想いは遥か遠き時の中に その2

■シリーズシナリオ


担当:緑野まりも

対応レベル:2〜6lv

難易度:やや難

成功報酬:2 G 38 C

参加人数:7人

サポート参加人数:-人

冒険期間:12月18日〜12月27日

リプレイ公開日:2005年12月28日

●オープニング

「‥‥よ、いずれ認められし者が現れる。それまで、クエスティングビーストの守りを頼むぞ」
「はっ! この身に代えましても、クエスティングビーストを悪しき者から守り通し。必ずや、理想郷に民を導きましょうぞ!」
「いつかクエスティングビーストは復活し、アヴァロンへの道は開かれるだろう。その時をこの目で見ることが叶わぬのは残念だが‥‥」
 そう言う王の瞳は、ここではない遥か彼方を見つめ、少し寂しげに笑った。私は、その面立ちをしっかりと目に焼きつける。時が過ぎ、何もかもが失われた後も、これだけは失わぬよう。そして、誰にも知られぬことのない叶わぬ想いは、胸の奥にしっかりとしまいこんでおこう。

「ふぅ、記憶を取り戻す良い方法はないものかな」
 アトランティス研究者ラルヒー・スコッティンは、椅子の背もたれに寄りかかりながら、大きくため息をついた。元々アトランティス以外にはたいした興味のなかったはずの彼が、自宅で一生懸命に調べているのは、記憶喪失の治療法と一人の女性についてであった。
「失礼します、ラルヒー様‥‥あの、いかがでしょうか‥‥」
「ん‥‥ああ、ちゃんと着れた様でよかった。いつまでも鎧姿ではなにかと不便だろうしな」
「はい、服まで用意してくださってありがとうございます」
 ドアを開けて、美しく長いブロンド髪で、清楚ながらどこか凛々しい顔立ちの美しい女性が入ってきた。彼女は、ラルヒーが用意した女性物の服を着込み、明るく透き通る声で礼を述べる。
「それで、何か自分のことで思い出したことでもないかね? たとえば、自分の名前とか」
「‥‥わかりません。まだなにも‥‥ただ」
「ただ?」
「ラルヒー様のお顔を見るたびに、なにかとても大事なことを思い出しそうな気がします」
 ラルヒーに問われると、一瞬表情を暗くして首を横に振る。しかし、ラルヒーの顔を見ると、どこか懐かしそうな表情を浮かべるのだった。彼女は、クエスティングビーストの四肢と共に、深い洞窟の中に封印されていた。そして、復活後彼女は、自分の記憶を一切失っていたのだった。
「まぁ、私もできる限りの手を尽くしてみるつもりだ。君も何か思い出したら話してくれたまえ」
「はい、ありがとうございます」
「それで‥‥しばらくこの家で暮らしてもらおうと思うのだが、いつまでも名前がないのはアレなので‥‥エスリンというのはどうだろう?」
「私の名前‥‥エスリンですか?」
 ラルヒーは、珍しく照れた様子で頬を掻くと、彼女を見て告げた。女性は一瞬キョトンとした後、その名をゆっくり口にする。
「ああ、ケルトの伝承に出てくる女性の名前なのだが‥‥。すまん、他に気の利いた名前というのも思いつかなかったのでな」
「いえ! とんでもない! とても素敵な名前です。本当は、名前も思い出せず不安でした。自分に名前があるというだけで安心できます。ありがとうございます!」
「そ、そうか、それはよかった‥‥」
 女性の反応に、少し困ったように頭を掻くラルヒーであったが。女性は、すぐに嬉しそうに微笑んで、ラルヒーに礼を述べるのだった。

 それから、エスリンという名を貰った女性は、ラルヒー宅で暮らすことになったのだが。
「ラルヒー様、お食事ができました」
「え‥‥いや、エスリン君はお客なのだからそのようなことはしなくても」
「いえ、ご厄介になる以上、せめて家事ででもご恩をお返ししなくては」
「それで‥‥これが食事か‥‥」
 そういって、エスリンが用意した食事は、何かとてもねっとりした緑色のスープと、真っ黒に焼け焦げたパンだった。味ももちろん見た目どおり。
「う‥‥」
「あの‥‥お味はいかがでしょうか?」
「あ、ああ‥‥久しぶりに家でまともな食事をいただいたよ‥‥」
「そうですか! では私もいただきます! ‥‥!! も、もうしわけありません〜!」
 ラルヒーのフォローも、自ら食事を口にしたエスリンには無駄だったようだ。その後、洗濯や掃除も行ったのだが。
「きゃぁ! お召し物がボロボロに!」
「も、申し訳ありません! 貴重な資料を破ってしまいました‥‥」
 失敗を繰り返すエスリンであった。結局見ていられなくなったラルヒーも手伝うことに。
「どうやら、君は記憶を失う前にはあまり家事をしたことはないようだね」
「う、申し訳ありません‥‥」
「気にしなくてもいいよ。何はともあれ、お陰でしばらくほったらかしだった家の掃除ができたわけだしな」
 家の掃除を終えて、苦笑を浮かべるラルヒー。しかしラルヒーは、自分のことにさえ興味のなかったはずの自分が、徐々に変化していることを感じ不思議に思うのであった。

「私は、何者だったのでしょうか。このような鎧を纏い、氷の中に封印され‥‥」
「君が封印されていた場所は、ペリノア王の遺跡の近くだ。クエスティングビーストの四肢を持っていたこともあり、もしかするとペリノア王と何かしらの関係があるのかもしれないな」
「ペリノア王‥‥その名を聞くと、胸の中になにか熱い物を感じます‥‥ですが」
 数日がたっても、エスリンの記憶は戻らず。これといって良い手立てもみつからない。エスリンは、封印されていたときに来ていた鎧に触れて呟き。ラルヒーの言葉に、何かを思い出そうと、胸の前で強く両手を握り締めるが、ゆっくりと首を横に振ってため息をつく。
「エスリン‥‥ああ、そのなんだ、君さえ良ければ記憶が戻るまでゆっくりとしていって構わないぞ。たいした家ではないがね」
「ラルヒー様? はい、このようなわけのわからない女にもったいないお言葉。どれほど感謝しても、足りないほどです。ですがしかし、私は記憶を取り戻したい。よくわかりませんが、なにか使命のようなものを感じるのです。それを早く知りたい‥‥」
「そうか‥‥、では行ってみるか? ペリノア王の遺跡へ。そこへ行けば、何か思い出せるかもしれない」
「はい‥‥お願いします」

 次の日、二人は冒険者ギルドに足を運んだ。
「あれ? ラルヒーさん、随分とさっぱりされてますね。やっぱり女性と暮らすと身だしなみにも気をつけるようになるんですか?」
「ちょっとまて、なんでいきなりそんな話になるのかね? だいたい、どこから女性と暮らしているなどという話が‥‥」
「いえ、そういった噂があったもので。ああ、後ろの方が噂の美人ですね〜」
 受付嬢は、ラルヒーの様子に少し驚いて、さっぱりと綺麗になっている姿に首をかしげた。ラルヒーは、受付嬢の言葉に顔をしかめるが、噂が事実なのでしょうがない。
「‥‥そんなことはどうでもいい。今日は、この間行ったペリノア王の遺跡を再調査しようと思ってな。協力してくれる冒険者を募って欲しい」
「承知いたしました。あの辺りは、最近野盗が出てるそうなので気をつけてくださいね」
 受付嬢は、『遺跡の調査』と書きこみ、ギルドの依頼に張り出した。本来の目的、無事にエスリンの記憶を取り戻すことができるのだろうか‥‥。

●今回の参加者

 ea7743 ジーン・アウラ(24歳・♀・レンジャー・人間・エジプト)
 eb0272 ヨシュア・ウリュウ(35歳・♀・ナイト・人間・イスパニア王国)
 eb0752 エスナ・ウォルター(19歳・♀・ウィザード・ハーフエルフ・イギリス王国)
 eb2205 メアリ・テューダー(31歳・♀・ウィザード・エルフ・イギリス王国)
 eb3389 シータ・ラーダシュトラ(28歳・♀・ファイター・人間・インドゥーラ国)
 eb3587 カイン・リュシエル(20歳・♂・ウィザード・ハーフエルフ・ビザンチン帝国)
 eb3776 クロック・ランベリー(42歳・♂・ナイト・人間・イギリス王国)

●リプレイ本文

 遺跡に向かう初日、冒険者達は依頼人であるラルヒーとエスリンのもとに集まっていた。前に一緒に行動した者は、比較的清潔になっていたラルヒーの姿に多少驚きを見せた。
「エスリンさんっていうんだね! よろしくお願いします」
「あ、はい、よろしくおねがいします」
 エスリンの手を握って何度も振り回しながら、ジーン・アウラ(ea7743)が元気に挨拶を交わす。エスリンは、その様子に一瞬驚いたが、すぐに優しい笑みを浮かべた。
「こんにちは。えと‥‥エスリンさんでよろしいんですね。まだ、記憶の方は戻られないとか‥‥大変ですね」
「こんにちは、前はお世話になりました。はい、その名はラルヒー様につけていただきました‥‥。はい‥‥今回は、その記憶のことでお世話になります」
 エスナ・ウォルター(eb0752)が挨拶をすると、エスリンが前回の礼を述べ頭を下げる。エスリンは、名を呼ばれると本当に嬉しそうに微笑むが、記憶のことになると悲しそうに目を伏せた。
「そんな悲しそうな顔をされないでください。今回は、きっと記憶を取り戻すきっかけになりますよ」
「そうですよ、ゆかりのある場所へと赴き、何か思い出せると良いですね」
「はい‥‥そうですね!」
 メアリ・テューダー(eb2205)とカイン・リュシエル(eb3587)が、エスリンを励ますように声をかける。エスリンは元気付けられたのか、期待を込めた声で大きく頷いた。
「ラルヒー様、それにエスリン様。今回も、騎士として主の命に従い、守護させていただきます。どうぞ何なりとご命令を」
「ああ、ヨシュア君、よろしく頼んだよ。まぁしかし、そんなかしこまらんでくれ」
「騎士‥‥ですか。あ、はい、お願いします」
 騎士として依頼人のラルヒーの前にかしずくヨシュア・ウリュウ(eb0272)。そんな様子を見て、エスリンが一瞬戸惑いを見せる。
「ナマステ! ボクの友達にもエスリンって人がいるんだ。その人と同じ名前のエスリンさんとも友達になりたいな!」
「まぁ、そうなんですか。こちらこそお友達になってくれると嬉しいです」
 シータ・ラーダシュトラ(eb3389)が、胸の前で両手を合わせ挨拶をする。シータの言葉に嬉しそうに微笑むと、エスリンもぎこちなく両手を合わせて礼を返した。記憶を失った彼女にとっては、新しい友人ができることは本当に嬉しいようだ。

「そこまで!」
「くそぉ、これでもボクは戦士なんだけどな。エスリンさんにかなわないや」
「自分でも驚いてます‥‥やっぱり私は騎士だったのでしょうか」
「わかりません‥‥ですが、その力でラルヒー様の守護をお任せできませんか?」
「え‥‥はい、がんばります!」
 騎士ではなかったのかと、手合わせを願い出たヨシュアとシーダに、エスリンが驚くべき剣戟を見せた。自分の動きに驚くエスリンに、ヨシュアはラルヒーを守るようお願いした。彼女にはそうあってほしいと感じたからだった。
 遺跡にたどり着いた一行。かつてのペリノア王の城であった場所であり、数日前に聖杯探索のために多くの者が訪れた場所である。
「ここが、ペリノア王の城‥‥。私にゆかりのある場所‥‥だめ、思い出せない」
 エスリンは、すでに廃墟となった城跡をみつめ何かを思うが、結局小さく首を振った。
「中を見てみようよ。もしかすると思い出の場所が見つかるかもしれないよ」
「そうです、王の間や鍛錬の場など、エスリンさんに関わり深い場所があるかもしれません」
 ジーンとメアリに促され、城跡へと入っていく一行。城の中は、すでに探索され尽くされておりたいしたものは残っていなかった。一行はそのまま通路を抜けると、ひときわ広い部屋へと出る。
「ここは、王の間ですね」
「ここが‥‥」
 中央には玉座のようなものがあり、そこはたしかに王の間であった場所だった。長い年月がたち、所々壊れている柱もあり、かつての威厳は失われているが、エスリンはどこか懐かしい眼差しで玉座をみつめていた。
「ここは、当時の面影を色濃く残しているようだね。エスリンさん、なにか思い出しました?」
「あの‥‥私はこの場所を知っているような気がします‥‥強く何かに急かされるような‥‥」
「それが使命?」
 カインの問いかけに、エスリンが何かを思い出すように玉座を見つめる。ヨシュアは、前にエスリンが口にした言葉をかける。そのとき‥‥。
「どうしたのラティ‥‥はぅ!?」
 なにやら唸り声をあげる飼い犬のようすに首をかしげたエスナだったが、突然その身体を何者かに押さえつけられた。
「おっと、動かないで貰おうか!」
「何者!?」
 気付くと、一行の周囲には幾人かの男達が現れていた。どうやら気配を隠し、部屋の柱などに隠れていたらしい。拘束したエスナの首筋にナイフを当てて、一行を脅す。
「暴れんじゃねえ、可愛いお顔に傷が付いても知らねえぜ」
「はぅぅ‥‥」
「お前達盗賊か‥‥。その子を離せ!」
「大人しくしろ。お前ら、俺達の縄張りに入ってきた以上、身包みを置いてって貰おうか」
「く‥‥」
 ヨシュアが剣に手をかけようとするが、エスナを人質に取られている以上、下手に動くことはできない。形勢は非常に不利な状況だった。
「ぅぅ‥‥ラティ!」
「ワン!」
「なんだこの犬!? ぐぁ!」
 そのとき、盗賊達が注意を払っていなかったエスナの飼い犬ラティが、エスナを掴んでいた腕に思い切り噛み付いた。突然のことに、盗賊はエスナを離す。
「いまよ! アグラベイション!」
「小さい子を人質に取るなんてゆるさないぞ!」
 一瞬の隙を突き、高速詠唱で魔法を唱えるメアリ。動きが鈍くなった盗賊にシーダが切りかかった。
「てめえらよくも!」
「この広さなら‥‥ファイヤーボム!」
「人質がいなくなれば! 食らいなさい、スマッシュ!」
 仲間をやられいきり立つ盗賊に、カインが火球を爆発させる。そして爆発に驚いた敵を、ヨシュアが渾身の一撃で打ち倒した。
「剣を持つ以上、私も!」
 盗賊との乱戦の様子を呈してきた王の間、エスリンも剣を構え果敢に敵と戦っていた。しかし、そんな彼女を狙って一人の敵が柱の影からナイフを投げつける!
「危ないエスリン!」
「え‥‥」
 咄嗟に、ラルヒーがエスリンの前に身体を投げ出す。ナイフはそのラルヒーの身体に突き刺さるのだった‥‥。

「危ないアイリス!」
「ペリノア様!?」
 私の前にペリノア様が身を投げ出した。敵の矢から私を庇ったのだ。本来、私が王の身を守らねばならぬのに、何故‥‥。
「くっ‥‥大丈夫か?」
「ペリノア様! 申し訳ありません私が不甲斐ないばかりに!」
「たいしたことはない‥‥」
「しかし‥‥私などのために何故このようなことを‥‥」
「王である前に男だからかな‥‥女性を守る性というものか。つい身体が動いてしまったのだ、許せ‥‥」
「ペリノア様‥‥」
 私はそのとき、この方に一生を捧げようと誓ったのだ‥‥。

「ラルヒー様!?」
「くっ‥‥大丈夫か?」
「私などのために何故このようなことを‥‥」
「私も男だったということかな‥‥君を守りたいと思ったのだ‥‥」
「あ‥‥ああ‥‥ペリノア様‥‥」
 その言葉を聴いて、エスリンは全てを思い出した。彼女は、一筋の涙を流し小さく呟いた。
「そこかぁ! おいらの矢を食らえ!」
「く、くそぉ! おぼえてやがれ!」
 ジーンの矢が隠れていた敵を射抜き。決まり文句を残して、残った盗賊達は逃げ出した。
「ラルヒー様、大丈夫ですか!」
「たいしたことはない‥‥と思うのだがね」
「このポーションを‥‥」
 背から血を流しながら苦笑するラルヒーに、慌ててヨシュアがポーションを飲ます。ポーションは瞬く間にラルヒーの傷を癒し、ラルヒーは事なきを得た。
「ラルヒー様‥‥私は記憶を取り戻しました‥‥」
「なに? 本当か! そうか‥‥それはよかった」
「ありがとうございます‥‥私の本当の名はアイリス。ペリノア王に仕える近衛騎士です‥‥」
 記憶を取り戻したことを告げるエスリン。突然のことに驚き、喜ぶ一同にエスリンは自分の素性を明かす。彼女は、かつてペリノア王に仕え、アヴァロンに民を導く資格あるものが現れるまで、クエスティングビーストを守護するために共に封印されていた騎士であった。
「エスリンさん‥‥じゃなかった、アイリスさん。なにか雰囲気が変わったね」
「いえ、これが本来私が騎士だったときのものでしょう」
 優しい雰囲気のあったエスリンに対し、凛々しくも厳しい表情を浮かべるアイリス。ジーンはその変化に首をかしげた。
「それでこれからどうするのです。いまクエスティングビーストは、アーサー王の下にいるはずですが‥‥」
「それは‥‥ペリノア王の使命のために今の王に仕えて‥‥」
「ペリノア王の時代は遥か昔のことです。貴方は本当にそれでいいのですか?」
「私は‥‥」
 メアリがこれからについて尋ねる。アイリスは騎士としての使命を全うしようと望もうとするが。ヨシュアは、彼女の戸惑いを感じ強く問いかける。一瞬、ラルヒーを見るアイリス。
「ラルヒーさん、あなたもそれでいいんですか?」
「む‥‥。エスリン‥‥いやアイリスだったか‥‥。その、私は‥‥黒いパンでもよいと思うのだが‥‥どうだろう?」
「ラルヒー様‥‥」
 黙って様子を見ていたラルヒーに、カインが背を押すように声をかけた。ラルヒーは促されるように、頭を掻きながらアイリスに告げる。その言葉に、アイリスがハッとした様子でラルヒーを見つめた。
「私は‥‥私は‥‥」
「いつの日か‥‥一緒に歩んでいくために‥‥」
「っ! 私は、エスリンでいたいと‥‥!」
 葛藤するアイリスに、エスナが小さく呟き微笑んだ。その言葉に、アイリスは涙を溜めた瞳でラルヒーを見上げた。ラルヒーがゆっくりと頷くと、柔らかく微笑む。そして、アイリスはエスリンへと戻り、遥か遠き想いは新しい形で成就するのだった。