アイドル強化合宿 7アジア・オセアニア

種類 シリーズ
担当
芸能 3Lv以上
獣人 3Lv以上
難度 難しい
報酬 15.1万円
参加人数 6人
サポート 0人
期間 09/17〜09/24
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●本文

●アイドル強化合宿 7
 今日も今日とてアイドル修業!!
 言い出しっぺは安導夏美。
 使ってない無人島を持っているパパイヤ・パインから無人島を借り、普段獣化出来ない芸能人を集めて半獣化したり獣化してサバイバルを楽しむ‥‥いわば、獣人モードの自分の力に慣れようというお題目から始まったお話である。

 そして、せっかく無人島での合宿なら、最近の若いアイドル育成の為に新人強化、根性あっぷをうたい文句に若手を呼んで一緒にサバイバルしてしまおう‥‥っと考えたのがパパイヤ・パインその人である。

 ゆえに無人島での活動は2人の班に‥‥2つに分かれて活動を行う。

 パパイヤ・パインの班は根性強化とグラビア撮影の練習。寝起きドッキリの練習。そして発生練習などがメインになるいわゆるアイドルの底力の底上げだ。

 安導夏美の班は対ナイトウォーカーの為の戦闘訓練。体力アップの為の行動。
 主に半獣化した状態でのスパーリングや模擬戦闘、銃火器の扱い等をメインにしている。

「参加者は全員水着着用! 一般人の目の届かない所でアイドル魂(スピリッツ)を磨くための特訓よ!」

 っというわけで今回も、アイドルに必要な心・技・体を身につけるべく、無人島で一週間の精神鍛錬の強化合宿を行いたいと思います。

 持ち込んで良いアイテムは予めお店で買ったアイテムの他に、食料を水を含めた1万円分です。(この一万円分は、リュックに入れば何を持ち込んでも自由です。)

 島での生活は水着、半獣化がメインなスタイルに成ります。
 戦闘専門に訓練する安導夏美の班とアイドルとして発声練習や筋トレをメインにするパパイヤ・パインの班の2つ別れます。

 そんなわけで無人島で一週間。
 ど根性を付けたいと思うアイドル達はいざココへ

●今回の参加者

 fa0075 アヤカ(17歳・♀・猫)
 fa1236 不破響夜(18歳・♀・狼)
 fa1294 竜華(21歳・♀・虎)
 fa1526 フィアリス・クリスト(20歳・♀・狼)
 fa2378 佳奈歌・ソーヴィニオン(17歳・♀・猫)
 fa4808 柊棗(17歳・♀・小鳥)

●リプレイ本文

●アイドル強化合宿 7
 青い空、白い雲、透き通った海、潮の香りが鼻をくすぐる。
 そんなわけで今回もパパイヤ・パインのプライベートな島へ遊びに‥‥いや、特訓の為にやってきた。
「今まで色々有ったけど、参加者全員が一つの班に偏るってのは初めてね」
 パパイヤ・パインがそう言って安導夏美に話しかける。
「そうだね6人中6人がパパイヤさんの班‥‥ってのは異例だね」
 安導夏美がそう言って苦笑する。
「まぁ良いよ。今回はパパイヤさんの班に私も混ざるよ。たまにはそう言うのも良いよね?」
 夏美がそう言ってパパイヤに伺いを立てる。
「もちろん歓迎するわ。パーティは多い方が良いもの」
 そう言ってパパイヤ・パインが苦笑する。

 島に着いて一番の上陸はアヤカ(fa0075)。
 相変わらず桟橋が壊れている為、腰までの深さの海を30mほど進まなければ成らない。
荷物をゴムボートに載せて、えっちらおっちらと砂浜へと運ぶ。
 積んである荷物は着替えにビール、肉に野菜。バーべーキュー用である。
「あら、水着がかぶっちゃったわね」
 そう言ってパパイヤ・パインが笑みを浮かべる。
 彼女の着ているのは黒のビキニ。そしてアヤカも今回は黒のビキニである。

 そして、アヤカが砂浜につき、ゴムボートを持って帰ってくるの待っているのは佳奈歌・ソーヴィニオン(fa2378)と柊棗(fa4808)である 。
 白のホルターネックのビキニのカナカが用意したのは数本のワインとお肉。
 水色のビキニのなっちゃんが用意したのは飲料水やら乾パンやらである。
 2人が荷物を積んでゴムボートを引いて海岸を目指す。

「初めましてパパイヤさん。竜華と言います。以後お見知りおきを」
 竜華(fa1294)がそう言ってパパイヤ・パインに挨拶する。
 丁寧な挨拶にパインも帽子を取って軽くお辞儀をする。
 彼女が用意したのは大量の野菜である。
「栄養バランス考えないとねー」
 そう言って彼女は野菜の入った木箱をドカドカと海に投げ込み、えっちらおっちらと砂浜まで引いていった。

 さて、そろそろかとパパイヤ・パインと安導夏美達も、テントや自分たちの私物を運ぶ為にゴムボートに投げ込んでいると、不破響夜(fa1236)とフィアリス・クリスト(fa1526)が便乗して付いてくる。
 スリングショットで殆ど裸同然の水着を着ているのがフィアリス・クリスト。
 あまりの大胆さに自分自身が顔を赤らめ恥ずかしがっている。

 さぁ、キャンプの始まりである。
 先ずはテントを設置する面々。今回のテントは4人用が2つ8人分。
 それに食料や私物を入れておくための天幕を張ったダケの物。
 井戸から組んできた真水を入れておくためのポリタンクなどもここに常備されている。

「っと言う訳で最初の体力作りは水組みよ! 頑張ってきてね♪」
 そんなわけで竜華と不破響夜が大きなポリタンクを持って井戸へと向かう。
 2人ともここでは半獣化である。
「じゃその間にあたいたちは焼きましょうニャ」
 アヤカがそう言ってサンオイルを取り出す。
 カナカとなっちゃんを誘ってサンオイルのぬりっこを始める3人。
 それをパインがコッソリビデオカメラで撮影している。
「私もビデオセットしていいかな?」
 フィアリス・クリストがそう言って三脚を用意する。
 どうやら自分の特訓中を撮影してカメラを意識した修行をしたいようである。
「良いわよ。先ずは基本の柔軟体操からにしましょうか?」
 そう言って体操を手伝うパパイヤ・パイン。
 しかし、スリングショット水着を選択している彼女は身体を動かすたびに見えてはいけないものが見えそうに成るため顔を真っ赤にして汗をかきまくっている。

「筋肉をほぐしたら腹筋かな。やりすぎてお腹が割れてるのは困るけど、発声力を付けるなら腹筋を鍛えないと、ほら海に向かって大きな声で歌うのよ!」
 パパイヤ・パインに言われて、フィアリス・クリストが精一杯の声をあげる。
「身体を鍛える時は一箇所だけ鍛えようとしてはダメだ。全身のバランスを考えて全体的に鍛えないと上手く機能してくれないのだ」
 安導夏美がそう言って彼女の腹筋をぽんと叩く
「先ずは海岸線を走って体力をアップを、その後泳いで全身運動をすると良い。後で私が付き合おう」
 そう言ってにこやかに笑う安導夏美。
「いや、だから彼女たちはアイドル歌手目指してるんで格闘家にするんじゃないわよ?」
 握り拳の夏美に突っ込みを入れるパイン。

「お水組んできたわよ」
 竜華がそう言って常人ならざる体力で水の入ったポリタンクを軽々と天幕の下に運び込む。
 続いて不破響夜も水を中へと運び込む。
「それじゃ少し泳いでこようかな」
 そう言って不破響夜が水着を脱ぎ捨てて、勢いよく海へと飛び込む。
 半獣化しているため狼の尻尾が見える不破響夜。

「バーベキューの用意が出来ましたニャ。お肉入りますニャ。お野菜入りますニャ」
 全員にビールが行き渡り、乾杯する面々。
 じゅーじゅーと炭火で焼かれるお肉やお野菜の臭いにお腹が鳴る。
 特にみんな砂浜を走ったり、泳いだりしたため腹ぺこである。
「よく食べて良く学び、よく寝る。これがパパイヤ式アイドル健康法♪」
 そう言ってあつあつのバーベキューの串を一本手に取るパイン。
 ビールが進む。ワインが進む。お肉が進む。野菜が進む。
 キャンプ初日だと言うのに宴もたけなわに盛り上がっている。
「写真って言うのは真っ平らじゃダメなのよ、常に立体に取って貰わないと、正面から取られる時は足を半歩退いて身体を斜めにするように、アイドルなんだから前屈みで胸元をアピールしたり、牝豹のポーズなんかも悪くないわよ?」
 パパイヤ・パインに写真の指導をして貰う竜華。
「媚びを売るんじゃなくて、無防備な所を演出するの。そこがポイントよ」
 なかなか奥が深い談義をしている。
 フィアリス・クリストが完全に酔いが回りすぎて付けていたスリングショット水着が脱げているのに気づいていない。そのまま酒を呑み、肉を食べている。
「大丈夫なのかな。彼女」
 不破響夜が心配そうに見つめているが、さっき一緒に全裸で泳いでいただろう‥‥っと突っ込みを入れたいのをグッと堪える安導夏美。

 そんなわけで一日目の夜は大宴会で幕を閉じる。

●二日目の朝
 朝、すっかり夜更かしした皆には朝は辛い‥‥っが日が昇れば暑くなる。
 暑くて寝てなど居られない。
 不破響夜が眠い目を擦りながらテントから顔を出す。
 既に海岸には安導夏美と竜華の2人の影が見える。
 どうやら朝の体操をしているようだ。
「私の場合は飛べるし、相手の装甲が桁違いに硬くない限りは爪の一撃で動きを止められるから‥‥」
 そう言って夏美が右手を見せる。
「いっそ空飛んでる相手には鎖とか投げつけて絡ませて引き寄せるとか良いんじゃない?」
 雑談混じりに体操を終えて海に入っていく2人。
 不破響夜も汗びっしょりの身体を引きずるようにして海へと入っていく。
 昨日同様全裸に状態である。
 さて、もう一人の全裸フィアリス・クリストはと言うと、毛布を抱き枕代わりに抱きしめ、汗びっしょりに成りながらテントの中で眠っている。
「っと言う訳で‥‥朝の寝起きドッキリの時間です‥‥」
 そう小声で言いながら彼女の身体をビデオカメラで撮影するパパイヤ・パイン。
 彼女もやっぱり汗だくである。
「流石に‥‥私も‥‥海に‥‥」
 小一時間ほどフィアリス・クリストの全裸を撮影すると、汗だくに成りながら海へ向かうパパイヤ・パイン。

 お昼近くになり、カナカとなっちゃんが目を覚ますと、夏美、響夜、白炎、パインの4人がビーチボールに捕まりながらぷかぷかと海に浮いて漂っている。

「それじゃ私たちはビーチバレーでもしましょうか?」
 カナカとなっちゃんはそう言って浜辺へと足を進める。

 最後に目を覚ましたフィアリス・クリストが自分の姿を見て、顔を真っ赤にしながら水着を探して右往左往するのはそれから小一時間あと‥‥昼過ぎの事である。

「お昼はチャーハンを作ったから、それを頂きましょう‥‥その後の予定は?」
 竜華がそう言ってパインに質問する。

「今日の午後は泳ぎましょう。泳ぐって意外に全身運動で体力を使うのよ?」
 そう言って苦笑するパイン。
 彼女たちの姦しい合宿はまだ始まったばかりなのである。