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『Girls in Trouble 』
ダリア・ヴァルバートjc1811)&不知火あけびjc1857


「何しやがるこのクソガキ!」
 白昼の繁華街に男の罵声が響く。
 直後、上品そうな老婦人に手を引かれた小さな女の子が、火が付いたように泣き出した。
 開いた方の手にはソフトクリームのコーンだけがしっかりと握られている。
 そこに盛られていた筈の茶色と白の渦巻き模様は、男のスーツに丸ごと引っ越していた。
「見ろよコレ、アイスがベッタリだろーがよ! どーしてくれんだよ!」
 見るからにガラもアタマも悪そうな男は、足下のサイレンに負けない大声でわめき立てる。
 そんな男に対して老婦人は丁寧に頭を下げた。
「申し訳ございません。クリーニング代は出させていただきますので、どうかそれで……」
 しかし男は納得しない。
「クリーニングだぁ? そんなモンじゃ落ちねーよ、弁償だ弁償!」
 男が言うには、そのスーツはイタリアの高級ブランドで仕立てたテーラーメイドの一点物なのだとか。
「慰謝料と迷惑料、合わせて百万で勘弁してやるぜ」
 しかし、ダリア・ヴァルバート(jc1811)は知っていた――男がわざと、その子にぶつかって行ったことを。

 それは依頼を終えた帰り道。
 同行した仲間達と共に、とある街のショッピングモールで休憩を取ろうとしていた時のことだった。
 仲間の分まで缶ジュースを買いに来たダリアは、広場の片隅で営業しているソフトクリームのスタンドに目を留めた。
 その街は久遠ヶ原島に帰る際のバスや電車の乗り換え地点のひとつ。
 だからダリアもこのモールには何度か来ているが、その店を見るのは初めてだった。
(「ご新規さんでしょうかね?」)
 目新しさのせいか、それとも実力か、店の前には長蛇の列が出来ていた。
「ありがと!」
 可愛らしい声がして、小さな女の子がソフトクリームを両手で受け取る。
 女の子はそれを片手に持ち直すと、祖母に手を取られてダリアのほうに歩き出した。
「きちんと座ってから食べましょうね」
「はーい!」
 お行儀の良い元気な返事が聞こえた、その時――事件は起きた。

「ああ、やっぱりですよ!!!」
 男の背後からつかつかと歩み寄ったダリアは、何の警告もなしにスーツの襟首を思い切り引っ張った。
 タグの部分を裏返して見る。
 思った通り、そのスーツは量販店で売られている「二着買ったら一着は半額」という安さだけが取り柄の量産品だった。
「しかもこれ洗濯機で洗えるやつじゃないですか!!! クリーニング代なんて必要あるんですかねえ!!?」
 モール全体に響き渡るほどの大声で言い放ち、急に声を潜めて男の耳元で囁いた。
「私、見てたんですよ? 証拠の動画も撮ってあります」
 スマホをチラつかせ、動揺を誘う。
 もちろん動画など撮っている余裕はなかったが、それに気付く頭は持ち合わせていないとダリアは判断していた。
 そこに、もうひとつの声が割って入る。
「そうですよ、それにもしスーツが本物のブランド品だったとしても、そんな事で小さな女の子を泣かせるなんて、人として恥ずかしくないんですか!? お天道様に堂々と顔向け出来まs――えっ、ダリアちゃん!?」
 お天道様などという古風な物言いをした少女は、男の背後を見て目を見張った。
「あけびさん!!?」
 聞き覚えのある声で名前を呼ばれ、ダリアもスーツの襟首を持ったまま相手をまじまじと見る。
 それは紛れもなく、部活仲間にして親友の、不知火あけび(jc1857)だった。
「ダリアちゃん、どうしてこんなところに!?」
「あけびさんこそ、今日は依頼があるって――あっ!!! もしかして、あけびさんも依頼の帰りですか!!?」
「えっ、なに、ダリアちゃんも!?」
「そうなんですよ!!! 帰る前に少し休んでいこうかという話になって!!!」
「すっごい偶然だね! 私も新しく出来たソフトクリーム屋さんが気になっちゃって、ほら!」
 見れば、あけびの手にはソフトクリームが握られている。
 しかしあけびはすとんと腰を下ろすと、まだ口を付けていなかったそれを女の子に差し出した。
「はい、これあげるから、もう泣かないで?」
 それは女の子が持っていたのと同じチョコバニラ。
「私、おばさま達のすぐ後ろに並んでたんですよ」
 顔を上げ、あけびは老婦人に笑いかけた。
「最初はコーヒーにしようかと思ったんですけど、この子が注文したのを見てチョコも美味しそうだなぁって」
 女の子はソフトクリームとあけびの顔、そして祖母の顔とを交互に見比べている。
 その小さな手は伸ばしたくてウズウズしているようにプルプルと震えていた。
「まあまあ、ご親切にありがとうございます。せっかくですから、いただきましょうか」
 言われた途端、女の子の手が伸びてきた。
「おねーちゃん、ありがと!」
「うん、同じのにしといて良かったよ、また並ぶんじゃ時間かかっちゃうもんね」
 いつの間にか泣き止んだ女の子は、満面の笑みを浮かべていた。
 さて、これにて一件落着――と、思いきや。

「てめえら! 勝手に割り込んで来て勝手に盛り上がってんじゃねえブッ殺すぞ!」
 とうに解放されていたスーツの襟を直しながら、男が吠えた。
 しかし、振り向いたダリアの目は氷よりもまだ冷たい。
「まだいたんですか。恥ずかしい真似をしておきながら引き際さえ見極められないなんて、ほんと最低ですね」
「んだとこのクソガキ……っ!!」
 引っ込みが付かないのか、それとも本物の馬鹿なのか、男はなおもその場を引かなかった。
 それどころか暴力に訴えて来そうな気配を感じ、ダリアは対抗策を巡らせる。
(「一般人を相手に撃退士の力を使うわけにはいきませんし……」)
 そうだ。
 ダリアは持っていたジュースの缶を男の目の前に突き付けた。
 まだ開けていないスチール缶を思い切り握り締める。

 ぶしゅうぅぅっ!!!

 一瞬の後、それはダリアの手の中でプレス機にかけられたようにペシャンコに潰れていた。
 撃退士の力なら、そう難しいことではない。
 缶から滴り落ちる真っ赤な液体はアセロラジュースだったが、男の目には血のように見えたのかもしれない。
 顔を上げると、その姿はもう視界から消えていた。



「……なんだか、すごい事になっちゃったね……」
 その一時間ほど後のこと。
 ふたりは老婦人が経営する宝石店の隅で肩を寄せ合っていた。
 今日は定休日ということでシャッターは下ろされていたが、明かりの点いた店内はどこもかしこもキラキラと眩い輝きを放っている。
「私、こんなお店に入ったの初めてだよ」
「わわわ私だって初めてですよぅ!!!!!」
 ピカピカに磨かれた大理石の床は鏡のように二人の姿を映し、壁には金の装飾が施され、天井からは豪華なシャンデリアが下がっていた。
「シャンデリアなんて本物見たの初めてかも……」
 本物と言えば、ここにある宝石や貴金属も全て本物だ。
 街で気軽に売られているラインストーンや、パワーストーンと称した怪しげなシロモノとは放っているオーラからして違う気がする。
「どどどどうしましょうあけびさん!!! 私達ものすごく場違いですよね!!???」
 依頼の帰りだから服装も実用性を重視したものになっている。
 女の子の矜持として出来る限りお洒落には気を遣っているが、それでもこんな高級の上に「超」が付くような店に入れる格好ではないという自覚はあった。
 このどっしりとした高級感に溢れまくるソファも、本来ならセレブと呼ばれる人達が座るのだろう。
 そこでは普通の感覚とはゼロの数が三つも四つも違うような商談が繰り広げられているに違いない。
 けれど、冷たいお茶を運んできてくれた老婦人は柔らかく微笑んだ。
「いいえ、あなた達はそれに相応しい行いをしてくださったわ。だから堂々と座ってらしていいのよ?」
 そして彼女は言うのだ。
 助けてくれたお礼に、どれでも好きなものをあげる、と。

「そんな、ソフトクリームをご馳走していただいただけで充分だったのに……」
「それじゃ私の気が済まないわ」
 老婦人は微笑んだ。
「あなた達は、ただそうしたいと思って私達を助けてくれたのでしょう? 私も同じ、ただそうしたいからそうするの」
 受け取ってもらえなければ、この気持ちは行き場をなくして宙ぶらりんになってしまう。
「それに、あなた達は久遠ヶ原の学生さんでしょう? いつも私達のために頑張ってくれる皆さんのために、いつかお礼をしたいと考えていたの」
 だから生徒達の代表として受け取ってほしい――そう言われては、断われなかった。

「どれにしようか、どれでも好きなものって言われても……」
「そうですよね、これがラーメン屋さんなら遠慮なく一番高そうなチャーシュー特盛りネギ味噌ラーメンあたりを頼みますけど!!!」
 そんなに高いものは選べないが、かといって一番安いものでも失礼に当たる気がした。
「気持ちに値段を付けるわけじゃないけど、あまり安くても相手の気持ちを安っぽく見てるみたいだし……」
「あっ、これなんかどうですかね!!!!!」
「それ良い!」
 店内をグルグル回り、ゼロの数にクラクラしながら吟味した結果、二人はシンプルで可愛いデザインのピアスに吸い寄せられた。
 四つ葉のクローバーの形に組み合わされた宝石が付いたそれは、耳たぶにぴったりと固定されるスタッドタイプ。
 これなら戦闘中など激しく動いても気にならないし、飛んでなくなることもないだろう。
「石の種類もたくさんありますし、二人で色違いのお揃いにできますね!!!」
 ただ、問題がひとつ。
「ピアスって耳に穴あけないといけないんだよね?」
 親からもらった大事な身体を傷つけるなんて、とは思わないけれど、でもやっぱり痛そうだし、正直……怖い。
「わわわ私も注射も駄目な人なのででで!!!!!」
 あけびもダリアも考えただけで身体じゅうの毛穴が音を立てて自己主張を始めた。
「イヤリングじゃだめかな?」
「うぅん、私もイヤリングばかりですけれど……すぐ取れてなくしちゃうんですよね」
「ああ、そういえば私も七五三の時に付けた耳飾り、片方なくしちゃってすっごく悲しかった!」
 和装の際に耳を飾ることはあまり多くないが、精一杯おめかしをした時の思い出がほろ苦い味と共に蘇る。
「そう考えると矢張りピアスかなぁ、と……」
 ダリアの答えにいつものキレがないのは、穴を開けることに対する恐怖と抵抗が強いためだろう。
 しかし、それでも。
「ここは覚悟を決める時ですね!!!!!」
「そうだね、女は度胸だよ!!!!!」
 ビビリ具合が感嘆符の数に表れている、かもしれない。
 けれど、一度こうと決めたら二言はないのだ。
「デザインはこれでいいとして、石はどうする? 好きな色を選べば良いのかな……でも、いっぱいありすぎて迷っちゃうね」
「ここは私にお任せください!!! このダリアちゃんが宝石言葉を解説してさしあげましょう!!!」
 その上で、それぞれのイメージに合う宝石言葉を持った石を選べば良いのだ。
 と言っても自分のイメージは、やっぱりよくわからない。
「それなら、お互いに選びっこする?」
「そうですね、そうしましょう!!!」
 感心しきりに解説を聞いていたあけびの提案に、ダリアは迷うことなく一対のピアスを指さした。
「あけびさんにはモルガナイトですね!!!」
 それは、あけびが好んで着ている着物の色にも似た淡いピンクの宝石。
「モルガナイトはチャーミングって意味ですね!!! 勿論ジャパニーズ忍者的にも洞察力も有りますし!!!」
 それに統率力という意味もあると、ウィンクを決める。
「ダリアちゃん、私のことそんな風に思ってくれてるんだ」
 あけびは少し照れたように頬を赤らめた。
「でもちょっと待って、私サムライだから!」
 ここ重要! 超重要!!
「あああっ、そうでした!!! でもジャパニーズサムライ的にも洞察力と統率力ががが!!!」
「うん、それで良し」
 くすりと笑って、あけびは考え込んだ。
「ダリアちゃんにはどんな宝石言葉が似合うんだろ……」
 解説を思い出しながら一生懸命に考える。
 いつも元気いっぱいで、明るく前向きで、楽しくて賑やかで、でもそれだけじゃないことも知っていて。
「うーん……」
 ぴったり来るものは、なかなか見付からなかった。



「慌てなくても、お店もピアスも逃げたりしませんよ」
 老婦人にそう言われ、あけびは暫く考える時間をもらうことにした。
 それに、穴を開けたからといってすぐにピアスを付けられるわけではない。
 穴の状態が安定するまで、最低でも一ヶ月程度は待つ必要があるのだ。
 それまでに選べば良いのだと思えば気も楽になる。
 二人はひとまず家に帰ることにして、店の外に出た。

 その直後。

 通りの向こうで鋭い叫び声が上がった。
「何でしょう?」
「今度はひったくりでも出たのかな?」
 二人は顔を見合わせるが、声がしたほうを見ると皆が一様に空を見上げていた。
 翼の生えた獣が空を飛んでいる。
 だが飛び方がおかしい。
 手傷を負ったものがどこかの戦場から逃げてきたのだろうか。
「あれはキマイラですね」
「キマイラって、あの色んな生き物が合わさってるやつだよね? けっこう強いんじゃなかったっけ」
 頷いて、ダリアは走り出した。
 キマイラは見る間に高度を下げて、今にも目の前の道路に降り立とうとしている。
「ダリアちゃん! 私、阻霊符持ってるよ!」
 あけびの声に頷いて、ダリアは叫んだ。
「皆さん!!! 近くの建物に入ってください!!!!! 車は端に寄せて、そのまま中に!!!!!!!」
 日頃鍛えた感嘆符パワーで、その声は窓を閉め切った車の中にも届く。
「あれ一体だけかな? だったら私達だけでも何とか出来そうだけど……」
「油断は禁物ですよぅ!!! 一匹見たら三十匹はいると思えって言うじゃないですか!!!」
「それは何か違う気もするけど……うん、そうだね。手負いの獣は凶暴になるって言うし」
 道路を広く開けて戦うスペースを確保し、同時進行で学園に救援を要請する。
「あけびさん、あれをここに誘導できませんかね!!!??」
「わかった、やってみるね!」
 あけびは道の真ん中に飛び出すと、忍ぶことを捨て去った。
(「私のヒーロー、力を貸して!」)
 眩い光と共に、その背に一対の翼が現れる。
 それは大きく羽ばたくと、瞬く間に白金に輝く光の粒子となって消えた――が、敵の目を引きつけるには充分だった。
 キマイラは半ば墜落するように降下しながらあけびを見据え、獅子の口を大きく大きく開ける。
 直後、大きく膨れ上がった炎の塊が撃ち出された。
 あけびの頭の中で警報が鳴り響いたが、咄嗟のことで足が思うように動かない。
 思わず目を閉じて、せめてもの抵抗にと両腕で顔を庇った。
 しかし、予想されたような衝撃は来ない。
「あけびさん、大丈夫ですか!!!??」
 目を開けると、ダリアの背中が見えた。
 敵の動きを読んでいたのか、咄嗟にシールドを活性化して攻撃を受け止めたのだ。
「ふふーん、ちょっとらしくないこと、してみちゃったりしてみましたよ!!!」
 いつもは後方支援と回復が専門なんだけどね!
「ありがとう、助かったよ!」
 ダリアの後ろから飛び出すと、あけびは影縛の術でキマイラの四肢を地面に縫い付けた。
 なおも炎を撃ち出そうとするキマイラの鼻先に、ダリアのエレキヴァイオリンが生み出した目に見えるほどの質量を持った音の波が炸裂する。
 のけぞったところにあけびの桜紋軍刀が一閃、舞う羽をも断つ精緻な闇の一撃でその太い首を切り落とした。

 その頃になってようやく、救援の部隊が到着した。
 他にも敵がいる可能性を考えれば、まだ警戒を解くわけにはいかないだろう――が、ダリアとあけびの仕事はひとまず終了だ。
「ダリアちゃん、もう一度お店に戻ろう!」
「えっ!!!??」
「私、今の戦いを見てて見付けたんだ、ダリアちゃんにぴったりの石!」
 ダリアの解説の中に「勇気・判断力・計画性」という宝石言葉を持つ石があった。
 確か、名前はソーダライト。
 深い夜空のような濃い蒼色をした宝石だ。
「色んな人に好かれるダリアちゃんだけど、前提として色んな人にぶつかっていく勇気があるなーと思って。理知的で包容力もあると思ってるから、判断力も入ってたコレが良いかなって」
「いやーそんな褒めすぎですよ!!! でも嬉しいです、ここはお言葉に甘えちゃってもいいですかね!!!??」
「いいよ、もうどんどん甘えちゃって!」
 と、あけびは何かを思いついたように、ふと口をつぐんだ。
「ねえ、モルガナイトとソーダライトってタッグ組んだら最強だと思わない? さっきの戦いもすごく息合ってたし」
「確かに初めてとは思えないくらい、ぴったりでしたね!!!!!」
「だったら、これ……片方ずつ交換してみたらどうかな?」
「なるほど、色違いで両耳に!!! なんだか恋人同士みたいですね!!???」
 いいえ、親友です。



 かくして、二人の耳には友情のピアスが輝くこととなる。
 しかしそれは、まだ少し先のお話。

「まままずは、ぴぴピアス穴を開けないとですよね!!!」
 ダリアの手の中で、プルプルと震えるピアッサー。
「いい、い、いきますよ!!!」

 せーの!

 がっしゃん!!


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【jc1811/ダリア・ヴァルバート/女性/外見年齢16歳/ソーダライトブルー】
【jc1857/不知火あけび/女性/外見年齢16歳/モルガナイトピンク】


ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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お世話になっております、STANZAです。
この度はご依頼ありがとうございました。

よいこはちゃんと病院で開けてもらいましょうね!

ということで字数が荒ぶりました、お楽しみいただければ幸いです。
何か問題がありましたら、リテイクはご遠慮なくどうぞ。
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エリュシオン
2016年08月08日

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