鬼ごっこ―二重交差アジア・オセアニア
種類 |
シリーズ
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担当 |
玲梛夜
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
7.9万円
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参加人数 |
7人
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サポート |
0人
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期間 |
01/22〜01/26
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前回のリプレイを見る
●本文
事実その1。
二人は、あの人が好き。
事実その2。
告白は、していない。
事実その3。
この想いを、持て余している。
鬼は二人。
あの人はつかまらない。
そう思う。
青天の霹靂。
扉が勢いよく開いて、現れる。
静かな、静かな第二図書館への来訪者。
これが、ファーストコンタクト。
さいしょの、であい。
学園に名は無くただ『学園』と呼ばれる。
この学園には稀有な能力を持つものたちが集められ、その力を育成され多方面へと放たれていく。全寮制、年齢ごとに生活区域は分けられ、生活の保障はされている。
稀有な能力は、破壊から創造までレベルの違いこそはあれ、多岐にわたる。ただ唯一つ『死者蘇生』といった、自然の法則を覆すようなものは確認されていない。
『学園』から卒業するには自分の能力を生かすことのできる場所からのスカウト、もしくは売り込みをして認められるのどちらか。
また、その売り込みの機会を与えるということで『実習』というものが有り、学園外で活動を許される。
●『鬼ごっこ』概要
第一話は耀と壱。
第二話は耀を想う二人、朔と尚。
第三話は壱を亡くした耀と朔と尚。
一話では壱の一方的押しであり二話では耀が少し好きかも、と思い始める。三話では気持ちが向くのだが壱がそれを言葉で聞くことは無いという流れを予定。
登場人物については他にも臨機応変に作成可能。
●二話について
シーンは四つ。
『朔と尚』
『朔と尚と、耀』
『朔と尚と、耀と、壱』
『朔と尚と、壱』
なお、それぞれのシーンは名前のあるものがメインパーソンであり、他の人がでてきてはいけないということはない。
またシーンの順番については特に問わない。
●役について
主要役の基本設定。『稀有な能力』については特に指定がなければ自由に設定していいが、話の中で触れる必要なければ設定しなくていい。
なお、衣装は役者の希望をできるだけかなえるが、世界観から外れる服装(例えば丁髷に裃、縦ロールにドレス、十二単など)は却下される。
なお、今回は話の内容も考慮して『壱』と『耀』のみ外見年齢20歳以上が望ましい。
壱‥‥ドSだがドMっぽい。髪も瞳も黒なので『黒』と呼ばれる事が多い。高すぎる知性を持ち、それは『稀有な能力』に関係している。耀が好きで好きでたまらない。ちょっとどころか果てしなく変態くさい。好きといいながらも優しさのかけらもないかもしれない。二人称すべて君付。
耀‥‥自他ともに認める優秀な子。ただいつも壱には勝てない。壱が嫌いではないが好きではなく、苦手で告白後は迫ってくると静々と逃げる。『稀有な能力』については触れられる事を嫌う。
朔‥‥もともと壱に興味を持ち、そこから耀へと気が向いて行く。ちょっと乱暴な物言いで行動力抜群だが頭が悪いわけではない。ないけれども阿呆。尚とは腐れ縁でライバルだが傍から見れば仲良し。
尚‥‥耀に一目惚れ。壱の事はすごいとは思うが嫌い。インドア派。朔とは腐れ縁でライバルだとは思っていない。というかもう関わるな的な感じでありスルーすることの方が多い。
●その他
世界については近未来ファンタジー。今よりも文化は進み、退廃も進んでいるイメージ。ただ『学園』の中は快適生活を送れる。話はこの中で進んで行くので他の事に触れる必要は無い。またその必要がある流れになった場合は、その都度提示。
能力については特に触れる必要無しの流れになれば、触れなくて構わない。
壱は最終的に死に役となるが、そのタイミングは出演者の希望によっても変わってくる。
●リプレイ本文
●キャスト
壱:西村 哲也(fa4002)
耀:笙(fa4559)
朔:桃音(fa4619)
尚:忍(fa4769)
鈴:ミッシェル(fa4658)
蘭:ユキカ(fa5202)
故:桜 美琴(fa3369)
●二重交差
交わらない平行線に、確実に意思を持って交わるもの。
どちらも交差して、重なって。
それは、プラスなのか、マイナスなのか。
今はまだ、わからない。
●尚と朔と、耀
うっとおしいな、と後ろのソファで眠る朔を眼鏡の位置を直しながら一瞥する尚。
ここは静かな第二図書館。
カタンと本を元に戻す。
と、ガッと勢い良く扉の開く音。
いつも誰もこないのに、と尚は視線をそちらに向けた。
そして、驚く。
扉を閉めて一息ついていたのは、あの耀。
耀と尚の視線が合う。
耀は、視界にすやすや眠る朔を見て邪魔をしたと思いくるっと身を翻す。
「邪魔した‥‥」
「‥‥第一図書館だと人目が気になりましたか?」
「!!」
尚の言葉に耀は振り向いて、立ち止まる。
まだここに繋ぐ事ができた、と思いながら尚は笑う。
そして耀の方へ歩む。耀は少しそれに身構える。
「噂になってますよ」
本当は見たんだけれども。
「‥‥」
「自分のことなのに」
「取るに足らない事だから」
「本当に、ですか?」
近づいて、尚は肩をとんと押す。
「そんなことない」
耀はその手を払って、反対に力いっぱい体重乗せて押す。その力を、尚は抵抗することなく受け入れて。
「うっわ!」
「!」
ガタンと派手な音をたてて尚は耀に押し倒される。というかそうなるようにしたのだけれども。
尚の眼鏡は衝撃ではずれ、近くに転がる。
「あ、悪い‥‥」
近くにある耀の顔。
体は自然に動く。尚は耀の腰に腕を、回した。
「おい」
「綺麗な瞳、ですね」
「‥‥放せ」
「いつも見ていたんです‥‥貴方の事を」
「は、い?」
じっと耀の顔を見ながら尚は話し始める。何を言われているのか思考がついていかなくなる耀。
「本当に、こんなに近くにいるなんて‥‥貴方の目に俺が映っているなんて、夢のようです‥‥」
するっと頬に触れる。耀はぴくっと、身を引こうとしたががっしり捕まれていて動けない。
何か不安のような、焦りの様なものを感じる。
同じ匂いがすると、本能で感じる。
「ふぁ‥‥あら」
「!」
と、間一髪なのか良いところで、なのかはそれぞれなのだが、ソファで寝ていた朔が瞳を擦りながら、起きる。
そして二人を見て。
「‥‥」
ダッシュで尚から耀をべりっと引き剥がし助けてぎゅっと抱きつく。
「どうして耀がこんな所にいるのよー? ビックリしちゃった〜」
「いや‥‥あの‥‥」
離すものか、と力をいれて抱きつく朔。
後ろで苦々しげな表情の尚に、ちろっと舌を出して勝ちを誇る。
「‥‥っ!」
「尚にしてやられるなんて可愛いところもあるのね、そんなところも好きよ!」
「あの‥‥え?」
「‥‥起きてたな」
「どうかしらね〜」
白々しく言う。
耀は全部聞かれていたのを知って、身を引く。
「‥‥朔、離れろよ」
「嫌よ、さっきまで尚がくっついてた分私がくっつかないと」
「離れろ、嫌がられてるだろう」
「尚よりマシよ、ねぇ、そうでしょ?」
答えを求められても、と耀は困る。
こうして、しばらくの間耀は二人に挟まれる事になる。
どちらからも好きだというのが伝わってくるのだが、ソレが何かと、違う。
●尚と朔と、耀と、壱
「あれって‥‥」
ふと視線の端に映った彼に気がついて、蘭は視線をそちらに向ける。
あれは、壱。そして気がつけば壱のそばにいつもいる人。
「あっちって第二図書館しかないわよね‥‥」
二人が歩いていく先には誰も行かない図書館が。
けれどもまぁいいか、と蘭は自分の目的の第一図書館へ向かう。
しばらくしてお目当ての第一図書館。扉を開けようとした瞬間に、扉が開く。
「あ! 壱君を見なかったかしら?!」
「壱なら‥‥さっき第二図書館に向かって‥‥」
「あっちね? ありがとう!」
騒がしく走っていくのは、知っている、確か耀の能力指導にかかわっている故。蘭は彼女の背を見る。
「皆色々大変そうね‥‥」
蘭の呟きは空に解けるように。そして扉を、開く。
同じ頃、第二図書館では。
扉が開いてひらりと白衣の裾が靡く。
満面の笑みの彼の登場。
「皆揃って楽しそうだねぇ」
「っ!!」
ニマリと笑って混ぜてよとやってくる壱。
逃げていた、鬼がやってきた、耀はまだくっつく朔を引き剥がし壱の横を走って行く。
「耀君」
「!」
少しふれた肩と肩。腕と腕。手と手。小指。
壱は瞬間小指絡めて、逃げていいよと離す。
「そう、逃げていいんだよ、捕まえるから。待ってよ耀君」
耀の背中に笑い、尚と朔に向かってバイバイと手を振る壱。そして来たばかりだったけれども、また耀を追い始める。
壱と共にきた鈴も、後を追って。
「‥‥むかつく」
ばたんと扉が閉まる音にあわせて、呟いたのは尚。
そしてその音を背に、耀を追い軽く走る壱。どこに行ったのかと、いつの間にか人の多い廊下へと辿りつく。
壱は、その中で視線を感じて振り向く。
「‥‥センセ、睨んで何か用?」
ゼェハァ息切らしつつ、壱の前に立ったのは故だった。
壱は、早くしてと言うような雰囲気。
「前にも言ったけど! 耀に関わらないで!」
「それは俺の勝手で自由」
「心の均衡が崩れかねない!」
「崩れても、俺の所為じゃないよ」
「!!」
その言葉に抑えていた箍が外れる。走り回って思考力が落ちていたのもあるけれども。
耀を好きなら何故心配しないのかと、思って。
乾いた高い音が響く。
その音に、周りにいたものたちはざわめいて視線を集める。
「あ‥‥」
「‥‥センセ‥‥ねえ、俺のノーミソに何かあってもセンセじゃ責任は取れないでしょ? 今のでどれだけ細胞が死んだんだか」
頬を叩かれて、その衝撃受け流すように流した顔を故の方に、向けていく。
その目は笑うようで、叩かれたことをなんとも思っていないようにとらせる。
「耀君の為って言うなら、もうちょっと上手に動けば?」
「っ!!」
少しかがんで故の耳元に囁く。
「鈴、行くよ」
「はい」
それまで傍で、憎しみ篭った瞳で故を睨んでいた鈴も動き出す。
叩かれるのを避けるなんて壱にとってたやすいことなのに、避けなかった。それは分かっているのだけれども。
それでも抑えられないほどの感情。
「壱様、壱様、大丈夫ですか」
故から離れると一転して、鈴は悲壮な面持ちで位置を心配する。そっと叩かれた頬に手をあてて大丈夫か確認しようとするが、その指先は触れること無く、迷う。
「きっと腫れてしまう。こんなこと壱様に‥‥酷い、酷い」
「黙れ」
低い声色で壱は言い、鈴の手を乱暴に払う。
自分から打たれたが、それでもやはり腹は立つ。
鈴は壱の言葉に、黙る。沈黙。けれども、首に下がる鈴はちりちり鳴ることをやめない。
「‥‥これが、煩いよ」
その音が癇に障り壱は首にゆれるチョーカーの鈴を引きちぎる。
手に転がる鈴を一度見て。
「何か喋れば?」
「あ‥‥はい」
鈴を引き千切った事ですっきりしたのか、壱はコロっといつも通りに。
「あー、久々に熱くなった。持って」
鈴はズボンのポッケに仕舞い、白衣を脱ぐ壱。
そして、そうだと呟く。
「今日はあそこで遊ぼう」
●尚と朔
壱が出て行って、残された二人に微妙な空気が漂う。
「へぇ‥‥そういう事だったのね‥‥」
「‥‥何がだ」
「しかも随分と積極的だったこと‥‥ふふ、私寝たふりのままのほうが良かったかしら?」
寝たふりのままなら、最後まで聞かれていた。それもあとでまたねちねちされそうで、起きたら起きたで邪魔をする。
どっちにしても尚にとっては邪魔に変わりない。
「耀やっぱり良いわね、私好きよ」
「‥‥」
「壱も気になるけど耀が好きよ、私」
ライバルね、と尚は笑う。その笑顔は純粋なものではなく、含みが色々とある。
尚は気がつかれないよう舌打ちをする。
「耀ってば、脆そうよね。尚じゃ‥‥釣り合わないわ」
「朔よりは、似合うだろう。あの綺麗な人と朔じゃ‥‥笑う」
「あはは、尚ってば、尚ってば! おかしい! 何もわかってないわね!」
朔は笑いながら、尚に向かって言う。尚は尚で、何を言っているのかと眉をひそめて。
「耀は、尚が思っているような人じゃないわ、私わかるもの。あの人は‥‥」
「尚こそ勝手な‥‥」
「勝手じゃないわ、わかるもの」
暫く黙りあい、にらみ合い、尚が先に視線をそらす。
「尚、もっとお話しましょう」
「そんな事ない」
「‥‥‥‥貴方の目に俺が‥‥」
「!」
いつも冷静だが、今日ばかりは、今ばかりはそうもいられない。
まだ暫くの間、尚は朔に遊ばれる。いつも無視しているけれども今はしていたれない。
耀のことだから。
その耀は、壱から逃げて一息ついているところだった。
いつもの‥‥最近壱に見付かってしまった秘密の場所に。
と、人の気配感じて身構える。けれどもそれは蘭でほっと安心。
「耀‥‥逃げ切ったのね」
「‥‥そうだといいんだが」
蘭は借りてきた新しい本を開きながら腰をおろす。
いつもと変わりない耀。
「今日は」
「ん?」
「あちこちで大変なことがおこっていたわ‥‥」
「そうか」
「ええ」
ぽつりと詳しくは言わず、近況報告のように。
耀はまだ知らないんだと蘭は知る。知っていたらここにはいないだろう。
言っても良いのだけれども、今は言わない。
きっと知ればまた走っていってしまうだろうから。
「耀も、大変ね‥‥」
「俺が?」
「ええ」
何を言っているんだろうと耀は思いつつも深く問わない。
蘭の距離感は、心地良いから。
●尚と朔と、壱
「鈴君、白衣‥‥あれ‥‥まぁいいか」
後ろにいるはずの鈴がいない。けれども壱は気に留めず目的の場所に着く。
そこは先ほどきた第二図書館。
きっとまだいるはずだ、あの二人、と思いながら扉を開ける。
まったく、その思った通りで。
「!」
「壱‥‥」
「ただいま」
驚く朔と、睨む尚。
どちらの視線も軽く受け止め、そして流す。
「耀君の素敵を話そうか、今日のお題ー。もちろん付き合うよね」
「私はいいわよ、尚もいいわよね」
尚からの答えは無く、朔と壱は『耀のどこが好きか』談義を始める。
そしてソレが気になる尚。
「耀君は耀君だから好きなんだよ。かわいいよね、本当。追いかけ甲斐があるよ」
「だから、どこがかわいいの?」
「どこがとかは、ないんだよ、耀君だから」
「もう、良く分からないわ。ばしっと言ってよ」
「それは‥‥秘密。俺だけの秘密」
意味ありげに笑う壱。勝ち誇ったような余裕の視線は朔を通り越して尚に向けられる。
知っているんだよ、と言うように。
その視線をぐっと見返して、尚は閉じていた口を開く。
「主席様は毎日毎日随分としつこい様ですね、耀も可哀想に‥‥」
その言葉にはは、と乾いた笑いを壱は向ける。そして、尚を見る。
「自分の足りない部分、俺のせいにしないでね? イイ子な顔するのは自由だけど」
「っ!!」
全部、見透かしているんだよと言っている。
それは図星。
何も言い返せずただ怒りと羞恥の入り交ざった表情しかできない。
「あはは、いじめて、ごめんね?」
壱が悪びれも無く言う。それがまた癇に障って、尚はぐっと拳を握りこむ。
と、静かに扉が開き外から風が入ってくる。
「壱様‥‥楽しそうですね」
「お帰り、鈴君。うん、楽しいよ」
「‥‥なんだかお似合いですね」
と、鈴は朔と尚を交互に見てにっこりと微笑む。
「だれがこんなおチビさんと‥‥」
「私も尚なんて」
ぷいっとそっぽ向きあう二人をみて、壱は笑う。
その傍で鈴もいつもと変わらぬ表情。先ほどまで冷たい表情で、事実のありのままを、学園にとって壱が重要であると確信した上で、伝えていた。
赦されない、赦さないと思いながら。
故は、赦さない。
そして故には学園から処罰がわたることになる。
唇を噛む故。上から呼ばれ、言い渡され早まったと思うが何も言えない。
「‥‥壱を叩いたそうで」
「耀!」
上層決定を言い渡されて部屋から退室。
振り向くと、耀。
「どうして叩いたんですか」
「貴方に余計な感情の揺らぎを与えるからよ」
「余計な事はしないで下さい。先生」
「壱は‥‥壱はダメよ、もう近づくのは止めなさい」
その言葉に返事は無く、ただ耀は去る。
後姿は、翳りがあり、いつもとは違う様子。
「‥‥あの子、傷ついてた‥‥私のやり方は間違ってたの?」
ぽつりと、故はその姿から感じたことを、呟く。
そして耀は。
「壱」
「ああ、耀君。あれ、いつもと逆だね、今日は俺が捕まった。鈴君、先行ってて」
「はい」
第二図書館での遊びも終わって、壱は帰る途中。
寮へ続く道にいれば、会えると思っていた。
耀は、自分がいつもの自分と違うのを知っていたけれども、止められなかった。
知りたくて、たまらない。
壱は、鈴を先に行かせて耀に笑いかける。
「壱は‥‥なんで」
「なんで耀君が好きか、かな? 好きだからだよ」
重い。ただそれだけ流れ込んでくる。
言葉と一緒で、好きという気持ちだけ。
「好きだよ、耀君」
今までと変わらない表情で言う。
「好きだよ」
もう一度言われて、耀は気がつく。
その響きは、想いは、前ほど、嫌ではない。
「本当に、好きだよ」
ただ笑って言う。全部見透かすような笑顔で。
●消失点
ただ、消えただけ。
突然に、春の嵐のように。
乾いた鈴の音が、響く。
思い切り、君の心に爪たてて。
●おまけ
「ヤバイ人でしたの」
「あれ演技」
「‥‥俺はどうすればと困った」
「素で困ってましたね〜」
「あれは演‥‥」
「シノちゃんはヤバイ白大福ですのー!!!」
「演技! あれ演技!」