CAT’S 09南北アメリカ
種類 |
シリーズEX
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担当 |
ゆうきつかさ
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
難しい
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報酬 |
3.9万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
04/11〜04/15
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前回のリプレイを見る
●本文
<参加資格>
女性のみ参加する事が出来ます。
間違って男性が参加した場合はセコンドなどに限ってOKします。
<詳しい内容>
正統派プロレスではなく、ショープロレスです。
試合の勝敗は実力ではなく、その場のノリで決まります。
基本的にはベビーフェイス(正義)とヒール(悪)の戦いになるため、自分がどちらのチームに所属するかを選んだ上で、試合に参加してください。
試合は全部で4〜5試合(タッグマッチがある場合は別扱い)。
対戦相手を選んだ上で一試合だけ参加してください。
複数の試合に参加した場合は、こちらで適当に割り振られてしまうため、望むような試合は出来なくなります。
また健康的なお色気を前面に押し出しているため、あまりにも卑猥すぎた場合はオーナーのワイズマン・ウォルター・エルマン(通称:WWE)から試合の中止を宣言されます。
<選択可能な試合一覧>
・追い剥ぎマッチ
対戦相手の服を脱がして水着姿にする事が出来たら勝利です。
専用のコスチュームを着て試合に参加してください。
・ローションマッチ
全身にローションを塗りたくった上で試合をします。
リング上にもローションが塗られているため、とても技が掛けにくくなっています。
・キャラクターマッチ
レスラーのキャラクター性を強調した試合運びが可能となっており、架空の設定などを持ち込んで対戦相手と試合します。
・ガチンコマッチ
ストーリー重視の試合になります。
筋書きなどを決めた上で、魅せるプロレスを心掛けておきましょう。
・タッグマッチ
今回から新しく導入されたジャンルです。
所属の同じ者同士が組んで試合をします。
<テンプレート>
所属:
リングネーム:
試合形式:
対戦相手:
登場シーン:
登場時の台詞:
コスチューム:
アピールポイント:
得意技:
苦手技:
決め台詞:
<説明>
所属:ベビーフェイス側(正義)かヒール側(悪)のどちらを選んでください。
リングネーム:未記入の場合はPC名になります。
試合形式:追い剥ぎマッチ、ローションマッチ、コスチュームマッチ、ガチンコマッチのうち、どれかひとつを選んでください。
対戦相手:対戦相手の名前とPCIDを記入してください。
登場シーン:登場の仕方を教えてください。
登場時の台詞:キャラクターの口調でお願いします。
コスチューム:コスチュームの説明をお願いします。
アピールポイント:一番アピールしたいポイントは?
得意技:得意な技を教えてください。
苦手技:苦手な技を教えてください。
決め台詞:勝利した場合の決め台詞。
●リプレイ本文
●第1試合 『ローションマッチ 礼花VSダイナマイト・アスカ』
「初参戦‥‥。自分、頑張りますよぉ〜♪」
のほほんとした表情を浮かべながら、礼花(fa3043)がドテラ姿でパタパタと手を振った。
礼花は今回が初参加のため、どんな格好をしていいのか分からず、ワイズマン・ウォルター・エルマン(通称:WWE)からコスチュームに対するアドバイスを事前にもらっているらしい。
「よっこらしょっと。はぁ‥‥、やっぱり冬はコタツにミカンですねぇ‥‥」
リングに用意されていたコタツの中に潜り込み、礼花がモグモグとミカンを食べる。
「‥‥って、のんびりしている場合じゃなぁ〜いっ!」
ちゃぶ台返しの要領でコタツをひっくり返し、礼花が勢いよくドテラを脱ぎ捨てる。
それと同時に会場の明かりが一斉に落ち、リングにスポットライトが集中した。
「えーっと‥‥、本当にこんな格好でいいんですかねぇ〜」
ワイズマンのアドバイス通りアメリカンビキニを身に纏い、礼花が恥ずかしそうに頬を染める。
まわりの視線が集中しているせいもあってか、普段よりも恥ずかしさが増しているようだ。
「アミーゴ♪」
陽気な掛け声と共にサンバのリズムが流れ出し、ダイナマイト・アスカ(fa0383)がシークレット孔雀尻尾と天使の羽を付け、派手な色の日傘を持ってサンバ衣装で登場した。
「お祭りですか〜? 随分と賑やかですねぇ〜」
いまいち状況が分からないのか、礼花が不思議そうに首を傾げる。
「ワイズマンおじさまの誕生日を祝してお祝いよ♪ 今日は何処かに隠れているのか、会場にはいないようだけど‥‥」
リングに上がって飾りを外し、アスカがニコリと微笑んだ。
ワイズマンは秘書にピンハネがバレて肩身の狭い思いをしているため、今までのように我が物顔で会場にいる事が出来なくなってしまったらしい。
「なるほど〜。それじゃ、お祝いをしないといけませんねぇ〜」
のほほんとした表情を浮かべ、礼花が誕生日の準備をし始める。
「‥‥そうね。ワイズマンのおじさまが喜ぶようにサービスしなきゃ」
新人のレスラーからローションの入ったバケツを受け取り、アスカが礼花を見つめてニヤリと笑う。
「ううっ、何だか嫌な予感がしてきましたねぇ〜。ひょっとして‥‥、きゃあ!?」
いきなりローションを掛けられ、礼花が驚いた様子で悲鳴を上げた。
「どこを見ているの? もう試合は始まっているわよ?」
それと同時にゴングの音が辺りに響き、アスカが礼花に関節技を仕掛けていく。
「サービスって、まさか‥‥えっちな事ですかぁ?」
嫌な予感が脳裏を過ぎり、礼花がダラリと汗を流す。
「もちろん♪ いっぱいサービスしてね♪」
大量のローションで肌をテカテカと輝かせ、アスカが礼花の身体を締め上げていく。
礼花は必死になって技から逃れようとしたが、ローションのぬめりで身体が滑り、だんだん抜け出せなくなっている。
「あ、あの‥‥、このままだとビキニが‥‥」
恥ずかしそうに頬を染め、礼花がボソリと呟いた。
そう言えば今回の会場にワイズマンは来ていない。
‥‥となると、答えはひとつ。
「ひょっとして、これって罠ですかぁ〜」
青ざめた表情を浮かべながら、礼花がアスカの言葉を思い出す。
幸いワイズマンの秘書がいるため、何かトラブルが遭っても対応はしてくれると思うが、生きた心地がしていないのも事実である。
「それじゃ、トドメと行こうかしら♪」
それと同時にアスカがニコリと笑って礼花をロープに投げ飛ばし、戻ってきた所でフランケンシュタイナーを仕掛けてトドメをさした。
『勝者:ダイナマイト・アスカ(ヒール) 決め技:フランケンシュタイナー』
●第2試合 『ガチンコマッチ リスフィア・マーセナルVSゴルゴーン桐谷』
「闇よりいでしモンスターよ。元いた闇に返りなさい!」
ストロボの点滅効果を使って背景にゴルゴーン桐谷(fa2699)演じる怪物を映し出し、リスフィア・マーセナル(fa1879)が闇の中をスポットライトに照らされマントを羽織って登場した。
「‥‥怪物? 此処は見ての通り、最果ての楽園。怪物なんていませんわ」
暗転の中、ベールを使って顔を隠してリングに上がり、ゴルゴーン桐谷が真っ白なドレス姿でその場に座り込む。
「‥‥ここが楽園? この何もない荒野が、楽園?」
納得のいかない表情を浮かべながら、リスフィアがゆっくりと辺りを見回した。
「何か勘違いしているようですね? あなたも言葉ではなく、身体で楽園と言うものを感じてみませんか?」
不敵な笑みを浮かべてムックリと立ち上がり、ゴルゴーン桐谷がリスフィアに迫っていく。
「言葉ではなく‥‥身体で‥‥」
途端に甘い香の匂いが辺りにもわんと漂い始め、リスフィアがとろんとした表情を浮かべてフラついた。
「ハハハハハッ! ‥‥馬鹿め! お前も全身の骨を砕いて丸呑みにしてやる!」
リスフィアが油断している隙に真っ白なドレスを脱ぎ捨て、ゴルゴーン桐谷が黒いボンテージとハイレグパンツ姿になって彼女を襲う。
「やはり怪物‥‥!?」
身に纏っていたマントを放り投げてゴルゴーン桐谷の視界を奪い、リスフィアが金のエングレーブ入りの白と青のレオタード姿で彼女と対峙した。
「クッ‥‥、素直に食われてしまえばいいものをっ! わざわざ苦しむ道を選ぶとは愚かな奴めっ!」
刃物の如く鋭い爪を振りまわし、ゴルゴーン桐谷がギリギリと歯を鳴らす。
「そう簡単に倒されるつもりはありませんっ! ここに来たのだって、あなたを倒すためだから‥‥!」
短期戦を狙って先制攻撃を仕掛け、リスフィアが迷わずフォールを狙う。
しかし、ゴルゴーン桐谷はエルボーパットやニーキックを駆使し、リスフィアに攻撃する隙を与えない。
「ほらほら、どうしたのかしら? そんなんじゃ、私を倒す事なんて出来ないわよ」
リスフィアを惑わすような台詞を吐きながら、ゴルゴーン桐谷は少しずつ間合いを詰めていく。
「ま、まさか、この香が‥‥原因で‥‥」
全身の力が抜けるような感覚に襲われ、リスフィアが悔しそうに唇を噛み締める。
「ふふふふふふふっ‥‥、その事に関しては想像に任せるわ。この香が天国に導くものか、そうでないかを決めるのも、あなた次第なのだから‥‥」
含みのある笑みを浮かべながら、ゴルゴーン桐谷がリスフィアの事を挑発した。
「絶対に‥‥負けませんっ! 散っていった仲間達のためにも‥‥っ!」
仲間達の思いを右手に込め、リスフィアが鋭いチョップを放つ。
それと同時にゴルゴーン桐谷の左肩に激痛が走り、みるみるうちに香の匂いが消えていく。
「ば、馬鹿なっ! 私の術から逃れるとは‥‥!? お、おのれっ! 小癪なっ!」
怒りに満ちた表情を浮かべながら、ゴルゴーン桐谷が獣の如く勢いでリスフィアのコスチュームを切り裂いていく。
しかし、リスフィアはまったく動揺する事もなく、ゴルゴーン桐谷にコブラツイストを炸裂させた。
「ぐああああああああああああああああっ!!!!!! こ、これで勝ったと思うなよっ! そして、忘れるな。蛇が執念深い事を‥‥。必ずや復活し、末代まで祟ってやる‥‥」
断末魔の悲鳴をあげながら、ゴルゴーン桐谷が血反吐を吐いてマットに倒れる。
「‥‥あなたの魂に幸いがあらん事を」
ゴルゴーン桐谷の冥福を祈って十字を切り、リスフィアがゆっくりとリングを降りていく。
彼女が復活する、その時まで魂を休めるために‥‥。
『勝者:リスフィア・マーセナル(ベビーフェイス) 決め技:コブラツイスト』
●第3試合 『ローションマッチ ????VSボンバー雛ちゃん♪』
「みんなぁー、応援よろしくねー♪」
満面の笑みを浮かべながら全速力で花道を駆け抜け、雅・飛鳥がロープを飛び越えリングにシュタッと着地した。
「今回は謎の覆面レスラー『にゃんこマスク』として登場したッスよ♪ みんなヨロシク‥‥って、マスク忘れてるし〜っ!?」
ハッとした表情を浮かべながら、飛鳥がペタペタと顔を触る。
‥‥やはりマスクを被ってない。
試合に出る事の出来る喜びから、うっかりマスクを被り忘れてしまったようだ。
「ど、どうしようっ!? 対戦相手の人が来る前に控え室に‥‥うわぁっ!?」
突然、頭からローションをかけられたため、飛鳥が悲鳴を上げて尻餅をつく。
どうやら対戦相手のボンバー雛ちゃん♪(fa0373)が巨大なバケツを持ったまま飛鳥の背後に忍び寄り、大量のローションを彼女の頭からサバァーッとかけてしまったらしい。
「な、な、な、何をするんだよぉー!」
大粒の涙を浮かべながら、飛鳥がボンバー雛ちゃん♪に文句を言う。
「不意打ち成功♪ 相変わらずペッタンコだな♪」
虎縞ビキニ姿で大きな胸をぷるんと揺らし、ボンバー雛ちゃん♪が自慢げに胸を張る。
「ペッタンコ、言うなぁ〜。気にしているんだから本当にっ!」
恥ずかしそうに頬を染め、飛鳥が慌てた様子で胸を隠す。
「良かったら分けてやろうか? ちょっとぐらいなら構わないぞ」
飛鳥の小さな胸を見つめてニヤリと笑い、ボンバー雛ちゃん♪が自分の身体にローションを塗りたくる。
「うぐっ‥‥、胸が大きくたっていい事なんてないじゃん! 邪魔だよ、それ! 肩とか凝りそうだし‥‥。う、羨ましくなんてないんだからっ!」
だんだん羨ましくなってきたのか、飛鳥がボンバー雛ちゃん♪の胸から視線を逸らす。
本当は胸のパーツを取り替えたいほど羨ましいため、ボンバー雛ちゃん♪の胸をマトモに見る事が出来ないようだ。
「そんな事を言って本当は羨ましいんだろ? 胸が大きい方が色々な事が出来るんだぞ? ‥‥試してみるか、その身体で」
含みのある笑みを浮かべながら、ボンバー雛ちゃん♪がジリジリと迫っていく。
「く、くるなぁっ! おっぱい揉むぞ、ゴラァ!」
半ば『饅頭怖い』状態になり、飛鳥が激しく首を横に振る。
「だったら揉んでみればいいだろ。きっとヤミツキになるんじゃないか? ‥‥色々な意味で」
ローションを指でこね回し、ボンバー雛ちゃん♪が飛鳥の逃げ道を塞ぐ。
「こ、後悔するぞ、コンニャロウッ!」
頭の中で何かがぷちんと切れてしまい、飛鳥がヤケになってボンバー雛ちゃんの胸を揉む。
それと同時に虎縞ビキニの紐がぷちんと外れ、ボンバー雛ちゃんの豊かな胸が飛び出した。
「ぬっ、ぬっ、ぬわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ!!!!!!」
あまりの出来事に驚きながら、飛鳥がボンバー雛ちゃんの胸を掴んだまま悲鳴を上げる。
このまま手を離せば観客達に彼女の胸を晒してしまう事になるため、どうしていいのか分からずパニックに陥っているようだ。
「ふふふふふっ‥‥、この程度の事で驚くなんて、本当にお子様だな。喰らえ、ノーブラボイン撃ち!」
次の瞬間、ボンバー雛ちゃん♪の胸がぷるるんと揺れて飛鳥の顔面をぺちんと叩き、そのまま倒れ込んで彼女の顔を胸の谷間で挟み込んでフォールを決めた。
「胸の差で勝利って奴だな!!」
片手を使って自分の胸を隠しながら、ボンバー雛ちゃん♪が観客達に拳を上げる。
観客達はボンバー雛ちゃん♪のサービスに感激し、彼女の艶姿を心のアルバムに記録するのであった。
『勝者:ボンバー雛ちゃん♪(ヒール) 決め技:ノーブラボイン撃ち!』
●第4試合 『ガチンコマッチ EstrellaVS霧夜マイナ』
「いっっち番星ぃ〜〜っ!!」
前回までの流れを汲んで羽飾りと尻尾隠しの飾り付のツーピース水着姿で登場し、Estrella(fa2979)が半獣化した時に耳が隠れて且つ顔がちゃんと解る青白い虎のマスクを被ってコーナーポストの上に立つ。
『頑張れえええええええええええ!!!!』
観客達はEstrellaの登場を歓迎し、彼女にむかって嬉しそうに手を振った。
「ふふ、今回は負けませんわよ?」
妖しい笑い声と共に会場の照明が落ち、テーマ曲とブーイングに包まれながら、霧夜マイナ(fa0936)が空中から舞うようにして現われリングに降りていく。
彼女のコスチュームはおなじみのもので、観客達の中には彼女と同じ格好をしている女性ファンもいる。
「一度倒されただけじゃ分からないようだね。教えてあげるよ、僕の恐ろしさをっ!」
ロープやコーナーを使って自由に飛び回り、Estrellaがマイナの事を翻弄とした。
「‥‥あら? それで、わたくしに戦いを挑むとは‥‥、無謀ですわね」
含みのある笑みを浮かべながら、マイナがパチンと指を鳴らす。
それと同時にマイナの身体がふわりと浮かび、リングのまわりを縦横無尽に飛び回る。
「あなたに、わたくしを捕まえる事が出来るのかしら?」
設定上はワイヤーを使って飛んでいる事になっているが、本当は背中に生えた翼を使って飛んでいるため、観客達に気づかれないようにする必要がありそうだ。
「ううっ‥‥、卑怯だぞ、空なんか飛んでっ! 戦う気があるのなら、いますぐ下りて来なよっ!」
納得のいかない表情を浮かべ、Estrellaがマイナをビシィッと指差した。
「‥‥卑怯? 素敵な響きですわね、本当に‥‥。もっと困った顔をしてごらんなさい。それが、わたくしにとってのエネルギー‥‥」
ウットリとした表情を浮かべ、マイナがコーナーポストの上に立つ。
「絶対に許さないんだからっ!」
ロープを使って反動をつけ、Estrellaがマイナの足を掴んで引き摺り下ろす。
それと同時にEstrellaがロープを利用し、コウモリ(空中首4の字固め)を炸裂させ、そのまま水着を食い込ませてお色気をアピールした。
「クッ‥‥、許しませんわよ、絶対にっ!」
屈辱のあまり表情を強張らせ、マイナが強引にEstrellaの技から逃れる。
「今までの雪辱、晴らさせていただきますわっ!」
次の瞬間、マイナがフライングニードロップを放ち、そのままEstrellaにフォールを決めた。
「ううっ、ちょっと遊び過ぎたかな」
苦笑いを浮かべながら、Estrellaがダラリと汗を流す。
‥‥マイナの視線がちょっと怖い。
「私が本気でかかれば、こんなものですわ」
勝ち誇った様子で笑みを浮かべ、マイナがゆっくりとリングを降りていく。
たくさんブーイングに包まれて‥‥。
『勝者:霧夜マイナ(ヒール) 決め技:フライングニードロップ』
●第5試合 『追い剥ぎマッチ ????VSリン紅原』
「‥‥会議の時間まで相手をしてもらうわよ」
ネービーのリクルートスーツに身を包み、瀬戸・カトリーヌがリングに上がる。
リン紅原(fa1326)が対戦相手を指定していなかったため、彼女の相手として瀬戸が名乗り出たらしい。
「まさかこんな格好をする事になるとはな。‥‥会議の時間が迫っているんだろ? 早く勝負をつけないか?」
ブラックのリクルート姿で花道を歩き、リン紅原(fa1326)きが呆れた様子で溜息をつく。
瀬戸からの指定でリクルートスーツを着せられてしまったのだが、物凄く戦いづらいため色々と不満があるようだ。
「似合っているわよ、その格好‥‥。それに戦いやすい格好じゃ、私の方が不利でしょ?」
腰に手を当てポーズを決め、瀬戸がニコリと微笑んだ。
「‥‥ふん。いい加減に芝居は止めたらどうなんだ? 最近、トレーニングを始めたんだろ? 俺が知らないとでも思っていめのか?」
含みのある笑みを浮かべながら、リン紅原がファイティングポーズを決めた。
「ふふっ‥‥、何でもお見通しのようね。当たり前でしょ。怪我なんてしたくないし、強くなる事が出来れば色々と楽しむ事が出来るから♪ お手柔らかにお願いね」
リン紅原の身体を舐めるように見つめた後、瀬戸がいきなり攻撃を仕掛ける。
「‥‥甘いなっ! 付け焼刃の特訓で俺に勝つ事が出来るとでも思っているのか!」
瀬戸の攻撃を華麗にかわし、リン紅原が関節技を仕掛けていく。
「クッ‥‥、さすがね。やっぱり、多少のトレーニングで、どうにかなるものじゃなかったわ」
悔しそうな表情を浮かべ、瀬戸が技から逃れようとする。
しかし、リン紅原の技が完璧に決まっているため、瀬戸がどう足掻いても抜け出せるものではない。
「‥‥愚かな。これじゃ、試合にならないぞっ!」
それと同時にリン紅原がコブラツイストを仕掛け、そのまま瀬戸にトドメをさした。
「‥‥悔しかったら、鍛えなおしてくるんだな。その時は本気で相手をしてやろう」
気絶した瀬戸をクールに見つめ、リン紅原が黙ってリングを降りていく。
彼女が再びリングに上がる事を心の中で期待しつつ‥‥。
『勝者:リン紅原(ヒール) 決め技:コブラツイスト』
●ワイズマン
「HAHAHAHA! 皆サン、お元気シテましたカ? 生意気な秘書サンも担架で運ばれた事デスし、ここからはワタシの時間デェース! HAHAHAHA! ようやく堂々とリングに上がる事が出来マシタYO! あの秘書サンが色々とウルサカッタので、ワタシの給料も半分カットされましたし、彼女が倒れてスッキリしました。自業自得ってヤツですネ。さて、次回のCAT’Sですが、20日の公開を予定シテイマァース! 皆サン、必ず参加してクダサイ。それじゃ、ヨロシクお願いシマァース!」
満面の笑みを浮かべながら、ワイズマンがマイク片手に会場を睨む。
どうやら瀬戸が倒れた事で、テンションが元に戻ったらしい。