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『アスの一番長い日(中) 』
アンドレアス・ラーセン(ga6523)&空閑 ハバキ(ga5172)&フォル=アヴィン(ga6258)&不知火真琴(ga7201)&神撫(gb0167)



11 YEARS AGO
Lubyanka
Moscow/Russia

「来月から、私はここを離れることになってね」
「はっ、閣下のお顔を拝見出来なくなるのは残念です」
「追従はいいよ」
 視線を正面に向けたまま、型通りの愛想を見せたところで、上官は貼り付けたような笑顔と手でそれを制した。
 何でも、プチロフに移るらしい。例の「先進戦闘システム計画」の一環のようで、また余計な事を聞かされた。迷惑な話だ。
 端的に言うと、計画は上手く行っていない。
 ミグを地上車両としても使えるようにする、という間抜けな計画は思ったより進展していて、どうやら今度はロボットへの変形を目指しているらしい。
 出来の悪いSFアニメのような発想は、例の「資産」から何か当たりをつけたのだろうか。確実にこの上官の発想ではないし、陸軍にも空軍にもそんなドクトリンは無い。
 問題はパイロットの育成らしい。
 ――育成、と言って良いものかどうか。
 聞いてもいないのに勝手に喋る上官の話と、自分が独自に調査した話を総合するに、どうやら専門の兵士を「作ろうと」しているらしい。
 訓練で鍛えるのではなく、文字通り「作ろうと」している。
 具体的に、何をどうしようとしているのか、ロベルトの調査でも、そこから先は高くて厚い壁に阻まれ、覗き見ることは叶っていない。
「例の計画のお膝元で、専任することになってね。我々地球人類の命運を担うことになる。名誉なことだよ」
 思ってもいないであろう建前を聞かされる。人類の命運を担うということは、つまり際限なく予算がつぎ込まれ、美味しいということだ。
 ロベルトは、知らなくて良いことは知らないようにしている。余計な知識は、自分を窮地に追い込むトリガーになると知っている。
 阻まれた高い壁は、自分が「資産」を切り離し手を引く判断をするのに充分な根拠だ。
 そこから先は、単純に知識欲を満たすだけのものだ。しかし、「知らなくて良いことは知らない」という信念を曲げても良いかと血迷う程度には、この上官は妙な計画を推進している。
 それも、露見したら国が根幹を揺るがされる、とびきりのやつを。
「資産は引き続き、使わせてもらうよ。君の伝手なのに、申し訳ないね」
「いえ閣下、もう私には必要のないものです」
 答えつつ、次の手をどうすべきか考える。
 まずは、高い壁をどう超えるか、算段をつけるべきだろう。
 それも早急に。
 壁の向こうで見えた景色によっては、ルビャンカから離れることも考えなくてはならないのだから。
 傾く船にいつまでも縋っている趣味は、ロベルトには無い。



2016/04/04 19:02
Medical room/SIS Headquarters
Vauxhall/England

 一時間ほど前。
 救護室のベッドの上の松沼は、横になったまま目だけ開けた。
 人の気配がしないのを確かめるため、視線だけ動かして部屋を見る。誰もいない。
 左手を動かして、ゆっくり握り、またゆっくり開く。手が動くのを確認してから、上体を起こす。
 痛みは残っているが、動けないほどではない。こんな時ばかりは、松沼は自分の体に感謝した。
 腕に刺さっている幾つかのチューブを引き抜く。
 脱がされていた服は、丁寧に畳まれベッドの横の籠に入っていた。起き上がって、着替え始める。
 シャツに、事故の時のものか血が残っている。だが手術着でいるよりよほどマシだろう。どこかで上着を拝借して羽織り、誤魔化すことにする。
 ホテルでの襲撃と、昼間の高速道路と、居場所が割れて本格的に狙われているのは明らかだった。
 頼みであったアスら能力者も、一緒に襲われるのでは無意味だと悟った。これは本格的に、どこかに身を隠さないとならない。
 こんなところで、いつまでも寝ている訳にはいかないのだ。
 服を身に付け、救護室の扉に手を掛ける。
 ドアの向こうに気配はない。
 少しだけドアを開け覗き見ると、廊下はしんと静まっている。
 ここに連れて来られた時は、ヘリからストレッチャーごとだった。出入り口は判らず、闇雲に歩くしかない。
 意を決して廊下に出ると、松沼はなるべく灯りがないほうへ歩いた。誰かに見つかるのは避けたい。それから、非常口があるだろうと期待している。
 だが、期待はすぐかき消された。廊下を出てすぐの角の向こうから足音が聞こえ、松沼の心臓は跳ね上がった。
 足を止めて、部屋に戻るべきか、誤魔化すべきか決めかねているうちに、角の向こうから看護服を着た男が現れる。
「松沼さん、もう動けるんですか?」
 目が合うやいなや声を掛けられ、応えに窮する。ええ、とかまぁ、とか口篭っているうちに、男は一歩踏み出して、松沼に顔を寄せた。心臓が、また大きく跳ね上がり、冷や汗が伝う。出会ってはいけない男だったと、松沼は確信出来た。
「なら、一緒に来てもらおう。被験体666号」



2016/04/04 22:35
Copenhagen/Region Hovedstaden
Danmark

 車から降りて、後ろ手に扉を閉める。思ったより大きな音が立って、フォルは少しどきりとした。
 思わずぐるりを周囲を窺って、何も変わった動きが無いのを確かめる。確かめて安心すると、愚痴ともつかない思いが出てきた。
(……まったく)
 友人は妙なことによく巻き込まれることだ、と思う。巻き込まれていたのは戦中だった筈で、もうあれからしばらく経っているのだが、やはり元来の体質なのだろうか。
 ……いや。
 あの青臭い性格が災いしていることは、フォルもよく知っていた。
 大方、関わらなくていい事に、例の性格から首を突っ込んで抜けだせなくなったに違いない。
 数時間前に取った神撫からの久々の電話は、旧交を温める隙すら無かった。曰く、真琴が囚われアスが脅迫されている。経緯はよくわからなかった。
 まぁ、経緯などは些末な問題だろう。重要なのは、友人に害意のある人物が、友人の家から友人に舐めた電話を掛けてきた、という事実だ。
 人通りのない道を渡って、アスの自宅の敷地へ入る。電気は消えていた。家人はみんな出掛けている、とさっきの電話では言っていた。つまり、今ここに誰か居るなら、それは問答無用で不審者となる。
 玄関に真っ直ぐ向かうのは憚られて、ぐるりと建物を一周する。時折窓から室内の様子を伺うが、誰か居る気配は今のところ無い。
 一周して、玄関に戻ってきた。ここまで来て、鍵も無い自分には室内に入る手段が無いことに気が付く。裏口だとかどこかの窓だとか、どこか開いているか確かめながら動けば良かったが、後の祭り。
 少し逡巡してから、意を決してドアノブに手を掛ける。
 手に、少し力を込める。
(……え?)
 ノブはあっさり動いて、ドアが少しだけ開いた。
 ――ああ、友人の巻き込まれ体質も極まったと思う。全部終わって顔を合わせたら、引っ越しを勧めよう。
「おじゃまします……」
 何となく、小さく呟いて、室内に踏み込む。
 懐から取り出したペンライトを点けて、暗い室内を照らす。
 所帯持ちの割には、モノが散乱していて汚い。と思ってから、違和感に気がついた。
「なるほど」
 誰に言うとでもなく呟く。リビングのテーブルに、別の場所にあったであろう電話が乱雑に引っ張られていた。
 どこから持ってきたのか、公共料金の請求書の類が散らばっていて、開きっぱなしの引き出しから点々と小物が転がっている。
 電話の横には、家人全員分の身分が判る書類を掻き集めたらしい山が出来ていて、フォルは背筋が寒くなった。
 リビングから離れて他の部屋へ向かうと、誰も居ない。居ないが、どの部屋も念入りに荒らされている。まるで空き巣だ。
「もう必要な情報は頂いた後、って事かな」
 また小さく呟く。
 家人は無事だが、今後の無事は保証されていない、ということだろう。
 神撫に連絡を取ろうとして、アスと同行すると言っていたことを思い出す。少し考えてから、フォルはさっき教えられたばかりのエドワードの番号を呼び出した。



2016/04/04 22:58
Other Apartment
Podolsk/Russia

 借り物のナイトビジョンを外すと、アスは隣に身を乗り出すハバキにそれを押し付けた。
 それから、身を隠すようにまた建物の陰に入る。
「どうだった?」
 神撫が促して、アスはすぐには答えず、コートの下からエネルギーガンを取り出す。見たことのある銃だ、と神撫は思った。
「小銃ぶら下げた歩哨は、普通のマンションには居ないよね」
「案外正確な情報なんだな。……まぁ、知ってたけど」
 アスの代わりに、建物の陰に戻ったハバキが答えた。神撫の口から、何となく他人事のような感想が口を突いて出る。
「別に帰ってもいいぞ」
 銃のチェックを続けながら、神撫の言葉をアスが聞きつけた。神撫は関係無いんだ、と言い募る前に、「今更」と制される。当の神撫も、用意していた刀身の長い剣を取り出していた。見たことのある剣だ、とアスは思った。
「ちゃちゃっと終わらせないとね。KVも手配してるし」
「KV?」
 始まってしまった戦闘を少しでも止められるならそうするだろう、とハバキは確信していて、ハバキならそうしてくれるだろう、とアスも理解していた。神撫だけ、この展開は予期していなかった。敵地の真ん中から、どうやってKVに乗り込むのか。
「アニーが持ってくることになってる」
 事も無げにアスが言って、神撫はなるほど自分がアスの自宅に人を遣るようあちこち連絡している間に、そういう算段をしていたのか、と理解して、理解した直後疑問が湧いた。
「……アニーが?」
「何だよ、KV乗れるだろアニー」
 アスの言葉は、神撫の疑問には答えていない。代わりにハバキが、察したのか少しだけいたずらっぽく言う。
「軍属だからね、勝手なことしちゃマズいよね、……不名誉除隊?」
 途端に、アスの顔色に狼狽が乗る。
「マジか……すまん俺そこまで――」
 謝るアスを、神撫が笑って制した。
「いいよ、それならそれで、二年分の踏ん切りがつく」
 そう言って、物陰から飛び出せる位置につく神撫を、ハバキは「頼むよ前衛!」と、ニコニコしながら背中を一つ叩く。
 空気をまだ掴めていないアスは、微妙な疎外感を誤魔化すように、フラッシュバンのピンを抜いて建物の向こうへと投げた。

 炸裂音を聞いて、真琴は席を立った。
 小さなワンルームの窓に近づくが、外に変わった様子は無い。大きな物音も無いが、ドアの向こうはざわめいている。
 ここへ連れられて数時間。
 真琴は、松沼との捕虜交換の要員だったらしい。だが、状況が変わったらしく、女をどうするだの、無駄足を踏んだだの、ドアの向こうで騒ぐのは聞いていた。
 そして今、何が起こっているのかは判らないが、また状況が動いている。
「すみません、何かあったんですか?」
 ドアの外の見張りに声を掛ける。能力者が何人か居たのは判っているけれど、ドアの向こうの見張りがそれかは判らない。
「なんでもない、静かにしてろ」
 想定通りの返事。真琴は一度決心するように頷いてから、物音を立てないように部屋の椅子とテーブルを、ドア近くの手が届く位置へ動かす。それから、息を一度大きく吸い込む。
「ちょっ、何? 誰?!」
 言いながら、動かした椅子とテーブルを乱雑に倒す。それから素早く、ドアの横に移動する。
「おい何して――」
 二十秒で思いついた即興のプランは思いの外上手くいった。あっさりドアは開いて、入ってきた見張り役は真琴の当て身で気を失った。
 直後に、散発的に発砲音が聞こえ始めて、真琴は持ってきたハンドバッグだけ抱えて部屋を出た。
 廊下に出たところで、男と目が合う。
 咄嗟に真琴はしゃがみこんで、駆け寄る男の足を払った。頭から壁に突っ込む派手な音が響いて、真琴は駆け出す。視線の先、階段の踊り場に、もう一人敵の姿を認めていた。

「女が逃げたぞ!」
 丁度階段の二階上くらいから声がして、ハバキはそちらへ一度顔を向けた。それから神撫と目を合わせて頷いてから、階段へ向けて飛び出す。
 二人の後ろから、アスが援護のために身を乗り出す。階段へ向かう廊下に数発牽制をしたところで、道路を挟んだ向かいのビルの窓に反射光を見る。
「クソッタレが」
 舌打ちをして、銃口を振り向ける。照準の先で、敵の銃口と目が合った。
 人差し指に少し力が込められて、発砲の衝撃が肩から抜ける。アスのほうが、一呼吸早かったらしい。照準の向こうの銃口が崩れる。
「素人相手に大した歓迎だ」
 悪態を吐いて、アスは二人を追って駆け出す。

 先陣を切った神撫は、階段の手前で敵と切り結んでいた。
 こんな状況で、神撫と同じように近接戦闘を剣で挑むようなのは、神撫と同じ能力者と決まっている。
 鍔迫り合いのじりじりした衝撃が腕から伝う。ハバキはこの隙に階段を駆け上がった。
 神撫は上体に力を込めて、体ごと一度敵を押し返した。
 反動で一歩後ずさるのを、右足を引いて押しとどめ、その右足をバネにして今度は逆に相手に飛び込む。
 態勢を立てなおした敵が剣を構えたのを見て、神撫は咄嗟に剣を下ろす。そのまま、足元に滑りこむようにして、敵を体ごと倒れ込ませる。二人は縺れるようにして、踊り場に転がった。
 先に立ち上がったのは神撫だった。手には剣が握られたまま、それを振りかぶる。
「おい、神撫ちょっと――」
 アスの声が背中からして、神撫は振り上げた剣を、敵の顔のすぐ横に突き立てた。
「わかってるよ、喋ってくれないと困るしな」

 階段を駆け上ったハバキは、真琴と対峙する男の背中を見た。間合いをつめようとじりじり動く男は、背後の階段を昇るハバキには気がついていない。
 九ミリオートマチックの銃口を向けると、ハバキは躊躇せずトリガーを三度引いた。男は身構えた姿勢のまま、ぐらりと倒れる。
「ことちゃ!」
 ハバキが声を掛けると、真琴は安心したように大きく一つ溜息をついた。
「よくここがわかりましたね」
 素直に疑問を口にする真琴に、ハバキはヘラっと笑顔を作る。
「アス君の知人は、案外優秀揃いなのだよ」

 四人は、真琴が監禁されていた部屋に居た。
 一度階段で下まで降りようとしたところ、いつの間にか敵の増援が防御陣を形成しつつあるところで、次善の策を練るため、戻ってきていた。とは言え、あまり時間は無い。敵は迫っている。
「また増えた」
 窓から、マンションを取り囲む車両を数えていたハバキが呟く。
「四人で行けば、血路を開けなくもないとは思うけど」
 神撫が消極的に腹案を述べる。
「ダメだ。全員で戻らないと意味ねぇ」
 アスが即座に否定する。
「助けられ甲斐も無い、かな」
 真琴も同調して、神撫案は否決された。
「とりあえず、上、行こう」
 窓の外のヘリの音を聞いていたハバキが提案する。敵だらけの下の階へ降りるよりは、建設的に聞こえる。
 四人が立ち上がって、部屋を出たところで、神撫の耳のインカムが突然鳴った。
『ピスケスよりジェミニ、屋上へどうぞ。ブルーの報道ヘリです』
 神撫には、聞き慣れた声。
 真琴がハバキの顔を見る。
「言ったでしょ? アス君の知人は優秀なのだよ」
「不名誉除隊だなぁ」
 神撫が小さく呟いて、四人は苦笑いを浮かべる。
「んじゃ、拾われに行きますか」
 最後のエネルギーパックを装填して、アスは先導するように走り始めた。



2016/04/05 01:58
Kursk Air Base
Kursk/Russia

『シューイチ、君には能力者になってもらいたい。無論戦争に出るためじゃない。君を煩わす力を隠すためだ。我々は君を悩ませるあらゆる障害を取り除きたいと考えている』

 夢を見た。
 試験の時は決まって昔の夢を見る。夢を見て、何故か泣いている。
 泣いている動機は毎度様々だ。今回は、三十近くのいい歳にもなって、十五年前のトラウマを引きずって無力感に苛まれる悔し涙、のような気がする。
 そもそも、自分はここに居なくてもいいのだ。何度も何度も飽きるほど聞いた話によると、最新のスマホよりも優秀なCPUが瞬時に最適な操縦を演算して、その通り体を動かすらしい。
 なら、俺じゃなくてスマホとそのCPUを乗せておけばいいのだ。
 逃げることも叶わず、ここでも「容れ物」としてしか用をなしていない。
 チリリと背中に痛みが走って、微睡みから無理やり覚醒させられる。
 こみ上げる吐き気など意に介さず、機体はカタパルトへと向かう。



6 YEARS AGO
Other Safe House
London/England

「部外秘」のスタンプが掠れたコピー用紙の束を、ロベルトは数枚捲る。

 2001年8月11日 1■歳 男 ■■剤投与。高G機動試験時に右上腕破裂。機体と共に喪失。
 2002年11月7日  ■歳 女 変形試験時の機体崩壊に巻き込まれ喪失。
 2003年1月22日 1■歳 女 視神経と■■の接続試験時の過負荷により喪失。
 2003年4月14日 1■歳 男 施術時に研究者が■■し喪失。鎮圧のため施設に■■投入。
 2003年10月1日  ■歳 女 腕部・脚部の■■への換装後、拒絶反応により喪失。

 リストはまだ続いていて、ロベルトは目で追うのをやめた。
 少しだけ考えてから、このリストは置いていくことに決めた。これはもう自分には必要無い。
 明るみに出るのか、それとも部屋と共に焼失するか、或いは見落とされることもあるかも知れない。が、顛末がどうであろうと、さして重要ではない。
 ドアを開けると反応する起爆装置をセットする。
 それから、幾つかの荷物の選別を始めた。偽名のカード類は置いていくことする。それから、今の仕事に係る幾つかの書類も、デスクの上に残す。わざわざ出向いてくるという、仕事熱心な傭兵共に、少しは手掛かりを与えなければならない。
 自分の素性に係るものだけ、持っていくことして鞄へとつめ込む。
 さほどの量ではないが、それでも減らしていく必要がある。
 傭兵共はここに来て、どう反応し何を見つけるだろうか。
 余計なことをするものだ、と思う。が、考えようによっては面白い結果になるだろう。ボスはこの場所を知っていて、間違いなく監視している。そこに傭兵が訪ねてきて、さらに部屋が爆破されたとなれば、ボスが何か動くのは確実だ。
 その動きを、ロベルトは見逃すまいとしている。
 昔の上司の、後ろ暗い隠し事など、今のロベルトには些末事だった。



━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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 CONCERNED LIST(CLASSIFIED)
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 NAME          SEX  AGE ID   JOB
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 アンドレアス・ラーセン MALE  28 ga6523 エレクトロリンカー
 空閑 ハバキ      MALE  25 ga5172 ハーモナー
 フォル=アヴィン    MALE  31 ga6258 エースアサルト
 不知火真琴       FEMALE 24 ga7201 グラップラー
 神撫          MALE  27 gb0167 エースアサルト
 松沼修一        MALE  -- NPC--- フリーライター
 セルゲイ・ベレフキン  MALE  -- NPC--- NO DATA
 ロベルト・サンティーニ MALE  -- NPC--- NO DATA
 アニー・シリング    FEMALE 26 gz0157 イギリス陸軍中尉
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ゴーストタウンのノベル -
あいざわ司 クリエイターズルームへ
CATCH THE SKY 地球SOS
2016年02月09日

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