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1回クロス構築公式大会レポート |
『第1回AsuraSystemTCGクロス構築公式大会
X'mas Special レポート』
メリークリスマス!
…という事で、タイトルにもありますようにクリスマスイヴの日の公式大会です。今回の場所は八王子にある市民会館の一室、レポートは“姫にょん”こと姫野里美がさせていただきます。
●棋士たちのイヴ
2001年12月24日、祝日と重なり最高のイヴとなるこの日、公式大会としては初のクロス構築戦が開催された。
ちなみに、前回のFB名古屋店さんのデュエルルームを借りて開かれた大会に比べると、天候には非常に恵まれている。もっとも、この日にここへ来ている棋士たちにとって、天気などどうでも良い…いや、むしろ雨が降って欲しいくらいの気持ちであったのではなかろうか?
まあ、そんな解る人にしか解らない話はさておき。当初、スタッフの間では日取りが日取りなだけに、参加人数が少なくなってしまわないかとの危惧があったりはした。だが、結局はそんな心配は単なる取り越し苦労にしかならず、十分な数の棋士たちが集まってくれた。
ナイス! 最高だよ、みんな!
●墓場でパーティ?
今回の大会は、スイスドロー方式で試合が行われる。
また、面白い試みとしては、試合の勝敗に関わらずクリスマスを連想させるコンボを決めた人には、スタッフからクリスマスプレゼントが贈られる事になっている。しかし、棋士たちにとって試合は真剣勝負そのもの。挑戦者がいるにはいたものの、やはり勝ちを目指しているだけあってイメージは伝わって来なかった(熱意は十分に感じられたのだが…)。
そんな中、今回の大会で目立ったコンボとして、《墓場からの呼び声》を使った一撃必殺の極めて強力な戦法が挙げられる。上位に入賞した棋士が使っていたのはもちろんのこと、使用頻度が高かった為、思わず会場中が墓地に見えてしまうくらいだった。
●カルト de Q
さて、今回の大会で行われたのは、死臭漂う闘いばかりではない。
全ての試合が終了した後、AsuraSystemTCGのみにジャンルを絞ったクイズ大会が行われた。
なお、大会の形式としては、予選を○×形式で行い本戦出場者を決めた後にパネル式の回答を行うというものとなっている。
内容的には、今まで発売された全カードを把握していないと勝ち残りが難しいんじゃないかと思われるくらい細かい問題が多く、ちょっぴり出題者の意地悪さがうかがえたりして…。
また、ゲスト参加者としてAsuraSystemTCGのメインデザイナーである冴島鋭士氏と十六夜幻耶氏も参加していたのだが、両名ともそんなに詳しく全てのカードを覚えている様子は無かった(でなきゃ出してもらえないか?)。
ちなみにこの大会の優勝者は、僅差で記憶の正確さを捻り出した冴島鋭士氏である。
でも、本当はパーフェクトで優勝して欲しかった…。
●地獄の沙汰も風次第?
今回の死霊術合戦を制したのは、風属性のカードと《墓場からの呼び声》を上手く組み合わせた加賀澤氏であった。
その名も『時の呼び声』デッキと名付けられたこのデッキは、総合的にどんなデッキに対しても対応力の高い風属性のカードをメインにし、火属性のカードは《墓場からの呼び声》のみに絞ったロック系のデッキである。
とことんシェイプアップされ、無駄の無いデッキ構築になっている分、緒戦からバンバン手札を破壊してくるタイプのデッキには脆いが、このデッキ自体も十分に高速な為、非常に強力なデッキと言えるだろう。
加賀澤氏が非常にシャイな為、詳しいコメントはもらえなかったが、少なくとも私はそう思った。
『加賀澤光(JP000034)さん、優勝おめでとうございます。』
●これが第1回クロス構築公式大会の優勝デッキだ!
銀翼の歌い手ミューティ デッキ |
ペリグリン |
4枚 |
イーグル |
4枚 |
吹き飛ばし |
3枚 |
クラウドジェル |
2枚 |
大気の乱れ |
2枚 |
風の精霊 |
4枚 |
ウイングドラゴン |
4枚 |
タイムストップ |
4枚 |
雷鳥 |
1枚 |
モア |
4枚 |
白金の戦乙女 |
4枚 |
墓場からの呼び声 |
4枚 |
価値あるガラクタ |
4枚 |
瞑想の指輪 |
1枚 |
サイドボード |
風の歌 |
3枚 |
阻害 |
4枚 |
サンダードラゴン |
3枚 |
翼を持つものの扇 |
2枚 |
いわし雲 |
2枚 |
吹き飛ばし |
1枚 |
●第1回クロス構築公式大会の結果
優勝 |
加賀澤光(JP000034) |
2位 |
瀬戸田知樹(JP000136) |
3位 |
坂巻学(JP000550) |
4位 |
後藤一樹(JP000079) |
5位 |
山崎大輔(JP000203) |
※敬称は省略させていただいております。
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