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『黒タイツの行方 』
夢路 まよいka1328

 夢路 まよい(ka1328)には今、密かに嵌っているものがあった。

 自室にて――。
「うん、しょ。よい、しょ」
 ベッドの上に腰掛けて、何かを脚に穿いている。
「よし、これでOKですね」
 それは…………黒タイツ!

 先日のクリスマスの際、受付嬢陣営が率いるケーキ屋さんで売るケーキの材料費を稼ぐため、何故か黒タイツを街中で販売することになった。
 その依頼の最中にアピールするため、自らも黒タイツを穿いていたのと、依頼後倉庫に残っていた新品の黒タイツを何足か貰ったのである。

 このブランド物の黒タイツ…………穿いてみれば脚がきゅっと引き締まった感じがするし、生地の手触りも最高。
 それにこの冬の時期の防寒具としての性能も抜群に高く、脚の冷えが全然無くなったほどであった。
「う〜〜〜〜ん、黒タイツ…………恐るべし」
 あの黒タイツフェチの受付嬢が良さを熱弁するのも理解出来た気がする…………。
 すらりとした黒い御美脚の外見的素晴らしさ、そして肌触り、更に防寒具としての機能性の高さ。
 …………正直侮っていた…………。黒タイツというものを…………。

 そういえば黒タイツ売りの依頼のあと、色々と調べてみたのだが、『黒タイツフェチ』の男性は一定数存在するらしい。
 フェチとまではいかないにしても、脚を美しく魅せる黒タイツを穿いた冬場の女性の脚が好きな男性はかなり居るようだ。
 もちろん、生脚が好きな男性も多いのだが、それはTPOということだ。
「は〜〜〜〜我が脚ながらこの肌触り…………感触…………ほのかな体温…………良い…………良いわ…………」
 …………と、約一時間ほどの間、自室のベッドで下半身がショーツに黒タイツだけの姿で自分の黒タイツ脚にすりすり頬擦りしていたまよいだった。

 ***

 とある依頼を終えたあと。ハンターズソサエティの女子更衣室にて――。
「あ、まよいさん、それって黒タイツですよね?」
「そうですけど?」
 依頼を共にした若い女性ハンターに声をかけられた。
「し、しかもそれって例のブランド物のやつですよね!?」
 もう一人の若い女性ハンターも声をかけてきた。一体なにごとだろう?
「いいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
 合わせて声を上げる二人。
「私達、リゼリオで限定販売されたって言う黒タイツの話を聞いたんですけど!」
「クリスマス期間中の限定販売で、もう手に入らないらしくって!」
 …………話を聞けば二人は例の受付嬢御用達の黒タイツの噂を聞いたらしい。
「美脚効果があるって聞いてすっごく欲しいんですけど!」
「どこで売っていたか調べても何故かケーキ屋さんの情報しか出てこなくて!」
「…………」
 まあそれはそうだろう。そう思うまよい。
 この自分が穿いている黒タイツは元々ケーキの材料費を稼ぐために販売していたのだから…………。
「あ、あの、よろしければどこで手に入るか教えて貰えませんか?」
「えっ? う〜〜〜〜ん、分からないこともないですけど…………」
「私達、その黒タイツがどうしても欲しいんです! お願いします!」
「わかりました。約束は出来ませんけど、販売していた知人の方に訊いてみますね」
「やったー!!」と、はしゃぐ二人の若い女性ハンターを前にして、まよいは苦笑いを浮かべるのだった。
(あの黒タイツフェチの受付嬢さんの思惑が浸透し始めている?)

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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【ka1328@WT10/夢路 まよい/女/15/魔術師】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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お届けまでに大変時間を頂いて申し訳ありません。
内容は例の依頼の後日談にしてみました。
楽しんでいただければ幸いです。

ご発注ありがとうございました。
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ファナティックブラッド
2018年12月28日

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