セクハラ 07南北アメリカ
種類 |
シリーズ
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担当 |
ゆうきつかさ
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
3.6万円
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参加人数 |
7人
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サポート |
0人
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期間 |
09/10〜09/14
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前回のリプレイを見る
●本文
<募集職種>
下着姿になれるモデルか女優
今回から男優も募集します。
<応募資格>
やる気のある方なら、誰でも応募する事が出来ます。
年齢制限はありません。
<ドラマの内容>
お色気学園ドラマです。
スポンサーから提供された下着を身に着けてもらいます。
ドラマの内容はチラリズムを重視したアメリカのハイスクールもの。
下着のCMも兼ねているため、毎回必ず着替えのシーンが入ります。
あまりにも卑猥なシーンが入った場合は、ごっそりカットされるので要注意です。
<各シーンの説明>
・シーン1 新学期
夏休みが終わり、学校の授業が始まります。
そんな中、学園で怪人に襲われた生徒が現れ始め‥‥。
・シーン2 怪人
どうやら学園の何処かに怪人が潜んでいるようです。
ちなみに怪人は募集中(ぉ
このシーンでは怪人の紹介がメインになっています。
・シーン3 怪人退治
怪人を退治するため、生徒達が動き出します。
基本的に怪人はヤラレ役なので、覚悟しておいてください。
●リプレイ本文
●キャスト
エリカちゃん(生徒)役:鐘下べる(fa1828)
アンナせんせい(教師)役:鐘下べる(二役)
フローラ(生徒)役:佳奈歌・ソーヴィニオン(fa2378)
フライデー(怪人)役:白鳥沢 優雅(fa0361)
●シーン1 新学期
「フローラちゃんの胸って大きくてうらやましいですよ〜」
背後からフローラの胸を揉み、エリカちゃんがニコリと微笑んだ。
新学期が始まり体育の授業を受けるため体操着に着替えていたのだが、大半の生徒が休んでいるので更衣室にはエリカちゃん達しか来ていない。
「きゃあ!? い、いきなりそんな事をしたら駄目ですよ!」
突然の出来事に驚きながら、フローラが恥ずかしそうに胸を隠す。
真っ白なレースの下着が彼女の魅力を際立たせているため、いつの間にかエリカちゃんの心を鷲掴みにしてしまったようだ。
「それじゃ、許可を貰って揉むですよぉ〜」
満面の笑みを浮かべながら、エリカちゃんがフローラの胸を揉む。
エリカちゃんには全く下心がないため、純粋な気持ちで胸に柔らかさを楽しんでいる。
「だから、そういう意味じゃありません。まさか最近、噂になっている怪人の正体って、エリカちゃんじゃないですよね?」
顔を真っ赤にしながらエリカちゃんから遠ざかり、フローラが警戒した様子で口を開く。
生徒達が休んでいる原因がフライデーだと言われているため、思わず口に出てしまったらしい。
「‥‥え? 怪人って何ですか?」
大きなハテナマークを浮かべながら、エリカちゃんが不思議そうに首を傾げる。
本当にフライデーの事を知らないのか、とても興味があるようだ。
「怪人フライデー‥‥。この辺りじゃ、有名な怪人です。てっきり都市伝説かと思っていたんですが、その怪人が学園に現れているようなんですよ。フライデーは志半ばで散っていった覗き魔達の怨念が具現化したものであるという人もいれば、金曜日をカレーの日と定めた偉い人が派遣した使者とも言われています。まぁ、どれも噂の域を出ていないのですが‥‥」
大きくコホンと咳をした後、フローラがフライデーについて語っていく。
フライデーに関する情報は大抵がデマで信用性に欠けるのだが、最近になって目撃情報が増えているためフローラも警戒しているらしい。
「それじゃ、フライデーさんって悪い人なんですか?」
いまいちフライデーの事が分からず、エリカちゃんがフローラに質問する。
フライデーに関する情報は学園新聞にも載っているのだが、胡散臭いゴシップ記事が多いためエリカちゃんは読んでいない。
「‥‥多分。というのもフライデーに襲われたって言う生徒の話は聞くんですが、被害者本人に会った事がないんです。何度か写真にも撮られているので、学園の何処かに潜んでいる事は間違いありません」
険しい表情を浮かべながら、フローラがキッパリと答えを返す。
そのため、教師達がフライデー探しに乗り出しており、毎晩のように見回りが行われているらしい。
「それなら私達だけで悪い怪人さんを退治してしまうですよぉ〜」
そう言ってエリカちゃんが拳を高々と突き上げるのであった。
●シーン2 怪人
「こ、この辺りのはず‥‥なんですが‥‥」
警戒した様子でライトを照らし、アンナせんせいがゴクリと唾を飲み込んだ。
‥‥草木も眠る丑三つ時。
日本で言うところの良くない時間。
アンナせんせいは灰燼事件の犯人を捜すため、真夜中の学園を見回りしていた。
「フ、フライデー‥‥」
何処からともなく不気味な声が聞こえてくる。
その声に驚き、アンナせんせいがライトを照らす。
「フライデー‥‥」
真っ白な歯を輝かせ、期待に応えるフライデー。
ガスマスクをしていないせいか、妙に爽やかさんである。
「で、でた!? ‥‥って、あなたは誰?」
悲鳴を上げてライトを落とし、アンナせんせいが尻餅をつく。
ライトの光を浴びてフライデーの真っ白な歯がキラリと輝いたため、あまりの眩しさに驚き懐中電灯を落としてしまったらしい。
「フライ‥‥デー‥‥」
真っ白なスーツ姿でビシィッと決め、フライデーがアンナせんせいの腕を掴む。
そのため、アンナせんせいは訳も分からず、フライデーの顔をマジマジと見つめている。
「フライ・デー‥‥さん? 転入生ってわけでもないようですね。‥‥という事は、先生ですか?」
頭をフル回転させてフライデーの正体を予想し、アンナせんせいが警戒した様子で口を開く。
フライデーが危険人物である可能性もあるため、なるべく相手を刺激する事がないように‥‥。
「フ、フライデー!!」
何処かで物音がしたため、フライデーが身体をビクンと震わせた。
何かに怯えているためか、妙に辺りを見回している。
(「‥‥随分と代わった人が転校してきたようですね。まさか、この人が噂の怪人って事はありませんよね?」)。
青ざめた表情を浮かべながら、アンナせんせいが懐中電灯を掴む。
フライデーが悪い人とは思えないのだが、怪しい人物である事には違いない。
「フライデー?」
アンナせんせいの様子がおかしかったため、フライデーが不思議そうに首を傾げる。
「い、いえ、何でもありませんよ。と、とりあえず学園を案内しますね」
引きつった笑みを浮かべながら、アンナせんせいが気まずい様子で歩き出す。
どちらにしても、これ以上刺激をしない方が良さそうだ。
●シーン3 怪人退治
「何処にもいないですよ〜」
キョロキョロと辺りを見回しながら、エリカちゃんが困った様子でフライデーを探す。
フライデーに関する目撃情報は増加傾向にあるのだが、なかなか当の本人が見つからない。
「‥‥妙ですね。先程も校内でフライデーを目撃したという報告があったのですが‥‥」
生徒達から集めた情報を元にしてフライデーの行動エリアを特定し、フローラがエリカちゃんを連れて職員室にむかう。
職員室には見慣れぬ男が立っており、アンナせんせいが何やら書類を書いている。
「フライデー‥‥」
エリカちゃんに驚き、フライデーが悲鳴を上げた。
誰かと見間違えたのか、酷く怯えているようだ。
「せ、せんせい。その人は学園を騒がせている怪人です。危険が及ぶ前に早く離れてください」
警戒した様子で空手の構えを取りながら、フローラがゆっくりと近づいていく。
フローラは空手の経験があるわけではないのだが、すぐに思いついたのがコレなので、この後の事は何も考えていない。
「ち、違うの。これは‥‥」
フライデーを守るようにして前に立ち、アンナせんせいが事情を説明しようとした。
しかし、フライデーはアンナせんせいが困っていると勘違いしたため、彼女を押し退け威嚇するようにして雄叫びを上げる。
「‥‥フライデー!」
そして、両腕をブンブンと振り回して自分の強さにアピールし、トドメとばかりにポーズを決めて爽やかスマイルを炸裂させた。
「えーっと、新手の変態ですか?」
上手い言葉が見つからず、フローラが気まずい様子で汗を流す。
最初に見た時はフライデーを怪人であると確信していたのだが、だんだん胡散臭くなってきたため、新手の変態として認識し始めたようだ。
「いまのうちに退治した方が良さそうですよー」
フライデーの爽やかオーラに圧倒され、エリカちゃんがジリジリと後ろに下がっていく。
その間もフライデーは爽やかポーズを決めており、辺りには胡散臭い雰囲気が漂っている。
「そ、そうですね。何だかとっても怖いです」
本当的にフライデーが危険人物である事を理解したのか、フローラが近くにあった黒板消しをガシィッと掴む。
「だから話を聞いて!」
このままでは埒が明かないため、アンナせんせいがふたりの間に割ってはいる。
そして大きな溜息をついた後、疲れた様子で今までの事情を説明した。
「この人は新しく赴任してきた教師です。色々と胡散臭いところがありますが、決して怪しい人ではありません。何らかの事故によって記憶を失っているせいで、妙な行動をとっているだけのようですから‥‥。せめて記憶が戻るまで学園に置いておこうという事になりましたので、温かい目で見てあげましょう」
そう言ってアンナせんせいがホッとした様子で汗を拭う。
こうしてフライデーは学園の教師として、独身寮で生活を送る事になるのであった‥‥。