WTRPGマスター試験・問題
■試験問題のページについて
このページにはマスター試験の問題が掲載されています。応募フォームよりお申込みをいただきますと、弊社よりメールをお送りいたします。
その際に、試験の送付先、提出方法の詳細につきまして、お知らせいたします。
■課題1:マスタリング能力の試験
マスタリングとは、マスターの思惑とそれにそって執筆されたオープニング、そしてオープニングを読んだプレイヤーが書いたプレイングとキャラクターのデータを元に、妥当で面白い結果を判定して導き出し、ストーリーを作り上げる行為です。この結果、作り出されたストーリーがリプレイとなります。
リプレイと小説との大きな違いは、読者側であるプレイヤーがプレイングとプレイヤーキャラクター(以下、PC)を通して“物語に参加”してくることです。
マスターはプレイヤーが書いたプレイングと、プレイヤーが考えたPCの行動を主軸にリプレイを描いていきます。
プレイングによっては、マスターがあらかじめ考えていたプロットから外れて、新たなプロットを作らなければならないこともあるでしょう。
マスターはプレイングを読み、プレイヤーがPCに何をさせたいのかを考え、そして行動の成否を判定して、リプレイを書き上げることになります。
試験用オープニングとプレイングは下記のリンクからご確認下さい。
>>試験用オープニングとプレイング
試験用オープニングには、6人のPCが参加しています。
このPCはそれぞれが同じ金額を支払ってシナリオに参加しているお客様のキャラクターです。
・製作するものの一覧
プロット
リプレイ
製作日数
●設問1.プロットの作成
試験用のオープニング、各PCの設定とプレイングを確認し、リプレイのプロットを作成してください。
プロットとは、マスタリングを行なった結果、どのPCが何をして結果はどうなるかという、シナリオのあらすじです。
プロットを作成することで、PCの活躍の不公平や判定ミスを減らし、リプレイ文章の書きすぎ(文字数オーバー)などの問題を解消することができるでしょう。
プロットは簡潔に書き出したものでかまいません。項目ごとに改行を入れ、リプレイで描写する順番に従い記述してください。
文字数の制限は後述のリプレイの文字数から全角2,000文字としております。
●設問2.リプレイの作成
設問1のプロットをもとにリプレイを執筆して下さい。
リプレイとはマスタリングの結果として作り出された物語を小説の形式で執筆したものです。
プレイヤーはリプレイの中で自分のPCが活躍することを期待して、シナリオに参加し、プレイングを書いています。
リプレイの文字数は、全角2,000文字〜4,000文字です。(原稿用紙換算ではなく実際の文字数換算です。テキストエディタなどにより文字数カウントが変わる場合がありますので、文字数には余裕を持たせるようにしましょう)
また、リプレイの執筆では書式を参考にして下さい。
>>書式について
●設問3.製作にかかった日数
製作にかかった日数を報告して下さい。
■課題2:WTに沿った物語を作る能力の試験
選択した世界を舞台としたシナリオのオープニングを作成し、以下の設問に答えてください。オープニングとは、プレイヤーがシナリオに参加し、プレイングを行うために必要となる情報を解説した文章です。プレイヤーキャラクター(以下PC)が何らかの形でその世界に起こっている事件に遭遇し、シナリオに参加するための動機となる状況を解説し、またそのシナリオを解決するための道筋やヒントも包括しているものになります。
・製作するものの一覧
世界観について
世界観を説明できるURL
タイトル
オープニング本文
解説
マスターより
シナリオ内容に関する質問(3問)
●設問4.試験用の世界観の選択
マスタリング能力の試験で用いる世界観を選択して下さい。
下記の注意事項をよく読んだうえで、選んだ作品タイトルとその世界観について簡潔にまとめられたWEBサイトのURLを指定して下さい。
なお、弊社のWTRPGを選んだ場合にはULRの指定は無用です。
採点者による判断がしやすいように、ネット上で簡単に世界設定が確認できる作品(※)を使って下さい。
(※Wikipediaに世界観に関する情報が充実している、世界設定の詳細なまとめページが誰でも閲覧できる、など)
・世界観の選択について
WTRPGでは、多数のプレイヤー、マスターが世界観に関与する為、マスターは自分の創作ばかりではなく、ゲーム全体の世界観に対して配慮を行う必要がある為、世界観は重要な要素となっています。
本来であれば、WTRPGのそれぞれの世界観を詳しく読んでいただき、その内容に沿って試験のオープニングを作成を行っていただくべきところですが、WTRPGの世界観を熟読していただくには時間が必要です。
そこで試験を円滑に進める為、受験者がすでに熟知している作品(アニメ、漫画、ラノベ、映画、その他のジャンルもOK)の世界観を使って試験用オープニングを執筆・提出していただくことを可能とします。
・世界観の選択に関する注意
この試験における措置は、あくまでも試験に限定した措置であり、実際のマスター業務で別の作品の世界観を使ったオープニングを作成することは厳禁となりますので、あらかじめご了承ください。
この措置はWTRPGの世界観で試験用のオープニングを製作することを禁止するものではありません。すでにWTRPGの世界観をご存じの方やWTRPGの世界観を使いたい方は、WTRPGの世界観で執筆して下さい。
どのような世界観であっても、制作されたOPの中にWTRPGのシナリオを構成する要件が適切に配されているかが第一の採点基準となります。
しかし、世界観の選び方、世界観に対するスタンスもWTRPGマスターとしての適正を見る参考資料とさせていただきます。
どういった世界観がWTRPGに適しているのか、WTRPGマスターは世界観に対してどう向き合うべきであるのかを考えてみて下さい。
●設問5.オープニングの作成
選んだ世界観を元に、WTRPGで1話完結のオープニングを想定した作品を書いてください。
設問5-1・タイトル(15文字以内)
シナリオのタイトルです。
実際のマスター業務では、多くのシナリオの一覧のページがあり、そこにはタイトルがずらりと並びます。
お客様の目に最初に触れる部分ですので、注目を得られる工夫、タイトルだけでシナリオの方向性を伝える工夫が必要です。
15文字以内で製作して下さい。
設問5-2・オープニング本文(全角400文字〜3,000文字以内)
「オープニング本文」はシナリオで扱う事件や出来事の発端を小説形式で描くものとなります。
小説形式ということで、PCやPLの心情的な部分に訴えかける力が強いものとなります。
また、必ずしもPCが見ている範囲だけを描く必要はありません。PCが見ていないところであっても、登場する敵や味方、助けを求める依頼人などの描写があるとプレイヤーがNPCにアプローチしやすくなります。
文字数は全角400文字〜3,000文字で制作して下さい。
また、リプレイの執筆では書式を参考にして下さい。
>>書式について
設問5-3・解説(全角1000文字以内)
「解説」はゲームとして必要な情報を簡潔にまとめることができる項目です。
オープニング本文と違い、箇条書きのような書き方や登場NPCに関する客観的な説明を行いやすくなっています。
全角1000文字までで製作して下さい。
設問5-4・マスターより(全角200文字)
「マスターより」はプレイヤーに向けたマスター個人からのメッセージになります。
挨拶、近況報告、シナリオにテーマにそったちょっとした雑談、あるいはオープニング本文とも解説とも違うアプローチからのヒントなどが記載されます。
全角200文字で製作して下さい。
設問6・シナリオ内容に関する質問
設問6-1・今回のシナリオが何をするシナリオかを、20文字程度で簡潔に答えて下さい。
設問6-2・執筆したOPに対してPLはどんなプレイングを行うと想定していますか? 予想されるプレイングの内容を完結に書き出して下さい。
文字数に制限はありません。
設問6-3・執筆したOPが成功した時の展開、失敗した時の展開、それぞれ想定している展開を100文字程度で簡潔に書き出して下さい。
■マスター応募フォーム
マスター試験の応募はこちらから!■更新について
試験問題は事前に予告なく変更する場合がございます。<更新履歴>
2014年2月20日 公開
2014年7月9日 試験受付方式の変更により更新
2015年1月21日 一部解説を更新しました。
2016年2月5日 一部解説を更新しました。