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『花は桜木、花より団子? 』
シグリッド=リンドベリjb5318)&矢野 胡桃ja2617)&矢野 古代jb1679)&華桜りりかjb6883)&ゼロ=シュバイツァーjb7501


 ここは桜の名所――と言われる有名スポットからは少し離れた、知る人ぞ知る穴場。
 山の中腹へと続く道なき道をかきわけて、辿った先の小さな広場に、一本の大きな山桜が立っていた。
 周りには他に大きな木はなく、陽の光がさんさんと降り注いでいる。
 周囲にはタンポポやスミレが咲き乱れ、ちょっとした花畑になっていた。

「今がちょうど見頃なのですよー」
 皆を案内して来たシグリッド=リンドベリ(jb5318)が、弾む息を整えながら空を仰ぐ。
 真っ青な空を背景に、ほんのりと淡く色付いた花が目に眩しい。
 視界の全てが埋め尽くされるほどに、多くの花が零れる様に咲き誇っていた。
「これは…ひと差し舞いたくなるほど見事な桜なの」
 華桜りりか(jb6883)は、魅入られた様にうっとりと目を細める。
「ほう、これは立派な枝ぶりだ」
 矢野 古代(jb1679)は空を覆う様に咲き誇る花よりも、それを支える幹の方に関心を寄せている様だ。
 横にも縦にも同じくらいに広がった幹は黒々として、木肌はゴツゴツと無骨に盛り上がり、コブが出来、ねじ曲がり、穴が開き、所々で折れてさえいる。
 その姿はまるで、背中の曲がった皺くちゃ老婆の様だ。
 けれど、美しい。
「歳を経た桜だけが持つ、独特の美しさだな」
 この桜は、ここに腰を据えて何百年になるのだろう。
 せいぜい百年ほどの寿命と言われるソメイヨシノには出せない味だ。
「まあ、あれも華やかで悪くはないが」
「どの桜にも、それぞれの良さがあるの……」
 りりかがかざした掌に、一枚の花弁がはらりと舞い降りる。
 かつぎにも、春の装いをした細い肩にも。
 山桜は大抵が、人の手で植えられたものではない。
 種が鳥に運ばれた先で芽を出し、その場所が生育に適していればそのまま成長し、そうでなければ枯れてしまう。
「この場所は、きっと居心地が良かったの」
 だからこんなに大きくなって、見事な花を咲かせるようになったのだろう。
 出会えた事に感謝をしつつ、今日は一日この木の下で。

「よろしくお願いします、なの」
 ぺこりと頭を下げて、りりかは木の根元から少し離れた場所にゴザを広げた。
「桜さんの為には、この方が良いと思うの、です」
 ビニールシートは空気を通さない。
 花見の間の僅かな時間とは言え、根元をそれで覆ってしまっては桜も息苦しいだろう。
 それに、根元の土を固めてしまわないように、なるべく幹から離れた場所に。
「木の本体は根っこですからねー」
 シグリッドが頷く。
 木にとっての土は、人にとっての布団の様なもの。
「お布団はふかふかで軽い方が良いのです」
 重すぎる布団では息苦しくて眠れないし、暖かくもない。
 その上から猫に乗られでもしたら――まあ、幸せそうではあるけれど、重くて寝返りも打てないだろう。
 桜の場合は人の重さがそれに当たると考えれば、あまり根元の近くに座るのはよろしくなさそうだ。
「せっかく綺麗な花を見せて貰うんですから、礼儀は必要ですよね」
 大丈夫、少しくらい離れても、まだまだ花は頭の上から降る様に覆い被さって来る。
 伸びた枝の直径を測ったら、10mくらいはあるだろうか。
 こんもりと丸く盛り上がった樹形は、薄紅色の巨大なブロッコリーの様にも見えた。
「それともピンクの綿菓子?」
 矢野 胡桃(ja2617)は色気より食い気、花より団子、しかもお菓子専門である。
 年頃の娘としてそれはどうなのか、古代パパならずとも少々心配になるけれど、本人は涼しい顔で重箱を取り出した。
 中にはぎっしり、桜の葉に包まれたピンク色の和菓子が並んでいる。
「ん、モモは桜餅作って来たのか……手間じゃなかった?」
「え? 全然っ! お菓子は作るの楽しいし、好きっ」
 それに得意だしね、作るのも食べるのも!
 大丈夫、激甘なハズレなんかないよ、一個くらいしか。
 と言うか多分、胡桃さん的にはアタリですよねそれ。
「あたしも色々、作って来たの……」
 りりかは勿論、チョコ系スイーツ担当だ。
 桜の花弁型をした生チョコにガトーショコラ、ザッハトルテにチョコタルト。
 お弁当?
「人には得意ふ得意があるの……」
 と言うより、りりかはやる気がそのまま出来映えに現れてしまうタイプらしい。
 チョコに対する愛と情熱は誰にも負けないけれど、他の事は……うん。
「大丈夫、父さんが皆の分も作って来てくれたよ!」
 行楽弁当の定番、甘い卵焼きに冷めても美味しい鶏の唐揚げ、タコさんウィンナー、アスパラガスの肉巻きに、ハンバーグ、ほうれん草の胡麻和え、ポテトサラダに、その他色々。
「花見と聞いて三時起きで頑張りました。あ、ごはん系はシグリッドさんにお任せしましたので」
「はい、任されたのです(きりっ」
 巻き寿司どーん!
 厚焼き玉子やえび、キュウリ、かんぴょう等の具を、桜でんぶでピンクに染めた酢飯で巻いてみました。
「あと太巻き祭り寿司にも挑戦してみたのです」
 それは太巻き寿司の断面に具材で作った絵や文字が出る、目にも楽しい千葉の郷土料理だ。
 言ってみれば金太郎飴の巻き寿司版の様なものか。
「これが桜の花、こっちはチューリップ、これはねこさんの顔なのですよー」
 指差したそれは、淡い黄色をした何となく猫の顔型っぽい形の中に、甘辛く煮付けたゴボウの目と、桜でんぶの鼻、かんぴょうの口、海苔で作ったヒゲが付いている、ように、見えなくもない。
「うん、そうは見えないかもしれません、けど」
 伝統の絵柄は巻き方のレシピもあるが、その通りにやってもなかなか上手くいかないもの。
 巻いた時にちゃんと形になるように具材を並べて行くのは、けっこう難しいのだ。
 ましてや自分で新しい形を創作するとなれば、ひたすら試行錯誤するしかない。
 それでも、重箱に並んだ色とりどりの巻き寿司を覗き込んだ門木章治(jz0029)は素直に感心していた。
「……へえ、すごいな……」
 この巻き寿司も、桜餅も、彩りよく詰められた弁当のおかずも、桜のチョコも。
 食べてしまえばそれまでだし、どんな形にしようと味に変わりはないのに。
 それでも見た目を美しく、食べる人を少しでも楽しませようとする、この心遣い。
 人間の文化には色々と興味深いものが多いが、中でも食文化はその最たるものだろう。
「……なんだか、食べるのが勿体ない気もする、な」
「でも、食べてくれないと困るのですよ?」
 美味しく食べてもらう為に、昨日から二日がかりで頑張ったのだから。

 ところで、この場所は知る人ぞ知る花見スポット。
 お陰で花見客は彼等の他には誰もいない。
 誰かの下手なカラオケも聞こえず、酔っ払って奇声を発する迷惑な人もいない。
 聞こえるのは枝を飛び交う小鳥の声ばかり。
 ライトアップ用の電球も、提灯も、沿道に並ぶ屋台もない。

 いや、訂正。
 屋台はあった。
 ゼロ=シュバイツァー(jb7501)の、神のたこ焼き屋台が。
「ゼロおにーさん、それどこから持って来たのです…?」
 と言うよりも、どうやって。
 この場所は車が入れないのは勿論、道らしい道もないのに。
 たこ焼きセットとハンディコンロ程度を持参するならわかる。
 でもこれって、せめて軽トラでもないと運べないんじゃ……?
「シグリッドさん」
 ぽむ、目を丸くするシグリッドの肩を、古代が軽く叩いた。
「考えちゃいけない。いや、考えてもみろ。相手はゼロだぞ?」
 普通のモノサシで計ってはいけない。
 計りたくても計れない。
「ああ、そうでしたね…ゼロおにーさんは、ゼロおにーさんだったのです…」
 ゼロさんなら仕方ない。
 だってゼロさんですもの。
「ほーれ、出来たてのアッツアツや!」
 舟形トレイにたこ焼きを盛って、紅ショウガに鰹節、青のりにソースをかけて、お好みでマヨネーズその他何でもぶちこんで。
「あ、ぼくは遠慮しておくのです」
「あたしも、なの」
「右腕、言わなくてもわかるわね?」
 人気ないな、神のたこ焼き!
「だってゼロおにーさん、中に絶対何か仕込んでるのです…!」
「え? そらもう当然やろ?」
 ゼロさんですからいろいろ有りますよね?
 寧ろ何故普通のたこ焼きが出て来ると思うのか。
「ロシアンたこ焼き、楽しみやな!」
 悪い顔である。
 とてもとても悪い顔である。
「心配いらんて、毒は入ってへんし」
 ちゃんと一般的に人の食事として供される、ごく普通の食材しか使ってませんよ?
 ただちょっと、量とか組み合わせとかに難があるかなーっていうくらいで、ね?
 ミカンの缶詰とか、豆板醤とか、プチトマトとか、ニンニクとか、ゴーヤとか。
 甘い物がお好きなら、チョコやマシュマロ入りもありますよー?
「ほーら、これも立派なスイーツやで、へーか!」
「右腕、それ違う。絶対違う」
 ソースかかってる時点で完璧に違うな?
「まあ、あれやな。違っていようが何だろうが、へーかとりんりんにはねじ込みますよね」
 決まってるやないですか、当たり前でしょう?
「ゼロおにーさん、無理強いは良くないのですよ…!」
「ん? 何やシグ坊、俺と遊びたいんか!」
「言ってない、言ってないのです…!」
「そうかそうか、気付かんかったわ! そら悪いことしたなぁ!」
「いいえ! ぜんっぜん悪くないのです! ぼくの事はどうぞお構いなく…!」
 お花見は静かに花を愛でるものですから!
 コースターでぶっちぎるものじゃありませんから!
 違うって言ってるのにぃぃぃ!
「そーらシグ坊、高い高いー!」
 こうしてシグリッドは、お空の星になったのです。

「大丈夫、心配ない。そのうち帰って来るから」
 胡桃さんは花より団子、桜餅。
「お花は正直どうでげふんげふん、ほ、ほら、せっかく作った桜餅が固くなっちゃうといけないし、ね!」
 さあさあ、どうぞー。
 隙あらばねじ込もうとする危険な右腕は、シグリッドさんがその身を挺して引き受けてくれました。
「後で骨は拾ってあげるわ、ね」
 じゃなくて。
「大丈夫、ちゃんとシグリッドさんの分は残しといてあげる」
 右腕の分?
「知らないわ、そんなの」
「まあ、ゼロは酒さえあれば問題ないだろうからな」
 そう言って、古代は桜餅の重箱を門木の前に差し出した。
「まずはおひとつ。自慢じゃないが、美味いぞ」
 古代もまだ食べてはいないが、食べなくてもわかる。
「お菓子作りの腕は確かだからな、うちの娘は」
 料理はともかく、お菓子だけは……というのは呑み込んで。
「……ん、いただきます」
 でも、これは門木の知っている桜餅とは何か違う、ような?
「そうね、桜餅って言っても、地方によって色々あるみたいだから」
 解説は任せろと、胡桃さん。
「これは道明寺っていう、関西に多いタイプ。先生が知ってるのは、関東の長命寺ね」
 どちらも桜の葉が巻いてあるのは同じだが、餡を包む皮の材料も包み方も違う。
「道明寺は餅米だし、形も大福みたいだし、餅っぽいのはこっちの方?」
 関東の長命寺は巻いてあるだけで、材料も小麦粉メインだし。
 因みにどちらも葉っぱごと食べると塩味が効いて良い塩梅になるらしい、けれど。
「そこはお好みで、かしら」
 もうひとつ豆知識として、この葉っぱは全て大島桜という品種の葉だ。
 あ、間違ってもそこらへんにあるソメイヨシノの葉っぱは食べないようにね?
 あれを食べるのは毛虫くらいなものだし、殺虫剤とか付いてるから。
「これは食用に栽培しているものだから、大丈夫」
「……そうか、これは食べられるのか……」
「あ、もしかして今まで食べてなかった?」
 胡桃に訊かれ、門木はこくりと頷く。
「……じゃあ、柏餅の葉は?」
「食べない」
「……笹団子は?」
「だめ」
「……柿の葉寿司は?」
「美味しいと思う?」
 ですよねー。
 で、どうよ? 美味しい?
「……甘い」
「当たり、ね。先生は運が良いわ」
 一個しかないそれを引き当てるなんて、ツイてるじゃない。
 しかし、そこにりりかの声が。
「あの、胡桃さん。これも……とても甘いの、です」
「え」
 そんな筈は。
「モモ、これも甘い」
 と言うか、この桜の葉、塩漬けではなく砂糖漬けなのでは。
「うん、そうだけど?」
「え」
「だって、塩より砂糖の方が美味しいもん」
「え」
「だから、塩より砂糖の方が」
 大事な事だから二度言った。
 なのに……ねえみんな、どうしてそんな微妙な顔してるの?
「モモ、何か変なこと言った?」
「いや、うん。その、なんだ」
 おかしい、モモには精一杯の愛情を注いで美味しいものを食べさせてきた筈なのに。
 それでもまだ、愛が足りなかったのか。
 父の食育は一体どこで間違ってしまったのだろう。
「モモ、父さんが悪かった」
「え」
 なんで、どうして。
「んと、あの……えと、これも甘くて美味しいの……ですよ?」
 ですよねー。
「なのになんで、父さんも門木先生も変な顔してるきゅぃ?」
 そんな顔してると、mgmgするよ?
 してなくてもするよ?
 もうしてるけど!

 やがて、桜の下には平和が戻って来た。
「花見といえばお酒ですよね!!! ささ、かどきっつぁんも遠慮せんで、まずは一献!」
 ゼロは花見酒にご満悦、門木と差し向かいで杯を傾ける。
「古代さんも、ぐいっと行こうや、ぐいっと!」
「いや、俺は遠慮しておこう」
「なんや珍しい、あれか、肝機能の数値が気になるお年頃っちゅうやつか」
「そこまでの歳じゃないぞ」
 と言うか多分、撃退士なら肝機能も超人的だな?
「なら呑まんかい、花見は呑んでナンボやろ!」
 え、ほんとに呑まないの?
 せっかく樽で担いで来たのにー。
「大人三人で酔い潰れるわけにはいかんだろう」
 まあ、ザル天魔のゼロさんは大丈夫だろうけど。
 門木も一応は天使だし、酔ったところを見た事がないし、大丈夫な気もする。
 だがしかし、ここは引率者としての責任というものがあるのだ。
「うん、立場的には門木先生が適任なんだろうけど」
 でも今イチ頼りないと言うか危なっかしいと言うかげふん。
 やはりここは自分がしっかりしなければという使命感に駆られる古代さんなのであります。

 一方、ゼロから解放されたシグリッドは、フラフラになりながらも門木の隣で桜の花を見上げていた。
「きれいですねー、ぼく、桜の花大好きなのです」
 生まれ育った北海道では、ちょうど誕生日の頃に桜が散り始める。
 そのせいか、シグリッドは桜が大好きだった。
「……誕生日?」
「はい、5月なのですよー、5月26日です」
 覚えた?
 もう一回言おうか?
 あっ、別にプレゼントくださいとか、パーティしたいとか、そんな……!
「……わかった、覚えておく」
「えへへー、嬉しいのですー」
 シグくん、今日はなんだか浮かれてる。
「ぼくは団子より花と章治おにーさんなのですよー」
 大好きな花がきれいに満開で、大好きな人が傍にいて。
 これでご機嫌にならずして何とする。
「幸せなのですー」
 あ、そうそう、皆で写真も撮らないと。
 デジカメを手に桜の幹を仰ぐシグリッド、しかしその目に飛び込んで来たのは――

「モモ、なぜそこで登るのか」
「え、だって」
 胡桃さん、下から見上げる桜はあまり得意ではないと仰せです。
 流石は陛下、やはり上から見下ろすのが性に合っているご様子。
 しかし、だからと言って木登りはどうかと。
「大丈夫、得意だし」
 でもほら、スカートですし。
「えっ、あのっ、ぼ、ぼくは何も見てないのですよっ!?」
 ほら、思わぬところで犠牲者が。
 それとも眼福と言うべきか。
「ほう、なんやかんや言うてシグ坊もやっぱり男の子やな〜」
「ち、ちがいます、喜んでなんかいないのです…!」
 と言うか胡桃さん、確か悪魔ハーフだった筈。
 木に登るより、飛んだ方がよく見えるのでは?
「あ、そうね。忘れてたわ」
「へーか、飛べるんか!」
「失礼ね右腕、ちゃんと飛べるわ、よ」
 多分。浮かぶくらいなら――ほら。
「あ。上からだとまた少し違う」
「どんな風に見えるの、です?」
 春の陽気と桜の香りに包まれて、うとうとしかかっていたりりかが顔を上げる。
 ――と。
「……見るか?」
 ひょい。
 門木がその体を軽々と抱き上げて、飛んだ。
「え、あ、はわ……っ」
「……大丈夫だ、大事な妹を落としたりは、しない」
 それに、これくらいならちゃんと飛べるから。
「はい、なの」
 こくりと頷いたりりかは門木の襟首をぎゅっと掴み、そっと下を見た。
 眼下に広がるふわふわの絨毯。
「あ……ピンクの雲みたい、なの……」
 その様子を、ちょっと羨ましそうに見上げているシグリッド。
 いや、自分も上から見てみたいなーって思っただけで、別にあれです、姫抱っこが羨ましいとか、そんなんじゃないのです。
 その心中を察したゼロが、実に爽やかな笑顔で親切の叩き売り。
「よぉし、シグ坊は俺が運んだる!」
 がしっ!
 お代はいらない、全部まとめて持ってけドロボー!
「え、ちょ、ゼロおにーうわあぁぁぁ」
 誰がゼロコースターアゲインぷりーずって言いましたかあぁぁぁ!!
「うん、やっぱり綿菓子ね」
 陛下の感想は、やはりそっち系でしたか。
「父さん、父さんも見る? モモが抱っこしてあげるよ! お姫様抱っこ!」
「いや、流石にそれは」
 両腕を広げてウェルカムな胡桃に向かって、古代はぶんぶんと首を振る。
「遠慮しなくて良いんだよ? モモと父さんの仲じゃない!」
 それとも何?
 モモの抱っこが受けられないとでmgmg。




 そんな愉快な仲間達を、桜は黙って見守っていた。
 ちょっと騒々しいけれど、また来年も来るというなら――

 頑張って、また見事に花を咲かせてみようか。



━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【jb5318/シグリッド=リンドベリ】
【ja2617/矢野 胡桃】
【jb1679/矢野 古代】
【jb6883/華桜りりか】
【jb7501/ゼロ=シュバイツァー】
【jz0029/門木章治】


ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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お世話になっております、STANZAです。
いつもありがとうございます。

今や日本の桜と言えばソメイヨシノといった感がありますが、歳月を経た山桜の素朴な美しさも捨てがたいと思うのです。
公園や都市部の桜と違って簡単には会えないプレミア感や、自分だけの独り占め感もまた良し。

後は、えー、あれです。
撃退士ですから、か弱いお嬢さんにも逆抱っこは余裕じゃないかなって……絵面はともかく(こくり

というわけで、静かな山での静かな(?)お花見、お楽しみ頂ければ幸いです。
MVパーティノベル -
STANZA クリエイターズルームへ
エリュシオン
2015年04月15日

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