【人の想い】ダイジナモノ.1
|
■シリーズシナリオ
担当:蘇芳防斗
対応レベル:4〜8lv
難易度:やや難
成功報酬:3 G 12 C
参加人数:8人
サポート参加人数:-人
冒険期間:03月27日〜04月04日
リプレイ公開日:2005年04月04日
|
●オープニング
とある村から僅かに離れる洞窟。
この村はその洞窟から採れる良質な鉱石の類を売っては生活の支えとして生きてきたが最近になってモンスターが潜む様になり、それに気付かず入っていった村人達は少なからず犠牲になっていた。
そんな折、丁度村の近くを通り掛った一人の冒険者に洞窟の様子を見てきて欲しいと言う村長の願いを受けて彼はその洞窟を調査するのだった‥‥。
「どうじゃった?」
「私だけの手には負えませんね、冒険者ギルドに依頼の要請を出して人手を集めないと対処は出来そうにありません‥‥」
青年が洞窟から出てくるや、その姿を見つけ問うてきた村長に彼が答えると
「このままでは、この村の存亡に拘わる、か‥‥」
苦々しい表情を浮かべ、そう呟く老人の様子にフードを被った青年は我が事の様に哀しげな瞳を湛えると、村長は風貌こそ怪しいもその瞳を見てまた一つの相談を持ちかけた。
「‥‥あんたならお願い出来そうじゃ。どうだろう、この村の代表としてキャメロットに行って貰い、冒険者達を連れて来ては貰えんじゃろうか? 無論、お前さんにも礼はする」
「えぇ、分かりました。私も急ぎの用はありませんし、村の皆さんの事も心配ですから‥‥少し時間が掛かりますがそれまでの間、洞窟には誰も入れない様にして下さい。それと報酬については、冒険者の分も含め私が戻って来てからで構いませんので」
村長のその申し出に彼は悩む事無くそう答え、洞窟に誰も入れるなと忠告しては早速踵を返して、キャメロットへと歩を進めるのだった。
「済まない、ここから二日程離れた村の洞窟に最近住み着いたモンスターを駆逐する為に人手が欲しいんだが‥‥」
暖かい陽光差すキャメロットの冒険者ギルドにて、変わらずフードを被ったままの青年に首を傾げながらも受付嬢は
「暇にしている人もいるでしょうから、そう難しくはないと思いますがまずはもう少し詳しいお話を聞かせて貰えませんか?」
「あぁ‥‥村の生活の支えになっている良質な鉱石の採れる洞窟に、いつの間にか奥の奥にブラウンベアが住み着いて冬眠をしていたんだ。それだけなら何も問題はない、坑道は冬眠場所とは反対の方向だったから‥‥だけど最近の暖気に当てられてか、今では坑道近くの広間に陣取っては入って来る村人達を襲っている。まだ肌寒いこの時期、彼らだって生きていかなきゃ行けないだろうけど、このままじゃ村人達が‥‥」
悲しげに言う青年は、一息つくと
「数は確認出来ただけでも五匹以上‥‥恐らくはまだいると思われるし、他にも何かいる可能性も捨てられない‥‥一時的かも知れない、けれど暫くの間だけでも坑道の完全な安全を確保しておきたいんだ」
「なるほど、結構危険そうですね‥‥それで報酬の方はどうなりますか?」
事細かに温和な声音で事の次第を語る彼の話を聞いて、その思いは察しながらも危険な依頼だと感じた彼女は少し申し訳なさそうに、しかし命のやり取りすらあり得るだろうそれに対しての報酬を求めると彼は一つの皮袋を差し出した。
「少ないかも知れないけど‥‥とりあえずはこれだけで、後は依頼の成功度如何でどうでしょう?」
「‥‥分かりました、これを手付金に冒険者の方を集めてみる事にします。少しだけお待ち下さいね、それと最後に貴方のお名前だけ教えて貰えますか?」
手付金、と言う割には受付嬢の予想よりも多い金貨が袋に詰まっている事に更に首を傾げながら、それでも落ち着き払った表情を保って肝心の事を尋ねると彼は柔らかい口調で名乗った。
「イアン・ヴェルスターと申します、宜しくお願いしますね」
そう言って彼、イアンは微笑むのだった。
●リプレイ本文
●One Desired
「‥‥此処が、母さんの生まれ育った村」
今にも朽ちそうな白きセーラ像が佇む村を、少し離れた高みから眺めるのはフードを被った青年のイアン。
その瞳には様々な感情が渦巻いていたが、少なくともそれは負の感情ではない。
「まだ、何も見出していないのに来るべきじゃなかったかも知れない‥‥けれど、母さんが遺していった物が何なのか‥‥」
『‥‥貴方がただ何かを傷付けるだけに力を欲するのではなく、何かを守る為に力を欲するのなら‥‥私が生まれ育った村に行きなさい。そこに‥‥』
母親が遺した最後の言葉を思い出し、ふと空を見上げると何処までも広がる蒼い空が広がり、僅か想いを馳せるもやがて視線を村に戻せば一行の様子に気付き、なだらかな坂を下っていくのだった。
「悪いがハーフエルフの方はこの村に入らないで頂きたい」
その当の一行は村の入り口にて、丁寧ではあったがどこか冷たい口調の白髭を蓄えた村長に村に入る事を拒まれていた。
尤もその対象となっていたのは、その場の雰囲気にも動じず凛とした雰囲気を纏うリィ・フェイラン(ea9093)の存在。
「‥‥分かった、それでは私は村の外で待つ事にしよう」
普段から自身がハーフエルフである事を特に意識せずに振舞っていた彼女だったが、村の方針がそうであるならとその身を一歩引く。
奇異の視線等は気にするだけ無駄と悟っていたリィはそれを意識の外に置きつつも、相手が抵抗を覚える様であれば大人しくその距離を置く。
それが彼女の処世術で他の面子もリィの考えは道中で聞いていたものの、残念そうな表情を浮かべ
「退屈かも知れませんが、少しだけ待っていて下さいね♪」
「フェイランさんの分まで頑張ってくるからね〜」
「あぁ、済まないが頼む」
道中から変わらず微笑を湛えるトリア・サテッレウス(ea1716)に逢莉笛鈴那(ea6065)の穏やかな表情の中、少し心配しながら彼女に声をかければ当の本人の返事は特徴のある笑みだけで、静かにリィは一行を見送った。
「アリッサ・クーパーと申します。洞窟の事はお任せ下さい」
いつもの様に営業スマイルを浮かべては、姿勢を正し一礼するとこれまたいつもと変わらぬ挨拶を村長と交わす、白きクレリックのアリッサ・クーパー(ea5810)に村長も
「協力出来る事であればお手伝いの方はさせて頂きますので、何卒宜しくお願い致します‥‥それで何かお尋ねしたい事があって来たのだと思いますが、どんな事じゃろうか?」
先程、リィを止めた人物と同じだとは思えない柔らかい調子で一行に尋ねて来た。
「洞窟の地図の様なものか、それがなければ内部に入った事がある者から詳細な話を聞きたいのだが」
「それでしたら、この者からお話をお聞き下さい。とは言え、そう広い洞窟ではないがのぅ」
だが、そんな村長の態度を特段気にする事無く早速、エルフのガイエル・サンドゥーラ(ea8088)が問いに老人は頷くと、洞窟の管理をしていると言う中年の男性を呼んでは彼の口から説明をする様、促すのだった。
そうして昼も過ぎた頃に村に着いた一行の一日目は情報を得、まとめるだけであっと言う間に過ぎて行った。
●One Oath
緑深き森を越え、やっと洞窟へと辿り着いた一行は本格的な掃討を前にそこから僅かに離れ、適度に開けた場所で少し早めの昼食を取る事にする。
「所で熊達に何か特徴とかはなかっただろうか? 今回は打ち漏らす訳には行かないだろう‥‥何か知っていれば教えて貰えないだろうか?」
「‥‥私が見たのはブラウンベアと言う割、そう大きくないのが四匹。まだ若いのでしょうそれらと、恐らくは統括する一回り以上大きな奴がいた。胸に幾重もの傷がある奴がいました」
「なるほど‥‥少なくともそれだけ、数が増えればもっと厄介かも知れんな」
逢莉笛が調理の音頭を取るその中、真面目な表情を浮かべて叶朔夜(ea6769)はここでもフードを被ったままの依頼(代行)人であるイアンの回答にその表情は険しくなったがアルヴィン・アトウッド(ea5541)は呟いた言葉の割、落ち着き払った声音で風にそよぐ木々をのんびり眺めていると
「料理出来たよー、元が元だから大した物じゃないけどね」
逢莉笛の声が響き、次いで漂ってくる匂いに一行はひとまずそれを頭の片隅に留めると差し出された、簡素ながらも彼女によって一工夫施された保存食を受け取る。
「そう言えばイアンさん、フードを取っていない様だけど何で?」
そしてイアンにもその料理を渡す逢莉笛は会った時から気になっていただろう、皆の代表にと彼に尋ねれば、彼が答えを紡ぐより先に
「冒険者として一緒に依頼受けてる間は仲間なんだから、隠す必要ないと思うけど‥‥あっ、言いたくなきゃ言わなくていいよ! 詮索する気はないから、単にふっと疑問に思っただけ!」
両手を振りながら、後付けの理由を慌て言う彼女に微笑んでイアンはそのフードを取り払えばリィと同じ耳が皆の前に顕わにされる。
「確かに逢莉笛さんの言う通りですね、これでいいですか? それに此処なら隠す必要もないでしょう」
皆の予想は外れておらず、だが彼の正体から尚更に葉隠紫辰(ea2438)は不思議に思っていた事を口にする。
「通り掛かりの村にも拘らず、随分と入れ込まれるのだな‥‥いや、気を悪くされたのなら済まぬ。今日び、他人の為にそこまで義理を尽くす者も余り見ないのでな‥‥敬服しているのだ」
「あの村は私の母親が生まれた場所ですから‥‥入れ込むのも当然ですよ」
(「初めて洞窟の様子を見に行ったにしては洞窟内の事を詳しく知り過ぎていると思っていたが、そう言う事だったか‥‥まぁ今は余計な事は詮索するまい」)
彼の問いの中で皆に悟られぬ様、一瞬だけ表情を曇らせて呟くイアンに一行は驚き、叶は内心で合点が行くと手に持つ料理を頬張り始めた。
「しかしリィさん、事情を知っていたのに何も言わず悪かったね」
「それもそれで道の一つだろう、私は特に気にしていない。慣れているからな」
「そう言えばあの村はセーラ様を信仰しておられるのでしょうか? だとしたらあれは‥‥」
一通り話す事を話してすっきりしたのだろう、彼はリィに先の件を詫びるも彼女は気にせず答えるとアリッサはボロボロのセーラ像を思い出して、自ら仕えるが故に尋ねる。
「話だけでしか知らないけど信仰を忘れたい村なんだそうだ、あそこは。だからこそ、いつまでもセーラ像はあのままで‥‥少し長話になりそうだから、この話の続きは機会があればまたにしよう」
静かに語り出すイアンだったが、手に持つ木の器が空になった事に気付くとそれを逢莉笛へ返し、話を打ち切ってすと立ち上がると洞窟を見据えた。
「‥‥そうですね、今は他にやらなければならない事がありますから」
「気を引き締めて、参りましょうか♪」
見えない真意を垣間見つつも彼に促される様、立ち上がるアリッサにトリアも同意すると葉隠は静かに洞窟を見て、僅かに漂う緊迫感を待ち切れずにその身を一つ震わせた。
さて洞窟内部に入った一行、予想通り暗いその内部で灯りを掲げる逢莉笛とアリッサを頼りにそれぞれが辺りを警戒しながら慎重に進む。
「話の通り、迷う事はなさそうだな」
「そうだね、その分警戒しなきゃいけないけど」
入口から一行の背を押す様に、僅か吹いて来る風を背中で受けアルヴィンは分岐する道の壁に目印をつけ電撃の罠を張り巡らせれば、逢莉笛はその声音とは裏腹に緊張した面持ちで呟いた時。
「そろそろ熊達が占拠する広場です‥‥気をつけて下さい」
「‥‥分かった」
ある程度、目的の場所までの道程を把握しているイアンの小さな呼び掛けに叶が頷くと、先に伸びる通路の様子を伺ってから皆に手で合図をし、先を進めば広場はもう目の前だった。
「まさかとは思うが‥‥時は合う」
夕暮れ時に一人、十数年も前から誰も近寄らなくなった村の外れにある小さな教会の前で村長は静かに呟く。
「だが何故に今頃‥‥しかし、最後に貴方が託した想いだけは忘れておらぬ。それを守る時が、来たと言うのか‥‥ならわしは‥‥」
そしてその言葉は突如吹いた風に掻き消された。
「つぅ‥‥!」
広場に入るなり、威嚇する熊達を恐れずに飛び込めば途端始まる狂乱の舞。
中堅サイズの熊が振るう豪腕をミドルシールドで受け止め、痺れる手を振るい一行の固き盾となるトリアが改めて前方を見据えると一行を包囲し、抱き砕こうとその距離を詰めてくる四匹の熊達。
「数が足りないか、何処からか隙を伺っているのだろう‥‥とすれば」
「余り時間を掛ける訳にも行かんな」
その抱擁を警戒し、距離を置くトリアの隣に並んでは話に聞いたボス格の熊がいない事に気付く叶の考えを察し、ガイエルは所持するスクロールを一つ開き詠唱を始める。
「小さき命、だが強きその力を我に貸したもう‥‥」
そして彼女は完成されたそれで壁に埋もれていた木々の根を繰ると手近な二匹の熊を絡め取り、その瞬間を見逃さずにリィは無慈悲で正確な一射でその目を捉えると、暴れ狂う一匹の動きが完全に止まるまで急所を射続ける。
「誰が悪い訳じゃない、けど‥‥」
そっけない呟きだったが、それでも目を伏せる彼女の思いははたして棲家を荒らされた熊達に届く事なく、更なる怒りを持って一行を襲う。
「来ました、気を付けて下さい」
落ち着いた声音で皆に警告を促しながらやっと姿を現した、胸に幾多の真一文字の傷を持つ熊を束縛しようとコアギュレイトを試みるアリッサだったがその動きは止まらずに、むしろその巨体から想像出来ないスピードで一行に迫るが
「これ以上、誰かを傷付ける事は‥‥許さない」
その行く手を自らの意思で阻むイアンと風の刃を用いて彼を援護するアルヴィンに
「私は私に出来る事をっ!」
その膂力にイアンを救うべく、風向きを確認した上で逢莉笛は春花の術を解き放つと、彼女のそれに併せガイエルが別のスクロールから放つスリープに、その効果は程なく発揮されて半分程の熊が倒れると
「人間も動物も生きる糧を得る為に、そして自らの身を守る為‥‥罪など何もないのだろう。だから人の身勝手さを赦せとは言わぬ」
眠りに伏せる目の前の熊から、周囲に新たな敵が現れていない事を察して僅かに動きが鈍る大熊目掛けて飛び込んだ葉隠は
「他者を滅ぼす者は皆、剣に倒れるが定め。その業はいつか‥‥我が命で贖おう」
静かに呟くと、振るわれる豪腕を掻い潜ってトリアに付与された闘気に煌く白刃を振り翳し‥‥
ずん
‥‥その後、激しい剣戟の末に熊達を何とか退治し終えた一行。
少しの休憩の間、闘いの傷をアリッサのリカバーで癒した後に洞窟内を見回るも他には特に目立った危険がない事を確認し、熊が出入りしたと思われる別の入口を塞ぐと依頼を終えた達成感からか皆は意気揚々と村へ戻るのだった‥‥何が待つのか、まだ分からずに。
●Hatred from the Past
「イアン殿‥‥済まぬがフードを取って貰えぬじゃろうか」
帰り着いた村にて一行を待っていたのは村人達の歓迎ではなく、村に住む老人達に囲まれた村長が放つ、ただその一言。
その声音はリィを拒んだ時と同じで、彼はそれを察して村長の呼び掛けに応じるとフードを外し、その顔を露わにする。
「その顔、似ているの‥‥忌むべきあの巫女がフィオに。もう少し早く気付いておれば良かったのじゃが、何が狙いだ」
「何も、ただフィオと呼ばれたその巫女‥‥私の母さんが生まれた場所を、生まれた家を見たかっただけです」
老人の問い掛けに、その口から紡がれた母親の名を聞いて尚更にイアンの瞳はただ真っ直ぐ村長だけを見ていたがやがて老人の方から不自然に視線を外して、一行に背を向けると
「‥‥悪いがお主を迎え入れる訳には行かぬ、その名を聞いてしまった以上。此度の件には感謝しよう、だがこれきりじゃ。もうこの村には二度と来ないでくれ」
「イアン様が何かをしたのでしょうか? でしたら‥‥」
「お主達に関係なき事。余計な詮索はせず、静かに出て行って貰えると助かる」
常に平静なアリッサの問い問いをピシャリと封じる村長の態度に、イアンだけでなく一行をも拒絶された事を悟ると
「これ、私達だけじゃ食べ切れないので良かったら食べて下さいね」
それでも逢莉笛は倒した熊を解体して手に入れた沢山の肉が一部を置いて、立ち去る事にした。
「それでイアン、これからどうするのだ?」
村を出て暫く、イアンに巻き込まれる形ではあったがいささか後味悪くキャメロットへの帰路に着く一行の中、それでも彼を案じて声を掛ける叶にイアンは少し悩み、そして
「そうですね‥‥暫くはキャメロットに滞在しようかと思います、どうせ当てのない旅ですし、まだ諦めてはいませんから」
「そうですか、なら何かあれば遠慮なく声を掛けて下さいね♪」
「知り合ったのも何かの縁であろうからな」
彼の力強い言葉にハーフエルフであろうが偏見を持たない一行を代表してトリアと、同じ種族であるリィがイアンを励まし微笑むと、彼も静かに頷くのだった。
「しかし、イアン殿に何かを隠している様な気がするな‥‥あの村は」
ふとそう口に出し、思案するガイエルの問いに対する答えは果たして‥‥。
「ちっ、使えそうなものがないじゃねぇか」
‥‥それから数日後、一行が熊達との戦いを繰り広げた洞窟の広場にて一人の男が舌打ちをする。
漆黒の鎧を身に纏った彼は使えそうにない、熊だったその残骸を見ていささかつまらなそうではあったが
「ま、いいか。此処なら墓だってあるだろうし‥‥人だっているからな」
そう考え直すと冷ややかな笑みを浮かべ
「やっと見つけた”鍵“の回収、ね。まだ入手出来ないでいる”扉“も合わせて見付かれば儲けもんだが、しかし冒険者達も介入しているとなると‥‥」
思案してみる彼だったが柄でもないのだろう、やがて考える事を諦めてか彼は丈の短いマントを翻すと、与えられた使命を全うする為に闇の中へ消えて行くのだった。
「情報通のあいつのおかげで幸いにも”鍵“の崩し所は見付けた事だし、ある程度は愉しめそうだな‥‥」
〜Go to Next Stage〜