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『2×2 』
アリア・ジェラーティ8537)&デルタ・ソリュート(3625)&デルタ・セレス(3611)&ヘキサドリィ・ホルン(8867)
 街で人気のアイス屋さんに新作フレーバーが登場!
 そんな話を聞いてしまっては居ても立ってもいられない!
 ――というわけで、アリア・ジェラーティは午後のお手伝いを休んでマーケティングへと乗り出した。
「むー、おいしい……うちでも、パク」
 アイスを持っていないほうの手でむぐっと口を抑えて、言いかけた言葉を飲み込んで。
「……おまーじゅ、とか。いんすぱいあとか。りすぺくと……とか」
 慎重に言いなおしたりなんだり。
 と。
「あー、アリアちゃんですぅ。あーりーあーちゃーん」
 のんびりおっとりな女の子の声音がアリアの背中をぽんと叩いた。
「聞かれちゃ、いけないこと、聞かれた……。秘密、守るために、てんちゅーとか……する」
 なんて言いつつアリアが刀代わりのアイスキャンディーを声の主に差し出せば、女の子はぱくーっとそれに食いついて。
「やられましたー」でもぐもぐ。
 彼女の名前はデルタ・ソリュート。コスプレ少女の異名を持つ女子高生で、弟のデルタ・セレスと共に彫刻専門店の店員――加えてアリアと同じ氷結能力者でもある。
「この前のお洋服、どうでした?」
「ん。ちょうさいこー」
 大きくうなずくアリア。
 先日ソリュートに仕立ててもらった春夏用コーデ。その出来映えは実に見事で、アリアは勝負服として使っている。コスプレ衣装作製で鍛え上げられたソリュートの服飾技術はすでに職人級なのだ。
 だから、ソリュートがいくつも下げている紙袋の中身が布地なのも当然で。
「……買いだし?」
「いえいえー、新しい衣装が完成したのでフィッティングに行くところでした」
 アリアはかくんと小首を傾げ、「ソリュートちゃん……なに着ても、かわいい」。
 対してソリュートは「そんな、とんでもないですぅ! 私なんかもうぜんぜんですしー」と照れ照れ、直後、ものすごく真面目な顔になって。
「時代は男の娘ですよ? 私、コスプレに携わる者としてセレスちゃんにかわいいお洋服を着てもらわなくちゃって、使命感に燃えてるんです!」
 あー、そういうことかー。セレスちゃん、かわいいもんね。かわいいんだからしょうがないよねー。
 なんて納得するアリアの袖をソリュートがくいっと引いて。
「よかったらアリアちゃんも見に来ませんか? セレスちゃんがかわいいところ、じっくりたっぷり。あ、その前に私が担当してる氷像展示コーナーも」
「行くー」
 即答したアリアはソリュートと並んでうきうき歩き出すのだった。


「そういえばドリィくん、お店に来たことってありました?」
 学校帰りということで学生服姿のセレスが後ろを振り向くと、名を呼ばれたヘキサドリィ・ホルンは背中のランドセルを揺らしながらふるふるかぶりを振って。
「初めてです。お邪魔します」
 セレスが店員をしている彫刻専門店。そこにはいくつもの小部屋があり、それぞれのテーマに合わせた像が展示されている。
「ここは異種族がテーマの部屋です」
 セレスが示した部屋には翼持つ天使、たくましい筋肉美を魅せる獣人、人魚などの石像がライティングされ、飾られていた。
「像から声が聞こえます。もしかして、この像って」
 ヘキサドリィの疑問にセレスはうなずいて。
「本物の有翼人や獣人、人魚です。基本的にはこの世界で罪を犯したものを素材に使うんですけど――あまり像の“声”は聞かないようにしてくださいね」
「はい」
 ヘキサドリィは意思を宿すもの……いわゆる付喪神的な存在と交信する能力を持つ。ゆえに“引きずられてしまう”ことも多々あって、それを知るセレスは注意を促したわけだ。
 気を引き締めたヘキサドリィはセレスの後について部屋を巡る。
 石像ばかりではなく、黄金像やブロンズ像、中には素材がわからない像もあったが。
「全部、生きているんですよね」
 興味深く像へ近づき、触れる。
 指に伝わるものは、像の域を遙かに超えた存在感。命あればこその艶だ。
 同時に聞こえてくる声は当然、怨嗟や後悔、苦痛を訴えるものが多かったのだが、中には『もっと見てぇっ! 触って褒めていきり立ってぇえん!!』……うん、これは聞かなかったことにしましょう。
「最後は氷像の部屋ですね。ここは姉さんが担当してる、うーん、趣味の部屋?」
 気乗りしない顔で言いながらドアを引き開けるセレス。
 なんでしょう? セレスくんのお姉さん、ソリュートさんですよね。あの人の趣味って確か……


 セレスとヘキサドリィがひとつ前の部屋に入ったころ。ソリュートに案内されたアリアは氷像の部屋に踏み込んでいた。
「どうですか?」
 ソリュートが示したのは店の奥にしつらえられた展示コーナーで、そこには数体の氷像がそれぞれかわいらしいコスプレ衣装に身を包み、ポージングして立っている。
「……はらしょー」
 最近馴染みの深いロシア語でつぶやくアリア。
 常温にあって解けることのない氷像はそれ自体が信じがたいほどの極冷であることを示している。そしてその表面には気泡も泡立ちもなく、産毛の一本に至るまで完全再現されていながら限りないなめらかさを実現していた。
「これ……もちろん」
「意識は残してありますよ。ただの置物は人の心に響きませんから」
 妖しい笑みで応えるソリュート。
 そう、これは削り出したものならぬ、生きている人間をソリュートの能力で瞬間凍結した像なのだ。
 最近ネットで噂になっている、人気コスプレイヤーの失踪事件。無関係ではなかろう。
「もうしばらくしたら解放します。それまでに買い手がつかなければ、ですけど」
「んー、惜しい、ね。お持ち帰り、したい……」
 びくり。不動の氷像が震えたように見えた。まあ、像として売られたいものは滅多にいないわけなので、怯えるのも当然か。
「もっと、ぽじてぃぶに凍結、してほしいよね……」
「いちばんかわいい一瞬を永遠にできるんですものね」
 びくびくっ。アリアとソリュートの冷めた会話にまたもや揺らぐ氷像。
 今ひとつおもしろくない。怯えるばかりの像など、いくら見た目が綺麗でも場を湿っぽく淀ませるだけだ。マイナス感情を発するなら、恨むでも怒るでもいいから能動的なものを見せてもらわないと。
 などとふたりが腕組みして考えているところに。
「あ」
 セレスとヘキサドリィが入ってきたわけだ。
「……時は、来た?」
 アリアが言うのにソリュートはにっこり。
「来たのですぅ」
 紙袋を、わけのわからない顔をするふたりの(今はまだ)男子へ見せつけた。
「姉さん、それっていったいなにが来たんです?」
「あの、僕にはなにが来たのかまったくわからないんですけど……」
 セレスとヘキサドリィが同時に声をあげた、次の瞬間。
 アリアとソリュートの手がふたりに触れ、その血肉を瞬時に凍りつかせた。
 ――あ、これ、いつものだ。
 ――いつものって、いつもこんなことされてるんですか!?
 声ならぬ声で言い合う男子ふたりを前に、女子ふたりは邪悪な笑みを交わす。


「いいですね! ちょっと不満そうな顔、すっごくキュートですぅ!」
 デジタルタイプの一眼レフ……通称“デジ一眼”を構えたソリュートが高い声をあげながらシャッターを切りまくる。
「ん。セレスちゃん……かわいい」
 着せ替え手伝いと凍らせ担当を買って出たアリアもうなずいた。
 今、氷像と化したセレスとヘキサドリィはもともと着ていた服を脱がされ、ミニスカメイド衣装を着せられている。
 男の子から男の娘へのクラスチェンジがもたらす倒錯的かわいらしさ。そして疑問と嫌な予感にひそめられた眉が醸し出す不満感。なんというか、「えっとご主人様。そういうご注文、受け付けたくないんですけどぉ?」といったツンの風情が醸し出されて、たまらない。
 そしてセレスがひとりではなく、ヘキサドリィといっしょなのがまたいい。
 下着が見えないギリギリの丈にまで詰めたスカート、そのレースに飾られた裾から伸び出したふたりのつるんとした脚。その曲線に描き出された男の娘としての方向性の差を見比べるのは、好事家にとってはなによりの眼福ってやつだ。
「……ヘキサちゃんも、勢いで、凍らせといて……よかった。かわいさ、倍ぷっしゅ」
 アリアは自分の英断を脳内で讃え、握り締めた両手をふんすと挙げた。
 それにしてもソリュートの腕は見事だ。セレスに合わせたサイズの予備衣装を数分で調整し、ヘキサドリィに合わせてしまうのだから。
「ソリュートちゃん、ないす」
 サムズアップするアリアだった。
「アリアちゃん! そろそろ次の衣装に行きましょうか! ただ、無理に着替えさせると腕とか脚が折れちゃいますし、表情にも変化が欲しいですよね!」
 と、カメラの向こうからソリュートが漲る顔をのぞかせる。おー、ソリュートちゃん、やる気まんまんだー。
「……じゃあ、一回戻す、ね」
 アリアの魔力で凍結を解かれたセレスとヘキサドリィがかくり、膝をついた。
「姉さん、アリアさん、いきなりひどいですよ! って、僕また女装です!?」
「僕、いきなりなにが起こったのかもちゃんとわかってないんですけど」
 混乱するふたりの体に毛布をかけておいて、ソリュートは中をのぞき込むこともなく、すさまじい手練でメイド服を脱がせて回収。オッケーサインをアリアへ飛ばした。
「セレスちゃん、ヘキサちゃん、笑って……」
 両の人差し指で口角を上げてみせたアリアに釣られ、思わず笑んでしまうセレスとヘキサドリィ。
「今、だー……」
 ここでアリアが氷雪魔法を発動し、ふたりを押し包む。ただし先ほどのように瞬間冷凍はしない。半冷凍状態にすることで、逃げられはしないがある程度の体の自由は保証する。
「スク水! スク水は外せませんよねぇ」
「笑顔には……犬耳、犬シッポ。愛奴隷感、まんまん」
「じゃあ組み合わせちゃいましょうか。1+1は2じゃなくて、3にも4にもなるって言いますしぃ」
「倍ぷっしゅ……倍々ぷっしゅ……」
 固められた笑顔の下でセレスは「ひぃ!」、悲鳴を上げた。
 スク水はその、目立っちゃいますから! あああ、でもこの人たち、むしろそれがいいとか言いそうですし!
 ドリィくんは――逃してもらえるわけないですよね。ごめんなさい。姉さんと、それからアリアさんもですけど、こういう趣味の人たちなんです。それに表情が薄くてわからないと思いますけど、今のアリアさん、大盛り上がりですから。姉さんはもう見たままですけどね……。
 そんなセレスと笑顔を並べるヘキサドリィは、ようやくぼんやり、自分がなにをされているかに気づいたりして。
 僕、女の子の服、着せられて……なんでしょう、体の芯が凍って、うまく動けないです。頭も痺れて、なんだかよくわからなくて。え、かわいい? 僕が? でも僕男の子ですし、そんなこと言われましても。
 スク水+犬耳シッポ・首輪付きを装備させられたふたりは、ああでもない、こうでもないとポーズをいじられ、今度こそ完全凍結させられた。
「完璧です。弱々しく媚びる笑顔とこの装備。どこから見ても女の子なのにちゃんと男の子の部分が主張して……これこそが男の娘だーって、全身で表現してますぅ」
 興奮が絶頂を超えたせいで逆に冷静になった(そう言えるだけなのだが)ソリュートがシャッターを連打する。ああ、セレスとヘキサドリィの織り成す尊さが尊い!
 世界中の腐った同志のみなさん、私のコスプレは「着る」から「着せる」に昇華しました! 見せつけてあげられないのが悔しくてなりません! でも独占したいので無理なんですぅ! ……そうなるとアリアちゃんも亡き者にしないといけません? だめですね。お友だちは傷つけられませんし、なにより用意がぜんぜん足りていませんし。
 一方のアリアもまた、ソリュートとは別の意味で無念を噛み締めている。
 お持ち帰り、したい。倍ぷっしゅで、お部屋に飾りたい。でもお友だちだから……今からお友だちやめちゃったら、お持ち帰れる……? むぅ。これ、もしかして、たったひとつの、冴えたやりかた?
 互いになかなかなことを考えながら、ソリュートとアリアは顔を見合わせて、こくり。
「衣装といっしょに背景も変えましょうか」
「……さんせー」

 客には出入りを禁じている屋根裏部屋は、窓から差し込む日ざしのライティングも上々で、氷像部屋とはまたちがう雰囲気がある。
 またもや凍結を解かれたセレスは黒と赤のゴシック調エプロンドレス、同じくヘキサドリィは青と白のロリータ系エプロンドレスへ、差し出されるまま着替えていた。
「セレスくん、僕、どうなっちゃってるんですか?」
「僕が言うのもなんだけど、かわいくなってる……」
 ヘキサドリィに応えるセレスも、それこそその辺りの女の子なんか比べものにならないくらいかわいくて。
「かわいい……かわいいんですね、僕」
「姉さんたちが飽きるまでのがまんだから、もうちょっとだけがんばって」
「でも僕、かわいいんですよね」
「え?」
 セレスが弱々しく眉をひそめると、ぬいぐるみを抱えたソリュートが駆け込んできて、ふたりの手を引っぱった。
「小物も用意完了です! 不思議の国のヘキサドリィちゃんとセレスちゃん・お茶会バージョンで撮影開始しますからね」
 ふたりの唇の色味をグロスで整え、まつ毛にはマスカラを盛って、アイラインをしっかり線引く。肌をいじらないのは凍結した際、色ムラができる危険があるからだ。
「せっかく綺麗なお肌ですし、いじる必要もないですから」
 ああ。ソリュートのこれが、凍結した男の娘を撮影したい欲からの発言でさえなければ、少しくらいは楽しかったかもしれないのに。
「……って、僕なに考えて」
 セレスははっと横を見た。
「ポーズ、これでいいですか? 僕、かわいくなってますか?」
 浮かされたように音の定まらない声で問うヘキサドリィ。
「……ヘキサちゃんは、世界一……かわいい、よー」
 どこぞのアイドル声優ファンのようなことをささやきながら、アリアはヘキサドリィのポーズを整えていく。

 これまでの凍結劇は基本的にアリアひとりで実施してきた。イレギュラーも多かったし、彼女自身が衝動的であることもあって、セレスなどは巻き込まれるように凍らされてきたものだ。
 しかし。今日はちがう。
 脅威の実行力と凄絶な“癖”を併せ持つソリュートがいるからだ。
 彼女らの思いは同じだ。かわいらしいものを固めたい、そのためにこそその力を振るう。しかしながら互いの“癖”のちがいから互いを狙い合うことなく、同じ獲物を分かち合うことができる。すなわち、かわらしい男の娘をだ。
 セレスとヘキサドリィの不幸は、まさしくそこにこそあったのだ。

 などと語っている間に準備は整い、セレスとヘキサドリィは“く”の字に腰を折って唇を突き出した姿勢をとらされて。
「じゃあ、行くよ……」
 アリアに凍結された。
 薄れゆく意識の中で、「唇と唇の間に苺、挟んじゃいましょう」、「しそうで、しない、寸止め……ガチ、尊い」などという、実に不穏な会話を聞きながら。


 正統派から邪道までのメイド服各種でご奉仕いろいろ、シスター服でお祈り、ビキニの胸をちょっとずらしたお色気風味、ピンキーなアイス屋さん衣装でいらっしゃいませ……衣装の限り、セレスとヘキサドリィは撮られまくった。
 そして数時間が経過した今、ついに撮影はクライマックスを迎える。
「最後の衣装は薄闇に映える純白のウェディングドレスです!」
 セレスにはレースを基調にして肌を透かすと同時、ボディラインのしなやかさを強調するためのエレガントなマーメイドラインを。
 ヘキサドリィにはフリルをふんだんに使ってミニ丈のスカートをふくらませた、幼さと倒錯した色気を同時に魅せるためのミニを。
「……お嫁さんには、ブーケ」
 アリアが氷を咲かせた花束を精製し、ふたりに持たせた。
「これで最後。やっと、解放されるんですね……」
 ため息をついて要求されたポーズをとるセレス。
 しかし、同じ目に合わされているはずのヘキサドリィは。
「この綺麗でかわいい姿で氷の像にしてください――」
 うっとり笑んで、跪いた。
 僕はもう慣れちゃってるからあれだけど、ドリィくんはいろいろ回復するまで時間がかかりそうだなぁ。
 セレスが胸中でげんなりつぶやいたところで、その意識はぶつりと途切れた。


「綺麗……だね」
 永遠の愛を虚空に誓うお嫁さんな男の娘の氷像を見やりながら、アリアは甘い息をついた。
 屋根裏の明かり取り用の窓から差し込む月光。その銀に浮かび上がるセレスとヘキサドリィは美しい。できうることなら、このまま永遠に――そう思ってしまう。
「儚いからこそ綺麗なんです」
 ソリュートもまたうっとりとうなずき、この時を噛み締める。
 と思いきや。
「でも私、実は石化とか金属化の薬、精製してるんです。これならいつまでもずーっと、どんな暑い場所でも固めておけますよ?」
 ころっと表情を一転させ、うきうき語るソリュートに対し、アリアは「んー」と眉根を寄せてみせ。
「……それも、あり」
 かくてアリアはソリュートと固い握手を交わす。言ってしまえばそう、悪魔と悪魔の新たなる契約の瞬間であり、新しい“癖”への扉が開いた瞬間でもあったのだ。
 そのことを氷像と化したふたりは知らない。
 そして近い将来、我が身に降りかかる凍結ならぬ固形化の運命もまた、知らない。
 幸いだったのか不幸だったのか、それを知る者もないままに、夜は更けていくばかりであった。


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【アリア・ジェラーティ(8537) / 女性 / 13歳 / アイス屋さん】
【デルタ・ソリュート(3625) / 女性 /  18歳 / 彫刻専門店店員および高校生】
【デルタ・セレス(3611) / 男性 / 14歳 / 彫刻専門店店員および中学生】
【ヘキサドリィ・ホルン(8867) / 男性 / 10歳 / 小学生兼古物屋手伝い】
   
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2018年05月31日

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