CAT’S  14南北アメリカ

種類 シリーズ
担当 ゆうきつかさ
芸能 3Lv以上
獣人 3Lv以上
難度 難しい
報酬 10.4万円
参加人数 7人
サポート 0人
期間 09/16〜09/20
前回のリプレイを見る

●本文

<参加資格>
 女性のみレスラーとして参加する事が出来ます。
 間違って男性が参加した場合は、女装する必要があります(ぉ

<詳しい内容>
 正統派プロレスではなく、ショープロレスです。
 試合の勝敗は実力ではなく、その場のノリで決まります。
 基本的にはベビーフェイス(正義)とヒール(悪)の戦いになるため、自分がどちらのチームに所属するかを選んだ上で、試合に参加してください。
 試合は基本4試合。
 状況によって増えたり、減ったりしています。
 対戦相手を選んだ上で一試合だけ参加してください。
 複数の試合に参加した場合は、こちらで適当に割り振られてしまうため、望むような試合は出来なくなります。
 また健康的なお色気を前面に押し出しているため、あまりにも卑猥すぎた場合はオーナーのワイズマン・ウォルター・エルマン(通称:WWE)から試合の中止を宣言されます。
 対戦相手が居ない場合や、遅刻した場合は雅・飛鳥(新人)が試合に参加する事になります。

<選択可能な試合一覧>
・追い剥ぎマッチ
 対戦相手の服を脱がして水着姿にする事が出来たら勝利です。
 専用のコスチュームを着て試合に参加してください。

・ローションマッチ
 全身にローションを塗りたくった上で試合をします。
 リング上にもローションが塗られているため、とても技が掛けにくくなっています。

・キャラクターマッチ
 レスラーのキャラクター性を強調した試合運びが可能となっており、架空の設定などを持ち込んで対戦相手と試合します。

・ガチンコマッチ
 ストーリー重視の試合になります。
 筋書きなどを決めた上で、魅せるプロレスを心掛けておきましょう。

・タッグマッチ
 所属の同じ者同士が組んで試合をします。
 タッグマッチならではの試合が出来ます。

<テンプレート>
所属:
リングネーム:
試合形式:
対戦相手:
登場シーン:
登場時の台詞:
コスチューム:
アピールポイント:
得意技:
苦手技:
決め台詞:
控え室での行動:

<説明>
所属:ベビーフェイス側(正義)かヒール側(悪)のどちらを選んでください。
リングネーム:未記入の場合はPC名になります。
試合形式:追い剥ぎマッチ、ローションマッチ、コスチュームマッチ、ガチンコマッチのうち、どれかひとつを選んでください。
対戦相手:対戦相手の名前とPCIDを記入してください。
登場シーン:登場の仕方を教えてください。
登場時の台詞:キャラクターの口調でお願いします。
コスチューム:コスチュームの説明をお願いします。
アピールポイント:一番アピールしたいポイントは?
得意技:得意な技を教えてください。
苦手技:苦手な技を教えてください。
決め台詞:勝利した場合の決め台詞。
控え室での行動:控え室で何をやっているのか書いてください。

●今回の参加者

 fa0383 ダイナマイト・アスカ(16歳・♀・竜)
 fa1326 リン紅原(18歳・♀・竜)
 fa2585 ベリル・ライアン(24歳・♀・獅子)
 fa3148 ゴールデン・クイーン(24歳・♀・虎)
 fa3589 リップ・ザ・ウルフ(24歳・♀・狼)
 fa4465 ミルティア・リーエン(15歳・♀・犬)
 fa4638 高村 裕香(18歳・♀・パンダ)

●リプレイ本文

●ゴールデン・クイーン(fa3148)の控え室
「HAHAHA! そろそろお時間デスヨ」
 満面の笑みを浮かべながら、ワイズマンが控え室に入ってくる。
 最近、他の事業がうまく行っているため、随分と機嫌が良いらしい。
「‥‥もうそんな時間ですか。そう言えば、もっと普通のプロレスが出来るようにはなりませんか?」
 ワイズマンの顔を見つめながら、ゴールデン・クイーンが紅茶を口に含む。
「ウーム、それには色々と問題が‥‥」
 険しい表情を浮かべながら、ワイズマンが困った様子で答えを返す。
 ワイズマンも一時はプロレス業界の拡大を狙っていたが、現在の状況では他の番組と共食い状態になってしまうため、共倒れを恐れて断念したようだ。

●リン紅原(fa1326)の控え室
「HAHAHA! そろそろ試合のお時間デスYO!」
 能天気な笑い声を響かせながら、ワイズマンがリン紅原の控え室に入ってくる。
 相変わらずまわりの空気を読んでいないため、リン紅原が精神を集中させていた事にも気づいていない。
「‥‥おや? 試合がもうすぐだと言うのに、お昼寝デスかー?」
 妙な使命感に燃えて瞳をキラリと輝かせ、ワイズマンが全身の筋肉を隆起させてスーツを破り捨てる。
 そのため、リン紅原は疲れた様子で溜息をつくと、ワイズマンを放り逃げてリングにむかうのだった‥‥。

●第1試合 『ガチンコマッチ ジャスティス・クイーンVSリン紅原』
「おーほっほっ! 女王様とお呼びなさい!!」
 荘厳なクラシック音楽が入場曲として流れていく中、ジャスティス・クイーンが王冠を被って王笏を握り締め、スモークの中から白いマントを揺らして登場した。
 コスチュームは金地に白で薔薇の花がプリントされたキワドイ水着。
 いつもと雰囲気が違うためか、彼女を応援している観客達にも力が入っている。
(「‥‥ベビーフェイスも悪くありませんね」)。
 満足した様子で笑みを浮かべ、ジャスティス・クイーンがマントを脱ぎ捨て、王冠と王笏をセコンドに渡す。
 それと同時に観客達から歓声が上がり、ヒール側の入場口からリン紅原が登場した。
「‥‥随分と盛り上がっているな」
 黒地に龍柄の着物姿で花道を歩き、リン紅原がリングに上がって堂々と腰に手を当てる。
 そして、ジャスティス・クイーンをジロリと睨んで着物を脱ぎ捨て、黒のリングコスチューム姿でファイティングポーズを取った。
「ふふっ‥‥、これからもっと盛り上がりますわ」
 妖艶な笑みを浮かべながら、ジャスティス・クイーンが瞳をキラリと輝かせる。
 それと同時にゴングの音が響き渡り、お互いの両手を合わせて力比べをし始めた。
「これじゃ、俺に勝つ事なんて出来ないぞ」
 そのままジャスティス・クイーンをマットに倒し、リン紅原が勝ち誇った様子でニヤリと笑う。
「やるじゃ‥‥ありませんか‥‥」
 リン紅原の腕を掴んでロープに飛ばし、ジャスティス・クイーンがカウンターでラリアットを放とうとする。
 しかし、ラリアットが直撃する直前で身を屈め、そのままチョップを放って反対側のロープに飛んだ。
「いきますわよ」
 リン紅原を抱え上げてボディスラムを放ち、ジャスティス・クイーンが続けざまにハイアングル・ストマック・ブロックを炸裂させる。
 それでもリン紅原は立ち上がってきたが、ジャスティス・クイーンは彼女の両手を掴み、ゴールデン・ストライク(ジャンピング・パワーボム)をお見舞いし、片エビ固めでフォールを決めた。
「ゴージャス〜〜〜!!」
 恍惚とした表情を浮かべ、ジャスティス・クイーンが自らの勝利を宣言する。
 ベビーフェイスとしてのデビューを観客達の心に刻むため‥‥。
『勝者:ジャスティス・クイーン(ベビーフェイス) 決め技:片エビ固め』

●ベリル・ライアン(fa2585)の控え室
「そろそろ時間よ。用意は出来た?」
 愛用の手帳を片手に扉を開き、瀬戸がベリルの控え室に入ってくる。
「相変わらず忙しそうですね。そう言えば次はどんなドラマを撮るんですか?」
 『DAIMYOU』の予定が気になっていたため、ベリルが彼女を引き止めて話を聞く事にした。
「次回は宗教色が強いものになりそうね。一言で言えば神と悪魔の戦いよ。まぁ、脚本が間に合えばの話だけどね」
 苦笑いを浮かべながら、瀬戸が携帯メールの返事を打つ。
 『DAIMYOU』のドラマ脚本は専属の脚本家が書いているらしいのだが、放浪癖があるためときどき行方不明になっているらしい。

●リップ・ザ・ウルフ(fa3589)の控え室
「‥‥これが噂の振袖か。噂以上に面倒だな」
 日本から届いた段ボール箱をパカッと開け、リップが疲れた溜息をつく。
 ダンボールの中には今回の試合で着る事になっている振袖が入っており、セコンド達と一緒に険しい表情を浮かべている。
「あのぉ‥‥、この帯ってベルトみたいなものっすか?」
 不思議そうに首を傾げ、セコンドのひとりが帯を掴む。
 縄にしては柔らか過ぎるため、何となくベルトであると認識した。
「多分‥‥そうだと思うんだが‥‥。でも、それにしては太いな。ワイズマンからバスローブみたいなものだって聞いていたんだが‥‥」
 困った様子で腕を組み、リップが汗を流す。
 ‥‥予想していたものと、かなり違う。
「あの野郎‥‥、騙しやがったな。一気に血の気が引いたじゃねえか!」
 不機嫌な表情を浮かべながら、リップが拳を震わせる。
 早くしないと試合に遅れてしまうと思いつつ‥‥。

●第2試合 『追い剥ぎマッチ ベリル・ザ・ゴールデン・レオVSリップ・ザ・ウルフ』
「喧嘩上等! 逝きなさい!!」
 軽快なロックの音楽が入場曲として流れたのと同時にスモークが立ち込め、ベリル・ザ・ゴールデン・レオが白馬に引かれた黄金の馬車に乗って登場する。
 彼女のコスチュームはフランス革命直前の着飾った貴族のお嬢様風の出で立ちで、彼女の登場と共に観客席から次々と歓声が上がってきた。
「よっしゃ! やったるじゃん!!」
 続いて会場の音楽がラップに変わり、反対側の入場口から大量のスモークが床に流れ、リップ・ザ・ウルフが振袖姿で悠然と花道を歩いていく。
(「うがあ! 予想以上に歩きづらいじゃねえか。日本人はこんなモンを着て生活しているのか!? し、信じられねー。つーか、チョンマゲスーツの次にありえねぇ!」)。
 ワイズマンから間違った知識を植えつけられているため、リップが青ざめた表情を浮かべてリングに上がる。
 気のせいか馬車を引いてきた白馬もリップの姿を見て嘲笑っているようだ。
「あ、あの馬‥‥。試合が終わったら、馬刺しにしてくってやるからな! ‥‥って逃げるなあああ」
 ベリル側のセコンドに連れられ白馬が帰っていったため、リップが大粒の涙を浮かべてツッコミを入れる。
 しかし、白馬は止まる事なく、勝ち誇った様子で嘶いた。
「う、馬にまで馬鹿にされた‥‥。絶対に責任を取ってもらうからな!」
 ベリルの事をビシィッと指差し、リップが悔しそうに涙を拭う。
 その間も白馬が馬鹿にしたように嘶いているため、リップの怒りが頂点に達しそうになっている。
「‥‥というか、あの馬はレンタルなんですが‥‥」
 困った様子で汗を流し、ベリルがダラリと汗を流す。
「だあああ! そんな目で、あたいを見るなあああ!」
 ワシャワシャと頭を掻き毟り、リップが悔しそうに歯軋りする。
 それと同時にゴングの音が響き渡り、リップがハッとした表情を浮かべてショルダータックルを放つ。
「きゃあああ!」
 リップのタックルを喰らってドレスが引き千切れ、ベリルが大袈裟に悲鳴を上げて胸元を隠す。
 幸い水着までは破れていないのだが、勢いよくドレスが破れてしまったため、少し驚いているようだ。
「あたいの受けた心の傷は、この何十倍もデカイんだ! こんなモンじゃ、終わらないからな!」
 ベリルの腕をガシィッと掴んでロープに振り、リップが反対側のロープに飛んで勢いをつけ、そのまま彼女めがけてドロップキックをお見舞いした。
 次の瞬間、ベリルが強引にリップの胸倉を掴み、背負い投げを放って彼女の服を引き千切る。
「この服‥‥、高かったんだからなあああ!」
 派手に振袖が破れてしまったため、リップが雄叫びを上げて一気に間合いを詰め、フィッシャーマンズバスターを炸裂させた。
「痛‥‥。なかなかやりますね。それでこそ、私の対戦相手に相応しい‥‥」
 荒く息を吐きながら、ベリルがふらりと立ち上がる。
 右手にシッカリと振袖の一部を掴んだまま‥‥。
「ひょっとしてマジックか!? のわああああ!」
 自分でも何を言っているのか分からなくなりながら、リップがベリルの体落しを喰らって押さえ込まれてしまう。
「ひ、卑怯だぞ。‥‥って俺の話を聞けえええ!」
 話している途中で振袖をビリビリと引き千切られ、リップがマウントポジションを決められる。
 それと同時にベリルがサソリ固めを仕掛け、トドメとばかりにフォールを決めた。
「ごめんなさい。私にも負けられない理由があるから‥‥。そして、みんな‥‥。応援ありがとう〜〜〜!!」
 そう言ってベリルがレフェリーからマイクを受け取り、観客達に向かって感謝の言葉を伝えるのであった‥‥。
『勝者:ベリル・ザ・ゴールデン・レオ(ベビーフェイス) 決め技:サソリ固め』

●ミルティア・リーエン(fa4465)の控え室
「今日は絶対勝って、裕香ちゃんをウチのもんにするんや。楽しみやな〜」
 鎖付きの首輪を握り締め、ミルティア・リーエンが夢見る少女の如く瞳をキラキラさせる。
 今回の勝負で勝った方が、次の勝負まで相手の言う事を何でも聞く事になっているため、必要以上に気合が入っているようだ。
「くぅぅぅ‥‥、考えただけでもヨダレが止まらん!」
 クッション相手に練習しながら、ミルティアがモンモンと妄想を膨らませていった。
 こうなると後戻りが出来なくなるため、ミルティアの脳内で裕香が大変な目に遭っている。
「イカン、イカン! 妄想の世界に旅立ったまま帰れなくなる所だった‥‥。気合を入れて頑張らな!」
 ハッとした表情を浮かべ、ミルティアが両手で自分の頬を叩く。
 今から試合に集中しなければならないのだが、妄想が膨らみ過ぎてしまったので戻る事が出来ないようだ。
「まぁ‥‥、しゃあないっちゅーたら、しゃあないんやけど。やっぱ裕香ちゃんが可愛過ぎるのが悪いんや。絶対にうちは悪くない!」
 そう言ってミルティアが興奮した様子で鼻息を荒くしながらキッパリと断言するのであった。

●高村 裕香(fa4638)の控え室
「‥‥何だか妙に隣の部屋が騒がしいな」
 ミルティアの控え室から何度か奇妙な声が聞こえてきたため、高村 裕香(fa4638)が気まずい様子で汗を流す。
 何処か調子が悪いのか、頻繁に声が聞こえている。
「だ、駄目だ。気が散って練習にならない!」
 念入りに準備体操をした後、裕香がシャドーをし始めた。
 イメージする対戦相手は、もちろんミルティア。
 今度こそ完全勝利を、という意気込みで、何度も繰り返しイメージした。
(「この試合に負けたら、ミルティアの言う事を聞かねばならなくなる。そんな事になれば、何をされるか分からない。意地でも、この勝負に勝たなければ大変な事になってしまう‥‥」)。
 青ざめた表情を浮かべながら、裕香がブンブンと首を振る。
 色々な意味で嫌な予感がしているため、シャドーにも妙に力が入っているようだ。

●第3試合 『キャラクターマッチ ミルティVS高村 裕香』
「今日こそ決着つけるよ〜」
 大量のスモークと共に元気よく声をあげ、ミルティが可愛らしく挨拶をしながら、花道を歩いていく。
 彼女のコスチュームは裾の短いセーラー服。
 そのため、観客達もしまりのない表情を浮かべて、ミルティの大きく手を振っている。
「‥‥よろしくお願いします」
 続いて登場したのは、高村 裕香。
 彼女は入場口のところでいったん立ち止まって一礼した後、爽やかな笑みを浮かべて花道を歩いていく。
 ちなみに彼女のコスチュームは空手着の上着のみ。
「ひゃあああ〜。やっぱり裕香ちゃんは可愛ええわ‥‥」
 ウットリとした表情を浮かべ、ミルティがニコリと微笑んだ。
「うっ‥‥、視線が怖い‥‥」
 警戒した様子で後ろに下がり、裕香がダラダラと汗を流す。
 色々な意味で身の危険を感じているため、ミルティの事を正視する事が出来ない。
「くぅぅ、オドオドとしたところも可愛ええなぁ〜! 絶対に逃がさへんでぇ〜」
 ネズミを見つけた猫のような表情を浮かべ、ミルティが裕香をジリジリと追い詰めていく。
「きゃあああ!? 近寄らないでください!!」
 それと同時に裕香が悲鳴を上げて彼女を倒し、そのままフォールを決めようとした。
「ひゃあああ‥‥。まさか裕香ちゃんの方から来るなんて‥‥。意外と積極的なんやなぁ〜」
 満面の笑みを浮かべながら、ミルティが裕香の上に乗る。
「ちょっ、ちょっと待ってください。そういう意味じゃありませんから」
 恥ずかしそうに頬を染め、裕香が逃げるようにして張っていく。
 しかし、ミルティは裕香の足をムンズと掴み、彼女を見つけてニヤリと笑う。
「もう逃げられんよ〜。観念しいや」
 そのまま裕香の上に乗り、ミルティが笑みを浮かべてフォールを決める。
 それと同時にレフェリーがミルティの腕を掴んで掲げ、リボンのついた首輪を彼女に渡す。
「今日から裕香ちゃんはウチのペットや」
 そう言ってミルティが裕香に首輪をつけるのだった。
『勝者:ミルティ(ベビーフェイス) 決め技:フォール勝ち』