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『新婚・空木夫婦の休日 』
空木 アリスjb1540)&空木 楽人jb1421


 これは新婚ホヤホヤ、空木 アリス(jb1540)と空木 楽人(jb1421)夫婦の、とある休日の様子である――。

 ***

 朝。カーテンの隙間から差し込む光でアリスは覚醒した。そこはダブルベッドの上。
 そして確りと感じられる温もり。アリスは最愛の彼――楽人の腕の中で目覚めたのだ。
「…………」
 もう日常となりつつある風景だが、目覚めた直後から愛する旦那様の温もりに包まれているととても幸せな気分になる……。
 アリスは身体を半回転させ、まだすやすやと気持ち良さそうに眠る楽人の寝顔を間近でじぃーっと眺める。自然と笑みが零れた。
(可愛い……)
 年下の旦那様。今日はどんないたずらをしてあげようかしら? などと考えてアリスは微笑む。

「ん、ん〜〜……」
 楽人は一度寝返りを打ち、撃退士を続けているだけあり、男性らしく程良く逞しい背中を晒してから、
「ふああああ〜〜。ん、おはよう、アリス」
 目覚めて、アリスのほうに顔だけ向けて、にこりと――彼女にしか見せない――無防備な笑みを浮かべる。
「!」
 思わずきゅんとしてしまうアリス。
「んもう! 可愛すぎ!!」
 アリスは自らの胸に湧き上がった衝動を抑えることなく、そのまま楽人に抱き付き、唇を奪った。
「ん? アリスどうしたn……んむぅ!?」

 ……。
 …………。
 ………………。

「ふう、満足」
「はぁはぁ……お腹空いたね」
 お肌をツヤツヤさせているアリスと、やや息を上げている楽人。
「そうね、朝ごはん何にしようかしら」
「せっかくの休みだし、朝食は二人で作ろうか?」

 ***

 二人は着替えてリビング&ダイニングキッチンへ。
 分担して、ちゃっちゃとあまり手間の掛からない朝食を作ってしまう。

 二人は向かい合わせになってテーブルに着く。
 本日の朝食メニューはハムチーズホットサンドと、付け合せの生野菜のサラダと、デザートのイチゴ。
「二人で作ると倍美味しいわね♪」
 と言いつつ、もきゅもきゅとホットサンドを頬張る新妻を見て、楽人の表情も綻ぶ。

 ホットサンドとサラダを平らげた二人。残るはイチゴ。
 アリスはへたを取ったイチゴを一つ口に咥え、上半身を体面の楽人のほうへ。
「ん〜〜」
 どうやら口移しで食べさせてくれるらしい。
「あ、アリス……それはちょっと恥ずかしいような……」
 妻の大胆な行動に楽人は思わず赤面してしまう。
「何言ってるの? 朝から一回戦だけじゃなく三回戦までしておいて。今更恥ずかしがることじゃないでしょ? ん〜〜」
「う……それはそうだね……ぱくっ、もぐもぐ」
「美味しい?」
「うん、美味しい」
「でしょ〜! 私が食べさせてあげたんだからねv」
 赤面したままイチゴを咀嚼する楽人の顔を見つめて、アリスは満面の笑みを浮かべるのだった。


 朝食を終えた二人は後片付けをしてリビングへ。食後のコーヒーを啜りながら本日の予定を話す。
「アリス〜どこか行きたいところある?」
「ん〜〜別にないかなあ。楽人と一緒ならどこでも楽しいし、久しぶりの休みなんだから今日はゆっくりしましょ。いわゆるおうちデートねv」
「ん……ま、まあ、アリスがそれで良いなら僕も良いけど」
 妻の無垢な笑顔に楽人は赤面。彼女は愛情表現が直接的なので一々ドキドキしてしまう。

 ***

 そんなわけで今日はおうちでゆっくりのんびりすることに。
 ソファに腰掛けた楽人の股の間にアリスがちょこんと座り、彼にもたれかかり、彼の首に両手を回してべったりイチャイチャ。
「おうちデートで正解ね。せっかくの新婚生活なのに楽人ったら家を空けることが多いんだもの」
「ま、まあ、それはね……」
 撃退士の仕事も続けている彼は日本各地を飛び回ることが多い。それは元撃退士のアリスも理解してくれているはずだが……。
「寂しかったらごめんね」
「うふふ。言ってみただけ。私は大丈夫よ。休みの日はこうやってべたべたイチャイチャさせてくれるし。忙しくても夜はほぼ毎晩激しいし……vv」
「はう……あ、アリスぅ……」
「あぁもうホント可愛んだから〜私の、私だけの、愛しの旦那様〜好き好き〜vv」
 アリスの全力愛情表現に楽人はたじたじ。……しかしながら、夜は自分が主導権を握ることもあるのだが……。
 べったりくっ付いて来て、思いっきり甘えて来て、ちゅっちゅしてくる妻に、楽人はやはり赤面してしまう。

 ***

 そんなこんなでイチャイチャしていたら、あっという間にお昼。
 昼食は冷蔵庫にあった食材でチャーハンと、中華スープを作って簡単に済ませた。

 午後は日の当たる窓近く、絨毯の上で二人ごろごろして過ごした。


 ……夕方になり、二人は夕食の材料の買い出しへ近くのスーパーに。
「夜は何にしようか?」
 二人はカートを押して仲良く食品売り場を回る。
「そうね〜。朝昼と軽めだったから夜は豪勢にしても良いわね。……あ、今日お肉安い! おうちで焼肉にしましょ! 精を付けなくちゃね♪」
 その言葉の意味するところは……。想像して楽人はまたも赤面。

 ***

 そういうわけで夕食はホットプレートを出して、二人で焼肉パーティ! お肉八割野菜二割とお肉の比率が多め……。
「これは焼けたわね。はい、あ〜〜ん♪」
 と、アリスはスタミナたっぷり、特製にんにく醤油と大根おろしにつけた焼肉をどんどこ食べさせてくる。
 アリスのペースに合わせてぱくぱくと食べる楽人。美味しい。確かにすごく美味しいのだが……これの魂胆は……。
「ねえ、アリスもちゃんと食べてね?」
「食べてるわよ。見ればわかるでしょ?」
「それはそうだね……」
「ところでどう? この特製スタミナ醤油! 美味しいでしょ♪」
「うん、味もとても僕好みだし、美味しいよ」
「やったぁ♪ どんどん食べてね♪」
「…………」
 そういえば以前、アリスが『彼氏・旦那様もギンギン! スタミナ食!』とかいう料理本を読んでいたような気がする……。

 ***

「はあ、お腹いっぱい。もう食べられないよ」
「それじゃあ休んでて。私、お風呂沸かして来るから。うふふ、一緒に入りましょうねv」
 るんるんとお風呂場へ姿を消すアリス。
 楽人はお腹を押さえつつ横になっているのだが……なんだか身体が熱く、特に『一部』が滾っているような……。

 しばらくして、お風呂が沸き、お腹も落ち着いたので二人は一緒にお風呂場へ!

 ***

「新婚さんと言ったらやっぱり洗いっこよね♪ お背中流しますね、旦那様vv」
「あ、ありがとう……」
 もはや互いに見ていないところが無い二人は遠慮なくごしごし。――そこでアリスが。
「あっ!」
「どうしたの?」
「もう戦闘態勢になってる……期待しても、いいわよね?」
「ほわ〜!!」


 さて、夜も良い時間。二人は一緒にベッドへ……。新婚夫婦がベッドを共にし、することは一つ――。
「楽人……私の最愛の旦那様……来て……。最低五回は期待しちゃうからね……vv」
「はぁ……はぁ……、アリス……アリス……!」
 アリスの『仕込み』もあり、楽人は最早自分を抑え切れない!!

 …………そんなわけで、新婚夫婦の夜は更けていくのだった。

━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【jb1540@WT09/空木 アリス/女/新妻】
【jb1421@WT09/空木 楽人/男/バハムートテイマー】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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お待たせしました。新婚空木夫妻の甘い一日をお送りしました。
楽しんでいただければ幸いです。

ご発注ありがとうございました。
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エリュシオン
2018年10月29日

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