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『チョコまみれ!? 』
サクラ・エルフリードka2598
 ●ある日の異変
 
 天気のいい平凡な一日。
「〜〜♪」
 鼻歌を歌いながら機嫌よくとある街を散策しているサクラ・エルフリード(ka2598)。
 そんな平凡な一日が変わろうとしている。
「キャーーーー!」
 突然、街中に響く悲鳴。
「!? ……何事です!」
 突然の悲鳴に騎士を目指しているサクラが反応する。
 (もしかして歪虚の襲撃?)
「……これは……」
 確かに雑魔の襲撃であった――しかし。
 板チョコ型の雑魔とホワイトチョコなスライムの二種類が大通りのカップルを襲っていた。
 その襲撃方法は――ホワイトチョコスラムがヌルヌルと相手に絡みつき、板チョコ型が鋭い角で動けない相手の服を裂く。
 素っ裸にされるより艶めかしい光景がそこにあった。
 なんとも破廉恥な襲撃方法であった。
「ううむ……なんとも……。この雑魔を作った犯人はカップルにでも恨みがあるの?」
 (いわゆる、リア充に対しての恨みが見える……)
 少し呆れつつ、現場へと近づくサクラ。
 
 ● 甘いモノと戯れる騎士
 甘い香りが充満する現場。
「……これはひどいですね……」
 難なく、雑魔は雑魚なので倒すのだが――。
「くっ……」
 撥ねたホワイトチョコスライムの残骸が顔にベッタリとくっつく。
 たらり、と顔から溶け落ちるホワイトチョコ。
 生暖かい人肌な温度のホワイトチョコ。
「むぅ……」
 顔を拭うサクラ。
「大きのは厄介そう……ていっ!」
 ひときわ大きいホワイトチョコスライムを両断するが――。
 パンッ! という音と共に弾けるホワイトチョコスライム。
「……キャッ!?……」
 思わず破裂の音に可愛い悲鳴を上げてしまうサクラ。
 まるでぶっかけられたような状態でホワイトチョコまみれになったサクラ。
 ビキニアーマなサクラのあらゆるところに入り込むホワイトチョコの残骸。
 双丘の谷間をホワイチョコが埋める。
 顔にも無論、チョコが付いている。
「ヌルヌルして気持ち悪いです……」
 チョコを払いのけて雑魔の退治に精を出そうとするサクラ。
「……すごく……大きいです……。それに黒くて硬いです……」
 カカオ99%なんだろうか、黒光りする大きい板チョコ型雑魔に苦戦するサクラ。
 黒くて固くて妙につやのある板チョコ型。
 大小様々な板チョコ型が人々を襲っている。
「くっ……」
 切り裂かれるマント――身体を覆うはずのマントが板チョコ型の攻撃でボロボロになっていく。
「えいっ!」
 宙に浮いている板チョコ型を切り落とすサクラ。
「あっ……!」
 板チョコ型がビキニアーマーの装甲部分に当たるが、事なきを得た。
(……紐の部分じゃなくて良かった……)
 べっとりと黒いチョコがくっつくだけに終わった。
「これ以上は危険ですっ……」
 嫌な予感を感じたサクラは必死にホワイトチョコスライムと板チョコ型雑魔を切り伏せていく。
 が――。
 現実は非情だ。
「あっ……!?」
 チョコレートでコーテングされた道路は非常に滑りやすい。
 そう――サクラは真ん前から転んでしまった!
 後ろからダイレクトにすっ転ぶサクラ。
「つっ……」
 尻もちをついて起き上がるサクラ――そこにはチョコ拓ともいうべきサクラの型がついた。
 ――なんだろう、後が妙に色っぽいのは気のせいだろうか。
 コケてしまうという王道もやらかしたサクラ――次に起こるのは一体!?
 どこからともなく何かを期待する視線があるのは気のせいではないだろう。
「……しかし……多いですね」
 コケてしまったのも疲労からだ――敵はまだまだいる。
 果敢に敵へと向かい剣で敵を倒していくが――。
「しまっ……!」
 スライムに絡みつかれてしまうサクラ。
「このっ! 離れて!」
 もがくが、もがくほどに絡みつくスライム――そして、あらゆるところへと食いこんでいく。
 そして――。
 ぷちっ……
「あっ……」
 紐の切れる音――サクラを守るべき物の紐が板チョコ雑魔によって切られる。
 なんとか敵を倒していくサクラ。
 そのせいもあって、敵はあとわずかとなった。
 カラン……カラン
「ああ、鎧が……くぅ、でも後少し……!」
 留め具が外れ、鎧が落ちるサクラ――まだ着衣は残っている。
「これで最後です……! ……ぇ、何か……?」
 最後の一匹を倒したと思ったその時――。
 斬撃を振りかぶる勢いにボロボロになっていた衣服が耐え切れず――。
 飛び散る衣服だった布――生まれたばかりの姿へと変わるサクラ。
「下……あ……きゃ、きゃぁ!?」
 下を――胸を――それより下を見る。
 だが――大事なところは幸か不幸かスライムの残骸が隠していた。
 だが――それも溶けるのも時間の問題。
 チョコを素肌に纏ったサクラ。
「えっと……」
 周りを見渡せば、幸い雑魔のせいか人は避難していない。
「と、とりあえず……」
 そこら辺に掛けてあった布を手に入れて纏うサクラ。
「と……チョコが固まってる……」
 体についたチョコを身体から剥がそうとするサクラ。
「んっ……。顔を赤くしながらチョコを剥がす」
 ベリベリと毛を巻き込んで剥がれるチョコ。
「くぅ……」
 身体の所々についたチョコをはがしていく。
 そうして、数十分後――切れた下着の紐や装備の紐を直したサクラ。
 いつも通りのサクラへと戻った――一部を除いて。
 ――それは乙女の秘密。


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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
【ka2598 / サクラ・エルフリード / 女性 / 15歳 / クルセイダー】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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 お待たせしました、後醍醐です。
 尻餅をついた型はどんな形なんでしょうね?
 ヴィーナス誕生な状態にチョコーティングされたサクラちゃん。
 何を失ったのかは想像にお任せします。
浪漫パーティノベル -
後醍醐 クリエイターズルームへ
ファナティックブラッド
2016年03月16日

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