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『【死合】黒と緋 』
八朔 カゲリaa0098)&狒村 緋十郎aa3678
 八朔カゲリが、夜の廃墟を行く。
 再開発の名の下に放り出されたこの街には愚神が出るとの噂があり、ホームレスすら近寄らない。
 が。だからこそ、今の彼には都合がいい。
 朽ちかけたビルとビルの隙間を、ただただ彼はそぞろ歩き――
「八朔」
 暗がりのさらに奥から、低い声が忍び出した。
 カゲリは足を止めず、ただ静かに相手の名を呼び返した。
「緋十郎」
 カゲリの横に、荒々しくも繊細な気配が並ぶ。
「行くのか」
 狒村緋十郎が問うた。おまえはあいつを討ちに行くのか?
「ああ」
 カゲリが答えた。ああ、俺はあいつを殺すよ。
 互いに語る言葉は短い。
 カゲリは、緋十郎が渋面の内、自らを燃やし尽くさずにおれぬほどの熱情を隠していると知っていたから。
 緋十郎は、カゲリがすべてを是と受け入れる器の内、貫くべき意志という一条の刃を潜めていると知っていたから。
 互いに、言葉で収められるなどとは思わない。
「止める」
 足を早めた緋十郎が30歩を刻んだ後に止まり、カゲリへと向きなおった。あいつへ向かうおまえを、ここで止める。
「行くさ」
 足を止めて緋十郎を見送り、そして向き合ったカゲリは、とめていたトレンチコートのボタンを外して裾を払った。なら、俺はおまえを越えて行くさ。
 互いに非共鳴。左右の壁を破って逃げることはもちろん、自在に蹴りつけて足場と成すこともかなうまい。
 だからこそ、カゲリはこの路を選んだ。まっすぐ自分に向かってくるだろう緋十郎の魔剣を、言い訳も説得もせず、ただ受け止めるために。
 だからこそ、緋十郎は大きく距離を開けた。自分が追ってくるだろうことを悟りながら、あえて真っ向勝負を受けようとしたカゲリの誠意へ応えるために。
「……今、これを振るう資格が俺にあるとは思えんが。それでも俺にはこれしかないのでな」
 その強靱な肉体からあふれ出す緋色の毛を鎧とした緋十郎が、魔剣「カラミティエンド」――元は彼の妻の愛剣であった“闇夜の血華”を高く掲げた。
 その剣は緋十郎の思いだ。妻たる真祖の王女と、愚神たる雪娘。ふたりの人外の間で恋情に焼かれながら懊悩する男の、二律背反。
「そうか」
 是とも否とも言わずに受け入れたカゲリは、左手で漆黒の魔導銃50AEを抜き放つ。彼のために死んでくれたやさしき“女”の遺志……すがるものをすべて失くし果てた彼に残された、ただひとつのよすがを。

 血華を上段に構えた緋十郎が、3歩の距離を跳んだ。
 宙にある緋十郎へカゲリが魔導銃を撃ち込んだ。頭に2発、胸に2発。俗に“コロラド撃ち”と呼ばれる完殺の技で。
 4発のライヴス弾を、緋十郎は振り下ろした血華の腹で弾く。上段に構えていたのは誘いだ。どこにでも撃ち込めると思わせるための。
 カゲリも緋十郎の意図には気づいていた。が、オールラウンドを信条とする彼とは異なり、緋十郎は完全な近接戦闘屋である。出足を抑えなければ、わずか20メートルのイニシアチブは3秒と保たずに殺される。
 だからこそ。
 カゲリの魔導銃が7発装填式であることを知る緋十郎は、カゲリに弾を惜しませないため、跳んだのだ。
 使えるものは自らの膂力と戦場で覚えた技のみ。ただの1歩にそれだけの攻防を重ねたふたりが、次の行動へ移った。
 カゲリは残る3発を、タイミングをずらして緋十郎の足元へ撃ち込んだ。どれを避けようと、どれを弾こうと、残る2発が確実に脚を砕く。
 口の端を吊り上げた緋十郎が、血華をアスファルトへ突き立て。棒高跳びのように体を宙へと投げ出した。彼は猿獣のワイルドブラッドだ。その動きは人を遙かに超えて軽い。
 高みよりカゲリを見下ろした緋十郎が、まっすぐにカゲリへと迫った。回転を加えれば視線を標的から切ることになる。左右の壁を蹴れば、標的へ届くまでの時間が長くなる。だからこそなにも足さず、最速を成すため、ただ落ちていく。
 カゲリが左手の内の銃を返して空の弾倉を振り落とし、袖口に潜ませていた換えの弾倉を突き込んだ。が、緋十郎はもうすぐそこにいる。
 これが俺のとっておきだよ。
 カゲリが掲げた右手の袖から、バシャリ――バネの力で弾き出されてきたもう1丁の魔導銃が、剣を振りかざした緋十郎へ突きつけられて。
 撃ち出された7発のライヴス弾が、その胴へ喰らいついた。
 っ! 緋十郎の体がアスファルトに落ち。
 再装填を終えたカゲリの左の魔導銃がその落下を追った。
 緋十郎は丸めた体を回転させつつ壁を蹴り、刃を路へ突き立てて軌道を変えて逃げる。
 冷徹な視線と2丁拳銃とが、その緋十郎を執拗に狙い続けた。
 限りなくクレバーでありながら燃え立つように激しい……これが八朔カゲリか! 緋十郎は血肉ごと緋毛を焦がす苦痛に酔いしれた。
 あいつは本気だ。本気で俺を気づかって、殺しにきてくれた。
 感謝するぞ。
 おまえのおかげで、今このときだけは迷わずにすむ。
 右の魔導銃を撃ち尽くしたカゲリが装填に入った。その間も左の魔導銃は牽制を続けていたが、弾幕の厚みは先ほどまでと段違いに薄い。
 緋十郎は撃たれながら立ち上がり、顎の先を路にこすりつけるほど低く跳び出した。
 俺は俺のすべてを差し出しておまえの友誼に応える。
 カゲリは脚を薙ぎに来た血華を上から踏み落とした――瞬間、下から迫り上がってきた拳に顎を突き上げられた。
 視界が一瞬黒くひずみ、白くまたたいて揺れる。耳をすませば、頭蓋の内を跳ね回る脳のステップが聞こえてきそうだ。
 刃を踏ませて逆にカゲリの体勢を固定し、避けようのない1発を打ちつける。失敗すれば命取りになる手をとっさに、ためらうことなく使ってくるとは。
 必死の中で一点の活をつかむ覚悟……これが、狒村緋十郎だ。かすむ視界を塞ぐ影を反射的にやりすごしたカゲリは薄笑みをこぼす。
 こちらの本気に真っ向から本気を返すか。
 それでいい。
 俺は俺を違えない。だから、おまえもおまえを違えるな。
 手放した血華を再び握った緋十郎が、カゲリの脳天へ刃を振り下ろした。
 それを交差させた銃身で受けて後ろへ転がったカゲリ。その左手が銃を離し、換わりに無形の影刃<<レプリカ>>――黒焔を噴く“奈落の焔刃”をとった。
 それを見て取った緋十郎だが、かまわず血華を上から横薙ぎ、カゲリの首を狙う。
 上になった利を生かして突きを放たなかったのは、カゲリにこの一閃をかわされれば刃ごと我が身が止まり、致命的な隙を生むからだ。
 これでしとめられればいい。しかし、“次”がないなどとは思い上がらんさ。
 渾身でありながら残心。それこそ、常に死地の先陣を切る男が背に刻んだ血の掟であった。
 わかっているさ。必殺の中で次に備える。それでこそおまえなんだろう。
 なら。ここから俺は、俺を見せようか。
 カゲリの目が細められた。
 半眼――すべてを見通す仏の眼を指すが、武術の世界ではあえて焦点を合わせず、敵の一部位ではない全身を見やるための「眼の構え」を指す。
 半眼で見透かした血華の軌道を先回りし、カゲリがライヴス弾を撃ち込んでいく。123456。
 6発の弾に切っ先を弾かれ、重い刃が上へ泳いだ。
 緋十郎がいかな膂力を誇ろうと、刃を支えるのははるか後方に在る両手のみ。その支えからもっとも遠い先に当てられてなお耐え切れようはずがない。
 その刃を額でさらに押し上げるようにして、カゲリが立ち上がった。右手の焔刃が、緋十郎の腹に突き込まれる――
 否。切っ先が、血華の柄頭に突き落とされていた。弾かれて剣自体が上向いたことを利した、とっさの防御。
 刃を打たれた結果、カゲリの体が硬直する。
 人間の体はわずかな衝撃を受けただけで容易く止まる。衝撃や苦痛に備えようと、力を込めてしまう。
 だから。
 緋十郎の横蹴りを、カゲリは避けられなかった。
 蹴り倒され、押し潰されるものと思ったが、しかし。緋十郎の蹴りはやわらかく、逆に緋十郎のほうが2歩分後退していて――
 緋十郎の意図に気づいたカゲリが、人体の急所が並ぶ正中線に沿って焔刃を立てた。
 八朔、すまん。
 緋十郎の血華が薙いだものは、前に置かれたカゲリの右脚の臑だった。
 そういうことか。
 重心を後ろに引いていた左脚へ移し、カゲリは粘つく汗が噴く頬に薄笑みを刻む。
 臑斬りは剣術のみならず、現代の薙刀競技でも多用される決め技である。
 血華は全長で240センチ。刃だけでも200センチに届くだろう。直立したまま、敵の臑を薙ぐのは容易い。
 しかも、常の緋十郎ならば迷わず敵の急所を打つ状況だ。友たるカゲリの信頼を逆手にとった一閃だからこそ……緋十郎の“雪娘”への想いが友誼を超えたからこそ、決まった。
 違えるなと願ったのは俺のほうなのにな。おまえの想いを軽く見ていたらしい。……ここからは違えない。おまえを。おまえの想いが見せる光を。
 カゲリは割り裂かれた自らの右脚に焔刃を押し当て、焼いた。
 神経がちぎれて感覚は失われたが、骨は繋がり、血は止まった。
 当然のことながら、脳を焼き切るほどの凄絶な痛みがある。それでもカゲリは眉ひとつ動かさず、それを受け入れた。痛みっていうのは、そうしたものだろう。
 その様を見た緋十郎は静かに息をついた。
 おまえを抑えたところでどうなりもしないことはわかっている。だが俺は――おまえにだけは、俺の心を押しつけていいんだと思っているようだ。甘えているんだな、俺は。ならば。最後まで甘えさせてもらおうか。
 滾りとためらいは消えた。緋十郎は血華を掲げて機を待ち受ける。
 被虐趣味だとばかり思っていたが、怪我人に来させようとは意外に嗜虐趣味なんだな。
 カゲリが右足を踏み出した。細かな動きはできないが、この1歩を支えきれればそれでいい。
 黒焔を引いて焔刃が舞う。
 緋十郎の得物は重く長い。攻めに出れば比類なき連撃を成すが、ひとたび守りに回ればその重さと長さゆえに大きな隙を生む。
 攻めを抑えようと大剣を巡らせるほどに隙は押し広げられ、カゲリに打ち込む機を与えてしまう。
 虚実……それが形在りながらそこに無い、影だ。
 カゲリは剣身で血華を打ち、釘づけておいて黒焔を放つ。
 打ち返してくる緋十郎の血華を黒焔で巻き取り、さらに焔を撃つと見せかけ、切っ先を突き込む。
 実体である刃と実体なき焔を併せ持つ自在剣。それはまさに、影たるカゲリの本性を顕わすものであった。
 一方。体を焼かれながら、緋十郎がじりじりと後退した。守るほどに隙は拡がり、下がるほどに焔ばかりが届く間合へ押し込まれていく。
 このまま終わるのか、緋十郎?
 声なき問いが緋十郎へ投げかけられ。
 まだだ。そうでなければ、友誼に背いた意味がない!
 緋十郎が前へ出た。
 その胸に焔ならぬ黒き実刃が食い込んだ、その瞬間。
 あらん限りの力を込めて、緋十郎が筋肉を締めた。
 生肉の焦げる湿った音が漏れ出すが、強靱な胸筋が刃をくわえ込んで離さない。
 血華の柄頭がカゲリの額を打ち据え、さらに緋十郎の口元から伸び出した牙が、顔が上向いたことでさらけ出された首筋へ喰らいついたが。
 頸動脈を破られ、あふれ出した血に飾られたカゲリの面に、笑みが浮かんだ。
 待っていた。今の俺は、足がきかないんでな。
 焔刃を離したカゲリの左手が、自身の首と緋十郎の口の間へねじ込まれ。
 装着していたアガトラムが起動。牙を折り砕きながら緋十郎を吹き飛ばした。
 ライヴスの盾を展開する籠手だからこその、シールドバッシュ。
 カゲリは右手に握ったままの魔導銃を伸べた。
 もうひとつ、土産だ。
 緋十郎の裂けんばかりに開かれた口の内へ、弾倉に残されていた1発を撃ち込んだ。
 いかな防御力を備えた緋十郎でも、体内を鍛える術はない。延髄を砕かれることだけはまぬがれながらも、喉の奥を貫かれた彼はもんどりうって倒れ、2度3度と悶え跳ねた。
 しかし。
 立ち上がる。
 拾い上げた焔刃で首を焼き、自分を見下ろすカゲリと対峙する。
 これほどの痛みと苦しみを受けたことが、今までにあったか? ……思い出せないな。頭が、うまく回っていないようだ。このままゆっくり眠ってしまえば、明日の朝には思い出せるだろうか? いや、そんな時間はないな。友だちを待たせているんだ。あいつとはもっと話したいことがある。歩けるうちに、この手を握る力が残っているうちに。
 赤黒い血を吐き落としながら立つ緋十郎を待ちながら、カゲリは魔導銃に最後の換え弾倉を叩き込んだ。
 なにも話すことはないと、そう思っていた。でも、いざ始めてみればこれだけ語り合うことがある。なぜだろうとは言わない。あいつと俺が、友だちだからだ。これ以上話もないだろうが、きっとまだ話し足りていないんだろう。なら、最期の最後までつきあうさ。友だちってのはそうしたものなんだろうし、俺はそれを悪くないと思うから。
 ふたりが同時に、手の内に握り込んだライヴス結晶を割り砕いた。
 こんなときにまで、思うことは同じか。
 カゲリが思わず笑みをこぼした。
 まったくだな。
 緋十郎が仏頂面をさらにしかめる。
 その間にも。傷ついた体に偽りの命があふれ出し、消えかけたライヴスを再び燃え立たせた。
 それは共鳴していないライヴスリンカーが成し得るはずのない、リンクバーストだ。いや、あくまでも疑似、ということなのだろう。失われた命は、二度とその体に戻ることなどないのだから。
 それでも。互いに今一度の全力を尽くす力が与えられた。
 上等だ。それだけで、いい。あと一度、言葉なき言葉を交わそう。
 カゲリが壁を蹴って跳び、魔導銃を撃ち放す。
 緋十郎が壁を削りながら血華を斬り上げる。
 撃った反動を利したカゲリが、宙で体を返して焔刃から黒焔を飛ばし、さらに体を返して弾を撃ち込んだ。
 黒焔をななめに立てた血華でいなした緋十郎がさらに切っ先を伸ばし、浮き上がるほど強く突き上げた。
 互いに“次”はない。この攻防が尽きたとき、“今”が終わる。
 だから。
 惜しむように、互いに技を尽くした。
 緋十郎がカゲリを貫いた強引に血華を引き戻し、カゲリを下へ引き落としながら膝を放つ。
 カゲリは引き落とされながら、緋十郎をえぐった弾痕にさらなる弾を撃ち込み、肉に食い込んだ弾を心臓へと押しやっていく。
 膝蹴りで突き離したカゲリを、踏み込んだ緋十郎が袈裟斬り。その左目を割った。
 突き離されたカゲリが、路に転がりながら撃ち、緋十郎の右目を焼き潰した。
 偽りの命が崩れ始める。
 互いにその存在を忘れていた傷が露わされていく。
 これほどに名残惜しい時間が、終わってしまう。
「緋十郎」
 闘い始めてどれほどになるか。
 初めてカゲリが声を発した。
「八朔」
 次いで。
 初めて緋十郎が声を返した。
 カゲリが魔導銃を捨て、両手で焔刃を青眼に構えた。
 俺は思い出を置いていく。“今”このときだけを生きるために。
 緋十郎が血華を大上段に構えた。
 俺は、おまえも俺も捨てていく。“今”このときだけを越えるために。
 そして。
 向き合った互いを、ゆき過ぎた。

「……先にいく」
 カゲリはかすれた視線で緋十郎を見やった。
 友を置いて逝く。それを他人事のように「幸いだな」と思う。
 俺の胸にはもう、死んだ誰かを抱え込むほどの隙間がない。
 だから「すまない」とも思う。
 おまえに俺を抱え込ませることになった。でも、これだけは約束する。俺はおまえに恨み言を言ったりしない。昔話をしようとせがむことは、あるかもしれないけどな。
 そのときはきっと、いつもの仏頂面で応じてくれるだろう。確信があったから――彼は静かに死んでいく。
 ああ、そういえば。死んだ俺を迎えに来てくれるのは誰なんだろうな。
 その答を知る者は、ここで息絶えたカゲリだけである。
 残された緋十郎は壁にもたれた背をずり落とし、座り込んだ。
 生き残ったのは、俺があいつを捨てたからだ。俺が俺を捨てたからだ。生き延びて彼女にまた逢いたいと、すがりついたからだ。
「俺は俺を違えた。俺の心を違えぬために、すべてを違えた」
 自らの手で殺した友を抱え、緋十郎は血華を頼りに立ち上がる。
 行かなければ。たとえ行き着く前に倒れるのだとしても。それが生き延びた俺の、せめてもの贖いだから。
 緋十郎は雪娘のもとを目ざし、行く。
 その背を見送るものは、死せる友の半眼。ただそればかりであった。


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【八朔 カゲリ(aa0098) / 男性 / 17歳 / 絶対の肯定者】
【狒村緋十郎(aa3678) / 男性 / 32歳 / 不退転】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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 生死を分けしは想い。されど勝者が此世でたどりし行末は杳として知れず、敗者が彼世にてなにを得たやもまた知れず。
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2017年02月20日

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