ワンダフルホテル3アジア・オセアニア
種類 |
シリーズ
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担当 |
凪
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
5.4万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
03/29〜04/05
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●本文
●ワンダフルホテル 3
それは南国、オーストラリアでのお話。
お金持ちのトムは無人島を買って、そこに都会の喧騒を離れたホテルを建てました。
お客さんの全く寄りつかなかったホテルですが、アイドルを呼んだ所、コレが大当たり。
アイドル達のビデオを放送したところ『こんなホテルに泊まってみたいわ』っと言う連絡が殺到。連日予約客でいっぱいに成りました。
「ジャパニーズアイドルはまさに女神様だよ。ベン。俺は、あのホテルに女神達を定期的に呼んで、彼女たちのバカンスライフを送ろうと思うんだ」
突然訳の分からないことを言い出すトム。
「そいつは良い。派手なパーティーを毎月やれば、きっとお客達も増えるぜ!」
訳の分からないまま賛同するベン。
「よーし、おれがまた美味しいお肉を提供しちゃうぞ〜」
お祭り騒ぎが大好きなハック。
そんなこんなでアイドル達を呼んで派手なパーティーを定期的に行う事に成った。
ホテルと言っても無人島に建てられたコテージ(バンガロウ)型のホテルなので、部屋数は15。それほど大きくはない木造平屋のホテルである。
残念ながら無人島なので電気は無い。事務所にある小さな風車で、多少風力発電はされているが、客室には全く電気は無いので、電気が無い状態で歌を歌う場合は唄って欲しい。
リッチな気分を味わいたいならリゾートホテルに泊まればいい。
だが、都会の景象に疲れたなら、こういうホテルも良い物だろう
そんなコンセプトで作られたホテルなので、クーラーもテレビも無いのはお許し頂きたい。
さて、今回も南国気分を味わう為に水着姿のアイドル達を募集。
男女問わず、ホテルのパーティーを盛り上げてください。
色々写真は撮られると思うのでその辺の所はサービスを宜しくお願いします。
ホテルのプロモーションビデオ風な撮影に成ります。
アイドル達はホテルに泊まって、ホテルの良いところと自らをプッシュして売り込んでください。
もしホテルに必要な物があったら、お願いすれば増設してくれるかも知れません。
ホテルのステータスと、電気が殆ど無いことを考慮してお願いしてみてください。
今回もまた、三色アイスがゲストで呼ばれています。
一緒にバカンスを楽しみましょう。
●リプレイ本文
●ワンダフルホテル3
青く晴れた空。白い雲。白い砂浜。
突き抜ける様な日差し。そして真っ青な海と潮の香り。
浜辺にひびく、アイドル達の声。
潮風をうけながら、丸太づくりのホテルは今日も盛況である。
砂浜では、せっせとハックがバーベキューの準備をしている。
ご自慢の牛や羊のお肉を串に刺して、炭火で焼き鳥を焼くように、ジリジリと焼いている。
「ふふふ、美味しいご馳走でアイドル達の好感度アップさ」
下心見え見えのハックである。
大海 結(fa0074)がペタペタと日焼け止めを肌に塗っている。
赤道近くの日差しは強い。特にここ、オーストラリア某所の日差しは格別である。
「私が塗って上げようか?」
アイドルグループ、三色アイスのひとり、ミルクアイスが、なにやら怪しいぬるぬるした水飴の様な液体をバケツに入れて近付いてくる。
「あの‥‥それは?」
大海結が質問する。
「えーと、天然のサンオイルって言ってたよ? どんな人でもこんがり綺麗にきつね色に焼けるんだって」
そう言ってミルクアイスがにこにこ微笑む。
「いや、僕は肌が弱いので良いですよ」
彼が断ると、凄く残念そうにすごすごとその場を去っていった。
「まぁ世の中色々あるのだわさ。ウチも芸能生活日が浅いし、三色アイス以外の2人とはコンビを組んだことはないんやけどな」
三色アイスの一人、チョコアイスがトロピカルドリンク片手に絡んでいる。
スクール水着がよく似合う彼女と、白のビキニがまぶしいアヤカ(fa0075)のツーショットである。
「ウチも斉藤さんにスカウトされたときは、お笑いアイドルやとばっかりおもっとったんや‥‥しかし、清純派で売って欲しい言われてなぁ。おかげでカメラの前では標準語しゃべらされるし、大変なんやで〜」
カクテルで酔ったのか、頬を赤らめアヤカに絡むチョコアイス。
そんな彼女をメイドさんがビデオカメラで撮影中。
「!? ねぇアヤカちゃん。透けたりしないかな? 大丈夫かな?」
突然声のトーンと話し方が変わるチョコアイス。
「えっ? たぶん大丈夫だよ♪」
アヤカがそれに笑顔で答える。
「(あっぷで撮ったり! 撮ったり!)」
無言の合図を送るチョコ。メイドがアヤカの白のビキニに焦点を合わせて行く。
彼女の全身図を撮り、胸をアップで撮り、おへそ足へとながれ、最後にお尻のアップで締める。
「よっしゃ。面白そうやから、2人で色々撮影の協力せぇへん?」
半ば強引にアヤカはチョコに連れて行かれる事になった。
「ト〜ムさんお久しぶりです♪ 下着モデル‥‥じゃなくて、今はアイドルとなりました愛瀬りなです。覚えてくださってたら凄く幸いです」
デッキチェアでジャグジーの掃除をしていたトム。
そんな彼に話しかけた一人の女性。
彼女の名前は愛瀬りな(fa0244)。
「あぁ‥‥原人の衣装を着ていて、色っぽい娘さんだね」
トムがそう言って彼女に握手を求める。すっと右手を差し出す。
彼女はうれしさの余り、トムに抱きつき、抱擁の挨拶を行う。
今回の彼女の水着も露出度は高い。
布地の少ない、黒の三角ビキニである。
ブラの中央には赤いバラのアクセントが施されている。
そんなチョット良い感じの2人を覗く、3人の影。
チョコとアヤカと撮影メイドである。
「ほな。連続攻撃でいくで!」
コッソリと打ち合わせ、こくりと首を縦にふる2名。
「りなさんお久しぶり〜♪ きゃ〜♪ 酔ってるのかしら、足がもつれちゃったわ〜♪」
ふらふらっと現れたチョコアイス。
実際酔っぱらっているが、迫真の演技と笑顔で足がもつれたように体当たりをする。
そのままジャグジーの中に落ちるチョコアイスと愛瀬りな。
2人は大きな水しぶきを立ててジャグージーの中でもつれている。
「美味しいピザを持ってきましたニャ。きゃぁ! 手が滑ったニャ!」
足がもつれて転ぶような形で、アルマイトのお盆が空を舞う。
上には熱々のピザが乗っている。
両手を上に上げてお盆をナイスキャッチする愛瀬りな。
っが、彼女はその時ハタと気が付く。
チョコアイスの体当たりで水着の上がずれて胸が見えている事を。
「きゃぁ!?」
顔を赤らめ、急いでそれを隠そうとするが、両手はピザを受け止めていて直ぐには隠せない。
「(ちゃんと撮れたか?)」
「(ばっちりです)」
「(よくやった!)」
ごめんなさいと言う作り笑いの中で、計画的なアイコンタクトが行われていた。
いっぽうそのころ、海岸の方では、相変わらずバケツ片手にミルクアイスがアプローチをかけている。
そんな彼女に掴まった森守可憐(fa0565)。
麦わら帽子を被り、ブルーのハイレグワンピースに身を包み、日焼け止めクリームを塗ろうとしたとたん、後ろから突然に彼女は声をかけたのだ。
「サンオイル塗ってあげようか?」
「あぁ私、日焼けすると赤く腫れてしまうんです。だから全身に日焼け止めを塗るんですけど、これが結構骨で‥‥あら、塗って頂けるのですか? ありがとうございます。それでは背中のほうをお願いできる出ようか?」
うつぶせに寝ころぶ森守可憐。
そんな彼女の背中にペタペタとサンオイルを塗るミルクアイス。
「私も一度こういう事がしてみたかったのよね〜」
肩から首へ。そのまま背中と脇の下へ、丹念にオイルを塗り込むミルクアイス。
「あっ、ん‥‥凄くくすぐったいです」
ミルクアイスの手の動きに、身体を小刻みに震えさせる森守可憐。
「あっ、水着の跡が残るといけないから、水着脱いじゃいましょう! 大丈夫ですよ。うつぶせならみんなに見られたりしませんよ!」
そう言って肩ひもをずらして一気に脱がしにかかるミルクアイス。
オイルのおかげでつるりと水着が脱げる。
「ひゃあ!?」
抵抗しようと身体を半分起きあがらせるが、胸や大事な部分が見えてしまうので、大あわてでうつぶせの体勢にもどる森守可憐。
「それじゃ下の方も塗るね?」
そう言ってお尻と足にオイルをたらして、ペタペタそれを塗り込むミルクアイス。
「ちゃんと撮っるか?」
「はい、バッチリです」
カメラがぶれないように三脚で固定して、望遠レンズで写真を撮るチョコアイスとアヤカ。
その横ではメイドさんがビデオカメラも回している。
「やっ‥‥やっぱり、空気も澄んでいるし、夜は月とか星が‥‥綺麗なんでしょうねぇ?」
一生懸命平穏を装う森守可憐だが、声が裏返っている。
「もう少し足を開けてね? またの内側も塗るから」
そう言ってオイルで手を滑らせてウチ太ももをオイルで塗り塗りするミルクアイス。
必死にいけない声が出ないように声を殺している森守可憐。
両手で拳を握り、身体をプルプルと震わせている。
頬を赤らめ、一生懸命声を殺して身悶える。
「はい、背中と足は塗り終わったわよ? よし、ついでに前も塗って上げる」
そう言って彼女は森守可憐をひっくり返す。
「いや、そんな、他の人に見られちゃいますから!」
息を荒げながら、小さな声で抵抗する森守可憐。
「あっ、それなら‥‥私が覆い被さって隠して上げる」
そう言って自分のおなかと胸にオイルをたらすと、彼女の上に覆い被さるミルクアイス。
自らの身体を彼女にすり寄せ、彼女の身体にオイルを塗りつけていく。
「たっ‥‥確かにこれなら、見られないかも知れませんが‥‥他の部分で大問題が‥‥」
彼女の甘い悲鳴は、彼女が力尽きるまで続くことになりそうだ。
「ありゃ、前後運動で私の水着が脱げそうだよ‥‥先に脱いでおくね」
ミルクアイスの水着は黒のチューブブラに、スパッツタイプの水着である。
チューブブラを外して、身体を擦りつけてくるミルク。
「あぁ、幸せ、幸せだけど、なんだか凄く行けない事をしている見たいです」
薄れ行く意識の中で、大物アイドルにとんでも無いことをされて居るんではないかと思い始める森守可憐なのでした。
「なんと言っても静か‥‥車の音も聞こえない。電話も鳴らない、微かに聞こえる人の話し声と波の音。生活雑音さえ殆ど聞こえません」
コンドル・魔樹(fa1119)が原稿片手にホテルの長所を纏めている。
仕事を忘れて、しばらく外界から隔離されて生活するには最高の環境である。
新鮮な釣った魚をバーベキューで焼いて食べたり、美味しい肉や野菜を食べることが出来る。
ゆっくりと時間が流れるこの島では、時計を気にしないで生きることが出来る。
「コンドルさん。ここでは貸衣装とかも有るみたいですよ? メイド服とかチャイナとか‥‥着てみませんか?」
3人老人一人、べんががそんな彼女にくっついて回っている。
白のワンピース姿のコンドル・魔樹と、アロハシャツのベンのコンビ。
浜辺やコテージで遊んでいるみんなとは別に、モクモクと個室とサービスのレポートを取っている。
「いや、私は遠慮しておくよ」
そう言ってコンドル・魔樹は次の部屋へと足を進めていった。
「ビーチバレーやりません?」
水着を着直して、ゴロゴロと浜辺で遊んで居たミルクアイスにフィアリス・クリスト(fa1526)が誘いをかける。
スポーツ万能、身体を動かすことが大好きなミルクアイスは二つ返事で承諾する。
「それじゃ私ビーチボール取ってくるわ!」
ミルクアイスがそう言ってバンガロウの方に走っていく。
森守可憐の水着を握りしめたままで。
「あの、それ持って行かれると、私ここから動けないんですけど‥‥」
かろうじてパレオでお尻を隠している森守可憐だが、うつぶせの状態で起きあがる事が出来ない。
しかもそんな彼女に向かって、遠くからカメラが構えているのだ。
「‥‥‥‥お暇?」
ワイングラスとワインボトルが入ったクーラーバック片手に、ストロベリーが森守可憐の隣に寝転がる。
だいぶ‥‥かなり出来上がっている。一体何本のワインを開けたのだろう‥‥。
「みんな‥‥忙しそう。一緒にひなたぼっこしよう?」
ピンク色のビキニがまぶしいナイスバディな彼女は、ごろりと寝転がって、森守可憐に甘えるようにゴロゴロと喉を鳴らす。
「彼女は‥‥猫かしら?」
そんなことを考えながら、ストロベリーの差し出すワインを口に運ぶ森守可憐。
ストロベリーアイスが何を思ったのか、森守可憐のお尻に手を伸ばす。
「きゃ!? えっ!? 何を!??」
突然の事に訳が分からなくてとまどう森守可憐。
実はストロベリーアイスは、お酒が入ると、触り上戸になる。
人のお尻胸の、丸みにそってなで回し、幸せそうに笑みを浮かべるのだ。
「フィアリスさ〜ん。ボールあったよ〜」
元気に戻ってくるミルクアイスの手には四角い‥‥正方形のバレーボールが握られていた。
「‥‥良く見つけてきましたねそんな物‥‥」
四角くてトランクに収まりやすいと大評判の正方形バレーボール。好評発売中(?)。
黒のビキニのフィアリスと黒いチューブブラとスパッツタイプの水着のミルクアイス。
黒い水着の2人は、イレギュラーに返しにくい四角いボールで、ビーチバレーを楽しむ。
「よし! 必殺! 回転レシーブ!」
フィアリス・クリストが必死にそれに飛びついて回転レシーブを行う。
ボールはレシーブされたものの、勢い余ってカメラを構えたメイドさんたちの方に飛んで行ってしまう。
ミルクとフィアリスは2人でボールを取りに向かう。
「あっ、カメラだ、そうだ2人で写真撮って貰おう」
そう言って肩を並べてカメラの前に並ぶミルクとフィアリス。
「あの‥‥良いんですか?」
そんなことを言いながらカメラのシャッターを切るメイド。
2人は肩を並べてピースサイン。バストアップのツーショット。
何枚か写真を撮って貰い、改めて浜辺に戻ってくると、黒いビキニが落ちている‥‥。
はたと自らの胸に目を走らせるフィアリス・クリスト。
どうやら今までトップレスで写真を撮って貰っていた様だ。
かぁっっっと熱くものがこみ上げて来て全身が真っ赤になる。
ビキニを拾うのも後に回し、胸を隠しながら、必死でさっきのカメラメイドを探しに行くフィアリス・クリストであった。
「くわー! 日本では考えられんくらいにパカンス日よりな海ですわ」
稲荷 華歌(fa2759)がそう言ってサンサンと降り注ぐ太陽をまぶしく思いながら、海に目線を送っている。
真っ赤なツーピースのセパレーツ水着で登場の稲荷 華歌。
そしてそれにちょっこりくっついてきている稲荷 桜(fa3254)
「お姉ちゃん、やっぱりボク恥ずかしい‥‥周りの人はみんな綺麗な人ばっかりやし‥‥」
おそろいの色違いの白の水着に身を包んだ彼女であるが、学校指定の水着以外を着て‥‥しかも他人に水着を撮影して貰おう様な仕事は初めてだ。
羞恥心がまだまだ残っており、水着の上からTシャツを羽織っている。
「大丈夫やて、そんなの脱いで一緒にあそぼうや。わたくしがサンオイル塗ってあげますさかい」
そう言って妹にの桜にサンオイルを塗ろうとする華歌。
そんな彼女の背中に突き刺さる様な視線を感じる‥‥。
ストロベリーアイスだ。
相変わらず無言で森守可憐のお尻をなで回していたが‥‥。
「オイル‥‥塗ってくれるん?」
華歌の言葉に、静かに‥‥だが力強く首を縦に振るストロベリー。
ごろりと転がる稲荷華歌と稲荷桜の背中にオイルを落として、片手で優しく撫でるストロベリー。
他意は無い。他人を触っているのが凄く好きなのだ。
ほっとくと永遠となで回して居るであろう。
幸せそうに続く南国生活。
彼らの仕事は、まだ始まったばかりだ。