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『【Story which starts from there】 』
ルドルフ・デネボラka3749


●少年少女は夢を見る

『彼女』の夢は、ずっと小さい頃から見ていた。
 でもどこを探しても、現実に『彼女』の姿はいなかった。
 本やテレビ、ネットの中。
 そして家族も友達も先生も、誰も『彼女』のことを知らなかった。
 夢の中の『彼女』も、見ている彼女の存在に気付く様子はなかった。
 それでも彼女は、『彼女』の夢を見る。
 どこの誰かも知らないのに、いつしか『彼女』に親近感を持ち、憧れを抱く。
 誰が知らなくても、『彼女』は強く輝いていたから――。


「なぁ、デネボラ。レグルスってお前の知り合いだろ。あいつ、変なヤツだよなー」
「……え?」
 急に同級生から話を振られたルドルフ・デネボラ(ka3749)は、キョトンとした顔で目を瞬かせた。
 彼が呆気にとられていると、教室に残っていた同級生数人も申し合わせたように次々と口を開く。
「だれだっけ、そいつ?」
「ん〜と 夢がどーとか、いつもおかしなウソいってくる子?」
「やっぱデタラメだよなー、アレ」
「きっと、みんなにウソばっかりいってるんだよ」
 子供らしい、遠慮のない率直な毒を含んだ会話。
 ルドルフは別段、正義感の塊という訳でもないけれど。
 けれど本人がいないところで一方的に聞く悪口は、子供心にも胸をムカムカさせた。
 ダン、ダンッ!
 わざと机の上に、重ねたノートを立てて落とす。
 一瞬、周囲は静かになり、驚いた視線がルドルフへ向けられる。
「ミコはウソツキでも、変な子でもないよ」
 憮然と、でも出来る限り冷静を装って。
 揃えたノートをカバンへ突っ込み、持ち手を引っつかんで教室を出た。
 見送った同級生達がヒソヒソ喋る気配がしたけれど、耳を傾ける気も起きない。
 小学校を後にして、通い慣れた道をいつにない大股で歩く。
 プンスカしながら歩いているうち、なんだか無性に哀しくなり。
 そのうち、何に腹を立てているのかも分からなくなって、歩みは次第に重くなっていった。
 うなだれながら、とぼとぼと歩いていると。
「ルゥ君ー!」
 明るい少女の声が、少年を呼び止める。
 顔を上げてあたりを見回すと、いつの間にか家にほど近い公園まで辿り着いていた。
 幼い頃から一緒に遊んだ小さな公園で、ミコト=S=レグルス(ka3953)が手を振っている。
「学校、知らない間にいなくなってたから、先に出たと思ってたのに」
「あ……うん。なんとなくぶらぶら歩いていたら、遠回りになったみたいだね」
「ふぅ〜ん? めずらしいね」
 そうかな、と呟いて、それから気づいた。
 ……この帰り道の公園で、もしかしてミコは待ってたのかな。
「でもよかった、いっしょに帰ろ!」
「あれ。カバンは、ミコ?」
「あっ、わすれてた。取ってくるから、まってて!」
 勢いよくストロベリーブロンドの髪を翻し、ぱたぱたとミコトは公園のベンチへ走っていく。
「えへへ、おまたせーっ」
 カバンを抱えて嬉しそうに戻ってくると、二人は肩を並べて歩き出した。
 まだ10歳にもならない二人の背丈は、大差なく。
 歩きながら、何気なくルドルフは聞いてみる。
「ミコ、このごろおかしなこととか、ない?」
「え、なんで?」
「ちょっと気になっただけだから……なんにもなかったら、いいんだ」
 首を傾げたミコトは不思議そうな顔のまま、それ以上聞くことはなく。
「あのね。きのう、また夢を見たんだよ!」
「もしかして、ミコトのヒーローの?」
「うん! きのうの夢はね……」
 楽しげにミコトが語り、ときおり相槌を打ちながらルドルフは真面目に耳を傾けた。


   ○


 誰も知らない『彼女』の話を頭から否定せず、ちゃんと聞いてくれる唯一の人。
 それが、幼馴染のルドルフだった。

 最初は『楽しかった夢』のドキドキを皆に伝えたくて、いろんな人に話していたが。
 だんだんと両親は話半分で聞くようになり、友達も「ウソの作り話だ」とからかうようになった。
 確かに話の根拠はミコトが見る夢だけで、どれだけ探しても訴えても現実に証拠は何一つない絵空事。
 しまいには夢の話になると「またか」と笑い、『彼女』を茶化す。
「だったら、もういいよ」
 頭からの否定にミコトは頬を膨らませ、精一杯の負けず嫌いを発揮し、虚勢を張った。

「いつもいつも、銃とかUFOと戦う夢なんて……ミコトも女の子なんだから、もう少し可愛い夢を見ればいいのに。それとも、SF映画やアニメの見過ぎとか?」
 そんな風に、母が父にボヤいているのを聞いた覚えもある。
 ボヤかれた父は困り顔で「きっと、そんな時期もあるんだよ」と濁していたが。

「ミコ、このごろ夢のことをおしえてくれないね。もしかして、見れなくなっちゃった?」
 ちょっと心配そうな表情で、そう訊ねたのがルドルフだ。
 だけど突っぱねるように、ぷぃと明後日の方向を見て。
「どうせルゥ君も、うちをからかう気でしょ」
「え……なんで、からかう?」
「だって、みんな言うんだよ。そんなのウソだ、作り話だーって」
 ……ウソじゃないのに。全部、本当に夢で見た話なのに。
 悔しくて拗ねる少女に、少しアジア系の顔立ちをした幼馴染の少年が黒い瞳を丸くした。
「でも、ミコは夢で見たんだよね? だったら、ウソじゃないと思うけど」
 なのに、どうして彼女が否定され、馬鹿にされるのか。
 彼なりに考えても理由がつかないとルドルフは首を傾げ、最後に憤慨した。
「それに、ミコはウソツキなんかじゃない」
 何気ない言葉だったかもしれないが、その一言でミコトは肩がフッと軽くなるのを感じた。
「じゃあルゥ君は、きいてくれる? うちの夢の話」
「きくよ。ちゃんと」
 そこからミコトが貯めに貯めた話をめいっぱい聞かされたのは、言うまでもない。

 しかしルドルフはからかったり否定することなく、全部の話を真面目に聞いてくれた。
 その日限りでなく、その後もずっと。
 お陰で、もしかすると世界で二番目に『彼女』に詳しくなったかもしれない……『彼女』の顔すら、彼は知らないけれど。

「やっぱり、ガマンしないことにしたよ!」
 あれから少しして、ミコトはルドルフにそう『宣言』した。
「夢の話?」
「うんっ。聞いてくれないかもしれないけど、でももしかすると話を聞いたダレかが知っているかもしれないでしょ!」
 前向きな、ミコトらしい答えだ。
「きっと見つかるよ。ミコのほかにも、ミコと同じ夢を見る人」
「だよね!」
 ルドルフが味方してくれるだけで、何故か本当に見つかりそうな気がした。
「それで、きのうの夢はね……」
 いつも通り少女は楽しそうに夢の顛末を話し、少年はそれを聞く。


   ○


 夢の話以外でも、二人の間ではいろいろと話す機会が増え、それは遊びにも発展した。
 活動的なミコトが引っ張り、少し心配そうにルドルフがついていく。
 はたからみると、少年の方が少女に振り回されているような構図。
 でも率先して動くタイプではないルドルフには、幼馴染の見せてくれる世界が楽しかった。
 時おりミコトが無茶をして、そのフォローにルドルフが奔走することも多かったが。

 ……けれど。

 ある時、どうしてもミコトがルドルフに夢のことを話せない時期が、あった。
 ルドルフの母の、逝去。
 何があったか、まだ幼い二人に詳しい事情は知らされず。
 初めて出くわした、身近な人の喪失――夢の中でも『彼女』が出くわしていた『誰かの死』――その現実を、ただ重く幼心に受け止めていた。


「なぁ、見た? あいつ、またグラウンドのすみっこで泣いてやんの」
 面白がるような口調の少年。
「しかたないよ。先生、いってたろ。お母さんが死んじゃったって」
 同情的で気弱な誰かが理解を示すものの、子供らの大半は残酷なもので。
「けどさー。もう、何日だっけ?」
「きっと、家だとあまえてたんだよ。ママぁーって」
 げらげらと、無神経な笑い声。
 無性にムカムカしながら、それを大人しくミコトは聞き流していた。
 腹は立つけれど、怒っていいのは自分じゃない。
 それを判断するのは、ルドルフだから。
 ガラリと引き戸が開き、何事もなかったようにルドルフが教室に入ってきた。
 窓側にたむろした集団の脇を通り過ぎる、その目は少し赤く腫れぼったい。
 コツン。
 後頭部に当たったのは、千切って丸めたノートの一枚。
 床に落ちた紙を見下ろすも、振り返らず席につこうとすると。
 コツン。
 また、紙が投げられる。
「やーい、泣き虫」
「どーせまだ、ママと寝てたんだろー」
「泣き虫こむしー」
 口さがない中傷にも、じっとルドルフはじっと自分の席から動かず、うなだれていた。
 ただ机の下、両膝の上でぎゅっと握られた両手は震え、きつく目を閉じ、唇を噛み。
「ルゥ君を……いじめるなぁーーッ!!!」

 どんがらがっしゃーん!!

 机や椅子ごと、少年らがひっくり返る派手な音に、廊下にいた生徒までが驚いて足を止めた。
 少年たちに飛びかかったミコトはリーダー格の子を捉まえ、殴りつける。
 相手も負けじと彼女の髪を掴み、その腕にミコトは思いっきり噛みついた。
「あだっ、いてぇぇぇぇぇ!!」
「あやまれっ。ルゥ君に、あやまれー!」
 容赦なくベチベチ平手を食らわせると、相手は頭を拳で叩き返す。
 一緒になって笑っていた他の少年たちは、ミコトの剣幕に気圧されて手出しもできず。
 からかわれた当事者のルドルフが、一番あっけに取られていた。
 もちろん体格差もあるせいでミコトは少年に勝てなかったが、退くこともなく。
「お前ら、何をしてる!」
「ケンカはやめなさーい!」
 決着がつく前に、数人の先生が血相を変えて飛び込んでくる。
 そして暴れる二人を引き離し、引きずるように別々の部屋へ連れて行ってしまった。

 やがてミコトは腕や足に幾つも大きな絆創膏を貼り、見るからに痛々しい姿で戻ってきた。
 ケンカ相手はといえば、どうやら早退扱いになったらしい。
 引っかかれた腕や足に包帯を巻き、迎えに来た親と下校する姿が窓から見えた。
「ミコ、あの……」
 とりあえず声をかけたものの、何を言えばいいのか。
 口ごもるルドルフへ、ニコッとミコトは無邪気な笑顔を返し。
「ぶん殴ってやった!!」
 誇らしげに、胸を張った。
 先生からこってり絞られたであろうに、彼女の笑顔は晴れやかだ。
「……ありがとう、ミコ」
 どうしていいか分からず、上手く怒れなかった彼に代わって、自分のことのように激怒してくれたミコト。
 彼女のことだから感情が先走って、後先考えずに動いたんだろうけど。
 ひたむきな真っ直ぐさがルドルフにはただただ眩しく、そして嬉しかった――。


   ●


「昔の依頼報告書……今となっては、懐かしい思い出の集大成ですね」
 呟き、細い指が日付と件名が並んだリストをなぞった。
「当時は落ち着いて見返す余裕なんて、ありませんでしたから。直面する戦況への対抗策や、参考事例を模索するのが主で」
 時を経ても、答える声の雰囲気は以前と変わらず。
 安堵を覚えると同時に、ふと相手へ悪戯っぽい質問を投げてみる。
「うちと会った最初の依頼って、覚えてます?」
「最初に会った……京都の温泉旅行はすれ違った程度でしたから、依頼でちゃんと顔を合わせたのは『ワルパワのタンタンドゥー』事件になるのかな」
「懐かしいですね。飛び交うパンケーキ弾、とか」
「あの後、ちゃんとしたケーキを食べたくなりませんでした?」
「さぁ、どうだったか……もう何年前になるんでしょうね」
「実際に数えると、ちょっと切なくなるかもですね。時の流れを実感して」
 指折り数えて見せるフォル=アヴィン(ga6258)に、不知火真琴(ga7201)も笑って頷いた。

 二人がいるのは、膨大な過去の記録物を保管する図書館。
 フォルは『仕事』の関係で、真琴も一般兵の手に余る『案件』のサポートを終え、久しぶりに『ラストホープ』へ足を運んだところだった。
 偶然にUPC本部の受付で顔を合わせ、懐かしさと互いに時間もあることから、人が少なくて静かな場所を検討し。
 この図書館なら、ゆっくり話ができそうだという結論に至った。

「地球を飛び出して月面で戦い、最後には赤い月に乗り込むなんて……駆け出しの頃から考えると、まるで夢物語でした」
「初期はなかなか劣勢を覆せなくて、歯がゆい思いもしましたっけ」
 真琴の言葉にフォルも思い返しながら、しみじみと自販機のコーヒーを口へ運ぶ。
 いつ飲んでも不味いUPCのコーヒーも、今では懐かしい味だ。
「希望を失わなければ、いつかは空を取り戻せる。だから装備や機体を整え、一つ一つ依頼をこなし、大規模作戦に備えて」
「手探りでも、出来る限りの手を尽くしてきたつもりですけど、一人じゃ出来なかったことも多かったです」
「うん。真琴さんみたいに依頼で知り合えた人たちや小隊の皆には、随分と助けられましたよ。どうも俺は、肝心なところで詰めが甘いというか……そういうところ、ありましたから」
「うちの方こそ。フォルさん達がいてくれたから、真っ直ぐ前だけ向いて走っていけたところ、ありますよー」
 横に身体を傾け、テーブルへ頭をつけるようにして、端末を見るフォルの顔を真琴が覗き込む。
「そ、そうかな」
「フォルさんは、居てくれるだけで頼りになりますから。今でも」
 だから、思いがけず会えて嬉しかった。
 まだ『縁』という名の糸は繋がっていると、再確認できる。
(互いに深い話をしたり、何か特別な気持ちとかはなかったけれど……ただ何となく波長があって、居心地が良くて)
「未来研では、まだ鉄くず博士が鉄くずを量産してるんでしょうか」
「真琴さんの時間が大丈夫そうなら、見に行ってみる?」
「そうですね。ナイチンゲールや他の子にも、会いたいですし」
 懐かしい場所で久しぶりな友人と会ったせいか、思い出話は尽きず。
「なんだかうちらの縁って、これで切れない気もするんですよ」
「奇遇ですね、俺もそんな気がします。離れても、どこかで何かが繋がっているというか……他の皆とも」
 図書館を出て、懐かしい廊下を歩く。
 窓から見える空に赤い月はなく、澄んだ青がどこまでも遠く広がっていて――。


   ●


「ミコっ、ミコ!」
 いつになく慌てふためいたルドルフが、いつもの道を走ってくる。
 今も昔も、家族のように大切で、互いに護り護られてきた二人。
 思春期を迎え、ルドルフの背丈はすっかりミコトより高くなってしまったが、二人の関係は幼い頃から今も変わっていない。
 ただこの日は少し、幼馴染の様子が変わっていた。
 寝坊でもしたのか寝癖は残ってるし、服もちょっとヨレている。
 何より、いつもなら待ち合わせ場所で待っている彼が、ミコトを見つけるなり駆け寄ってきたのだ。
「どうしたの、ルゥ君。何かあった?」
 尋常でない様子に、思わずミコトも緊張して身構える。
「その、ミコトの今日の夢。どんな感じだった?」
「ルゥ君の方から聞くなんて、珍しいよね。んーと……何だかのんびりと、図書館みたいな場所で、何かの資料を読んでた、かな? 誰か、友達の男の人が一緒だったかも……それから」
「その後は、男の人と研究所みたいなところとか、格納庫っぽい場所へ行った?」
「あっ、うん。でも、どうしてルゥ君が知って……」
 まさか、と。
 薄紅色の瞳を丸くして、半信半疑で幼馴染の顔を見つめる。
「昨夜見た夢に、ミコが言ってたのと似た女の人が出てきたんだよ!」
 珍しく意気込んだルドルフの言葉に、思わずミコトの目頭が熱くなった。
 ただ違っていたのは、彼の視点が男性サイドだったこと。
 でもようやく、やっと、自分以外に自分と同じ夢を見る人が現れた。
 しかも、それが一番身近な、家族同然のルドルフで……!
「ミコ? ちょっ、ミコ、苦しいって……!」
 訴える声にハッと気付けば、ぎゅーっとミコトは力いっぱいルドルフを抱き締めていた。
 嬉しさのあまり、力の限りに抱き締めたせいで、幼馴染は苦し気だ。
「ご、ごめん、ルゥ君! 嬉しくて、つい」
 半ばベアハッグ状態から解放され、ぜぃぜぃとルドルフが息を継ぐ。
「いいよ。ミコの気持ちも、わかるから。でも、これで……ミコと一緒、だね」
「うん!」
 満面の笑みで、ミコトは大きく頷き。
「でも、そろそろ急がないと、時間……」
「あ、遅刻ーッ! 早く、ルゥ君!」
 ルドルフの指摘で思い出し、ミコトは彼の腕を引っ張って学校へ駆け出す。
 何か新しいことが起きる予感と期待で、無性に胸はドキドキと高鳴り。
「あのね、ルゥ君」
 息を弾ませながら、ミコトが『宣言』する。
「これからも、ルゥ君はうちが護るよ!」
「はいはい」
 隣を走るルドルフは、いつもの笑顔で彼女に答えた。


 直径2km弱のスタンフォード・トーラス型農業都市コロニー、LH044。
 そこにある二人が通う高校で同じような奇妙な夢を見る者たちと出会い、天文部に集い、友人となり。

 そして異星生物ヴォイドからの襲撃を受け、
 コロニーから避難した先の『サルヴァトーレ・ロッソ』ごとクリムゾン・レッドに転移するより、少し前の出来事――。



━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【PCID / 名前 / 性別 / 外見年齢 / 種族 / クラス】

【ka3749/ルドルフ・デネボラ/男/16歳/人間(リアルブルー)/機導師(アルケミスト)】
【ka3953/ミコト=S=レグルス/女/16歳/人間(リアルブルー)/霊闘士(ベルセルク)】
【ga6258/フォル=アヴィン/男/31歳/―/エースアサルト】
【ga7201/不知火真琴/女/24歳/―/グラップラー】
■イベントシチュエーションノベル■ -
風華弓弦 クリエイターズルームへ
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2016年07月26日

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