セクハラ 06南北アメリカ

種類 シリーズ
担当 ゆうきつかさ
芸能 2Lv以上
獣人 2Lv以上
難度 普通
報酬 3.6万円
参加人数 6人
サポート 0人
期間 08/10〜08/14
前回のリプレイを見る

●本文

<募集職種>
 下着姿になれるモデルか女優
 今回から男優も募集します。

<応募資格>
 やる気のある方なら、誰でも応募する事が出来ます。
 年齢制限はありません。

<ドラマの内容>
 お色気学園ドラマです。
 スポンサーから提供された下着を身に着けてもらいます。
 ドラマの内容はチラリズムを重視したアメリカのハイスクールもの。
 下着のCMも兼ねているため、毎回必ず着替えのシーンが入ります。
 あまりにも卑猥なシーンが入った場合は、ごっそりカットされるので要注意です。

<各シーンの説明>
・シーン1 準備
 学校が夏休みになるため、空いた教室を使って肝試しをする事になりました。
 生徒達は各自で道具を持ち込み、飾り付けをしています。


・シーン2 悪巧み
 ワイズマン校長が瀬戸教頭に復讐をするため、何やら悪巧みをしています。
 どんなに素晴らしい作戦を考えても失敗するため、欲望の赴くままに行動をしておきましょう。

・シーン3 肝試し
 肝試しをしている途中でワイズマン校長が邪魔をしてきます。
 とりあえずボコボコにしておきましょう。

●今回の参加者

 fa0373 ボンバー雛ちゃん♪(25歳・♀・虎)
 fa1828 鐘下べる(20歳・♀・小鳥)
 fa2443 ステラ・ディスティニー(24歳・♀・パンダ)
 fa2585 ベリル・ライアン(24歳・♀・獅子)
 fa2603 ダン・バラード(45歳・♂・狐)
 fa4003 キャロル・キャンディー(18歳・♀・犬)

●リプレイ本文

●キャスト
ステラ(生徒)役:ステラ・ディスティニー(fa2443)
エリカちゃん(生徒)役:鐘下べる(fa1828)
アンナせんせい(教師)役:鐘下べる(二役)
シャリー・ロリポップ(生徒)役:キャロル・キャンディー(fa4003)
ベリル・ホワイトレオ(新任教師)役:ベリル・ライアン(fa2585)
ジャック・ボカード(探偵)役:ダン・バラード(fa2603)
他(ぇ

●準備
「さて‥‥、まずは教室の飾り付けから始めましょうか」
 自宅から持ってきたシーツや木の板を使い、ステラが他の生徒達と一緒に教室を飾り付けていく。
 肝試しで必要な道具は領収証さえあれば、学園側で負担してくれるため、予算の事は考えずに作業が出来る。
「頑張ってみんなを驚かせるですよぉ〜☆」
 糸のついたコンニャクを振り回し、エリカちゃんがニコリと微笑んだ。
 このコンニャクは日本から輸入したもので、何故か真ん中に包丁で切れ目が入ってある。
「シャリーちゃん、こんなんじゃ驚かないよ〜だ」
 えっへんと胸を張りながら、シャリー・ロリポップが腰に手を当てた。
 まだ仕掛けを作っている途中なので、それほど怖いものは置かれていない。
「ううっ‥‥、負けてはいられないですよぉ〜」
 悔しそうな表情を浮かべながら、エリカちゃんがカボチャ頭の目つきを悪くする。
 その程度の事でシャリーが驚くとは思っていないが、このままでは負けた気がするため、思いつく限り怖くなるように加工を施していく。
「まぁ、怖がらせる事が目的ではなく、驚かせる事が目的ですからね。それほど怖くしなくても、いいんじゃないんですか?」
 苦笑いを浮かべながら、ベリル・ホワイトレオが汗を流す。
 本当はお化けが怖いため、リアル志向になると物凄く困る。
「へへーんだ、どんなに頑張っても無駄だよぉ〜」
 ベリルの背中に隠れてニヤリと笑い、シャリーがベーッと舌を出す。
「うぐっ‥‥。やっぱり、リアル思考で行きましょうか」
 シャリーの挑発に乗って彼女を睨み、ステラが拳をぶるりっと震わせる。
 あまりにもシャリーの言葉がキツかったため、本気になって怖がらせるための仕掛けを作っていく。
「あ、あ、あの、ちょっと待って‥‥」
 小動物のような表情を浮かべ、ベリルがあたふたとする。
 妙なところでステラのプライドに火をつけてしまったため、彼女が必死になって説得しても全く聞いていない。
「えーっと。あっちで着替えてきますね‥‥」
 だんだん険悪なムードになってきたため、ベリルが逃げるようにして部屋を出て行った。

●悪巧み
「HAHAHAHAHA! 何もシラズにオ馬鹿なヒト達デスねー」
 ワイングラス片手にモニターを眺め、ワイズマン校長が怪しくニヤリと笑う。
 モニターには更衣室が映っており、ベリルが服を脱いでジャージから私服に着替えている。
「‥‥アイツらを甘く見ない方がいい。今まで油断していた分、こちらの方が不利だからな」
 クールな表情を浮かべながら、ジャック・ボカードが煙草を口に咥えて溜息をつく。
 念のため倒産した映画会社からスプラッター映画で使われていた備品を手に入れ、肝試しに紛れて彼女達に復讐をしようと考えている。
「不利‥‥デスか。それならばワタシ達も本気を出せばイイだけデェース!」
 含みのある笑みを浮かべ、ワイズマン校長がワインを口に含む。
 これまで何度もボコボコにされているため、今回こそは生徒達に復讐せねば気が済まない。
「ならば部下を何人かつけてくれ。くだらない理由で作戦を失敗させたくはないだろ」
 テーブルに何枚かの写真を並べ、ジャックがワイズマン校長の顔色を窺った。
 ワイズマン校長は一瞬、険しい表情を浮かべたが、コホンと咳払いをした後、その写真をポケットの中にしまう。
「‥‥イイデショウ。この程度の事で済むのなら、安いくらいデェース。その代わり失敗したら‥‥分かってますね」
 険しい表情を浮かべながら、ワイズマン校長がワインを置く。
 ジャックには多額の報酬を払っているため、これ以上の失敗は許されない。
「‥‥分かっているさ。少なくとも俺はミスなどしない。俺は、な」
 ワイズマン校長のグラスにワインを注ぎ、ジャックがクスリと笑って部屋を出る。
 一瞬、誰かの気配がしたのだが、特に気にせず廊下を歩く。
(「ふぅ‥‥、何とか気づかれなかったようね」)。
 ステラの口を手で塞ぎ、アンナせんせいが溜息をつく。
 アンナせんせいはスラテが校長室での会話を盗み聞きしていたところを目撃し、彼女を校長達から守るため一緒になって隠れていたようだ。
「早く、この事を知らせないと大変な事に‥‥」
 そう言ってステラが先回りして教室に戻るのだった。

●肝試し
「こ、怖くなんてありませんからね」
 青ざめた表情を浮かべながら、ベリルがシャリーにしがみつく。
 しかし、ベリルの力があまりにも強かったため、シャリーが今にも落ちかけている。
「く、く、苦しいよぉ‥‥。あ、お花畑が見える。あは、あはははは‥‥」
 魂の抜けた表情を浮かべ、シャリーがケラケラと笑う。
 半分あっちの世界に行っているのか、妙に楽しそうである。
「はうっ!? 大丈夫ですか!?」
 彼女の笑い声を聞いてようやく我に返り、ベリルが慌てた様子で両手を離す。
「と、とりあえず生きているよぉ‥‥」
 ゲホゲホと咳き込みながら、シャリーがニコリと微笑んだ。
 しかし、意識が朦朧としているため、ほとんどベリルを見ていない。
「だ、駄目みたいですね」
 引きつった笑みを浮かべながら、ベリルがションボリと肩を落とす。
 次の瞬間、ベリルの首筋に何か冷たいものがペタンと当たり、ベリルが情けない声を上げて尻餅をつく。
「うらめしや〜」
 真っ白な着物を着てベリルの後ろに立ち、エリカちゃんが恨めしそうに声を出す。
「うきゃああああああああああああああああああ!?」
 心臓が飛び出るほど驚きながら、ベリルがロッカーをガンガンと蹴る。
 そのためロッカーがベコベコになり、情けない音を立てて扉が開く。
「ぐあ!」
 お化けの格好をしたままロッカーの中から顔を出し、ジャックの手下が這うようにして外に出る。
 それと同時にベリルが修羅の如く形相を浮かべ、あっという間にジャックの手下を血祭りに上げた。
(「チィッ‥‥、しくじったか」)
 物陰に隠れて様子を窺いながら、ジャックがチィッと舌打ちした。
 あまりにもベリルが恐ろしかったため、他の部下達は一目散に逃げ出した。
「ひょっ、ひょっとして、本物!? きゃああああああああ!」
 手下のメイクがあまりにもリアル過ぎたため、シャリーがパニックに陥り悲鳴を上げる。
 その拍子に彼女の眼鏡がポトリと落ち、ジャックが胸をキュンとさせた。
「か、可愛い‥‥。ぐはっ!」
 次の瞬間、ベリルのラリアートをモロに喰らい、ジャックが華麗に宙を舞う。
 それでもベリルの暴走は止まらず、奇声を上げて廊下を走っていった。
「‥‥あとはワイズマン校長だけですか」
 ホッとした表情を浮かべながら、ステラがジャックを縛り上げる。
 この様子ではワイズマン校長もベリルの餌食になりそうだ。
 そんな事を考えながら、ステラが両手を合わすのだった。