▼作品詳細検索▼  →クリエイター検索


『【ちま】夏の思い出、プライスレス 』
カンター・フスク(ea5283)&野村 小鳥(ea0547)&以心 伝助(ea4744)&王 娘(ea8989)&明王院 月与(eb3600)

●お出かけ!
 今日もノルマンはいいお天気。お空は青く、雲は真っ白いのが少しだけ。お日様が本気出してるから日向ではジリジリくるけど、それも日陰に入れば結構へっちゃら。
 要するに、夏です。夏なんです。
 朝晩は肌寒かったりするので油断はできませんが、夏が短いノルマンでは、このひと時はとっても貴重。夏らしいことを楽しむには、ためらっている時間なんてありません。

 さてさて、街道をぽくぽく進む荷馬車がいました。幌のついた荷台にはたくさんの品物が積まれています。荷馬車を引っぱるお馬さんの足取りに合わせて、荷台も中の品物もかたこと揺れるのですが、そこからチラッと小さな存在が姿をのぞかせました。
 全長は人の手くらいで、だけどデフォルメされた人の姿をした、『ちま』です。
 顔を出したちまはおでこに鉢金を巻いた忍者さん。でんすけといいます。
「においがかわりやしたね」
 でんすけは鼻をすんすんさせた後、そう言いました。
「ほんとうだ。しおのかおりだね」
 もう一人のちま、かんたーも自前のおたまを磨きながら顔を出し、でんすけに同調します。
「しおのかおり?」
「うみのにおい?」
「まってましたー!」
 すると、居ても立っても居られなくなった三人のちまたちが。ことり、つくよ、にゃん。彼女たちは縦に並ぶようにして、荷台から落ちそうになりながらもお外の景色を確認するために身を乗り出しました。すると。
「うわああああ♪」
 ちょうど緩やかなカーブにさしかかった荷馬車。馬車の後方から見える景色には、青い空だけでなく青い海も、遠くまで広がっていたのでした。

●海です!
 荷馬車のおじさんにお礼を告げて、ちま達が降り立ったのは砂浜でした。ざざーん、ざざーん、と引いては返す波の音に、みんな感動です。
「わーっ! うみだー!」
 さっそく波に向かって突撃したのは、にゃんでした。水に濡れると狂化しちゃうっていう設定もあった気がするけれど、ちまなのでその辺は全部ナシ。へっちゃらです。
「あ! あっしもまけないっすよ!」
 一番乗りを狙っていたらしいでんすけが、自慢の脚で追いかけます。さすが忍者ちま、速い速い。すぐに追いついて、にゃんと二人で海に第一歩を踏み出しました。
 でも、ちまの体は小さく、あんよも可愛らしいつくり。どんなさざ波もちま達にとっては驚異のビッグウェーブとなるのです。
「きゃー」
「おしもどされるっすー」
 波の勢いに負けたふたりは、ころころと転がりながら砂浜に帰ってきたのでした。
「ふたりとも、だいじょうぶ?」
 つくよがすかさずポニーテールを揺らしながら駆け寄って、二人に安否を尋ねます。けれど二人は転がされたことが何かのツボにはまったらしく、きゃっきゃしながら再突撃。また転がされて戻ってきては、きゃっきゃしています。
 そのあまりの楽しそうな様子にこらえきれなかったのでしょう。何度目かの突撃では、参加者が二人から三人になっていました。
「あらら……なみにあそんでもらってますねー」
「さんにんともー! おきへながされないようにしてくれよー!?」
 ちょっと羨ましそうなのはことり。かんたーはオカンのように心配して注意を投げかけました。
 そのかんたーですが、持ってきたテントをせっせと設置しています。もちろん、ちまサイズの特注テントです。潮風でぐらぐらしないよう、木づちで杭を打ち込みます。
「これでよし、と」
 テントを持ってきた理由は、日陰と休憩場を作るためのようです。張り終えたテントの中にタオルやお水まで運び込んでいますね。馬車で来たとはいえこの量、ちまの小さな体ではどれだけ大変だったのか、容易に想像できますが――用意周到というか、過保護というか。
「てっぱんのじゅんびもかんりょうですー」
 ことりは簡単な調理場をセッティングしていました。腕まくりをしたかと思うと、火を起こし、鉄板を熱している間に、まな板を出して、野菜を切り……ああ、何と言う無駄のない動きなのでしょう! ちまの小さなおててだというのに!
 テントの快適空間具合を確認してご満悦のかんたーも、お料理に参戦です。お鍋をふたつ出してきて、片方には水を入れ、片方はそのまま、火にかけました。ちょっぴり待って空っぽの鍋が温まったら、ほんの少し油を入れてから、ことりが切ったお野菜の一部を投入します。
 はてさて、一体何ができあがるのでしょうか?

 海の水は、塩水です。濡れている間ならともかく、乾くとすごくべたべたします。体に張り付きます。ということはつまり、海に入るにはそれなりの格好というものがあるのです。
 先ほど波と戯れた三人は盛大に服を濡らしてしまったわけで、さっそくべたべたし始めてきたので、着替えが必要です。女の子はテントの中で、男の子は岩陰で、濡れてもいい服装にチェンジしました。濡れた服は袋につめつめ。帰ったら早めにお洗濯しましょうね。
 その「濡れてもいい服装」ですが、つくよは丈の長いキャミソール? ワンピース? で、にゃんは似てるけどちょっと丈が短いものに短パンあわせ。でんすけは褌で潔く。
「ジャパンだんじのみずあびといえばこれっす!」
 腕組みして仁王立ちなでんすけ、タイミングよくざっぱーんと泡を立てながら打ち寄せる波、たなびく褌。
「そうそう、じゃぱんではそうなんだよねー」
「でんすけ、かっこいいー!!」
 テンション高く盛り上がる三人をよそに、彼らを物理的に一歩引いた立場から眺めていた料理組は、ちまなりに引き締まったでんすけの身体(おもに臀部)に目を奪われていました。
「ふわぁー……さすがでんすけくん、むだのないからだなのですねぇ」
「ぼく、ジャパンうまれじゃなくてよかったなあ」
 しみじみと感嘆の声を漏らすことりとは異なり、かんたーが笑顔なのに遠い目をしているようなのは気になりますが。
 ちなみに、ことりは滝行もできちゃう行衣、かんたーは腰をひもで縛れるハーフパンツ(自作)を準備してあります。

●遊んで食べて
 一匹の貝がいました。二枚貝です。
 海なので貝がいてもまったくおかしくないのですが、勢いづいた波に乗って、砂浜のど真ん中に運ばれてきてしまったようです。砂の上では自由に動けないのが貝なので、次に強い波が来るか、他の何かが運んで海中に戻してくれるまで、じっと待ちの姿勢です。
 そしてこの貝は今、興味しんしんなちま達に囲まれていました。
「なんのかいっすかね」
「たべられる?」
「かんたーさんとことりさんならしってるんじゃないかな」
「でも、ふたりはおりょうりでいそがしそうだよ」
「そうっすね……」
 見たことがあるような、ないような。食用可能なら、とれたて新鮮ということでぜひ食べてみたいところ。見た目ではわからないのでおててでツンツンしてみますが、貝はじっとしているばかりで全然動きません。
 にゃんが試しにぺちぺち叩いてみても、つくよがひっくり返してみても、ダメ。
「じゃあこれでいきやしょう」
 でんすけが取り出したのは、先っぽが絶妙に曲がった、細くて短めの棒でした。貝は殻と殻の隙間が薄く開いているのですが、でんすけはその隙間にためらうことなく棒を差し込みました。
「おおー! かいじょうのじゅつ!」
 忍者の技、開錠の術を仕掛けたのです。
 ……錠ではないんですが、開くんでしょうか。
「あくかな? あくかな??」
 ドキドキしながら待つ、にゃんとつくよ。でんすけは指先に伝わってくる感覚を頼りにして棒を動かします。高度な技能を持つでんすけでも、さすがに貝を相手に開錠の術を試みるのは至難の業。根気のいる作業です。
 こうして日当たりのいい砂浜で、ちまが三人、頭を突き合わせていた、その時。とってもとってもいい匂いが、潮の香りにも負けずに、三人のお鼻に届きました。でんすけのおなかが、ぐーーーっ、とイイ音を立てました。

 赤銅色に煮込まれたソースから広がる香りは香辛料。
 小麦粉でできた麺を炒めたものからは、その際に回しかけられ共に炒められた醤の香り。
 同じ麺を茹でてスープに入れた、そのスープからは適度な塩味の予感。
「こっちからじゅんばんに、カレー、やきそば、それとラーメンですー」
 おなかの虫がぐーぐー鳴るちま達を前に、ことりが本日のメニューを紹介です。
「これってチャーメン?」
 焼きそばと紹介されたものを示して、にゃんが尋ねます。チャーメン――炒めた麺と書きますが、にゃん、ことり、つくよの故郷である華仙教大国の料理のことです。
 ことりいわく、元は炒麺だけど自分なりにアレンジを加えてあるとのこと。懐かしいのか、にゃんの目がどことなく嬉しそう。
『いただきます』
 みんな一緒に、おててを合わせてご挨拶です。
 でも。
「ちゃーめんにめんいがいの『ぐ』がない……たしかにあるいみただしいけど」
「こっちのラーメンもめんだけだよ」
 おはしを構えたにゃんの言葉に、同じく華仙教大国生まれのラーメンを取り皿に分けようとしていたつくよが付け加えます。
「……カレーがざらざらしていて、したにのこるっす」
 でんすけはスプーンを口にくわえたまま動きを止めてしまいました。
 ことりの腕前なら何も心配いらないと、逆に期待していたところもある面々は、何とも言えない表情になっていました。
 対して、ことりはニコニコ笑顔。
「うみのいえといったらこの3つだときいたちまですよぉー」
「うみのいえ??」
 海の家とは、海で遊ぶ人達のご飯どころと休憩所を兼ねた店舗のことだそうで、そこでは具のないラーメン、具のない焼きそば、粉っぽいカレーが、三種の神器のごとく標準仕様なんだとか。
 ことりが自信満々に教えてくれましたが、みんなは半信半疑。だって、おいしい方がいいじゃない。わざわざおいしくないように作らなくても。
 作ってもらった手前あまり言えない感じな三人に、さすがのことりも、あれっ? と思いました。
「……はぅ、なにかまちがってたみたいですぅ。ならっ、うみでおもいっきりあそぶのですぅー!」
「いやいやいや」
 エプロンを脱ぎ捨てて海に突撃しようとしたことりの首根っこを、かんたーがつかみました。
「しょくじがさきだよ。あたたかいうちにたべないとね」
 そう言って椅子がわりの流木にことりを座らせたかんたー。後ろから取り出したのはフライパンで、中の野菜とお肉を焼きそばの上に乗っけます。それからもうひとつフライパンを出して、こちらからも野菜をラーメンの上にオン。
「カレーはいったんなべにもどして、こなっぽさをなくすから、すこしまっていてくれるかな。ラーメンはのびちゃうから、さきにたべたほうがいいね」
 ちゃっちゃっと手際よく進めていくオカンに、ちま達はひとまず具が追加されたラーメンと焼きそばを頬張ります。

 はい、それではみなさん、もう一度。
『いっただっきまーす♪』
 おいしく調整されたカレーをはぐはぐ食べるちま達ですが、よく考えるとひとりで軽く数人前を食べています。食べた分のエネルギーは、この小さな体のどこに行っているのか。不思議です。
「あ、わすれてたっす。これってたべられるっすか?」
 そう言ってでんすけがみんなの前に出したのは、開錠の術でこじ開けた貝でした。
 貝はもはや敗北を悟っていて、中身を確認することも可能です。
「うーんと……はい、たべられるかいですねー」
「やこうか?」
「それならあたいがやくよ。ふたりはすわってやすんでてっ」
 この期に及んで、まだ料理が増えるようです。おなかの中にはどれだけの空間が広がっているのでしょうか。

●また遊ぶんだけども
 食事が終わると、お片づけと食休みを挟んで、のんびりタイムです。
 にゃんはテントの中でお昼寝、ことりとでんすけは海の家について語り合い、かんたーとつくよはそれぞれの方法で海に浮かんでいます。
「うん、快適だね」
 かんたーは、岸辺に鎮座していた大きめの流木と自分の体とを自慢の鞭でつなぐ、という荒技を使っていました。波に流されないように考えた結果のようです。
 一方つくよは、イルカの形をしたぬいぐるみケースにつかまることで浮かんでいました。
(そういえば、あの子は元気かなあ……)
 浮かびながら、かつての冒険譚を思い出していたのです。友達の友達がイルカさんだったのですが、ある日いなくなってしまったので、海の底まで手がかりがないか探しに行ったことがあるそうです。
(楽しくやってるといいなあ)
 ぷかぷか気持ちよくてぽわわわーとしています。波の音ってすごく落ち着くのです。時間がゆっくり過ぎていくのを感じます。
 と、なんか向こうの方で大きな影が横切ったような気がしました。お魚さんでしょうか? でもそれにしてはなんだか大きすぎるような――。
 今度はしっかり気をつけて見ていると、確かにすごい勢いで、水の中をつくよ目がけて突撃してくる大きな影がいました。
「ええええええ!?」
 影と目が合って、つくよはたまらず大声をあげていました。
「あぶない!」
 かんたーが叫びます。が、すぐには動けません。鞭がなかなかほどけないのです。早くほどこうと思えば思うほど、焦ってしまってうまくいきません。
 つくよはつくよで、ぬいぐるみケースを支えにバタバタと足で水を蹴りますが、全然前に進みません。水しぶきが立つばかりです。
 そうこうしている間にも、影はどんどん近づいてきます。これはまずいです!
「みじんがくれ!」
 爆発とともに、飛ぶように移動してきたのはでんすけでした。気が動転しているつくよをかかえ、影との距離を広げます。
 しかし影も諦めません。くるりと向きを変えたかと思うと、また突撃してきたではありませんか。
「にゃんにゃんとぉー!」
「ことりのぉー!」
 そこに、キリッとかわいらしい声が轟きます。
「「だぶるあたーっく!!」
 武闘家ちまふたりによる夢の共演、タイミングぴったり。背中合わせになりながら同時に空へ飛び上がり、高いところからの飛び蹴りです。
 この攻撃は直撃こそしませんでしたが、つくよを襲った不届きものは、衝撃で砂浜に吹き飛ばされ、なかば砂に埋れつつひっくり返ってしまいました。ちまの可愛いあんよでも、ふたりの力を合わせればそれなりの威力を生んだようです。
 不届きものをぐるりと囲み、その正体を確かめようとのぞき込むちま達。あれ、なんか見たことあるぞ。みんながみんな、そう思いました。
「もしかして、かめさんっすか?」
 でんすけが問いかけると、その生き物はおてて代わりのヒレをパタパタ。どうやら海亀さんのようです。
「いっしょにあそびたかっただけなんじゃないか?」
「「!?」」
 自分だって危ないなんて騒いだくせに、涼しい顔してかんたーが言うので、にゃんとことりが青ざめてしまいました。ひっくり返っている海亀さんを、大慌てで元に戻します。
 そうしてようやくちゃんとご対面できたわけですが、海亀さんは案外けろっとしていました。ひっくり返っただけで、特にどこもケガしていない様子。パタパタと動くヒレが、びっくりさせてごめんねと言っているように思えました。こっちもごめんね、とみんなで順番に握手をしました。

 誤解も解けて、みんなと亀さんはすぐに仲良しになりました。今は亀さんが後ろ足で掘ってくれる砂で、お城を建設中です。
 土台の石垣から始まり、石垣の淵をぐるりと囲む城壁。城門からは城下町へと続く道が伸びているという本格派っぷりです。城下町らしき凹凸ももちろん完備。門の内側にはお城本体だけでなく、庭にあずまやも見えます。
「このおしろのあるじのざはもらったー!!」
 突然、丈夫な石垣に飛びついて、にゃんが宣言しました。これだけ立派なお城ですから、ついつい無い胸をはりたくなったのです。
 にゃんは早い者勝ちを狙ったようですが、しかし、はいそうですか、と素直に受容してくれるちま達ではありません。
「おひめさまか、じょおうさまってことだよね? いいなあ、あたいもなりたーい!」
「じゃあぼくは、おしろをじぶんのものにしようとする、わるいまほうつかいにでもなろうかな」
「こうじょうせんっすか。うでがなりやすね」
「あははっ、みんなノリノリなのですぅ。わたしはあやつられておしろまであんないする村人Aにするのですよー」
 もっと面白くなるチャンスをみすみす逃すはずがなく、ライバルやお邪魔キャラとなることを順番に、そして声高に宣言していきます。
「むむむ……まけないよー。まじかる☆にゃんにゃんはむてきなのだー!」
 サッとまじかるステッキを取り出し掲げるにゃん。魔法の言葉を唱えながらステッキを振れば、まじかる☆にゃんにゃんに変身です。魔法少女には欠かせないマスコットの立ち位置に亀さんを据えて、お城を狙う悪の魔法使い達と戦います!

●「さよなら」じゃなくて
 きれいな夕陽が海の端っこに見えてきました。そろそろお迎えの馬車が来る頃です。お片づけをしなくてはいけません。仲良くなった亀さんともさよならをする時間です。
 ちま達はみんな、肩どころかからだ全身で息をしています。こんなに力を出し切ったのはどれくらいぶりだろう、と誰かが言いました。砂浜に残る多くのえぐったような跡や穴が、壮絶な戦いを物語っています。結局、お城はみんなで作った、みんなのもの。全員が主におさまることで、事態は収束を見せたのでした。
「たのしかった?」
 ぐったりしていた亀さんに、つくよが話しかけます。亀さんは首をもたげると、ヒレをぱたぱた動かしました。
「よかったー♪」
 つくよの胸が、ほんわりあったかくなりました。亀さんとはもうすっかり友達になっていたのです。
「さあみんな、かえるじゅんびをしよう」
 いち早くたちあがったのはかんたーでした。テキパキとテントを畳んでいきます。
 お料理セットはあらかた片付けてありますが、馬車が通る道のそばまで運んでおかなくてはなりません。他のちま達も起き上がり、複数人でひとつのものを順番に運んでいきます。
 その光景を、亀さんは波に浸食されつつあるお城の隣でじっと眺めていました。
 向こうのほうからお馬さんの足音が聞こえてきます。お迎えが来たようです。みんなで、亀さんのほうに向き直りました。
「かめさん、あたいたちもたのしかったよ!」
「つぎはもっとおおきなおしろをつくろうね!」
「かめさんにもおいしいごはんをつくってあげるのですぅー」
「それまでげんきにしててくれよ」
「また会いやしょう!」
 今日で終わりじゃない。次がある。だから、さよならは言いません。
 またみんなで遊ぼうね。そう言うかわりに亀さんはヒレを振って応えます。ちま達も荷台に乗る前にもう一度、振り返って手を振りました。
 ちま達と亀さんは、絶対の再会を約束するご挨拶をしたのです。きっと近いうちに、「また」が訪れますように。





━DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━

●今回の参加者

ea0547 野村 小鳥(26歳・♀・武道家・人間・華仙教大国)
ea4744 以心 伝助(33歳・♂・忍者・人間・ジャパン)
ea5283 カンター・フスク(25歳・♂・ファイター・エルフ・ロシア王国)
ea8989 王 娘(18歳・♀・武道家・ハーフエルフ・華仙教大国)
eb3600 明王院 月与(19歳・♀・ファイター・人間・華仙教大国)

●ライターより
言の羽です。ご依頼ありがとうございました!
久しぶりにちまを書けて、とても楽しかったです。
これからもどうぞ素敵なちまライフをお過ごしください♪
アクアPCパーティノベル -
言の羽 クリエイターズルームへ
Asura Fantasy Online
2014年09月29日

投票はログイン後にできます。

ログインはこちら












©Frontier Works Inc. All Rights Reserved.