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『Love me tender side 雅人×マクシミオ 』
永宮 雅人jb4291


 冷房の効いた図書室は夏休み中も静寂に包まれ、勉学に励むも暇をつぶすも最適な場所だった。


「ヨル君?」
 必要としていた文献の借り出し手続きを終えた蛇蝎神 黒龍は、閲覧スペースで微動だにしない七ツ狩 ヨルの背後へそっと回り、興味対象を覗き見る。

 ――うみのいきもの

 有名なカメラマンによる写真集だった。
 凝った装丁に縁どられ、様々な海の蒼、魚を始めとした生物が悠々と収められている。
 ちらりと見ただけの黒龍でさえ溜息を吐く。
 ヨルは感情の揺れを見せることは少ないが、人の世界への好奇心は人一倍あることを黒龍は知っている。
「綺麗やな」
「うん……」
 黒龍の声に、嬉しそうに応じてヨルはようやく次のページをめくった。
「あれ、黒。……と、ヨルくん」
「おー、ながみーにまーくんやん。珍しいな、こんなところで」
 そこへ声を潜め呼びかけてきたのは、黒龍の友人である永宮 雅人とマクシミオ・アレクサンダーである。
「ちょっと立ち寄りついでに、ね。黒は本の虫?」
「図書館デートや、見てわからんー?」
「……え。そう、だったの?」
(あー……)
 ヨルとは初対面、黒龍とも兄を通して多少の面識があるマクシミオだったが、黒龍とヨルの関係を何となく、察した。
(こいつ、ヨルに惚れてっけど相手にされてねえな)
 あまり、人のことは言えないが。
 自分と雅人は恋人同士である、そう思っているけれどベクトルはどうも自分発信の方が強いように、思える。
「……海、好きなのか?」
 心の中で黒龍へエールを送りながら、マクシミオはヨルの傍らへ。
 赤い瞳が、じ、とマクシミオを見上げる。
「…………うん」
 長い間の後、ぽそりと返事。
「その写真集って」
「ながみー、なんや知っとるん?」
「親の知り合いの写真家の本だ。暑中見舞いでポストカード送られてくるんだよね」
「「うっわ、おぼっちゃん」」
 黒龍とマクシミオの声が重なる。
 周囲の視線を集めてしまい、二人は小さく咳払い。
「その人プロデュースで水族館がオープンしたらしいよ」
「すいぞくかん?」
「海の生き物が、ぎょうさん暮らしとるテーマパークやなー。ほら、このジンベエザメとかも居るでー、たぶん」
「……ほんと?」
「居る? ながみー」
「……居たと思う、けど」
 ヨルの質問がバケツリレーされてきて、雅人は顎に手を当て記憶を探る。
「行ってみたい、な……」
「じゃあボクもかな」
「あ、それじゃあ俺もー。デートしようぜ、デート!」
 畳みかけられ、勢いに雅人もやや後ずさる。
 是非も無し、とマクシミオは恋人の首に腕を回し、喜びを伝えた。




 落とされた照明、適度な空調、客の入りは多いのに、とても静か。
 見ているこちらが飲み込まれそうな広い広い水槽に、悠々と魚の群れが舞うように泳ぎ、海藻を揺らす。
 ひんやりとしたガラスに片手を、もう他方は黒龍に繋がれて、ヨルは水槽の下から上、右から左と言葉なく魅入る。
「――……」
 同じく圧巻されていた黒龍が、何事か言葉を掛けようと口を開くが、ヨルの真っ直ぐな視線にそのまま閉じる。
(すごいね)
 気持ちを重ねるように、そっと、繋いだ手に力を込めて。

(俺たちも繋いじゃうー? とか、言える感じじゃねえな)
 普段はプレイボーイよろしく他人に合わせた行動を率先して取る雅人が、ただただ黙って魚に見惚れる横顔を盗み見て、マクシミオは肩を竦めた。
 可愛いな、とも思う。
 時間はたくさんある。焦ることはない。
 飽きるだけ、好きなだけ、好きな人と楽しめばいい。
「……あと、5分だけ……」
 ぽそり。
 雅人が、隣へ立つマクシミオへ声を掛ける。
 同行者の存在を忘れたわけではなく、けれど、もう少し見ていたいのだと伝える。
「いいぜ、5分でも10分でも。綺麗だな」
「ああ」
 水槽の蒼に、光源と共に照らし出される雅人の髪が溶け込みそうに、綺麗だ。
 きっと自分だから、見せてくれたのだろう甘える姿と。
(やべ、幸せかも)
 ささやかなことだけれど、普段の生活じゃきっと経験できなかった。
 そっと、マクシミオは雅人の手を握ってみる。柔らかに握り返されて、まるで心臓を掴まれたような気がした。
 

「腹! 腹見えた! はは、マヌケな顔!」
「はしゃぐほどでもないと思うけど…… 大きいね」
「黒、あれがジンベエザメ?」
「せやな」
「ひらべったい……」
 床からグルリとアーチ状になった水槽は、さながら海の底だ。
 ジンベエザメにマンタが、悠々とヒレを翻してゆく。
 写真集に収められた躍動感をそのままに、それ以上に。
「……あれ、写真に載ってなかった」
「どれ? ああ、あれは――」
 首が痛くならないのだろうか、限界まで伸ばすヨルの視線を追って、雅人は解説板を見るでなく答える。
「詳しいよな、雅人。いや、一般知識なのかも知れねえけど」
「……好きなんだ、子供の頃から。巨大水槽とか……」
「耳、赤いぜ?」
「そんなことないよ」
「痛い痛い痛いっ」
 握っている手を締め上げられ、マクシミオがギブアップ。


 クラゲと深海魚の展示コーナーでは、ヨルとマクシミオが完全に足を止めた。
 片隅に設置されているベンチで、黒龍と雅人は休憩を取る。
「こうして見てると、なんとなぁ似たもん同士っぽいやんな、あの二人」
「そう? まあ、どっちも可愛いとは思うけど」
「!? ヨル君の可愛さは否定せんけど、あげへんで!?」
「人をなんだと思ってるんだよ、黒……」
 確かに、自分は来る者拒まずだけれど。同時複数交際OKだけれど。しているけれど。
 眼鏡の位置を直しながら、雅人は嘆息する。
 そんな自分とは同類だと思っていた黒龍が、ヨルに対しては一途に接していることくらい知っている。
 友として、ひっそり応援しているというのに。

(退屈じゃ、ないのかな)
 固い容器に閉じ込められて、ふよふよと形を留めることのないクラゲを眺め、ヨルは考える。
 こうして、見ることは楽しいけれど…… ガラス一枚向こうの生き物たちは、『楽しませる』為に生きているわけではないだろう。
「すげえよな、それぞれの生態系に合わせてこれだけの数を管理してるってさ」
「…………」
 深海魚に満足したマクシミオが、クラゲを見上げながらヨルの隣へ。
「自然界じゃ絶滅寸前のも、こういう水族館とか、動物園だとかで保護されてんだぜ。自然じゃ見られないものがあるって、ちょい皮肉だよな」
「……そう、なんだ」
(ここでしか、生きられない存在も、ある……)
 何気ないマクシミオの言葉を、ヨルは胸の中で繰り返した。



●手の届く、それより近く
 深い海の底へと巡るような構造の館内が、進むにつれて再び地上へと――そして屋外へと続く。
 イルカショーの行われる、屋上だ。
「雅人、前に行けよ。俺は後ろで観てるからさ」
 イルカ達の練習風景を前にして目を輝かせる雅人に、マクシミオは口元の笑みを手で隠しながら。
「一緒に来た意味無いでしょ。隣に居てよ」
「ほな、ヨル君はボクの膝の上なー」
「え」
「いや?」
「……いやじゃない」
 二組とも同じような会話を交わし、観客席へ。

 蒼天に、しなやかな弧を描いてイルカ達が跳ねる。
 水面と空が逆転しているかのように、その姿は自由で。美しくて。
 愛嬌で掛けられる水飛沫が興奮で火照った体に気持ちいい。
 声を、音を、輝きを、
 五感でショーを楽しみ、記憶に焼き付ける。
 手を繋ぎ、時間を共有する大切な人の温度を焼き付ける。
 

 前列で身を乗り出していたものだから、終わる頃にはずぶ濡れになっていた。
「これも、商売のうちなんやろか」
 商魂たくましい。
 スタッフから差し出されたタオルで体を拭いたあと、四人は売店で替えのシャツを購入ついでにお土産を見て回ることにした。
「ああ、このポストカード」
「やっぱり、良いよね」
 今回のきっかけとなった、写真家によるものだと気付き、マクシミオが足を止めた。
 並ぶ雅人も、数枚を手に取りじっくりと見入る。
 意地を張りとおさず、ここへ来てよかったな、と頭の端で考える。
「写真もいいけどよ。やっぱ、直接触れるのが一番だよな。雅人」
「マクシくん……結局、そういう方向なの?」
 画面越しより。ガラス越しより。
 それはつまり―― 暗に何を言おうとしてるかなんて、手に取るようにわかる。
「おんなじこと考えてなかったー?」
「否定はしないけど」
 ポストカードを棚へ戻し、二人は周囲に見えない角度で軽くキスをして、悪戯をする子供のように笑いあった。




「ラウンジは高くつくと思うんよね」
 水族館直結のホテルに部屋を取っておきながらの庶民的発言。
 良い部屋を取ればこそ、締めるところは締めないと、という事情もある。
 黒龍の一言で、ホテル内のコンビニで部屋飲みに向けて物資調達。
「雅人、なんか可愛いもの選んでるな?」
「僕は未成年だからね。金額面で酒飲みとは対等じゃないと。せっかくだから、色々お試ししてみようかなってさ」
 そう言って、雅人はフルーツ系の缶ジュース各種をカゴへ無造作に。
 てっきり「自分も飲む」と無茶を言うと思ったら、案外と分別がついている。
 二人きりではない、からだろうか。
 たしかに、ヨルを前に、あまり羽目を外した姿は見せたくないよな、とマクシミオも思う。
 ヨルとは初対面だが、なんとなく庇護したいと思わせる空気を感じていた。
「カフェオレは忘れへんやろー、それから あったあった」
「……なに?」
「カルアミルク、コーヒーのお酒やね。カフェオレに入れても美味しいんよ」
「へえ…… でも、俺はだめだね、見た目は未成年、だから……」
「……せやね」
 案外と真面目で御座った。しかしそこが可愛いよ、ヨル君。




 ダブルで二部屋、合流場所は雅人とマクシミオの部屋。
 ヨルが先に眠ってしまった場合、静かな部屋で横になれるように。
 軽くシャワーで汗を流して一息ついてから、黒龍とヨルが部屋をノックする。
「邪魔するでー」
「おー、入れ入れ」
「ヨルくん、可愛いの抱いてるね」
『ぷきゅ』
 雅人に指摘され、ヨルはシロイルカを強く抱いて鳴き声で応じた。
 隣で、黒龍はその反応の可愛さに悶絶している。
 幸せそうで何より、と雅人が薄笑いを浮かべていることには気づいていない。
「そいじゃま、水族館サイコー!」
「「かんぱーい!!」」
「って、雅人!!」
 ソフトドリンクかと思ったか、缶チューハイとすり替えていた恋人の手首を、寸でのところでマクシミオが掴む。
「自分のと間違えちゃった☆」
「お前は成人してから、な?」
「いーじゃん一口くらいー」
 軽い口調なものだから誤解されやすいかも知れないが、守るべきものはキッチリ系、マクシミオです。
 
 ふて腐れるポーズをとり、素直にアップルジュースをグラスへ注ぐ雅人を横目でチラリと覗いて、それでも心は落ち着かない。
(こういうトコ固くて、嫌がられてねえかなー……)
 雅人が好きだ。好きだから甘えてほしいし甘やかしたい。
 好きだからこそ、ルール違反をするのならきっちり止める。守らせる。
 人間だもの、はみ出したい気分があるのは解るけれど、そういう部分で盲目にはなりたくなかった。
「二人だけ酔っぱらってズルいよねー、ヨルくん?」
「……そう?」
 部屋に備え付けの電子レンジでカフェオレを温めて、ヨルはご満悦のようであった。

(うん、僕もそんなにこだわってないんだけど)
 それは言葉にせず、いじけたフリで雅人はヨルと改めて乾杯する。
 自分が悪乗りをしても、止めてくれるマクシミオだから安心して甘えている、という部分がある。自覚している。
 甘いだけじゃない相手。
 手放しで抱きしめる母親のような、それとは別の安堵。
 
「地域限定カフェオレなんてあるんだ……」
「美味しい、よ。マサトも、飲む?」
「いいの? 一口貰おうかな――。いや、これは良いんだけどさ」
 あまり認めたくはないが、実年齢だけなら眼前のヨルも雅人より上、とはいっても本人はアルコールを飲むつもりはないらしい。
 つまり。
 呑むのは二名、その割の酒量。
 見るからに、黒龍は強そうだけれど……

「雅人が構ってくんねえーー」

 マクシミオは、こうである。
 チューハイ2缶であやしくなる下戸である。
「はいはい。今日はいっぱい遊んで楽しかったね、マクシくん」
「浮気ばっかりするしー」
「それは許されへんなー。ボクはヨル君一筋やもんな」
「え そう、なの?」
「…………」
 好意はたぶん伝わっているのだろうが、その『意味』を認識してもらえていない。
「でも超可愛いンで許す」
「うんうん、マクシくんも可愛いいよー」
 抱き付いて首筋を甘噛みして来るマクシミオの、赤い髪を後ろからかき上げてやりながら雅人。
「はぜろ、っちゅうのはこういう時に使うんかな」
「えっと…… 使う?」
「あ、物理的にやないで……?」
 スキル発動の姿勢を見せたヨルを、黒龍は丁重に押しとどめた。

 マクシミオが2缶目のチューハイを呑み終える頃、黒龍はカルアミルクから地酒へと移行していた。
 常温で一杯、おかわり分はただいまレンジで燗にしている。
「俺の雅人、ちょー頭いいし」
「……黒も、頭、いいよね」
「お、おう」
 いきなりヨルに振られて、予想していなかった黒龍がどもる。
「いっぱい、色んな話、知ってて。凄いなって 思ってる」
「……ヨル君」
「俺、そんなふうに考えたことないし……記憶力凄いなって」
「黒、ヨルくんのカフェオレにもカルアミルク落としてたよね」
 ほんの数滴、香りづけ程度だけれど。
 雅人は味見をさせてもらった時に気づいていたが、はぐれ悪魔だし、実年齢は成人を越えているのだからとやかく言うまいと考えていた。
「イヤやな、酔ったヨル君を見てみたいからってボクがそんな姑息な真似するわけ」
 ……チーン
 ご名答、と言わんばかりのタイミングでレンジが鳴った。
「黒なんかメじゃねえし!!」
「なんでボクが目の敵にされるんや」
「酔っ払いだから」
 雅人、身も蓋もない。
「そんなに言うなら、今度の試験でペアの点数勝負な……?」
「なんにも言うてへんけど。まあ、負ける気もせんけど」
「酔っ払いだから……。でも、試験と名の付くもので僕に勝とうなんて、ちょっと認識が甘いよ?」
 試験。勝負。
 その単語をサラリと流した黒龍に対し、素面であるはずの雅人が聞き捨てならぬと瞳を光らせた。
「……勝負」
 軽く酔い、トロリとした眼差しでヨルが顔を上げる。
 心の内側に潜む『負けず嫌い』に火が点いた。
「ヨルくんも、やる気みたいだね」
「通過儀礼やと考えとったけど、楽しくなりそうやな」

「雅人ー……。俺ン国、今度から結婚出来るよーになったし婚約しようぜェ」

 酔っ払い、留まるところを知らない。
 マクシミオを肴に談笑しているところで、唐突な爆弾発言。
「!」
 耳元直撃イケボで囁かれ、流石の雅人も反応に一瞬詰まる。
 からの、
「――……」
 爆睡。本当にありがとうございました。
「ヨル君、あんまり見ないであげてな……?」
 膝元へ甘えるように横たわってまどろんでいたヨルが、目の前の光景をまじまじと観察している気配を察し、黒龍は苦笑い。



●優しい指先と
(びっくりした)
 黒龍に手伝ってもらってベッドへ運んだマクシミオの寝顔を見下ろし、その白い頬を指の背で撫でて。雅人は嘆息する。
 酔っ払いが嘘を吐くとも思わない。
 目が覚めたら、憶えているのだろうか。
(婚約って……)
 思い返しても恥ずかしい。それは、嬉しいとか、そういった類の感情だ。
 誰が見るでもない二人きりの部屋で、それでも雅人は紅潮する顔を隠すように押さえた。
「酔っ払いは、ズルいよねー……」
 お互い、一言で片づけられるような人生を歩んでいない。
 本音の根っこの部分を隠すことばかり長けてしまって、素直になる方が難しい。
「ズルいよ、マクシくん」
 これも、一つの本音。
 泣きそうな笑顔で、そうして雅人は酔っ払いへ口づけを。


 

「おはよーさん」
「……おはよ」
「おはよう。黒、ヨルくん」
「すんませんでしたああああああああ」

 華麗なるモーニングドゲザを披露するのはマクシミオである。
「やめなよ、マクシくん。人前で恥ずかしい」
「俺の立ち位置指定、『素面はツッコミ』なんだけど甘んじて受け入れるぜ……」
「気にせんでええって、まーくん。おもろいもの見れたし」
 酔った勢いであるとか。
 勢いがなければできない求婚であるとか。
 自分の学力については言及しないのかとか。
 色々と。
 思い出すたび、マクシミオは悶絶する。
「……マクシミオ」
 ととと、ヨルが歩み寄る。
「気になってたんだけど…… 俺と、お揃いだよね」
 眼帯を、指して。
「「この期に及んで天使降臨とか」」


 豪華な朝食バイキングと食後のコーヒーを終えたら、楽しかった水族館ともさよならすることになる。
「ヨル君。勝てたらもう一回、二人で水族館行こうな」
「うん」
「いいの? 黒、そんな墓標みたいなフラグ立てて」
「男には二言も逃げ道もねえぜ。天才肌の本気を見せてやっからな」
 普段は覗かせない素顔も、垣間見れた一泊二日のWデート。
 それぞれの、深まった思いをお土産に。




【Love me tender side 雅人×マクシミオ 了】


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ご依頼、ありがとうございました。
水族館を舞台での飲み会アリのWデート、お届けいたします。
それぞれカップルさんパートでイレギュラー分岐しています。
楽しんでいただけましたら幸いです。
流星の夏ノベル -
佐嶋 ちよみ クリエイターズルームへ
エリュシオン
2013年09月24日

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