Live×Live! 実験編4アジア・オセアニア
種類 |
シリーズ
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担当 |
玲梛夜
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
1.6万円
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参加人数 |
7人
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サポート |
0人
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期間 |
04/22〜04/24
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前回のリプレイを見る
●本文
「曲弄りさいごー」
「さいごー!」
テンションの高い人の傍で、テンションの普通な人たちはさくさくお話を進めていく。
「んで舞台なんだが、こう、一本花道作ってもらってもいいかなと。ライヴハウスには話無理やりでも通す」
「あー、でもそうすると観客人数削られるよな」
「だから公演数多いんだって」
「でもさ、ドラムとか動けないからな」
「‥‥回る舞台?」
「無理」
「えーえー、何、僕も混ぜて」
「‥‥渋谷混ぜてじゃねーだろう」
「舞台でしょ? 僕的にみんなの意見もきいてみたいからちょっとそれ保留ね」
●曲アレンジ大会。
皆でやるライヴを企画中。
現在参加確定メンバーは、渋谷蓮と楽しい仲‥‥バックバンドメンバー。現在そのメンバーは募集中だけどもう締め切るかな。
ひとつのライヴを全員で一丸になって作る。ツインドラムにトリプルギター、ベース上等、歌い手えーと‥‥何人でもいいよ!
大所帯グループにのってライヴをやりたいと思ってまーす。
今回からメンバー確定も視野にはいってきまーす。
場所はスタジオでっ! 楽器は一通り、基本的なものはありまっす!
んで今回はこちらー。曲アレンジ!
コンペでもらった曲を弄ります。
あと舞台についてのお話、できたらライヴ構成もしたいな。
『Pulsate』
光を飛び越し
アクセル踏む
全てが闇雲に流れても
鼓動だけは離れない
人はヒトリ
咲き誇り 散り
花の残像を焼き付けていく
生きる限り
足を止めることはないから
加速しながら駆け抜けて
音もない熱が
降りつもり つもり
ハヤく ハヤく急かすように
心音に変わる
題は鼓動の意。刹那的な生きる一瞬一瞬を勢いよく歌う。
刻むようなハッキリのリズムに広がる音。最後まで走るメロディで熱く押し出す。音と歌が掛け合うように。
『舞台事項』
何かリクエストがあれば。
なければ、花道一本通す。
●決定事項
曲決定!
『Crimson Moon』
『rock on』
『Smile』
『Pulsate』
場所決定。
小さなライヴハウスで回数重ねて。
一日4公演の二日連続。
鬼スケジュール。
●リプレイ本文
●最後の曲いじり
「べべーんと」
「べべーん」
ずらっとそこに並んだのは楽譜。
「最後の一曲、気合入ってるんようだな」
美日郷 司(fa3461)は言うがそれは自身も同じこと。
「ここまでやってきたからね!」
だよね、と蓮が言うと最初の企画からかかわっていた蓮 圭都(fa3861)は頷く。
「ラストアレンジもがんばりましょう!」
「あ、これあげる。けーちゃん」
と、コンビニ新製品を出す潤。
「ありがとう、ゆんゆん」
「ゆんゆん?」
佐武 真人(fa4028)はその呼び方はなんでだと考える。
「電波ゆんゆんのゆんゆんよ」
「うん、ゆんゆん」
「いや、そこは普通に潤ちゃんとかで抑えておいた方がいいと思うぞ」
「‥‥第二のオカン、真人さんがいうなら‥‥潤ちゃん」
「はーい」
それでよし、と頷き真人は二人の頭をぽんぽんとする。
「真人君父性だねー」
「二児の父だしな」
「心配かける現代っ子でごめんなさいね、愛のシルシに高菜おにぎり分けてあげる」
「父‥‥あ、コンビニものじゃ体に悪いですよ」
欅(fa5241)はコンビニ袋をごそごそする圭都に差し入れと一口ハンバーグを出す。
「そのままレンジでチンすればOKです。冷凍食品よりは体に優しいはず」
「欅君‥‥私には?」
アリエラ(fa3867)は欅の隣に立ってじーっと見る。
「アリーには後で作るから」
「本当? わーいありがとう!」
「そこー、お仕事中はいちゃつきNO!!」
「いや別にいちゃついてるわけじゃ‥‥」
「まぁまぁ、それくらいで」
明石 丹(fa2837)は笑って蓮を抑える。
「しかし、本当に差し入れ大会だなぁ」
榛原 瑛(fa5470)は楽譜とともに机のすみに山積みな差し入れに目を向ける。
お決まりのお重にパウンドケーキいろいろ、散らし寿司にキャロットシフォン。
「圭都さんには別取りで大きいの三種!」
「日持ちするからうれしいわ、差し入れいっぱい!」
にこにこと、圭都は言って嬉しそうに笑う。
「圭都‥‥この仕事が無くなったらどうなるのか‥‥心配だ‥‥」
「圭都さんの食を支えるプロジェクトチームっぽいね」
「そうだ、心配だよ娘よ! ご飯食べにくるといいよ」
「レンジでチンなら‥‥炊きたてご飯を一杯づつ小分けに冷凍しておくと便利だ。今度やろう‥‥釜焚のやつを‥‥」
「わーい、ありがとうございます!」
「おいしいもの食べて力つけて、本番成功させるのが一番だからいいんだよっ。腹がへってはなんとやら〜、てことで最初は司君のコーヒーだよね、うん」
「そう言うと思って‥‥明石はミルクのみ‥‥だな、シブと同じ‥‥榛原は‥‥」
「俺はカフェオレ希望で」
「カフェオレか?」
「なんだ、意外か?」
「甘いカフェオレだと面白いかと思ったが‥‥その通りだったのかと思ってな」
司は少し驚きながら全員分用意。
「そんじゃ、今日もがんばっていこー!」
なぜか、それで乾杯して今日のお仕事開始。
●アレンジ!
「うーんと、一瞬で過ぎてく鼓動がイメージだからスピード感大事にしたいのよね」
この曲の生みの親である圭都が言うと、丹は受けた曲のイメージを話す。
「刻む音っていう表現が印象的かな、重く響かせるんじゃなく、広げていくにしても音量よりエッジかなあって思った」
「原曲生かしての方向で‥‥疾走感は無くしたくないな‥‥走る風のイメージ‥‥か」
「速く鋭くってイメージがあるな、うん」
「そのイメージだとドラムは最初から細かく確かな感じがいいと思います」
まずイメージから入って固めていく。
曲の最初のリズムだけ色々なパターンで繰り返して形を作っていく。
「疾走感とかは、みんな残したい感じだね。うん、それはそのままー」
「他の曲との差別化も考えて‥‥緩急つけず通しで同じテンポというのはどうだろう。」
「ハイテンポで掛け合っていくと自然に勢いも増しそうだね。んと、感想みたいなことしか言ってないんだけど、こんなので大丈夫かな」
「オッケーだよ丹君。最終的には絞られちゃうけど、いっぱいいろいろだすのは大事。曲ってば手のかかる子供だからねーいっぱい与えてやんないと育たないの」
「『rock on』が結構賑やかでしょ? こっちは芯のリズムと音は出来るだけ揃えて一本の線をざーっと、どのパートも鼓動を刻んで駆け抜けていく感じでどうかしら」
「ギター沢山で頭からギュイギュイ走らせて、ツインどころかトリプルギターでも楽しそう」
「熱さは高速で火花が散るようにギターで表現するならそれでもよさそうだな」
「‥‥ちょっとストップ。話が混ざる」
と、ここで一度ストップ。まとめを押し付けられた維澄がまとめられないと口はさむ。
「イメージは、疾走感、鼓動、走る風でいいよな?」
刻々と頷く一同。
「次、ドラム。意見あるやつ挙手!」
「わー維澄さんティーチャーみたい」
実は維澄さん、仕切りポジションの人だったんです。
てきぱき、一つずつ片付けていく。
最初に欅が手をあげて。
「急かす感じで速い‥‥足を重く鳴らすよりは、スネアを力強く打ち込んで印象残していくのがいいかなと」
「んじゃ俺も。スネアを効かせてしっかりくっきりリズム作り。トワとツインドラムかね?
鼓動が鳴る一瞬をイメージしてクラッシュシンバルは入れてぇな。ラストは突っ切って潔くカットアウトしたらどうかと」
「ツインドラムは、いいよな。リズム刻むならこの曲だな」
瑛の言葉に真人も頷く。
「ツインドラムか‥‥ツインドラムで追いかけっこ‥‥ドラムで鼓動を表現するなら重くなりすぎない様に所々に組み入れる、だろうな」
「こんなもんか。じゃあ次は」
「はーい、ボーカルは、音にまけず豪快にいきたいでーす」
挙手していったのは蓮。それに合わせてアリエラも。
「音に負けないくらいパワーボーカル! ツインボーカルとコーラスみたいなー感じ」
「当日はまだどうなるかわからないだろうけど、僕はボーカル一本に絞って蓮君とツインボーカルできたらいいなぁって思ってます」
「丹がツインボーカルに入るなら歌もボリュームが出せそうだ」
「丹君、期待してるから!」
「ボーカルは決めなくても、決まってるから放置だ。細かいところはボーカルで合わせてもらおう。あとは楽器か‥‥ドラムはおいといて、他の楽器」
「さっきもちょっとでてたよねー。ギターもトリプル?」
「メンバー次第だろうね。ドラムやベースの低音は勿論だけど、他もそれを意識して刻んでく感じかな?」
「この曲に関してならキーボードで軽くメロディラインいいなと思う‥‥」
「パーカッションの細かいリズムがほしいかも、ともちょっと思うのよね」
「‥‥維澄さん、OK?」
「大丈夫だ。これでほとんどでたのか‥‥もうちょっときれいにまとめるな」
よろしく、と維澄を端に追いやり、残ったメンバーはというと。
「‥‥とりあえず一服」
●一服の合間のおさらい
「もうメンバーも最終決定の時期よね。企画から長かったわ」
「圭都嬢は最初からだったね、うん」
「企画当初からの流れか‥‥それ知っておきたいな。俺自身途中参加組だからな。練習もしておかねぇと」
「今までの曲って他の人はもう練習してるのですよね? んと、帰ってからも練習したいので誰か教えて下さいー!」
「圧倒的に時間が足りてない分、努力で補わないとね。足引っ張らないように頑張るよ」
「というわけで先生方、よろしくお願いします」
「共通の認識にしておきたいし‥‥補足説明はツインタワーにお願いします〜」
「さらに僕も補足いれま〜す」
そう言って、圭都は説明開始。
「とりあえず、多少の我侭なら通る場所でお願いしてあるのよね」
「超通っちゃうよ、多少ならね。現に花道とかね」
「だそうです。スタッフさんにもその辺は既に宜しくしてあるからガンガン攻めて大丈夫よね? つまり、やりたいこと楽しくやっちゃおうぜ!みたいな」
ざっくりと大雑把に圭都は言う。そこにフォローも入りつつ。
「でもその為に、相談はしっかりして詰めようぜ! ってね」
「コンセプト『ファンも含め全員参加のライブ』」
「そうそう、それ一番大事」
「小さいLHで回数を重ねるのは、これによる密度の高いライブを目指すもの。曲もメンバーの個性を出す意味でもバリエーション豊かにって話だったか」
他には何があったか、と思いだす。
「舞台については観客との距離を近くする通路や花道を入れるって案が出たんだよな。で、折角間近で見せるなら渋谷の『Passion+』みたいに見せる事も意識するかと‥‥出てたのを纏めるとこんなとこかね。OK?」
「はーい、OKです!」
「うん、やる方向もちょっと見えてきたかな。そういえば花道とかでてきたけど、どうなってるの、蓮君」
「それなんだよねー。とりあえず用意はできるようにしてる。でもなんか他にもあったらいれたいしーしー」
「いっそ舞台が中央‥‥周囲に客というのは怖いか? メンバーがぐるっと円を描くように配置で全員外向きだな‥‥ドラム以外。盛り上がりそうだが‥‥暴動が起りそうだ‥‥」
「暴動!? 皆マナー守ってくれるはずだから大丈夫‥‥だと思う。案にいれとこう」
「‥‥シュールだ」
と、真人が突然つぶやく。どうしたのか、ともちろん聞かれるわけで。
「回転舞台は想像すると笑えるくらいシュールだった。ミラーボールの下、天を指して回る渋谷をな、ちょっと想像してな」
「ちょ、僕がか! いや希望があればそれくらいやるけど! いやいや、その前にみんなで想像‥‥ほら、想像して。僕がミラーボールの下でこんなポーズを」
右腕あげて左手腰にびしっとポーズ決める蓮。
「‥‥プっ」
「今笑ったの誰ー!!?? ここはきゃー素敵ーとかそういう場面だよねっ」
もちろん誰も答えません。
「‥‥何遊んでるんだ」
まとめ終わった維澄帰還。微妙な笑いの雰囲気に不思議な顔をする。
「いや、舞台で渋谷が‥‥」
「想像の話をまるであったかのようにしちゃうと誤解うけますから!」
「‥‥何かあったとだけ思っておこう。まとめてきたんで、ちょっとおと出してみるか」
ということで、それぞれ楽器を持つ。
●アレンジ終って
「今日は一歩踏み込んで、本番での皆の使用楽器を、リサーチリサーチ!」
といい、渡された紙には曲名が書いてある。
横に書けとのことらしい。
「できる楽器も書いといてね。第一希望とかなんかもう王冠とか星マーク書いちゃうといいよ」
「楽器の方は見てると多才な人ばっかりだし‥‥当日はわからないけど、ボーカル、と」
「‥‥できた」
「司君早い、ありがとうねっ」
「本番‥‥これたらコーラスしたいなぁ‥‥楽器はエレキギター。はい、シブさん!」
アリエラも書ききって提出。そして全員提出終了。
「そういいや、曲順はどうするんだ?」
「そう、それなんだよね。日に四回するから全部やってー、MCしてー、だと結構長いんだよね‥‥んだから四曲から三曲ランダム回替わりとか考えたんだけど、でも四曲するのもしたいんだよね‥‥」
「そうか、順番考えてみたんだけどな」
「え、まーじーでー。じゃあそれ一案でもらっちゃうから!」
「『Pulsate』『Crimson Moon』『Smile』『rock on』‥‥の順はどうだ? 真っ直ぐ突っ走り少しイメージが変わり、やや落ち着いて明るく終わる。そんな感じだな」
「ほうほう、曲順に関しては次の時までにこっちももちょっと考えとくね。一日四回を三回にすればいけるかもだし。てかある程度の休憩いれないと僕らももたないからねー」
「あとは衣装とかも次だよねー」
「うんうん、どうしようかなー、なんかリクエストがあったら次のときに聞くよー、今でもいいけどっ! なかったら僕がお揃いのTシャツつくってやるぅ! ひらがなで前に『らいらい』とかかいたの」
「わー」
「ぅゎー」
「センスゼロ」
「蓮君‥‥」
かわいそうなものを見る目が蓮へと向けられる。
「え、や、ちょっ、本気で言ってるわけないじゃん!!」
と、言いますが本気と思えるわけで。
「‥‥皆ひどいっ! ひどいからもう一回音あわせっ! 練習!」
「了解です蓮隊長!」
「シブママ、立ち直りが早いわねー」
「ちょっとしょぼりーぬも早くいらっしゃい!」
「今日はしょぼりーぬしてないのよ、しょぼりーな」
賑やかに、音合わせはさらに詰められていく。
●渋谷メモ
曲決定!
『Crimson Moon』
『rock on』
『Smile』
『Pulsate』
場所決定。
とあるライヴハウスで回数重ねて。
一日4公演の二日連続。
鬼スケジュール。
酸素にスポーツドリンク、喉飴等準備。
生音のみ。
花道は有り。みんなとの距離は近く。
逆光バーンで登場もいいかも。
予算都合つけばグッズも。
『Pulsate』
光を飛び越し
アクセル踏む
全てが闇雲に流れても
鼓動だけは離れない
人はヒトリ
咲き誇り 散り
花の残像を焼き付けていく
生きる限り
足を止めることはないから
加速しながら駆け抜けて
音もない熱が
降りつもり つもり
ハヤく ハヤく急かすように
心音に変わる
楽器は可能ならトリプルギターも視野に入れて。
ツインドラムも目立たせて。
イメージは、疾走感、鼓動、走る風。
ツインボーカル、可能ならコーラスも加える。
ドラムの音はしっかりくっきりと、掛け合いをするように。
次回予定! リハーサル! 会場かりてするよー!
舞台セットも舞台つくるのお願いしてるとこに打診! リハの時にはできてるかな。
そんでもって衣装と曲順も最終決定。
リハの次は本番!