G戦隊4『アルパ・衝撃の正体!』
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■シリーズシナリオ
担当:紅茶えす
対応レベル:10〜16lv
難易度:難しい
成功報酬:6 G 40 C
参加人数:8人
サポート参加人数:1人
冒険期間:12月06日〜12月12日
リプレイ公開日:2005年12月08日
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●オープニング
キャメロットから南西二日ほどの所にギルフォードという街がある。
街の周辺には農耕や狩猟を中心とした小さな村が点在しており、森林地帯が多い。
領主である紅茶男爵の方針で、森林開拓や街道の整備に力を入れているのが特徴のひとつである。
道を作るのに必要な物のひとつが『石』だ。
採石場。そこは様々な用途に使われる石を削りだすギルフォード重要地点のひとつ。
ここを『安住の地』と呼び、奪い取ろうとする狂信集団のアルパ達。三度に渡り占拠したものの、ギルフォード戦隊によって駆逐され、残る幹部もアルパだけになっていた。
しかし、彼らは諦めたわけではない。
再び、採石場を覆う暗雲。
「我らは三人もの英雄、多くの信徒を失いました。しかし、ここで諦めては彼らに申し訳が立ちません。これが最後の聖戦です! 起てよ信徒!」
「「「オーッ!」」」
アルパの号令。バク転を交え、採石場へ雪崩れ込む覆面信者達。
アルパが手を下すまでもなく、あっと言う間に制圧される採石場。
避難した人足達は、約束通り、ギルフォード戦隊を呼ぶのだった。
ここは冒険者ギルド。
冒険者達が仕事の斡旋を求めて集う場所である。
「諸君、事件だ!」
いつもと違う口調で冒険者ギルドのおやっさんが依頼書のひとつを見せる。
『求む、ギルフォード戦隊!
採石場が再び、狂信集団に占拠されてしまいました。
指揮を執っていたのは『教祖アルパ』。残念ながら、ヤツがどんな力を使うのかは分かりませんでしたが‥‥。
どうか、アルパを倒し、採石場に平和を取り戻して下さい!
ギルフォード採石場責任者ロック』
「ついに、教祖アルパが最後の戦いを挑んできたようだ。ギルフォード戦隊出動!」
ノリノリのハイテンションで、冒険者達を送り出すおやっさんであった。
しかし、すでに採石場では、邪悪な儀式が始まっていた。
「これより、この地に眠る神を呼び覚まします」
そう宣言するアルパ。
歓声を上げる覆面信者達。
(「少々予定は狂ったが、生贄は捧げられた。この地に眠る悪夢を呼び起こす時が来たのだ!」)
アルパの邪悪な心の内を知る者はいない。
そして、アルパが呪文を唱え終わる‥‥!
地響き。
それがギルフォード採石場に眠る力の胎動なのだろうか‥‥?
しかし、暫くすると地響きは収まり、静けさが訪れた。
「何故目覚めない‥‥!?」
(「まだ、生贄が足りないというのか!?」)
舌打ちするアルパ。
ざわめく覆面信者達。
「どうやら力の強い邪教徒達‥‥ギルフォード戦隊。彼らが神の復活を邪魔しているようです‥‥。私は神の力を借りて、邪教徒を滅ぼそうと考えていたのですが仕方がありません。我らの手でギルフォード戦隊を倒し、神へと捧げるのです!」
(「まずは、覆面信者達を生贄にギルフォード戦隊の力を削ぎ、我が真の力を以て、生贄に捧げてくれよう!」)
果たして冒険者達は、アルパを倒し、悪夢の復活を阻止できるのだろうか‥‥!
●リプレイ本文
ギルフォードの未来を護る為、集結した冒険者達。
「これまで手下がどれだけ倒されても動かなかった男がようやく重い腰を上げたか」
そう言ったのは、ナイトのシュナイアス・ハーミル(ea1131)。
「これで最後だな。アルバが何者か、すべて分かるわけだ」
これまでのことを思い出すファイターのアルフェール・オルレイド(ea7522)。
「順番で行くと次は地の精霊魔法か? だが嫌な予感がする。奴は今までの幹部達に力を与えてたという話だ」
しばらく小難しい顔をしていたナイトのウォル・レヴィン(ea3827)だが、「行ってみりゃ分かるか」と割り切ることにしたようだ。
「ギルフォードの地を守る為に」
お弁当を差し入れする又三郎。そして剣を託す。
「最終決戦のお守り代わりに持っていくよ。ありがとな!」
ウォルとは魔法の武器を貸し借りできる間柄だ。
「過去何度と無い変態集団との闘い‥‥。彼らは何を求めたのか? 敗れし野望の成就が何であれ、教祖の神はそれより邪悪な気がする‥‥」
色々準備しておく忍者の森里霧子(ea2889)。潜入用に変装を手伝うアルフェール。
「いよいよ最後の戦いだ。気を引き締めてこうぜ、皆!」
気合いを入れるウォル。
「行こう! これが本当に本当の、最後の戦いだよ!!」
出動をかけるウィザードのユウン・ワルプルギス(ea9420)。
ギルフォード戦隊、出動だ!
採石場では、覆面信者達が怪しげな儀式を行っている。
「力の強い邪教徒が近づいています。我らが神の復活のため、邪教徒を滅ぼすのです!」
覆面信者達を煽動するアルパ。
「嗚呼! ココが神降臨の地!? 有難や〜」
覆面信者に紛れ、潜入した霧子。戦場工作を施してある。
そして、リュートベイルの音色と共に、崖の上に現れる複数の影!
「待てぇ〜い! 初完走の、迅雷・ブレイダー飛鍼参上! 有終の美を飾る為の礎になって頂きますのね♪」
志士の神薙理雄(ea0263)の投げた霊刀「オロチ」が地面に突き刺さる!
「貴様等を冥府へと誘う葬送曲となろう‥‥。撃ち抜く烈光、ブレイダー‥‥ジャベリン!」
リュートベイルをかき鳴らすナイトのガイン・ハイリロード(ea7487)。ピンクのオーラが燃え、『オーラエリベイション』を発動させる!
「この地に聖なる風を運ぶ正義の使者、聖風ブレイダーレイピア参上!」
「今日は武器が違うが、斬破ブレイダーLC参上!」
「剛剣ブレイダーソード!」
「緑風ブレイダースタッフ!」
続いて、ウォル、アルフェール、シュナイアス、ユウンが名乗り、ポーズをキメていく!
『我ら、悪を断ち切る正義の刃! ギルフォード戦隊、ギル、ブレイダー!!』
各々の武器を掲げ、キメポーズ! アルフェール作のトレードマークが太陽にさんさんと輝く!
「神の復活を妨げる邪教徒に死を!」
アルパの指示で、覆面信者達がバク転をしながら突撃してくる!
「起てよ信徒! 我の元に集結せよ! さぁこちらへ!」
続く指令にも反応する覆面信者達。
二手に分かれる。挟撃作戦か!
「‥‥と、避難したら眠ってくれよ☆」
しかし、片方は飛刃零式=霧子の声色。覆面信者変装の下に教祖変装をしていたのだ。『春花の術』で眠らせておく。
「「「邪教徒め!」」」
残りは冒険者達へと突撃してくる!
「ま、いつもどーり雑魚は寝ててもらおう‥‥お前らくらいが稽古相手には丁度良かったりするし」
月桂樹の木剣で叩き伏せていくジャベリン=ガイン。
「ご注文ですか? 少々お待ち下さいですのね。いやん、お触りは厳禁ですの!」
ウェイトレスの様に銀のトレイを傾けないように保ちつつ、覆面信者達をいなしていく飛鍼=理雄。
「アルパよ、邪神を復活させたところで、おまえも飲み込まれるのがオチだぞ」
シルバースピアを向けて言うLC=アルフェール。
「笑止! 神は全ての邪教徒を滅ぼし、この地には我らの安住の地が築かれるのです」
アルパの言葉に歓喜の声を上げる覆面信者達。
「邪悪な儀式なんかさせない。必ず俺達が阻止する!」
『オーラパワー』を掛けたレイピア「ヴァーチカル・ウィンド」を振るうレイピア=ウォル。
「さて、もったいぶっただけの力量があるのかどうか、楽しみにさせてもらおうか」
持てるオーラで自己強化し、アルパを見遣るソード=シュナイアス。
「アルパ君からは今まで戦った、どの敵よりも強い力を感じるけれど、負けるわけにはいかない!」
身構えるスタッフ=ユウン。
離れた所から指示を出していたアルパが魔法の射程距離へと移動してくると、レイピア=ウォルの持つ『石の中の蝶』が羽ばたき始める‥‥。
「気をつけろ、そいつはデビルだ!」
叫びながら、一度戻り、剣を取り出すレイピア=ウォル。
「アルパ様、どうかお力を‥‥我らでは歯が立ちません」
「所詮、寄せ集めか‥‥。邪教徒を倒せぬならば、神にその血を捧げて死ね!」
すがりつく覆面信者を貫くアルパ!
「「「アルパ様‥‥!?」」」
言葉を失う覆面信者達。
「私の望みはギルフォードに滅びをもたらす事‥‥あの時の怨み、忘れはしない‥‥」
アルパの姿が白鳥の翼を持った獅子の姿へと変わる!
正体はデビル・ヴァブラだったのだ!
「な、何いっ!!! ‥‥貴様、その姿は‥‥!」
驚くジャベリン=ガイン。
「へぇ〜」
叩くような動作をつけて言う飛鍼=理雄。
「以前誘った時にはさっさと逃げ帰っちまったが‥‥まさかまた尻尾を巻くんじゃないだろうな?」
挑発するソード=シュナイアス。
「覚えているぞ‥‥。あの円卓の騎士と共にいた冒険者の一人だな。まずは貴様から、と言いたいところだが‥‥先に役立たずどもに殉教でもしてもらおうか」
覆面信者達を見渡し、詠唱を始めるヴァブラ。
「「「ひいぃっ!?」」」
「こんな所でくだらない死に方をするなんて、他の誰が許しても、僕は絶対に認めないよ」
腰を抜かした覆面信者に手を貸し、安全な所まで引っ張っていくスタッフ=ユウン。
詠唱させまいと、間合いを詰める冒険者達。
「4番テーブル、スペシャルセットおまちどおさまですのね♪」
強烈な匂いの保存食を材料に使ったパイと発泡酒を銀のトレイごとヴァブラの顔に投げる飛鍼=理雄!
「何のつもりだ?」
当たっても痛くはないが、とりあえず詠唱を中断し、避けるヴァブラ。
しかし、パイが突然角度を変え、べちゃりと命中!
スタッフ=ユウンが『サイコキネシス』を使ったのだ!
これらは元々、アルパに逃亡されないようマーキングするために用意した物だ。
「今だ皆! 討つは教祖独り!」
愛犬から武器を受け取る飛刃零式=霧子。そして『分身の術』発動!
「この聖剣アルマスは上級悪魔を先日一体葬ったって話だ」
又三郎に借りた剣を構え、『オーラパワー』を掛けるレイピア=ウォル。更に、仲間達にも掛けていく。
「私は挑発には乗らない。何より優先すべきは大願の成就」
冒険者達の連携を崩そうと、ヴァブラは飛行し、スタッフ=ユウンへと襲いかかる!
「俺の仲間は‥‥やらせない!」
間に割り込むジャベリン=ガイン!
「ならば‥‥」
同じ種類の攻撃を無力化する『エボリューション』を発動するヴァブラ。
そして、魔法と格闘を巧みに織り交ぜ、冒険者達を相手取る。
迂闊に攻撃すると、その攻撃は通じなくなる。しかし、効果時間が切れるまで耐えるのは難しい。
冒険者達は、守勢に回りつつ、連携攻撃を仕掛けるチャンスを待った。
そして、反撃の狼煙を上げたのは、スタッフ=ユウン。
「ギル・ランドスライド!」
彼女の『サイコキネシス』が作用したのは‥‥!
飛刃零式=霧子の仕掛けた罠だ。積まれた石の土台を引き抜き、一気に崩落させる!
「何かと思えば、その程度の罠‥‥!」
難なく避けるヴァブラ。元より、魔力のない石ではダメージも期待できない。
しかし、微笑んでいるスタッフ=ユウン。逃げ場を無くし、追い込むのが真の狙い!
「悪しき魔力を喰らい尽くせ!」
『ライトニングアーマー』を発動させ、霊刀「オロチ」を引き抜く飛鍼=理雄!
一気に攻勢に出る冒険者達!
「たとえ貴様が何であろうと、我らの正義は揺らがない。去れ! 邪悪なる者よ。‥‥全っ、開ぁぁぁぁい‥‥ジャベリン! ブラスター!!!」
中腰に構え両手を合わせ、全身全霊を込めた魂の一撃『オーラショット』を撃ち放つジャベリン=ガイン!
「オーラの力忘れたか! 憎しみの火で人は倒せんよ! 飛刃零式忍び卍!」
持てるCOを駆使しての攻撃を敢行する飛刃零式=霧子!
「巫覡流刀舞術陽之技‥‥封じ手・魂捌きぃっ!!」
目一杯跳躍し、己ごと叩き付ける飛鍼=理雄。最早、防御や着地の事は考えていない一撃だ!
「聖風斬烈剣!」
レイピア=ウォルの『チャージング』!
「斬破!」
LC=アルフェールの『スマッシュ』!
「Gaaaッ!!」
咆哮をあげ、反撃するヴァブラ!
「この一撃で決着をつける! 滅びろ!!」
ソード=シュナイアスの『デッドorアライブ+カウンターアタック+スマッシュ』!
そして、飛刃零式=霧子の『微塵隠れ』!
「まさか‥‥私が敗れるとは‥‥。ギルフォードに呪いあれ‥‥!」
煙の中、最後にヴァブラの影から呪いの言葉が聞こえた。
そして、煙が収まると、ヴァブラは跡形もなく消えていた‥‥。
こうして悪は滅び去り、採石場に平和が戻った。
大喜びで人足達が駆けつける。
「これでギルフォードも平和になるといいのだが」
「結局、採石場に悪魔が狙うような何があったのかわからなかったが、俺達にとっちゃココが道を作る為の平和な採石場であれば十分だ。これからもギルフォードの平和は俺達ギルフォード戦隊が守るから、何かあったら冒険者ギルドに言ってくれな!」
「ああ、頼りにしてる!」
LC=アルフェール、レイピア=ウォルの言葉に笑って言うロック。
「俺達は負けないさ、心に正義の炎が燃えてる限り」
「ギルフォード戦隊がいる限り、ギルフォードに悪の栄えた試しなし、ってね」
「永き闘いもこれで終わり。さらば! そして有難う!」
ジャベリン=ガイン、スタッフ=ユウン、飛刃零式=霧子が次々にポーズをキメていき‥‥。
『我ら、悪を断ち切る正義の刃! ギルフォード戦隊、ギルブレイダー!』
全員のキメポーズ!
ギルフォード戦隊に永久の栄光あれ!!