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『うなたろすカフェにようこそ! 』
Unknown=DN-V-02la0133)&常陸 祭莉la0023)&来栖・望la0468)&桜壱la0205)&化野 鳥太郎la0108)&ユリア・スメラギla0717)&ヴァルヴォサla2322

「ふう、今回の撮影は長かったわね」

 豪華なホテルで朝食を取りながら、ユリア・スメラギ(la0717@WT11)は次のスケジュールを確認する。

「次のロケ地は明日出発すればいいわね……今日は半日くらい、オフかしら」

 それなら何をしようかと思考を巡らせていると、ベルボーイが手紙を持ってきてくれた。

 差出人の名前は書いていない――が、差出人はなんとなくわかる。ぺったぺったと手形のサイン付きだからだ。

 その手紙に目を通したユリアは、モデル美人としての顔から、友達想いの可愛い女性の顔に変わっていく。

「あんにゃんちゃん、カフェをオープンしたのかしら?」

 場所は近いのか遠いのかよくわからない。でも行こうと思えば行ける、らしい。

「今日の予定は決まりね」

 微笑むユリアであった――



 ここはどこかの海の上。

 そこには北に風が吹けば北へ、南へ風が吹けば南へ、勝手気ままに動く小さな小さな島があった。

 そんなところにぽつんと立つ、一軒家。

 煉瓦の煙突が飛び出た赤い屋根に、白い板壁。西洋風の開き窓に、ガラスがはめ込まれたダークオークの立派な扉。その上には木を斜めに切ったのか、樹皮がついたままで年輪が斜めに入った板がある。

 そこにはこう書かれていた。

『うなたうろすカフェ』

 果たして何のカフェかはわからない――おやおや? 扉がわずかに開かれたぞ。

 わずかな隙間からうんしょうんしょと、小さな黒い影。

 サイズ的には子猫だが、子猫ではない。白い翼を腕のように使い、猫のような四つ足の下半身、黒い髪(?)に黒い肌、虹彩色の目を持ったUnknown=DN-V-02(la0133@WT11)改め、うなたうろすだ!

 表にでると振り返り、扉に向かってぴょいこらぴょいこら。高いところにぶら下がっているClosedの札に、がんばって飛びつこうとしている。でも残念ながら5匹くらいはいないと、届かない。

 ――いた。

 隙間から、にぴき、さんぴき、よんぴき、ごぴき。

 総勢5匹(5人?)のうなたうろすが揃い、そしてみんな、ぴょいこらぴょいこら。うん、組み体操は危ないもんね。

 別の1匹が室内から窓を開け、なんだかもう開店準備はばっちりという様子だ。

 あとは札をOpenにするだけだが――さらにさんぴき追加で、はちぴきがぴょいこらがんばっている。翼があっても飛べはしないのだろうか。

 そこへひょいっと手が伸びて、札をひっくり返す。

 札をひっくり返したのは寝ぼけ眼のうなたうろすカフェ店員、常陸 祭莉(la0023@WT11)だった。

 8匹のうなたうろす達は祭莉をじっと見る。

「う↑なー、う↓なー、うな↑ー、うな↓ー、うなー↑、うなー↓、ウナー、Uner、これがしたかった、の……?」

『ぷ!』

 8匹全部ほっぺを膨らませ、一列になって店内へ向かっていく。その後ろ姿に、祭莉はうなたうろすへ伸ばしそうになる手を抑え込んでいた。

 何とか抑え込んだ祭莉は扉に手をかけて、店内へと入っていく。

 レジにいるハムスターサイズのうなたうろすがベルを鳴らし、ドヤ顔で出迎える。

「おはよう、ございます……」

「遅刻なのです、祭莉さん! もうあんにゃんさん達が開店準備を終わらせてしまいました!」

 9匹目のうなたうろすを抱きしめたままほっぺを膨らませ、ぷりぷり怒っている子供店長、桜壱(la0205@WT11)が祭莉を叱咤する。

「何か言い訳はありますですか!」

「うちを、出たら……向かい風だったから……」

「そうでしたか、それは仕方ないのです。自転車で向かい風は辛いので、許します!」

「うな! そぇはしかたない!」

 得意げに胸を張る店長とうなたうろす(本物)に許され、祭莉は見ている前で堂々とガッツポーズをとっていた。

 ちょろい。なんてぇホワイトだ。

 というか、自転車でどうやってここまで来たの?

 突っ込みたいところは多そうだが、突っ込まれることもないようなので話は進んでいく。

「ところで店長……ずっと抱いたままで接客、するの……?」

「あんにゃんさんはとっても可愛いので!」

 左目の液晶に花丸が浮かび、腕の中のうなたうろすを強く抱きしめた。

 腕の中のうなたうろすは手足(?)をすぼめ、桜壱の腕に抱きつき返している。それを見ていた祭莉は、ロールスクリーンの紐をぱしぱし叩いているうなたうろすを抱き上げるのだった。

「店長……仕事、しよ」

 遅れてきておいて、店長へこれである。

「大丈夫なのです! 仕事します!」

 はっきり宣言して、外へと行ってしまった。その後をぞろぞろと、うなたうろすが3匹ほどついて行く。

 正面扉のすぐ横、そこに折り畳みの黒板があって、うなたうろすを抱いたまま黒板を前にチョークを手に取る桜壱。そしておもむろにチョークを黒板に走らせる。

 構図のバランスや線の太さも気にせず、大胆に描いていくそれは、たぶん、うなたうろすを描いているのだろう。

 しかし、残念ながら『よくわからないなにか』にしかなっていない。

 小学校上がりたての子供が軽石で道路に描いた程度の上手さで、うなたうろすを知っている者がようやくわかるくらいでしかない。下の方でうなたうろす達が描いている自画像に比べると、月とすっぽん。

 いや、うなたうろす達が上手すぎるだけかもしれない。

 だがこういうのは、上手い下手なんて関係ない。熱い魂を表現することが大事なのだ。そういう点で言うと桜壱の絵は、うなたうろすへの熱い想いがあふれ出んばかりにあると言えた。

 完成させると、出もしない鼻息を荒くして桜壱は満足げに頷く。

「そう、こういうのは広告も大事なのです」

 うん、とても大事なのはわかる。でも『何のお店』なのか全然伝わらないのは、どうだろうか。

 満足した桜壱が店内へと戻って間もなく、その日初めてのお客が来店。

「これって、桜壱さんの絵じゃないかな……え、何ここ。うな……アンさんカフェ……?」

 化野 鳥太郎(la0108@WT11)がサングラスを少しずらして、看板を見上げていた。

 桜壱を探してふらふら歩いていたら、たどり着いてしまった模様。どうやて歩きでたどり着けるかは以下略。

 店内へと入れば、レジのところにいるハムスターサイズのベル鳴らしうなたうろすに驚き、「うな! いらっしゃい!」と桜壱の腕の中で手を挙げる1匹を見つけた後は、残りの8匹に驚いていた。

「アンさんがいっぱいいる……!!?」

 驚きはしたが、アンドロイドだとそういうこともあるのかなと、勝手に納得する。もちろん、ありはしないのだが。

「いらっしゃいです、先生! お好きな席にどうぞなのです」

 桜壱に促されお好きな席に座る鳥太郎。だがおっさんが座るにしてはちょっとファンシーすぎるオレンジ色が鮮やかな円柱状のイスで、膝を立てなければ座れないほどに、低い。

 それに併せてテーブルも低く、こちらも膝より低い。

 席に座ってから改めて、「桜壱さん、何してるの?」と聞いてしまう。

「Iは店長なのです!」

「え、いつから……? 俺、知らないよ……?」

「ずっと前からなのです!」

「なぉねす!」

 えっへんと胸を張る桜壱とうなたうろす。そこに祭莉が、「ご注文を、伺います……」とやってきた。

「あれ、祭莉さんもここで働いてるの? ずっと前から?」

「うん、そう……時給いいから……」

 時給のよさだけで続けるようなキャラだったろうか。そんなことを考えるも、さすがに口にはしない。

 ただ、祭莉の視線がイスを転がして移動させているうなたうろすにずっと向いているので、ああそういうことなのかなと、鳥太郎は察する。

「とりあえずねカフェラテと、何でもいいからパフェで」

「ん……店長、カフェラテと一番高いパフェ、で……」

「容赦ないね!?」

 指定しなかった方が悪い。

 威勢よく「了解しました!」と厨房に向かう桜壱だが、その役は火にかけたミルクを沸騰させない係。メインはうなたうろす達が協力して作り上げてくれる。

 その時、ガラス扉の向こうに人影が。

 外からしばらく覗いていた来栖・望(la0468@WT11)が扉を少し開け、中を覗き込んできた。

「あの、こちら開いて……いらっしゃいますね」

 ぞろぞろとうなたうろす達が運んできてくれたカフェラテとパフェ(それとサービスの皿に盛られたクッキー)を前にした鳥太郎を見つけ、おずおずと入ってくる。

「営業時間も書かれていませんので、開いてるか少し不安になりますね」

「はいぇうとき、いつぇも、いい!」

 しゅたっと手を挙げるうなたうろすに、望は微笑む。

 足を横にそろえて低いイスに座ると、おっさんにはなかったお冷やとおしぼりを、4匹のうなたうろす達が運んできてくれた。

 お冷やとおしぼりを置いたうなたうろす達が、じっと望を見る。それをじっと見返す望はふと、うなたうろすがもちもちしているのか、もふもふしているのか気になってしまった。

「触っても宜しいでしょうか……」

 そう尋ねると、1匹が望の脚をよじ登り、膝の上で顔を覗き込んでくる。思わずそのほっぺに手を伸ばしてしまう。

「もちもちです……こう、触れあえる系のカフェは初めてですので少し緊張していたのですが、和みました」

 さすがはあんにゃん。

 そう思いながら甘めのカフェラテに手を伸ばした鳥太郎だが、テーブルの上でおっちゃんこして、クッキーをかじるうなたうろすと目が合ってしまった。

「サービスというか、与える用なわけね」

 低いイスやテーブルも納得だ。うなたうろすのためのサイズ、というわけだ。

 一枚手に取ってうなたうろすの上で振ると、ぴょいぴょいとろうと頑張ってくれる。それを与えずに自らの口に含むと、「ぷ!」と頬を膨らませるのであった。

 そんな様子も「可愛いです……」と、望は見とれてしまう。

 そんな時、ちりりーんとレジに居たベルのやつが鳴らす。

 3人目のお客は、ヴァルヴォサ(la2322@WT11)だった。

 だが入ってきたはいいが、ベル係のうなたうろすが案内しようとしても、ヴァルヴォサは呆然としたまま動こうとしない。

 その視線はアンプルの先っぽを折るうなたうろす、植物の土にアンプルを突き刺すうなたうろす、鳥太郎のパフェをとりあえずスプーンでかき混ぜるうなたうろす、クッキーをかじかじしているうなたうろす、望の手を触り返すうなたうろす、床板の目に詰まったゴミをつまようじでほじくっているうなたうろす、お掃除ロボの上でおっちゃんこして一緒に動いてるうなたうろす、祭莉に登ろうと脚にしがみついているうなたうろす、そして桜壱の腕に抱かれている、うなたうろす。

 突如、ヴァルヴォサが膝から崩れ落ちた。

「だ、大丈夫ですか」

 心配する望が駆け寄ると、ヴァルヴォサは「楽園はここにあったんだね」と漏らしていた。

「ここに骨を埋めたい」

 超真顔。

 普段は強く、凛としてカッコいいというイメージを抱いていた望はくすりと、「可愛いものに弱かったんですね」と言うと、ヴァルヴォサは首を横に振る。

「あたしが可愛いに弱いんじゃない。可愛いがあたしに強いんだ」

 謎理論を口にするヴァルヴォサに群がってくる、うなたうろす達。

 低い位置にある尻尾の先に興味津々で、てしっと一撃。勇猛果敢なヴァルヴォサ、胸を押さえて悶え苦しむ。

 強く優しいレディが可愛いもの好きと知っていた鳥太郎は微笑ましく見ながら、かき混ぜられたパフェを口に運んでいた。

「こんな姿、見せられないねぇ」

 そういっている間に、もう一人の来客が。

「ハロー、あんにゃんちゃん♪ ユリア・スメラギよっ☆」

「ゆりあちゃ、いらしゃい!」

 そして当然ながら目立つ、足下のヴァルヴォサと望に気づく。

「あら、望ちゃんにヴァルヴォサさんに……祭莉君?」

 お掃除ロボから、うなたうろすを降ろしている祭莉にも気づいた。そしてパフェを口にする鳥太郎と、鳥太郎のテーブルにあるクッキーを手ずからうなたうろすに与えている桜壱の姿にも。

「桜壱ちゃんと化野さんも一緒ね。みんなもあんにゃんちゃんに呼ばれたのかしら?」

「Iは店長なのです!」

「あら、ソーリー。可愛らしい店長が居たものね」

 わかればいいと仰け反る桜壱の腕では、そのあんにゃんちゃんがクッキーをかじっている。

 そして次のクッキーをせがむように、桜壱の顔をじっと見る。

「も、もうないのです!」

 皿の上にクッキーはなく桜壱がそう言うも、じっと見るのをやめない。

「ふ、太ってしまうのでは……」

 そう言いつつも厨房まで行って、追加のクッキーをもらってきてしまうのであった。

「私も食べさせたいのですが、宜しいでしょうか……?」

 頷く祭莉は桜壱がクッキー缶から移し終えた皿をすっと取って、それを望の席へと運ぼうとする。

「それはIが用意したクッキー……!」

「てんちょー。お客様、優先……」

 ど正論に貫かれ桜壱は黙るしか無く、クッキー皿が望の前に置かれるのを歯噛みしていた。

「店長は辛いのです……!」

「では私とご一緒しましょう」

 望の笑顔がまぶしい。桜壱店長は陥落するのであった。

 ヴァルヴォサがキッズスペースのようなところを区切るためのクッションの利いたブロックに座ったので、ユリアもまた、そこに座った。

 ヴァルヴォサの尻尾についてくる、うなたうろす達を微笑ましく思っているユリア。その顔に疑問が浮かんだ。

「ケンタウロスのあんにゃんちゃん……?」

 そこか。数は不思議に思わないのだろうか。

「こういうのは理屈よりノリで楽しむ!」

 さいですか……。

「よし、ユリアお姉さまと遊びましょっ♪」

 キッズスペースに寝転がると、小さなサッカーボールを指で弾く。それに群がるうなたうろす達は受け止め、ユリアに投げ返す。

「あはっ、いい子いい子♪」

 もう一回ボールを弾くと、追いかけるうなたうろす達。そのボールが大きく揺れる尻尾に当たって、大きく軌道を変えた。

 半分がボールを追いかけ、もう半分がヴァルヴォサの尻尾に興味を示し、揺れる尻尾を追いかけ、迫ってくる尻尾に逃げる。波際で戯れる子供達のようである。

「む、胸が、苦しいね……」

 愛らしさにだいぶやられているヴァルヴォサ。

 尻尾を1匹が身体で受け止め、のしっと乗っかって止めようとする。本当はこの程度で止まりはしないが、ヴァルヴォサは止めてやった。代わりに尻尾の先を小刻みに動かすと、もう1匹が先をてしてしと。

 キュン死。

 顔を覆ってヴァルヴォサは、横に倒れ込むのであった。

 和気藹々としていて和んでいる店内に、おもちゃのピアノの音が。おもちゃらしく重厚感のない軽い音だが、この空間にはちょうどいい。

「たくさんのもてなしのささやかな礼としてね」

(モーツァルトの原曲やるには音が足りないし、まあコッチの方がいいかな)

 そう言って鳥太郎は低いイスに座ったまま、低いテーブルの上に置いたおもちゃのピアノで音を確かめた後に、弾き始める。

「ドードー ソーソー ラーラー ソー……」

 前奏としてまずは音階で。声を確かめるためでもあった。

 ジャンッと鳴らし、鳥太郎が野太い低音ではなく、揺れて澄んだ綺麗目な低音で歌い始めると、その前奏でわかってくれたのか、ユリアも歌い出す。

 店内が声に包まれ、小刻みに震えている。

 どちらも歌は本職ではないが、綺麗な低い声と綺麗な高い声が重ね合わさり、心に染み込み気分を高揚させる。

 ジャンッと鳴らすと、桜壱も歌い出した。

 さらには恥ずかしがりながら、ヴァルヴォサも。

 そして照れながら望も。

 祭莉は――凄く小さな声で。

「てぃんくぅーてぃんくぅーりとぅすたぁー!!」

 お礼を受け取る側のあんにゃんが(しかも英詞だ!)、一番大きな声で歌っていた。

 全員の大合唱にまで発展したお礼の演奏会は、ちゃんとピアノの起立礼着席で締めるのであった。

 大拍手。

 うなたうろす達もぴょんぴょん飛び跳ねている。

 そこに新たな来客が――と思ったら、宅配のおにーさんだった。

 大きくて柔らかそうなふかふかなクッションのようなベッドが運ばれてくると、なぜそんなものがと首を傾ける祭莉だが、あわあわしている桜壱に目を付けた。

「てんちょー……」

「こ、この指がいけないのです! 検索したらあんにゃんさんがくつろげる可愛いベッドを見つけてしまい、つい押してしまうこの指が!」

 自分の指を必死にぺしぺし叩く桜壱だが、その指に「いたいのいたいの、とんぇけー!」とあんにゃんがするものだから、キュン死、多数。

 頼んでしまったものは仕方ないと、カフェの一角に置かれるベッド。

 そしてその時、時計が正午をお知らせする。

「あんにゃんさんのお昼寝の時間なのです! 今日はこれで店じまいですね!」

 言うが早いか、わかっていた祭莉はすでに帰り支度を整えている。

「え、早くない? いやまあ、俺は帰ろうとしていたところだからいいけど……」

 ベッドの設置を手伝った鳥太郎は幸せそうにしているヴァルヴォサや望に視線を向けると、お別れの時間が近い事に落ち込むヴァルヴォサを宥める望の図が完成していた。

「はぅと、のぞみおねぇちゃ、ばぅぼさちゃ、ゆりあちゃと、いっしょにねぅー!」

 あんにゃんの言葉に、ヴァルヴォサの尻尾がびたんびたんと動き始める。

「いいのかい? あたしも一緒して」

「いいのー!」

「私も宜しいんですか?」

「うぃ!」

 2人にあんにゃんが同意の握手を求め、2人は嬉々として返す。

 そんな中、浮かない顔のユリアは残念そうだった。

「ソーリー、そろそろ次のモデルのお仕事の準備をしないと……」

「もでぅ?」

 首を傾けるあんにゃんへ、「お洒落な服を着て、ポーズ取って、スチールを撮影して、色んな人に見て貰うお仕事よ」と説明する。

「わがはいも、すぅー!」

「あんにゃんちゃんもかわいいから、きっとぴったりのお仕事かもね。共演できたら嬉しいわね」

 あんにゃんの頭をなで、ユリアは「それじゃあね」と言って颯爽と来て颯爽と帰っていってしまった。

「俺も帰ろう。桜壱さん、遅くなる前に帰ってきてね」

「Iは承知しました!」

 胸に手を当て、鳥太郎へ向けて敬礼する桜壱。

 出ようとする鳥太郎の後ろを、「ボクも……帰る……」と言って祭莉がついて行く。

「ラーメン奢ってくれるって、言うから……」

「言ってないよ!?」

「別のおじさんは奢ってくれたよ……?」

 そんなやりとりをしつつ、2人は店外へと消えていった。

 ベッドに、ヴァルヴォサ、望、桜壱、うなたうろす総勢10匹が入れば、さすがに狭い。

 でも、狭いが楽しい。

 寝ているだけなのに、クスクスと笑ってしまうくらいだ。

 ようやくポジションが安定してきた頃には、うなたうろす達の目も半分くらい閉じられている。

 もそもそと、最後のポジション調整。

 そして。

「そぇじゃ、おやすみー!」



 うなたうろすカフェは今日もたいへんよく頑張りました。

 それではまた明日――……



━あとがき━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・
大変大変、お待たせいたしました。申し訳ないです。
可愛さを100%お伝えする事ができたでしょうか?
また、可愛さにやられる姿を存分に表現できていたでしょうか。
キュン死で最後まで読むのは辛いかもしれませんが、お楽しみください。
今後は打診のみでの窓開けとなりますが、またご縁がありましたらよろしくお願いします。
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楠原 日野 クリエイターズルームへ
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2019年06月17日

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