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『ウキウキドキドキ☆水着ショッピング♪ 』
大鳥居・麗華(gb0839)


 夏に向けて水着を買いにショップへとやって来た大鳥居・麗華(gb0839)、L3・ヴァサーゴ(ga7281)、伊万里 冬無(ga8209)の仲良し三人組。
 三人はしばらく店内を物色し――まず最初に選んだのは――

 スクール水着!!

「まあ、これは定番ですわよね」
 麗華の水着は旧タイプ・濃紺のスクール水着。言葉通り定番の『旧スク』である。
「……プールに限らず……海でも……必ず一定層にニーズがあるのは……確実……」
 ヴァサーゴの水着はいわゆる『旧スク』で『白スク』だ。
「あらヴァサーゴさん、見かけによらず計算高いのですね♪ 新たな一面が見られましたかもしれませんです♪」
「……そ、それは……否定出来ない……」
 ポッと頬を染めるヴァサーゴの隣でけらけら笑っている冬無の水着は新タイプ・濃紺のスクール水着。

 とりあえず水着を選んだ三人は試着してみる事にしたのだが――
「ちょ、同室は狭い気がしますわよ!?」
「……全員同室……何故……? ……嫌ではない、けど……」
「まぁまぁ、細かいことは気にしないで下さいです♪」
 三人とも何故か同じ試着室に入ってしまった。……実際は冬無が押し込んだのだが。
 他の二人も狭い以外は特に文句があるわけではないので了承。一緒に水着に着替えることに。
「じゅるり♪」
 二人がするするとバスタオルも巻かず衣服を脱いでいく姿に、冬無は恍惚の笑みを浮かべて舌なめずり。
 この三人は本当に仲良しで裸の付き合いも何度もあるため抵抗は無かったようだが……それでも少し恥ずかしいらしく麗華とヴァサーゴはほんのり頬を染めている。
 さて、着替え終了。

 まずは麗華!
「どうかしら?」
 本来は幼い女子が着るはずの『旧スク』を身に纏った彼女。
 まだ成長し続けてはいるものの、その成熟した豊満な肢体を覆う濃紺の厚手の布地にはどこか背徳感を覚える。

 次はヴァサーゴ!
「……水着……しばらく着ていないので……恥ずかしい……」
 彼女の発展途上の肉体に纏ったのは純白の『白スク』!! とても素晴らしい!! 非常にマッチしている!!
 その無垢なる魅力には……もしその姿で真夏の砂浜に繰り出したならばその手の男性達にガン見されること間違いなしだろう。

 最後に冬無!
「うぅ〜ん♪ お二人ともすごくお似合いです♪ 露出が少ないのでどうかと思いましたが、たまにはベタなのも良いですね♪」
 麗華次いでグラマーな彼女。その身に纏う新タイプのスクール水着は似合っているのだが……『無難』といった感じは否めない。
「やっぱりもうちょっとはっちゃけたいですね♪ 次にいきましょう♪」


 三人は再び店内を物色。しばらくして麗華が二人を呼ぶように声を上げた。
「スクール水着を着たのですから、こちらも試してみたいですわ」
 まもなくヴァサーゴと冬無がやって麗華の元へ。彼女が手にしていたのは『競泳水着』だった。
 この水着ショップは様々なスクール水着を置いているのだから競泳水着も当然各種取り揃えている。
 そして三人が選んだのは――

「これなんて良さそうですわね」
 麗華の水着は鮮やかな青地に白のラインが入った競泳水着。

「……我は……これにしてみた……」
 ヴァサーゴの水着は麗華とは反対に白地に青のラインが入った競泳水着。

「あはっ♪ 私好みの色もありましたです♪」
 冬無の水着は黒地に赤いラインが入った競泳水着。彼女の普段着と同じ配色である。

 そしてまた同じ試着室に三人で入り、お着替えタイム!
「ちょ、ちょっと、ヴァサーゴさん押さないで下さいまし」
「……違う。我じゃなくて……冬無がぐいぐいしてくる……」
「あらぁん♪ ヴァサーゴさん大きくなりましたねぇん♪ 日々成長していて私嬉しいです♪」
「……冬無……そこは……だめ……ふあああ〜……v」
「ヴァサーゴさん!? どこに手を入れていますの!? ダメですわ! ダメですわぁvv」

 …………着替え終了。試着室で何があったかは不明である。

 まずは麗華!
「はふぅ……どう、かしら……?」
 息が上がっているのは気にしないでおこう。
 麗華が選んだ競泳水着はぴっちぴちで、豊満なボディラインが浮き彫りになっている。非常にセクシー!
 尚且つ、鮮やかな青地に色白の肌が映えており、とても目を引く水着姿だ。

 次はヴァサーゴ!
「……はぁ……はぁ……似合っていると……良いのだけど……」
 こちらも息が上がって頬は赤く染まっているが気にしてはいけない。
 彼女の水着もぴちぴち。幼いながらもなだらかな曲線が露わになっており魅力的。
 だが先程の白スクのマッチ具合に比べるとやや物足りない感じがしてしまう。

 最後に冬無!
「ふぅ……。この締め付けられる感じが良いですね♪ あはぁん♪」
 満足気な表情の彼女。その理由を探ってはいけない! やはりこちらの競泳水着もぴっちぴちだ。
 配色的に彼女の普段着である専用カスタマイズメイド服をそのままぴっちりな競泳水着にしたような感じに加え、グラマーな体型も露わになり非常に艶めかしい。

「……そういえば、面白そうな……水着を……をさっき見つけた……。……二人も……着てみよう……?」
 ヴァサーゴが言い、次へ。


「珍しい形の競泳水着ですわね」
「……水球用水着、というらしい……」
「背中にジッパーがあるのとお尻が強調される感じが良いですね♪」
 麗華は白色、ヴァサーゴは黒色、冬無は赤色を選択。同じ試着室にてさっそくお着替え。

「ヴァサーゴさん、背中のジッパーを閉めて下さる? 胸が邪魔で手が届きませんの」
「……麗華……もしかして……喧嘩、売ってる……?」
「違いますわ! 本当に届かなくて困っているのですわ!」
「……なら……良いけど……」
「あはぁぁん♪ これはなかなかに良い水着ですね♪ 一部がすごいことになっていますです♪♪」
 着替え終わった三人は一斉に、
「あふぅんv」
 と声を上げた。何故かは知りません。

 試着室のカーテンが開かれる。
「こ、これは……本当に競技用なんですの!?」
「……お尻が……すごく……落ち着かない……んんっ」
「はぁぁぁん、こんな素晴らしい水着があったなんて♪ お二人ともお尻にすごく食い込んでいますです♪♪ 眼福ですね♪♪」
 三人が「なんとなく」で選んだ水球用水着は超ハイレグでバックは冬無が言うようにものすごい食い込みでお尻がほぼ丸見えなのである!!
 グラマーな麗華と冬無は元より、やや幼児体型で胸も控えめなヴァサーゴもお尻はそれなりに大きめだ。
 三人の張りがありぷりりんとしたお尻が動くたびにたぷんとほのかに揺れる。
「ハレンチですわ! こんな水着ハレンチですわ!」
「……我も……恥ずかしすぎる……こんな格好では……海やプールには行けない……」
「おや、残念ですね♪ それではそろそろ本命を探しましょうか♪」


 これまではあくまで試着。今度は『本命』の水着を探すべく三人は気合を入れる。
「スクール水着や競泳水着ばかりでしたからオシャレな水着が良いですわ」
「……我も……そう思う……。……可愛いのが……良い……」
「それでは張り切っていきましょう♪」

 結果、三人が最後に選んだのは――

 麗華は紐同然のビキニ。 冬無はウルトラローライズマイクロビキニ。
 ヴァサーゴはボトムがスカートっぽくなった黒のゴスロリ風マイクロビキニ。ただしブラの布地がやたら少なく、ボトムもハイローライズである!
 …………誰のチョイスなのかは一目瞭然。麗華とヴァサーゴが悩んでいるうちに冬無が決めてしまったのだ。
「お二人共、これとか如何ですか♪」
 冬無がほとんど紐同然の水着を二人に見せる。
「伊万里、流石にこれは大胆過ぎませんこと……?」
「……我…もう少々……布地多目の、希望……」
 これまでの水着が薄れてしまうような布面積が少ない水着に二人は抗議の声を上げるが冬無は、
「良いから良いから、まずは着て見ましょう♪」
 と、二人を試着室に押し込んでしまった。

「んんっ、どこ触ってますの!?」
「……っ! そ、其処、触っては……あぁ……っ!!」
「あぁっと、手が滑りましたです♪ ぬふふぅん♪」
「……我も……お返し……。……冬無も麗華も、相変わらず……大きい……」
「ヴァ、ヴァサーゴさんまでっ」
 思いっきり試着室から漏れ出ている声…………。
 中で何が行われているかはアレに抵触するので描写は控えさせていただきます。

 そんなこんなで着替えが終了。
「布地少ないというか、これ……ほぼ紐な気がしますわ」
「……矢張り……少々、布地少ない……気がする……」
「良いから良いからぁ〜お似合いですよぉ♪」
 三人のほぼ肌色な姿がそこにあった。やはり冬無が選んだものゆえ、露出度が半端ではない。
「それではこれにけっていですね♪ お会計を済ませてきますです♪♪」
「ちょ、伊万里!」
「……冬無、待っ――」

「お買い上げありがとうございました♪」by店員さん
「…………」
「…………」
 あっという間の出来事に麗華とヴァサーゴはぽかーん。
 どうやらこの水着を着て人が大勢いるところへ行かなければならなくなったらしい。
「夏が楽しみですね♪ ぬふふぅん♪」
 そんなわけで三人の水着ショッピングが完了したのだった。
 波乱を予感させる夏の始まりである――。

END
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2016年08月16日

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