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『familiar 』
辰川 幸輔ja0318)&朽木麗ja0017)&朽木颯哉ja0046)&辰川 幸子ja0248


 『特別』が、ほんの少し。けれど大きく意味を変えた。
 降り積もった雪が融け、春の小川に優しい感情が流れるようになる。
 長い長い夜が明け、朝を迎え――そして。




 辰川 幸輔は、薬指に光るリングを朝陽に翳す。
 長くケースにしまわれていたそれは真新しい輝きを放つ一方で、幸輔の武骨な指にもそれなりに収まりよくなってきたように思う。
 朽木颯哉から贈られた『気持ち』を受け取り、伝えて、しばらくが経った。
 恩人と思っていた相手から好意に幸輔は驚き、しかし完全に跳ねのけることはできず。連絡を取らない時期もあった。
(生きてりゃ……わからねえもんだな)
 娘である辰川 幸子以外に、大切な存在など出来るわけがないと考えていたのに……
 たいせつ、なんて。意識するものではなかった。
 気が付けば、幸輔の心の奥底に生まれていた。
 それが颯哉の抱くものと別種であるから苦しんでいたけれど……突き詰めれば『感情の種類』など些細なことで。

 ――辰、元気だったか?

 『本家』の仕事の合間を縫って会う時間を作ってくれる颯哉の、月明かりの下の表情を思い出して幸輔は熱くなる自身の顔を叩いた。
 恋人。
 関係に名前を付けるなら、それとはわかる。
 かといって、抱き寄せられればドギマギするし、こめかみを掠めるキスに慣れるわけが。わけが。
(朝っぱらから、俺は何を……!!)
 思春期のガキじゃあるまいし!!
「おとうさーん、あさごはんにしよー! さめちゃうよ!」
 数日前の事を思い出してジタバタする幸輔へ、朝食の支度を済ませた幸子が明るい声で呼びかけた。


 なお、颯哉との関係の変化について、幸輔は幸子へ未だ話していない。




「親父、気持ち悪ィ」
「藪から棒に酷い言い草だなァ、オイ」
 一方、朽木家。
 色素の薄い肌に映える赤い瞳が、冷ややかに颯哉を見据えた。
 父である颯哉の上機嫌ぶりへ、息子の朽木麗から挨拶代わりに辛辣な一言が向けられる。
 それで落ち込む颯哉でなし、どこ吹く風とコーヒーの用意をする。
「麗も飲むだろ?」
「……ん」
 『本家』はゴタゴタしていて、たまに久遠ヶ原へ戻ってきても疲れた様子が多かった父が、ここ数カ月はずっとこの調子なのだ。
(息子離れはありがたいケド)
 颯哉が久遠ヶ原学園に籍を置くのは、麗を心配してのこと。
 こちらへ来れば何くれとなく麗とのコミュニケーションに比重を置く父が、変わった。外出する時間が増えた。
 束縛されたくない麗としては、有り難い限りだけれど。
「……何?」
 カップを受け取り、冷ましてから口をつける。視線を感じて麗が顔を上げると、父親の顔をした颯哉と目が合った。
「いーや。大きくなったと思ってよ」
「オッサンくせェ……」
「褒めてンだから、素直に受け取れよ」
 颯哉が喉の奥で笑う。
 亡き妻の面影の濃い麗だが、年齢相応に身長も伸びて『男らしさ』も出てきたように思う。
 麗を見る度、助けられなかった妻を思い出して苦しかった。
 けれど、こうした成長を目の当たりにすると、麗は妻の忘れ形見であると同時に己の子であると、当たり前ながらも深い感慨を覚える。
 麗には麗の人生があり、成長し、様々な出会いに触れてゆくだろう。颯哉がそうであったように。そうであるように。
「麗の嫁さんかー……」
「え、なに、ホントなに?」
 意識の跳躍した独り言に麗がガチで引いたところで、颯哉がシャツの胸ポケットへ入れていたスマートフォンが鳴動した。
 



 ――久しぶりに、ゆっくりと休みがとれそうだ。
 先日、颯哉が幸輔へ話したのだけれど。
 そこから、幸輔は家族同士で出かけることを提案した。

「うーちゃん、みて! ねえねえ、あのおはな、すごくきれい」
「どれ……? 行き過ぎたよな絶対。辰さん、ちょっと戻れる?」
「これで5回目でしょ、麗さん!?」
「フッ……動体視力がなっちゃいねェなァ、麗。助手席からでも俺には見えたぜ? 白い花だよな、さっちゃん」
「辰さん、車とめて。親父、外に出ろ。殴る」
「おうよ、望むところだ。親を越えてこそ男だぜ」
「!?」
「うーちゃん、そーくん、けんかは『めっ』だよ?」
「……さっちゃんが言うなら」
「仕方ねェなァ……」

 幸輔がレンタカーを運転する間、ずっとこんな調子で。
 もともと仲のいい幸子と麗だが、こうして遊ぶのはずいぶんと久しぶり。
 はしゃぐ幸子を、麗が優しく見守る。
 子供らしい我儘が飛び出せば颯哉が揶揄し、幸輔がとばっちりを受け、幸子が止める。
 緑豊かな道を賑やかに抜ければ、その先には最近人気だという釣り場が待っている。




 川面が川面を弾き、キラキラと輝く。
 気温に反して、絶えず流れる川の水は冷たい。
 幸子はズボンを捲って川へると、足元をするりと抜ける川魚がくすぐったくて笑い声を上げた。
「おさかな、こっちにもいるよぉ?」
「そんな歩き回っちゃあ魚が逃げるぞ! そっちじゃ釣れねえったら」
「ええーー」
 父親組は、BBQのために魚釣り。
 よく釣れると評判だが、最初から上手く行くとは限らない。
 レンタルしてきた釣り具を手に、颯哉が唸る。
「位置を変えるか、辰」
「……でも、あまり離れると幸子たちが心配で」
「だよなァ」
 子供といっても、2人とも撃退士だ。
 しかし、撃退士といっても2人の大切な子供。
 幸輔も颯哉も、妻を喪ったことが消すことのできない傷であり残された子供は掛け替えのない宝だ。
 それは、幸輔と颯哉の関係が変わったところで揺らぐことはない。
 過保護と言われようが、自分の目が届くところに居たい。
「それに、ここから眺める角度がちょうどいい。……麗もさっちゃんも、イイ顔してる。今日はありがとうよ、辰」
「礼なんか要りませんって。俺だって付き合ってもらえて嬉しいんですから。じゃあ、長期戦と行きますか」
「得意分野だ」
 そこで颯哉がニヤリと笑うものだから、幸輔は釣竿を取り落としかけた。颯哉が手を重ね、寸でのところで事なきを得る。
「あっ」
「おっと」
 不意に触れた手の熱さに、幸輔は一瞬で赤面し、慌てて首を振る。
「……幸子、なんて言いますかね」
「……あァ」
 幸輔が抱えている不安は、颯哉も同じだ。表情を素に戻し、視線を川面へ投じ、颯哉が応じる。
「いつか、話した方がいいんかねぇ……女を泣かすのはもう嫌なんだがなァ」
「泣きますかね……泣くかもな……」

 自分たちの感情は、自分たちのもの。恥じるものはない。……そうだとしても。
 関係の変化を伝えるには、どうしても勇気が要る。
 今、こうしている間にも、何かを疑われたら?
 隠していた、と怒られる?
 おかあさんをわすれたの、と泣いてしまう?
 颯哉の事を、受け入れてくれるだろうか。拒絶してしまうだろうか。
 麗と幸子の関係は……

「ちゃんと伝えねえと、ですね……麗さんにも」
 考える時間は、十二分に与えられた。
 その上で、幸輔は颯哉への感情を認めて、伝えたのだ。
 それでも、どうしても先送り先送りにしてしまう。
 4人が揃った今日あたり、いい機会なのかもしれないが……それでも、決心はつかない。
 今日は『仲のいい親子同士』として、子供たちの無邪気な姿を見ていたい。
「うん? あっ、颯哉さん、糸ひいてます」
「おっ。これはデカいと見た。悪いな辰、一番乗り頂くぜ……!」




(あ、また餌だけ取られてる)
 楽しそうに釣りをしている父親たちを、麗は川の中からぼんやりと振り返る。
 釣った・逃したと、いい年をした大人だというのに非常に賑やかで。
「うーくん、ゆだんたいてきー!」
「わ」
 ぱしゃっ。幸子が、その隙に麗へ水を掛ける。
「おとうさんたち、つれてるのかな」
「よくわからないけど、俺たちの分くらいは確保してるんじゃないか」
「あはは。それなら、さちのぶんは、おとうさんとはんぶんこだね」
「……うちの親父は腹を鳴らしてればいい」
 麗の酷い言い草に、しかして笑うばかりの幸子。
「あのね。きょう、さち、すごくうれしいんだ」
「お父さんと出掛けンの、久しぶりだった?」
「んーとね……。おとうさん、げんきになったから」
 一時期、悩みを抱え込み暗い表情だったのだと幸子が教える。
「わらわなくなって……さちに、はなしてくれなくて……」
「そっか」
 父である幸輔が大好きな幸子にとって、それはとても寂しくて辛かっただろう。
 もし、麗が事情を知っていたなら幸子を元気づけられただろうか?
 小さな友人の笑顔を守れただろうか。
 ひとりで思い悩んで、なんとか気持ちをぶつけて、だからといって大きな解決にはならなくて……
 不安を抱いていた間の幸子を思えば、麗までどこか苦しくなる。
 今はもう、平気。そうだとしても。
「ふふふ」
 麗がしんみりしていると、幸子が唐突に笑った。
「うーくんとおはなししているとね、くびがいたいの」
「うン?」
「ちょーっとあわないあいだに、うーくん、おっきくなったから」
「あー……。たしかに」
 麗の顔立ちは母親似で、体格も華奢だったから女物の服を着ることが多かった。
 女物の服が好みというわけではなく、自分の体格や容姿に似合うことを優先した結果であって。
 気づけば、今は年相応のメンズが増えていた。
 父親の背が高いから、まだまだ伸びるのかもしれない。
(アレに似るのか……?)
「でもね! さちも、まけないんだから」
「さっちゃん、俺より大きくなっちゃうの?」
「なるかもしれないよ? せいちょうきだもん!」
 堂々と胸を張る幸子に、麗は笑いを誘われる。
「もー! うーくん、わらわないのー!!」
 えいっ、と再び水攻撃をしようとしたところで、幸子が足を滑らせた。

「――幸子!?」
「さっちゃん!」
 
 真後ろに倒れそうになる、幸輔が釣竿を捨てて川へ踏み込む、麗が手を伸ばす。
「危ないよ、さっちゃん。そろそろ戻ろう、俺も濡れちゃったし」
「……う、うん。ありがとう、うーくん」
 麗に腕を引かれ、全身ダイブを免れた幸子は、驚きでドキドキする心臓を抑えながら大人しく頷いた。
「幸子、大丈夫か!!」
 そこへ、血の気の引いた幸輔も辿りつく。
「……麗さん、ありがとうございました。無事で良かった……」
「おとうさんたら、おおげさだよ」
「なに言ってやがる、転んで岩に頭でもぶつけたら……!」
 ドジな場面を見られたと赤くなる幸子に構わず、幸輔は娘を抱き上げる。
「魚も充分釣れた、メシにするぞ」
「はあい」
 残念そうに返事をしながら、幸子は思い出して父の耳元に顔を近づけた。
「ね、おとうさん。おともだちとちゃんとおはなしした?」
「っ?」
 ――おともだち。
 颯哉に想いを告げられ、思い悩んでいる頃。幸子から理由を聞かれ、『友達』のことで悩んでいると答えたことがある。
 幸子なりに、ずっと気に懸けてくれていたのか。
「心配かけたな……。ちゃんと話して、仲直りしたよ」
「そうだとおもった! だっておとうさん、わらってるから」
 そんな幸子こそ、太陽のようにキラキラと笑う。
(やっぱり、話さねえと……)
「あ。辰さん」
 ズカズカと大股で進む幸輔の背へ、麗が声を掛ける。
「その辺り、滑りやすいのと流れが急になってて」
 危ないですよ。

 だぱん。

 言うが早いか、幸輔は盛大に転倒した。
「おとうさんも、びしょぬれー。あはは、おそろい!」
「水も滴るイイ男だぜェ、辰ー」
「くっ……颯哉さんは黙っててください!!」
 遠くからまで冷やかしの声を浴びせられ、幸輔は冷たい水で何度も顔を洗った。

「…………」
 少し離れた場所で。
 麗は、幸子に触れた己の右腕を、不思議そうに見つめていた。




 パチパチと、魚の焼ける音が美味しそうに響く。
「手の込んだ料理より美味いモンもあるんだぜ。この辺りが食べごろだな」
「すごーい、おおきい! おとうさんがつったの?」
「褒めてくれてありがとう、さっちゃん。川の主を釣り上げたのは俺だよ」
「主なら、もっと大きいだろ。ない見栄張るのやめろよ、親父」
「なんだと麗……」
「まぁまぁまぁ」
 事あればすぐに仲の良いケンカモードに入る朽木親子を宥めながら、幸輔は焼きあがった魚を薦めていく。
 大小さまざまな魚に、農家直営販売所の野菜と。一匹も釣れなかったら可哀想だからと、麗が持ち込んだ肉類が網の上に綺麗に並ぶ。
「しっかし、晴れた空の下でメシって良いなぁ……」
「ちかくでも、おべんとうつくってどこかいきたいね!」
 豪快に魚にかぶりつく幸輔、自分で切った野菜にご満悦の幸子。
 濡れた服は、帰る頃には乾くだろう。
 幸子には自身の上着を羽織らせ、幸輔はバスタオルを肩に掛けている。
 これも川遊びの醍醐味……ということにしておく。
 幸子が、川に消えてしまいそうと感じた瞬間の恐怖だけが、幸輔の胸に絡みついたまま。
「辰」
 顔が強張ってる。
 胸の内を察した颯哉が、軽く耳打ちを。
「飲み物が足りねェんだけど、車に積んでたか?」
「ああ、俺も行き……」
「辰も来てくれ」
 子供たちを残してしまう。
 そのことを不安に感じた幸輔の腕を、少し強引に颯哉が引っ張った。
「あ……、いって、らっしゃい?」
 幸子はキョトンと首をかしげつつ手を振る。それと同時に、なんだか心がモヤモヤした。
「さっちゃん、今のうちに肉食っちまおうぜ。焼けてる、焼けてる」
「……うん」

 幼い幸子は気づきようもないだろうけれど。
 思春期を越えた麗は、なんとなく察するところがある。
 少しはこっちを信じて、さっさと話せばいいのにと思わなくもない。
「……なんか、長かったよな」 
 ――と、同時に。
 とっさのことだった、危ないと思った、だから手が伸びだ。
 それだけのことでも、『麗が女性に自らの意思で触れる』なんて、今まではなかったのだ。
 颯哉が妻を喪ったことが心の傷であるように、麗にとっても母を喪ったことは深い深い傷だった。女性へ触れることができなかった。
 それが……今回が切っ掛けだったのか。今回が偶然の例外なのか。あるいは、本当はもっと前からだったのか……
 長い時間の中で、自然と自分も変わっていた。
「うーくん?」
「ん。さっちゃんも、背が伸びたよな」
「!! でしょー!?」




 大丈夫だよ。
 子供たちの目が届かなくなったところで足を止め、颯哉は穏やかな声で幸輔に告げた。
「今のさっちゃんには、麗がついてる」
「……颯哉さん、でも」
 拭いきれない恐怖。繰り返される記憶。
 颯哉もまた、幸子の姿に過去を重ねないでもなかった。
 足を滑らせる幸輔を見て、恐怖を覚えないでもなかった。
「今は、……『今』だ」
 颯哉は自分より大柄な幸輔の首の後ろへ腕を回し、自身の肩へ頭を預けさせる。
「さっちゃんはさっちゃんで、辰は辰だ。……大丈夫」
 過去を否定しない。忘れはしない。
 それと同時に、『今』の強さを信じたい。
「大丈夫。信じろ」
 幼子をあやすように、甘い声。髪を撫でる暖かい手。
(ガキじゃ、ねえのに……)
 ひどく安心する。そのことに幸輔は驚いていた。
 ――今は、今。
 それは、子供たちへ自分たちの関係を伝えるために、必要な勇気とも思える。
 今の自分たちを、認めること。
 子供たちを、信じること――……




「……気づかれましたかね」
「……気づいたかもなァ。女の勘ってやつか?」
 『そーくんとは、あそびたくない』
 後半、どうにも颯哉に対する幸子の態度がツンケンしていた。
 理由を聞いても、『なんとなく』しか言わない。
 麗に至っては、その様子を面白がってからかうものだからどうにもならない。

 それでも笑顔が絶えることはなく、日帰りアウトドアは帰途を辿っている。
 後部座席では、遊び疲れて熟睡している子供が2人。
 帰りのハンドルは、颯哉が握っている。
「今日は楽しかったな」
「命の洗濯でしたね……全身でしたけど」
「秋は水辺以外にするか」
 くつくつと笑いながら、颯哉はそんなことを言う。
「秋……ですか」
「冬でもいつでもいいけどよ。また4人で、呑気に出かけてェなァ」
「そうですね……。その時には、きっと」
 子供たちへ打ち明け、受け入れてもらえているだろうか。
 或いは、大きな波乱含みとなるだろうか?


 長い長い時間をかけて、築かれてきた互いの関係なのだから。
 ゆっくりと時間をかけて、理解してもらえると良い。
 夜が来て、朝が来て、それを繰り返し日々は連なる。
 長い夜も、眩い朝も、必ず訪れるのだから。
 そうして自分たちが歩んできたように、子供たちもいつかは手を離れてそれぞれの道を歩く。
 その時に、後悔しないよう。
 余すことなく、思いを伝えよう。


 たいせつな、家族なのだから。




【familiar 了】


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【ja0318/ 辰川 幸輔 / 男 / 42歳 / 阿修羅】
【ja0046/ 朽木颯哉 / 男 / 32歳 / 阿修羅】
【ja0248/ 辰川 幸子 / 女 / 7歳 / アストラルヴァンガード】
【ja0017/ 朽木麗  / 男 / 16歳 / 阿修羅】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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ご依頼、ありがとうございました。
ゆっくりゆっくり時間をかけて想いを紡いできたお二人と、ご家族の物語をお届けいたします。
お楽しみいただけましたら幸いです。
■WTアナザーストーリーノベル(特別編)■ -
佐嶋 ちよみ クリエイターズルームへ
エリュシオン
2017年08月18日

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