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『さくら、花咲く春宵に』
不知火 仙火la2785)&不知火 楓la2790)&日暮 さくらla2809)&不知火 あけびla3449)&不知火 仙寿之介la3450

 ――これ、なぁに?
 長女がその写真を指差したのは、三月も末のぽかぽかと暖かな昼下がり。
 軽い昼食を済ませ、のんびりと出かける支度をしている時の事だった。
「ああ、これか……」
 柔らかな日差しが差し込むリビングで、不知火 仙火(la2785)はそれを手にとった。
「まだ時間はあるな」
 時計を確認し、傍らのソファに座って「おいで」と膝をぽんぽん叩く。
 娘はパパのゴツゴツした膝よりも、隣に座ったママ――不知火 楓(la2790)の柔らかな膝の方がお気に入りなのだが、今はそこには座れない。
 もうすぐ生まれて来る弟が、お腹で眠っているからだ。
「これはお前が生まれる前、パパとママの結婚式の時に撮ったんだ」
 仙火は膝に飛び乗った娘の髪を撫でる。
 その写真はいつも不知火家のリビングに飾られているものだが、彼女が興味を持ったのはこれが初めてだった。
 少し背の高いチェストの上にあった為に、あまり目に触れる機会がなかったのだろう。
 それに、今日は皆がその写真と同じようなおめかしをしている。その事が彼女の興味をそそる一因になったのかもしれない。

 改めて写真を見ると、その日の記憶が鮮明に蘇って来る。
 今日と同じ満開の桜の下で、紋付袴の仙火と白無垢の楓を中心に見知った顔が勢揃いしていた。
 仙火の隣には不知火 あけび(la3449)と不知火 仙寿之介(la3450)、そして日暮 さくら(la2809)が並んでいる。
 楓の隣には「じぃじ」と呼ばれることを頑なに拒否し続ける父と母、「にぃに」と呼ばれる弟が並んでいた。
 ――何故お前達が「あけびちゃん」と「せんじゅちゃま」で、俺がじぃじなんだ。解せぬ、いや認めぬ――
 彼はそう言って、自分も名前で呼ばせようと事あるごとに教え込んでいるのだが、今のところ効果はないようだ。
「そりゃそうだろ、二人とも孫にはベタベタに甘いんだからな」
「うん、父さんは予想通りだったけど……母さんはちょっと意外だったな」
 生まれる前は「絶対に名前で呼ばせる」と息巻いていた母は、いざ「ばぁば」と呼ばれてみたらあっさり掌を返したという次第。
 父も孫にそう呼ばれること自体は、くすぐったくはあるけれど悪い気はしない、というところなのだろう。
 だが妹分と親友が名前呼びされているという事実が、彼の心を頑なにさせているようだ。
「仕方ないよね、父さんも母さんも歳の割には若いけど……」
「俺の母さんに至っては未だに美魔女だからな」
 それに合わせている父も当然まだまだ若々しい、というわけだ。
「父さん、目が真っ赤だ」
 当時を思い出して、楓がくすりと笑う。
 この世界に帰って来た初っ端、彼は親友である仙寿之介を思い切り殴り飛ばした。
 その直後、同じ拳がその息子に向けられた事は言うまでもない。
「ま、俺も父さんも甘んじて受けたけどな」
 ちょっと行って来ると、まるでご近所に散歩にでも出かけるような調子で留守を託して消えた男が、何年も音信不通だった挙げ句にほんの一時間ほど留守にした風な気楽さで「ただいま」と異世界土産の酒を手にして現れたら、誰だって拳のひとつやふたつ見舞いたくなるというものだろう。
 その間、残された四人の子供達は楓の両親が一手に引き受けて面倒を見ていたのだから、人数分くらいは殴られても文句は言えない気がする。
 おまけに帰って早々「お嬢さんを僕にください」攻撃を叩き込まれれば、それはもう拳を薙刀に変えて反撃しても許されるのではなかろうか。
「仙火、結局父さんとは勝負してないんだっけ」
「そうだな、あの時の拳一発で許して貰えた感じか」
「あれはすごく痛そうだったし、代価としては充分だったと思うよ。それに何だかんだで仙火の事は昔から認めてたしね」
「そうかな……娘が無事に帰って来たってだけで、もうイッパイイッパイだったんじゃねぇか?」
「かもね」
 肩を震わせながら、楓は再び写真に目を向ける。
 仙火の弟妹達に先代当主、他には名前も顔も覚えていない親戚達が大勢。
 それに混じって、不良中年部の皆や友人達の姿もあった。
 不良中年部、それはあけびと仙寿之介が久遠ヶ原学園に在籍していた当時に設立された伝説の部活。
 そのプレハブの部室には何故か卒業生達が頻繁に顔を出す事でも有名で、そのお陰で世代の違う仙火と楓もすっかり顔馴染みになっていた。
 部員のひとり、外科手術以外なら何でもこなす元教師は一家のかかりつけ医でもある。
「先生は今日も来てくれるんだよね」
「急患が入らなきゃな」
 と、仙火の膝の上で娘が大きな欠伸をひとつ。
「おお、悪い。つい思い出話に耽っちまったな」
 時計を見れば、そろそろ出かける時間だ。
「二人とも、準備は出来てるか?」
「出来てないのは君だけだよ、ほらタイが曲がってる」
 くすりと笑いながら、楓は仙火の首元に手を伸ばす。
「いつまで経っても抜けないね、このスーツに着られてる感。やっぱり和装の方が良かったんじゃない?」
「俺が紋付袴で行ったら決まりすぎて主役食っちまうだろ」
「はいはい、そういう事にしておこうね」
 茶化してはいるが、楓には仙火の考えている事などお見通しだった。
(わかってるよ、私が着物だときついからって合わせてくれたんだろ?)
 心の中で感謝を伝えながら、楓は娘の服を直してやる。
 不知火の血のなせる技か、彼女もまた生粋のイチゴスキー。よってお気に入りのワンピースもイチゴ柄だ。
 そこに桜色のボレロを重ね、足元にはリボンの付いた赤いパンプス。
 楓は腹部が目立たないようにデザインされた淡い若草色のドレスに、娘とお揃いの桜色ボレロ。
 そんないかにも春らしいフォーマルな装いで、どこに出かけるのかと言えば――


 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥


「今日も綺麗に晴れて良かったね、仙寿さま!」
 桜の花びらを乗せて穏やかに流れる川にかかる赤い太鼓橋の上で、あけびは暮れかけた空を仰ぐ。
 その姿はもう孫もいるというのに相変わらず若々しいが、着ているものは歳相応に落ち着いた雰囲気の染井吉野をあしらった黒留袖だ。
「俺達の時も、こんな風に晴れて穏やかな日だったな」
 隣で欄干に肘をついた紋付袴姿の仙寿之介が川面を眺めながら頷く。
「それに、こんな感じの日暮れ時だった」
 仙火と楓の時は青空が似合っていたが、あの子にはやはり、こんな暮れ方の空気が良く似合う。
「流石、日暮(向こうの俺)の娘だ」
 目を上げた先に、一艘の小舟が見えた。
 舞い散る花びらの中、水面を滑るようにゆっくりと進んで来るその舟は、白無垢の花嫁とその両親を乗せていた。
 その舳先には、尻尾の先だけが白い黒猫が水先案内をするようにちょこんと座っている。

 それは花嫁舟。
 あけびと仙寿之介が初めて取り入れて以来、今では不知火家の婚儀には欠かせないものとなっていた。
 今日の花嫁は厳密に言えば不知火の者ではない。
 それどころか何の関係もないのかもしれないけれど――
「私達の娘も同然だもん、ここは不知火式でお祝いしなきゃ!」
 というあけびの一声が全てを決めた。

『私にも恋人が出来るかもしれませんよ?』
 かつて、さくらはそう言った。
 その時は売り言葉に買い言葉のようなもので、言った本人でさえ本気にはしていなかったのかもしれない。
 やがて必ず訪れる未来で、楓から渡されるバトンを受け取るのは自分だという思いは今も変わらなかった。
 けれどそれから月日が経ち、様々な事に変化が訪れた。
 仙火と楓は無事に結ばれ、子供も生まれた。
 さくらは自分の世界に帰り、彼等から距離を置いた。
 二人の幸せを邪魔しないように身を引いた、というわけではない。
 ただ、親友から大切な存在を託されるその時まで、それに相応しい者であり続けるために。
 この先もずっと、三人それぞれが互いに大切で、尊敬と信頼に値する友であり続けるために。
 誰が欠けても冬が訪れることのないように。
 今は彼等と別の道を行くと、そう決めたのだ。
『近くにいると、なんだか順番待ちをしているようで……そのうち貧乏ゆすりを始めてしまうかもしれませんし』
 冗談めかして言ったその言葉は、半分くらいは本気だったのかもしれない。

 そして今、さくらは自分だけの幸せを掴む為に、新たな一歩を踏み出そうとしていた。
『私にも、失った後で懐かしく思い出せる大切な誰かが存在して然るべきです。そうでなければ不公平でしょう』
 そう言ったのも、多分半分くらいは本気だ。
 今までもこれからも、仙火への想いは変わらない。
 けれど未来の幸せの為に、今の幸せを諦める必要はない筈だ。
 あの二人だって、そんな事は望んでいないだろう。
 寧ろ今の自分が幸せでなければ、彼等が気兼ねなく幸せで在り続ける事は出来ない――
(……と、理屈は色々と付けられますが)
 恋は突然やって来る。
 何の準備も、予想さえしていなくても、問答無用で先の予定を書き換えてしまう。
 そこには理由も理屈も、理性が介入する余地もない。
 巻き込まれたらもう、身を任せるしかないのだ。

 桜吹雪が舞い散る中、花嫁を乗せた小舟が桟橋に寄せられる。
 そこで待つのは、全てを知った上で包み込んでくれた人。
 差し出された手をとって、桜の精は人になった。
 続いてさくらの両親が桟橋に上がる。
 出迎えた人々の中には弟と妹、それに幼馴染や友人達の姿もあった。
「「おめでとう!」」
 真っ先に声を揃えてそう言ったのは勿論、仙火と楓だ。
「ありがとうございます」
 さくらは少しはにかむように俯きながら、笑顔を返す。
「でも、こうしていても未だに今ひとつ実感が湧きませんね」
「大丈夫だよ、私も舟に乗った時はまだぼんやりして……そうだね、夢を見ているような感じだったから」
「そういうもの、ですか」
 流石の刺客と忍のハイブリッドアサシンも、刃で解決できない事象にはどうにも弱いようだ。

「でも、さくらならきっと大丈夫だよね」
 少し離れて見守るあけびが呟く。
「相手の人も良い感じじゃない? ちょっと頼りなさそうで、押しも弱そうだけど……あの人ならきっとさくらを大事にしてくれるよね」
「当然だ、さもなくば叩き斬る」
 仙寿之介は立派に船頭の役目を果たした黒猫を肩に乗せ、ご褒美のおやつを舐めさせながら物騒なことを言う。
「でも、あんな感じでどうやってあの二人を説得したんだろうね」
「さくらの両親か……確かに手強そうだが」
 二人は並行世界の仙寿之介とあけび、つまりは同一人物と言っても過言ではない存在だ。
 あの婿殿に武道の心得があるとは聞いていないから、恐らく情に訴えたのだろうが――
「さくらが選んだ相手なら間違いはない、向こうの俺もそう思ったのだろう」
 かつては蕾だった枝変わりの八重桜も、今では葉桜となり僅かに黄葉が始まる季節。
 歳相応の貫禄も付いて、鷹揚に許しを与えた――と、思いたいのだが。
「後で本人に訊いてみるか」
「そうだね、私も私ともっと話がしたいな!」
 元々は同一人物である為か、二人のあけびは生きる世界が違っても双子のようにそっくりで、実年齢が迷子になっている点でも共通していた。
「向こうの私も不老長寿じゃないはずなんだけど、不知火の遺伝マジックかな?」
 あけびの両親は勿論、祖父もまだ矍鑠として隠居ライフを楽しんでいる。
「ということは、私も軽く二百歳くらいまで生きるかも!」
「そうだな」
 柔らかく微笑み、仙寿之介はあけびの髪に手を触れる。
 そこには今日も、あの簪が揺れていた。
「この簪のほうが先に音を上げてしまいそうだ……そろそろ修繕しておくか」
「そうだね、じゃあ帰ったらお願い!」
 その前に、まずは披露宴のパーティを思い切り楽しまないと!


 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥


 神社での古式ゆかしい婚儀を経て、お色直しから戻ったさくらは桜色のドレスに身を包んでいた。
 その前に、大きなウェディングケーキが運ばれて来る。
 こちらの世界と向こうの世界、二人のあけびが協力して作り上げたものだ。
 デコレーションのメインは勿論、仙寿之介がこの日のために育てた真っ赤なイチゴ達。
 五段重ねの四段目までは、クリームが見えないほどにイチゴが敷き詰められている。勿論中もイチゴたっぷりだ。
 一番上には新郎新婦を真ん中に、参列者全員を模した小さな人形が飾られていた。
 入刀を終えたケーキを切り分け、それぞれに自分の人形が乗ったケーキが配られる。
「けっこう似てるでしょ? 二人で頑張ったんだー!」
 意気投合した二人のあけびは『俺はそういうのいいから』と引っ込んでしまった花嫁の父に代わって挨拶に立つ。
 それは親族の挨拶と言うよりも、『どうもー、ダブルあけびでーす☆』といった感じで今にも漫才が始まりそうな珍妙な一幕であったとか。

「それで、名前はもう決まったのですか?」
 披露宴の二次会、三人だけでテーブルを囲んだカジュアルな空気の中で、さくらは楓に尋ねる。
「うん、予定日が新緑の季節だから……青葉はどうかなって」
「不知火 青葉、良いですね」
「さくらもやっぱり、子供が生まれたら花の名前を付けるの?」
「そうですね……予定はありませんが、多分そうなると思います」
 さくらの頬が、ほんのりと桜色に染まる。
 宴が終われば、さくらは家族や友人達と自分の世界に帰ることになっていた。
 けれど、会えなくなるわけではない。
 向こうの世界では既に異世界への転移技術が確立し、宇宙旅行並に高かった敷居が今では海外旅行程度まで下がっている。
 移動を阻害する要因も今はなく、今後はもっと気軽に世界を行き来することが出来るようになるだろう。
 そうなれば、ちょっと遠くに済んでいる程度の距離感で、年に何度か集まることも難しくない。
「生まれたら、お祝いを持って駆けつけますね」
「ああ、俺達もさくらに子供が生まれたら飛んで行くよ」
「そうでなくても普通に遊びに行くけどね?」
 三人の笑い声が溶け合って、皆の上に広がっていく。
 そんな光景は少しずつ形を変えながらも、ずっと先まで続いて行くのだろう。

 そして、色々な意味で不知火家の伝説に新たなページが書き加えられたその夜。
 花嫁の父に『ちょっと顔を貸せ』という不穏な台詞を吐かれた仙寿之介は、近くの河川敷に向かう。
 異世界へ行って、さくらは変わった。
 それが良い方向であることは、彼も理解している。
 娘が幸せになることに関しては文句などあろうはずもないし、素直に喜んでもいる。
 いずれはそんな相手が現れるであろうことは覚悟していたし、半ば期待もしていた。
 だがしかし。
 相手があれでは『俺の屍を超えて行け』とは言えないではないか。
「つまり、俺に鬱憤晴らしの相手をしろということか」
 仙寿之介は「やれやれ」といった風に肩を竦める。
「大人げないぞ、俺よりも貫禄のある見てくれをして……やはり根っこは蕾のままか」
 憎めない駄々っ子に向けるような笑いを含んだ仙寿之介の声に『やかましい』という声が返り、刀が鞘走る。
「承知した、今宵は存分に付き合おう。よもや腕を落としてはいないだろうな?」
 刀と刀が火花を散らす甲高い金属音が、月明かりに照らされた川面に響く。
 戯れ合うような二人の姿を、夜桜だけが静かに見守っていた。


 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥


「それで、どっちが勝ったの?」
 あけびの問いに、仙寿之介はただ小さく笑みを漏らしただけで何も答えなかった。
「そっか、でもさくらの結婚に反対してる風でもなかったし、もし何か燻ってたとしても仙寿さまが晴らしてあげたんでしょ?」
 それに、あけびは知っている。
 どんなに頑ななジジババも孫には滅法弱いものだと。
「あのお義父さんでさえ、孫達を連れて行ったらほんのり柔らかくなったんだもん。すごいよね孫パワー」
 天界の状況が変わったこともあり、今では故郷の地もかなり気軽に訪ねることが出来るようになっていた。
 子育てが一段落したら、二人であの地に移り住むのも良い――そんな風に話し合ったこともあったけれど。
 これがなかなか一段落どころか、未だに落ち着く気配がない。
「だって、子供たくさん産むって言ったでしょ?」
 その宣言通り、元の世界に帰ってすぐに三女が生まれた。
 その後に生まれた四男に至っては、孫にとって「年下の叔父さん」状態だが、それでも打ち止めになる気配はない。
 身体は大丈夫なのかと心配する声をよそに、本人は安産型の上に出産の翌日から何事もなかったように仕事に復帰しようとする超健康体だ――流石にそれは周囲に止められるけれど。
「隠居するのはまだまだ先だな」
 仙寿之介はそう言いながら、門の外にあけびを連れ出した。
 ちょうど日暮れ時で、街を見下ろす坂の上には赤い夕日が黒い影を落としている。
 そこに佇む仙寿之介は逆光でシルエットになっていた。
 長くまっすぐな髪を高い位置でひとつに結び、羽織袴に腰には長物。
 その姿は、まるでテレビの時代劇から抜け出して来たようで。
(あっ)
 意図を察したあけびは、大きく息を吸って――

「お侍さん……!」

 振り向いた影の中に、白い歯が零れる。
 また、ここから始めよう。
 何度でも、想いの続く限り――

━あとがき━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・
全員を幸せに。
どうすればそれが叶うのか、悩んだ結果、こういうことになりました。
様々な可能性の中で、ひとつくらいはこんな未来があってもいいかな、と。

全員のお名前を出したかったのですが、おまかせではOKでもパーティではNGだそうで……
孫はもみじ、三女はゆり、四男は蓮、先代当主は松之丞と提案しておきます。

最後は原点回帰ということで、こういった形にしてみました。
これからも皆様にとって幸せな物語が続いて行くことを願っております。

ご依頼ありがとうございました。
またいつかどこかでご縁がありましたら、その時はまた新たな物語を紡ぐお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
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2021年03月26日

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