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『久遠ヶ原どうでしょう・熱砂の潮干狩り編 』
矢野 古代jb1679)&矢野 胡桃ja2617)&華桜りりかjb6883)&ゼロ=シュバイツァーjb7501


 ――いままでのあらすじ――

 日本列島賽子の旅、それは適当に行先を上げてサイコロを振り、そこに行って帰ってくる――ただそれだけの企画である。
 例えば1.札幌、2.東京、3.大阪、4.神戸、5.松山、6.鹿児島を候補地として挙げる。
 そしてサイコロを振り、出た目の番号が付けられた場所が目的地となるのだ。
 なお往復の手段も当然の如くサイコロ任せ、徒歩から飛行機までの様々な候補の中から決められる。
 たとえ目的地が富士山の山頂だろうと、指示された交通手段が船ならば必ず船での移動を組み込まなければならない、そういうルールだ。

「はいそこ、そんな怖い顔して俺を睨まないように」
 主催者である矢野 古代(jb1679)は、恨めしそうに見つめる四つの目からそっと視線を外した。
「仕方ないでしょ、そういうルールなんだから」
 しかし四つの目はそれを執拗に追いかける。
「異議ありきゅぃ、納得できないきゅぃ」
 こももんがモードの矢野 胡桃(ja2617)が、古代の首筋に噛み付いた。
「あたしも、そのルールには変更が必要だと思うの……」
 華桜りりか(jb6883)も、かつぎの下から恨めしそうな目を向ける。
「楽があれば苦もある、それが旅の醍醐味というものだろう」
「違うきゅぃ、そうじゃないきゅぃ!」
 道中の苦労など、この際どうでもいいのだ。
 たとえ全行程が徒歩だろうと三輪車だろうと、目的地に着いてからのお楽しみを思えば耐えられる。
 しかし。
「せっかく神戸まで行ったのに、何も食べずにそのまま帰るなんて有り得ないきゅぃ!」
「神戸と言ったらスイーツの街、なの……」
 なのに、着いた途端にトンボ返り。
 お土産を買うことも出来なければ、試食品をひとかけら口にすることさえ出来なかったのだ。
「断固、抗議するきゅぃ! ルールの変更を申し入れるきゅぃ!」
 変えてくれなかったら父さんmgmgするんだからね、もうやってるし、いつもやってるけど!
「わかったモモ、マイスイートエンジェルドーター。今度はちゃんと現地で遊ぶ時間を作ろう、な?」
 勝てない。
 勝てるわけがない。
 勝てるなんて夢にも思ったことない。

 というわけで。


 ――こんかいのおはなし――

「日本列島賽子の旅、今回の予定を発表します」
 参加者は矢野父娘と、りりか、それにゼロ=シュバイツァー(jb7501)の四人。
 メンバーの顔ぶれを見ただけで、テーマが何であろうとカオスになる予感しかしない。
「今回のテーマは熱砂の潮干狩りに決定しました!」
 意義は認めません、それがサイコロの神様の思し召しですから。
「場所は幸い、久遠ヶ原島に近い茨城県の某海岸、移動手段も車です」
 そして今回新たに設定されたのがAPである。
 APすなわちアイスポイント、採れたアサリ100グラム当たり0.25APを獲得することが出来、1APにつきアイス一個を誰かに奢って貰う権利を得る、というわけだ。
 その「誰か」が誰になるかもサイコロ任せのため、自分でAPを稼いで自分に奢るという事態に遭遇しないとも限らないのが難点ではあるが。
 なお熱中症予防のため、飲み物だけはクーラーボックスに満載して持って行きますので、ご心配なく。

 そして古代の運転のもと、胡桃陛下御一行様は無事に目的地へと辿り着いたのである。
 しかし。
「暑い、出たくない、私はこのままエアコンの効いた車内で待たせてもらう、わ」
 胡桃は動かなかった。
 ドアを5センチほど開けた直後、そこから吹き込んで来た熱風に早くも敗北宣言。
 その暑さ故か、こももんがモードも何処かに引っ込んでしまった。
「だから、ちち。娘が可愛いならばアイス買って」
「買ってやるとも、モモがちゃんと1AP分のアサリを採ったらね?」
 それにエアコンは既に切ってある。
 車内はあっという間に外の暑さとは比べものにならない灼熱地獄と化すが、よろしいか。
「よろしくないわ、ね」
 胡桃は渋々ドアを開けた。
「暑い……太陽滅びろ。誰の許可を得て私の頭上にいやがるのか」
 陛下がお怒りである。
「右腕、右腕、あの不躾な太陽を黙らせなさい」
「お安い御用……って、出来るかい!」
「あら右腕、いつもの勢いはどうしたのかしら。出来ないことは何もないんじゃなくて?」
「確かに俺は万能や、何でも出来るで」
 出来ないこと以外はな!
「……ちっ」
 陛下の舌打ちが聞こえた。
「仕方ないわ、ね。右腕、だったら日傘をお持ちなさい、な」
「へーいへい」
 ただし10分1APな?
「APがなければ何も出来ない、これが今回のルールやで」
「待って、聞いてない、わ」
 いつの間にそんなルールが?
「たった今、俺が決めた。俺が世界の法や!」
 さあ決めろ、今すぐ決めろ、APをアイスに使うか日傘に使うか!
「なお日傘の場合はポイントの前借りとして、採ったアサリは自動的に俺のバケツに入ります」
「却下」
「ほな炎天下に日傘なしで頑張るんやな」
「それも却下、ね」
 陛下のご命令である。
 この王冠が目に入らぬか。
「んなもん入ったら痛くてかなわんやろ、俺の目玉はブラックホールとちゃうで」
 不毛な争いが果てしなく続くかと思われた、その時。
「胡桃さん、だいじょうぶなの……あたしのかつぎに入るといいの、ですよ?」
 救いの女神が現れた。
 今回、りりかのかつぎは寒冷紗仕様、日差しを遮り風通しも抜群、その下に入れば体感温度も急降下というスグレモノだ。
 やったね、これで暑さも怖くないよ!
 ついでに二人で手を組めば、もう怖いものなど何もない!
「いいわ、その提案……乗った」
「すべてはアイスのために……なの」
 女の友情は儚いもの。
 しかしスイーツのためならば、それは鋼よりも堅く強固なものとなるのだ。

 それでは始めましょう、まずは各自の道具を決めるところからですね。
 これももちろん、サイコロの神様に決めてもらいましょう。
「ここに四つのアイテムを用意しました、熊手にスコップ、小枝、そして褌です」
 そのラインナップに、もはや突っ込む者はいない。
 皆もう慣れたようである……色々と。
 しかし、それでも譲れないものはあった。
「ゼロさんがスコップだなんてずるいの……」
 りりかは自分に与えられた小枝と、ゼロの手にあるスコップとを恨めしそうな目で見比べる。
 小さなものならまだしも、それ大きいほうのスコップじゃないですか。
「りんりん、そんな目で見られても俺のスコップは絶対に譲らへんで、絶対にや。それに関西人やからスコップは大きくて当然やね」
「待って右腕、今の発言……何かおかしくない、かしら」
 胡桃が手にした熊手をゼロに向けて振りかざす。
 それは普通一般の潮干狩りで使われるような可愛らしいものではなく、年の瀬に神社で売られている縁起物のアレだ。
 竹で出来た熊手の背には、おかめに七福神や宝船、招き猫に小判に米俵、商売繁盛や家内安全といった札など、縁起担ぎの品がこれでもかというほどにてんこ盛りされている。
 重い、めっちゃ重い。
 そして、これでどうやって砂を掘れと言うのか。
「右腕、スコップが大きいのは関東、よ」
「あっ」
 それを聞いて、りりかが思わず両手で口を押さえる。
「あやうくだまされるところ、だったの……」
 と言うかゼロさん、いつの間にすり替えたんですか。
「いや、モモ、華桜さん。ゼロはすり替えてなどいない……スコップは最初から、あの大きさだったんだ」
「どういうこと、なの……?」
 真夏のミステリー、発生か?
「俺は生粋の茨城県人、その俺にとってスコップとは大型のものだ。間違えるはずがない」
 では何故ゼロは「関西人だから大きくて当然」などと言ったのか。
「ふふふ、右腕。語るに落ちたわね」
 胡桃陛下が勝ち誇ったように熊手をゼロに向けた。
「あなたは自分のスコップが大きいものであるということの正当性を強調したいと願うあまり、言うべきことを間違えてしまったの、よ」
 いや、本来なら何も言わずに黙っておくのが正しい選択。
 しかし何かを言わずにいられない関西人の血が、彼の致命的なミスを誘ったのだ。
「父さん、右腕は言い間違えただけ……本当に言いたかったのは、関西人にとってのスコップは小さいもの、だから取り替えてほしいと、そういうことよ、ね?」
「そうか、そうだな。やはり血の掟には逆らえない。マイエンジェルドーターの言う通り、ゼロが使うならスコップも関西仕様にするべきだ」
「な、なんやてえぇぇぇっ!!? おっちゃん俺の仲間やなかったんか!?」
「すまないゼロ、わかってくれ」
 マイエンジェルドーターと天秤にかけて、勝てるものがこの世に存在すると思うか。
「せやな」
 仕方ない、それなら仕方ない。
「右腕、それがいやなら……私のこの熊手も、普通の熊手に取り替えても文句はないと、そう解釈してよろしいわ、ね?」
「くっ」
 しかし、それはない。
 実益よりもお笑いを優先させることもまた、抗うことの出来ない関西人の血の定めなのだ!

 道具は決まった。
 古代は褌、胡桃は熊手(縁起物)、りりかは小枝、そしてゼロは百均の潮干狩りセットに入っていたプラスチックの小さなスコップ。
 時間は今から潮が満ちてくるまでだ。
「熱砂の潮干狩り一本勝負、スタート!」
 合図と共に、古代は砂浜をダッシュした。
 走りたくなくても走らざるを得ない、何故なら砂は、そこにフライパンを置いたら目玉焼きが出来そうなくらい熱くなっていたのだから。
「誰だ、こんな暑い中で潮干狩りやろうなんて言い出した奴は! 俺か!」
 今なら水の上でも沈まずに走れそうな勢いで足を回転させながら、古代はセルフツッコミを入れる。
 そして漸く辿り着いた波打ち際で足の裏を冷やしつつ、砂に開いた小さな穴を探し始めた。
「褌でどうやってアサリを採るかって? 呼吸穴を見つけて、そこを掬い上げれば簡単に取れるさ」
 いや、そうじゃなくて。
 訊きたいのは、ただの布きれである褌でどうやったら砂の中に潜むアサリを掬い上げることが出来るのか、ということなんですが。
「今、褌をただの布きれと言ったな?」
 否、褌はただの布きれに非ず!
 漢の魂を優しく包み込んで守ってくれるこの神聖なる衣が、ただの布きれであるはずがなかろう!
「世に布槍というものがあるならば、褌槍があったっていいじゃない!」
 パァン!
 古代は褌の両端を持つと、それを勢いよく引いて真っ直ぐに伸ばした。
 ピンと張り詰めてから僅かに緩め、弧を描くそれを砂地に向けて叩き付ける!
 すると、砂はまるで針金で抉られたように削り取られ――ない。
 褌はただ、ぺちゃっと情けない音を立てて砂に叩き付けられただけだった。
「おかしい、そんなはずは……!」
 どうした褌、頑張れ褌、根性を見せろ褌、お前の実力はこんなものではないはずだ――!

 古代は錯乱していた。
 その姿を見なかったことにして、胡桃とりりかはゆっくりと波打ち際に歩いてきた。
 砂が熱くないのかって?
「世の中には、びーちさんだるというものがあるの……です」
 ふたりでひとつのかつぎを羽織り、日陰を作りながら砂地に目を凝らす。
「狩りならした事はある、んだけど、ね」
 トリとかケモノとか右腕とか。果物狩りも、あったかな。
 でも潮干狩りは人生初体験。
「下調べも、してきた、わ」
 なんでも、空気を吸った穴みたいなのがあると、その下には高確率でいるらしい、とか。
 でも穴ってどれ? よくわかんないよ?
「海藻が溜っている所にたくさんいると聞いたの……」
「海藻? あのゴミが溜まってるみたいなところ、かしら、ね」
 なんだかちょっと汚い場所のように見えるけれど。
 しかし、アイスのためならば!
 ふたりは潮が引くのに合わせて波打ち際まで走り、狙いを定めて掘る!
 なお、りりかは小枝を組み合わせて熊手を作っていた。
「加工してはいけない、とは……言われてないの」
 元が小枝だけに耐久性は心許ないが、そこは近頃物理に目覚めたという「ぶつりんりん」である。
 アウルパワーで補強すれば砂はもちろん、硬い土でもコンクリートでも掘れる、きっと多分。
 そして胡桃は熊手(縁起物)で砂を掘――
「掘れるかぁ!」
 ばしぃん!
 陛下がお怒りです。
 しかしその怒りを恐れたのか、叩き付けられた熊手の下からアサリが勝手に飛び出して来た!
「ふしぎ、なの……」
 首を傾げるりりか、しかし当の胡桃は「さも当然」といったふうに鼻を高くしている。
「引きこもりの軟体動物ごとき、我が威光に触れて震え上がるのも無理はないわ、ね」
 せやろか?
 しかし理由はどうあれ、採れればいいのだ――全てはアイスのために!

「ふむ、なるほど……そうか」
 その様子を見て、何やら納得の様子で頷く古代。
「解説しよう」
 誰も聞いてないけど。
「あれは、ある種の液状化現象だ。砂地に強い衝撃を与えることによって砂地の粒状構造が崩れ、噴砂を起こしたのだろう」
 つまり、得物が何であろうと要は強い力で叩けば良いわけで。
「ならば褌で出来ない道理はないな!」
 古代はまず褌を海水に浸けて強度を増し、二つ折りにしたそれを片手で持ってスリングのように振り回し始めた。
 ひゅんひゅんひゅん、ばしぃっ!!
 勢いに乗ったところで思い切り砂の表面を叩く!!!

 しかし、何も起きなかった。

「おかしい、そんなはずは……!」
 パワーが足りないのか、それとも場所を間違えたか。
 或いは……本当に陛下の威光なのか。
「モモ、我が娘ながらなんて怖ろしい子……っ」

 一方、ゼロはひとり黙々とスコップ(小)を動かしていた。
 彼の手に、それはあまりに小さすぎて、まるでスプーンで砂を掘っているような気分になる。
 ちまちま、ちまちま……
 しかし得物のサイズは問題ではない。
「重要なのはテクニックや」
 地面に出てくる空気穴を丁寧に探し、一撃必殺で掬い取る!
 どや!!
 それをバケツに放り込み……いや、こっちは偽物の貝が入ったダミーだ。
 何故そんなものを用意するかって?
「俺がまずやらなければならないこと、それは安全を確保することや」
 安全とは何か。
 どんな危険があるというのか。
「りんりんや、りんりんが俺のバケツを狙っとるのは百も承知や」
 自分で採れなくても誰かたくさん採れた人のバケツとすり替えればいい、なんて考えてるんでしょ。
 でも残念、すり替えても中身はダミーだ!
 ゼロさんちゃんとお見通しなんですからねっ!

 だがしかし。
「こっそりゼロさんのあさりを……なんてしないの、ですよ?」
 だって、そんなことしなくても大漁だし。
「これで、アイスはあたしたちのもの……なの」
 なおアサリ自体に興味はない模様。
 全てはアイスのために!
 採れたものは味噌汁でも酒蒸しでもボンゴレでも何でも、どうぞご自由に!


 かくして、戦いは終わった。
「結果を発表します」
 まずはアサリ500グラムのゼロ選手、1.25AP獲得!
 続いて600グラムの古代選手は1.5AP!
 そして胡桃・りりかペア、1600グラム、堂々の4AP獲得です!
「異議あり!」
 しかし、ここでゼロのトラップカードが発動した!
「二人で一つということはポイントも二倍換算? それは不公平だ。君たちのポイントは合計の半分になる」
 どうでしょう班は不正はしない!
 不正した人には鼻からワサビの刑だ!
 だが、それに対して更に異議が唱えられる。
「それはちがうの、ですよ?」
「右腕、妙な言いがかりを付けるものでは、ないわ、ね」
 二倍換算などしていない、単純に二人の合計を足しただけだ。
「何なら、二人で分けて測り直しましょう、か」
 それでも、りりかの700グラムと胡桃の900グラムで圧勝だけどね!
「でも、それだとアイスが一個と二個になってしまうの……」
 だから二人は公平を期す為に、余ったAPを有効活用することに決めた、というわけだ。
「APの譲渡に関する取り決めは、ルールになかったわ、ね」
 よって二人は正当に、アイスを二個ずつ要求する権利がある。
「矢野さん、あたしたち……何かまちがったことを言ってる、です?」
「言ってないわよ、ね?」
 頭上の太陽よりも熱く、じりじりと迫る二人。
「矢野さんなら……きっと、ごちそうしてくれるって信じてるの……」
「ちち、証明して、見せて。ちちのモモらぶ度は、APなんかでは測れないないってこと、を」
 追い詰められる古代、もう逃げ場はない。
 いや、ここで逃げたら娘に嫌われてしまう!
 それだけは絶対に、何が何でも避けなければ!!
「わかった、二人に2APずつ与えよう」
「おっちゃん裏切者!?」
「すまんゼロ、許せ……!」
 男の友情、敗れたり。

 なお、アイスはその大きさに関わりなく、一個は一個である。
 よって、へーかとだいまおーはアイスケーキのホールと、特大パフェを要求するものである。
「わかったわね、右腕」
「なんで俺や!?」
 それはサイコロの神様の思し召し。
 或いは日頃の行い――?


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【jb1679/矢野 古代/男性/外見年齢39歳/褌に無限の可能性を信じて】
【ja2617/矢野 胡桃/女性/外見年齢16歳/全てはアイスのために!】
【jb6883/華桜りりか/女性/外見年齢16歳/全てはアイスのために!】
【jb7501/ゼロ=シュバイツァー/男性/外見年齢33歳/小細工は身を滅ぼす】


ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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いつもお世話になっております、STANZAです。
この度はご依頼ありがとうございました。
なお、褌は結局手に巻き付けて掘るというオーソドックスなスタイルに落ち着いたようです。
というわけで、お楽しみいただければ幸いです。
何か問題がありましたら、リテイクはご遠慮なくどうぞ。
白銀のパーティノベル -
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エリュシオン
2016年08月15日

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