の体で逃げようとしていた人買いは、アヤカシが振るった巨大な爪に背中を裂かれ、斬り殺された。生命を失い、ただの肉塊となったモノが、ドサッ、と倒れる音が酷く、大きく響く。
 その光景を結咲は、恐ろしいというより、諦念を持って見つめていた。否、決して恐ろしさがなかった訳ではないけれども、結咲の心を染めていた絶望は、それを超越して余りあるものだったから。

(ボクも、こう、なるのかな)

 背中を斬り裂かれ、血を流し、あまりにも呆気なく命を終えた、人。結咲を買い取って、どこかの奉公先へ連れていこうとしていた、ただそれだけの関わりに過ぎなかった、人。
 ぴくりとも動かなくなった骸を見下ろし、思う。自分がこうして斬り裂かれ、血を流し、虚空を見つめて動かなくなる様を、思う。

(でも‥‥ボクは、いらない子。居なく、ても、いい子、だから‥‥)

 ゆらりと眼差しをアヤカシヘと向け、その鋭く輝く大きな爪を見つめた。新たな犠牲を求めて、血を求めて、恐怖を求めて――結咲へと狙いを定めた異形を、見つめた。
 人買いのように死を恐れ、生きる為に逃げ出す事に、どんな意味があるのかが判らない。この人は、要らなくなかったのだろうけれども、要らないと言われた結咲がそうして、生き延びて、――それから、どうすれば良いのだろう?
 そんな諦念がふわりと湧いてしまって、そうしてあっという間に結咲の全身を支配してしまって、そうなったらもう動けなかった。逃げようとも思えず、雨と血に濡れて月の光に鈍く輝く爪を見つめて居たら、逃げられる機会も失った。
 そっと、目を瞑る。そうして、あの爪が結咲の上に振り下ろされ、斬り裂かれ、血を流し、雨と泥にまみれて動かなくなる瞬間を、待つ。

「‥‥‥?」

 そうして息を潜め、待っていた結咲はけれども、いつまで経ってもその瞬間が訪れない事に不審を覚え、そっと小さく首を傾げた。人買いの時は一瞬だったのに、どうして結咲の時はこんなにも時間がかかるのだろう。
 何かを恐れるように、そっと、ゆっくりまぶたを開けた。――よもやアヤカシにとってすら、結咲は『要らない子』だったのだろうか?
 恐れるように。怯えるように。
 瞳を開いた結咲の前にあったのは、今まさにゆっくりと倒れていく、アヤカシの姿だった。ひどく大きく見えた躯が、どぅッ、と人買いの骸の傍らに崩れ落ちて、実はそれほど大きな相手ではなかったのだと気付く。
 一体、何が起こったのだろう。結咲が目を瞑っていたほんの僅かの間に、何がこのアヤカシに起こったというのだろう。
 答えを求めて眼差しを巡らせようとした結咲は、すぐにその人影に気づいた。倒れたアヤカシの向こうに立っていた、すらりと背の高い人影は、金色の光を放つ満月を背負っていて、結咲からは良く見えない。
 けれどもその人が、月の中から結咲の方を見ているのは、なぜか解った。だがすぐに踵を返し、どこかへ行こうとするその人へと、無意識に結咲は手を伸ばす。
 伸ばした手がその人の袖を掴んで、降りしきる雨にしとどに濡れて居るのにびっくりして、そうしてやっと自分が手を伸ばした事に気がついた。怖ず怖ずと、無言で袖の主を見上げた結咲を、その人は無言で見下ろす。
 何かを言わなければならないと、思った。だがなぜか、声が出なくて――けれどもどうしても、この手を離したくなくて。
 怖いと、やっと思った。置いて行かれたくないと、願った。

(もう、ひとりは、嫌)

 ひとりは――独りは、怖い。だからどうか独りにしないでと、縋る様に、否、縋り付いて見上げた結咲に、その人は少し目を細め、小さく言葉を紡いだのだった――





 その日、まだ16歳だった理心は取り立てて何があるでもない、ごくありふれた1日を過ごしていた。強いて言えば朝から降りしきる雨が多少、うっとおしく感じられはしたけれども、ただそれだけの話だ。
 だから理心は自室でいつものように、本を読んで過ごしていた。朝から夕暮れ時までをそうして過ごし、何か入り用なものが出来たのだったか、所用を覚えて家を出て。
 朝からの雨は、その頃には霧にも似た小雨に変わっていて、出かけるのにさほど不自由は感じなかった。多少ぬかるむ足元に難儀をしながら、滞りなく商店へと辿り着いた理心は、必要なものだけを所望して金子を払い、店を出る。
 雨雲に覆われた空はいつもよりも暗くなるのが早く、既に辺りは夜と言っても良い頃合いだった。けれども幸い、雨雲の切れ目から月の光が零れ落ちていたから、足元に不自由は感じない。
 天気雨ならば狐の嫁入りだろうが、月夜の雨は何と言うのだろう。そんな、他愛のない事を考えながら歩いていた理心は、ふいに何かの予感を覚えて足を止め、郊外の方へと踵を返した。

(アヤカシが居る、か?)

 満月の照らし出す、霧のような雨の降りしきる中を歩きながら、胸のうちに宿った予感の正体に思いを巡らせる。これという徴がある訳ではないが、何となく、あちらの方にアヤカシが居るような気がしたのだ。
 だから、まるで恋焦がれる人に会いに行くかのように、ほんの少し小走りになって。術の媒介となる符があるかを確かめて――予感に導かれるままに。
 そうして足を動かして、辿り着いたその場所に、思った通りアヤカシは、いた。見るからに恐ろしい、巨大な爪と牙を持つ異形のそれ――人ではなく、動物ではなく、ケモノですらない、けれども確かに動いているモノ。
 美しいと、思う。余計な思考も思想も建前も、何もかもを取り払った、本能に忠実なその姿――その在り様。
 彼らの多くは人を喰らい、恐怖を貪り、肉を引き裂き、血を啜り、飢えを満たすことしか考えていない。その為に策を弄する事があっても、ただそれだけだ。
 その、いっそ単純で、だからこそ歪みない美しさ。飢えという何よりも本能に直結した衝動にに突き動かされるままに、ただ飢えを満たすためだけに――とある説に寄れば、大アヤカシですらもその例外ではないという。
 理心の目の前に現れた、この異形なるアヤカシもその本能の導くままに、すでに1人を屠った後の様だった。だが、すぐに喰らおうとしないのは、ソレが血肉を媒介に飢えを満たす種類のアヤカシではないのか、或いはもう1人を屠ってからゆっくりと飢えを満たそう、と言うのだろう――目の前に人間が居たならば、居ただけ求めるのがアヤカシというモノの性だ。
 理心は目を細めてソレを見つめながら、携えてきた符を構えた。どんな生き物よりも慕わしく愛おしいモノだからこそ、他の誰かに屠られるくらいならばこの手で瘴気に還してやりたい――理心はそう思うのだ。
 幸いと言うべきか、それほど強そうなアヤカシではないから、理心1人でも十分に屠ってやる事が出来そうだった。愛しい女を前にした時のような、或いはまさにそのものの気持ちで理心は、慣れた手つきで符を操り、練り上げた術をアヤカシへと叩きつける。
 顕現した式が、理心の意を受けて過たずアヤカシへと向かっていった。そうして、ソレ自身が巨大な爪で人間を斬り裂いたように、式によって深く深く斬り裂かれて動きを止めていくのを、ほんの僅かでも見落とすまいとひたむきに見つめ。
 やがて動きを止めたアヤカシが、ゆっくりと倒れて自身が屠った人間の躯の傍らに、どぅッ、と崩れ落ちた。すぐにその姿をほどく事はないが、いずれ瘴気に還ってすっかり姿を消し、もしかしたら再びどこかでアヤカシとして顕現するかもしれない。
 そうなったらまた巡り会いたいものだと、考えながらちらり、立ち尽くして動かないもう1人へと眼差しを向けたのは、理心にとってはただの好奇心だった。一体コレが何を獲物と狙い定めたのか、知りたいと思ったに過ぎない。

(‥‥子供か)

 だから眼差しを向けた先に居た、ちっぽけな、と形容するのがいっそ相応しいような小さな子供を見ても、それ以上の感慨があった訳ではなくて。すぐに目を逸らそうとした理心はけれども、ふと『それ』に気がついて再び、その子供へと視線を戻す。
 ちっぽけな、頼りないという言葉すらまだその身には重たく感じられそうなほどちっぽけな、それは実に取るに足りなさそうな子供だった。少女なのだろうが、歳の頃は5〜6歳にも、それより幼くすらも見える。
 だが、理心の気を惹いたのは一体何なのか――少し見つめてその理由を悟り、だがそれ以上の好奇心を抱く事は出来ず、踵を返した。すっかり雨で濡れてしまったから、帰って乾いた衣服に着替えて、それから置いてきた本の続きでも読もう。
 そう考え、歩き出しかけた理心の足を再び止めたのは、驚く事にそのちっぽけな子供だった。ぐい、と濡れた袖を強く引かれて立ち止まり、振り返るとその子供自身もまた、驚いたような表情で自身の手を見つめている。
 何となく動かずに居ると、子供が怖ず怖ずと、無言で見上げてきた。その眼差しを、理心は無言で見下ろした。

(この目だ)

 先ほども理心を惹き付けたもの。人間には何の感情も、感慨も抱かない彼をして、思わず振り返らせたもの。
 それは孤独に揺れる眼差し。己に何の価値も求めず、そうである事を己に課しているが如き自虐の光。そうして――何もかもを諦めきった、虚ろな瞳。
 それはかつて、自分自身が持っていたものと同じだった。自分自身に何の価値もないのだと思い、まるで何かの信仰であるかのようにただそれだけを思いつめ、何もかもを諦めて――それでいて、身の内に抱えてしまった孤独に押し潰されそうになってしまう。
 そんな眼差しを、この子供は持っていた。押し潰される寸前にまで自分自身を追い詰め、けれどもそれに抗うように、自分自身でも気付かぬまま、小さな、力なき力で縋ってきた。
 理心がその子供に、声をかけようと思ったのはけれども――ただの、一瞬の気まぐれ、だ。

「‥‥来たければ、勝手にしろ」
「‥‥‥ッ!」

 縋る様に見上げてくるその子供に、ほんの少し目を細めて小さく紡いだ言葉に、子供は大きく目を見開いた後、何度も何度も頷いた。頷き、ますますぎゅぅッ、と袖を握る手に力を込める。
 そんな子供から目を逸らし、今度こそ帰ろうと歩き出しながら理心は、己に言い聞かせるように考えた。これはただの気まぐれなのだと。ほんの一瞬の気まぐれで、この子供に声をかけたに過ぎないのだと。
 そう、考えながら歩き続ける理心の後ろを、小さく軽い足音が必死に、必死についてきていた。





 ――窓の外を見て、そんな昔の出来事を思い出していた理心は、手の中の読みかけの本へと視線を戻した。あの日と同じ、霧にも似た小雨の降る満月が理心を見下ろし、問い掛けて来ているような気がしたのだ。
 本当に、ただの気まぐれだったのかと。偽っては居ないのかと――笑うように。

「気まぐれ、だ」

 それに小さく答えるように呟き、だが幾らも読み進まないうちに何だか落ち着かない心地でまた、眼差しを窓の外へと向ける。雨はさぁさぁと、耳を澄まさなければ己自身の衣擦れにすら紛れて消えてしまうほどにささやかで、けれども確かに夜陰に響いていて。
 じっと、窓の外を見つめる理心の背中を、結咲は見つめた。そぅっと、気付かれないようにひそやかに、彼の部屋の中へと滑り込み――そうして無防備に向けられる背中の、腰の辺りへとぎゅっと抱きつく。

「‥‥‥ッ」
「いっしょ、‥‥いっしょが、いい」

 そうしてぎゅうぎゅうと、抱きつく腕に力を篭めながら、か細い声で必死に縋る結咲を、理心は面倒くさそうに睨みつけた。結咲が抱きついた衝撃は、ちょっとどころじゃなく強かったのだ。
 それに一体何が面白いのか、空きもせず毎日、毎日会いに来るのも、解せなかった。相手をしてやってるわけでもないのだから、尚更だ。
 ――けれども。

「‥‥勝手にしろ」
「‥‥ッ、うん」

 吐き捨てた言葉に、結咲は嬉しそうに頷いて、そのままぎゅぅッ、と理心に擦り寄ってきた。その重みと、何より確かな温もりを感じながら理心は、手の中の本へと三度、視線を戻す。
 見下ろす、満月の光。金色の、地上を映す鏡。

(‥‥今夜だけの、ただの気まぐれ、だ)

 空に告げるようにそう思い、理心はそのまま、本を読み続けた。その僅かな紙をめくる音に耳を澄ませ、縋る身体が消えてしまわない事を確かめながら、結咲はひたすら、理心に抱きついていたのだった。
 ――それは、煌々と光る満月の下、小雨が降る中でのお話。





━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業  】
 ic0180  / 理心  / 男  / 28  / 陰陽師
 ic0181  / 結咲  / 女  / 12  / 武僧

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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初めまして、蓮華・水無月と申します。
この度はご発注頂きまして、本当にありがとうございました。

お2人の出会いの日を振り返る物語、如何でしたでしょうか。
何でしょう、実は一番力が入ったのはアヤカシ論を語るところでしたとかそんな、そんな(全力目逸らし(ぉぃ
ちなみにタイトルは、見下ろす月をイメージしてみました。
息子さんやお嬢様のイメージですとか、何か少しでも違う所がございましたらいつでもお気軽に、リテイクくださいますと幸いです(ぺこり

お2人のイメージ通りの、光と闇が交じり合う一夜のノベルになっていれば良いのですけれども。

それでは、これにて失礼致します(深々と
■WTアナザーストーリーノベル(特別編)■ -
蓮華・水無月 クリエイターズルームへ
舵天照 -DTS-
2013年06月17日

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