運命の輪南北アメリカ
種類 |
シリーズ
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担当 |
ゆうきつかさ
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芸能 |
4Lv以上
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獣人 |
4Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
19.8万円
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参加人数 |
7人
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サポート |
0人
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期間 |
02/22〜02/26
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前回のリプレイを見る
●本文
<ドラマの内容>
タロットカードの力を封印(もしくは解放)するために世界を回るアメリカンドラマです。
基本的には何でもありの世界観になっていますが、現時点ではメイド役か執事役しか選べません。
●メイド派として参加する場合
<募集職種>
清純派のメイド役からドジッ娘メイド役まで幅広く募集しています。
<基本設定>
主人公はお坊ちゃまと、お嬢様。
彼らの家は大金持ちで隣同士の許婚。
ただし、屋敷の敷地が広いため、家の距離は離れている。
ふたりとも年頃になって、相手が気になっているようが、意地っ張りな性格とプライド、気恥ずかしさのせいで、いつもトゲトゲしい態度をとってしまい、それが原因で、いつも喧嘩になってしまう。
お坊ちゃまはタロットカードの力に危険なものを感じたため、選ばれた者達だけが使用できるように封印を施して行こうと思っています。
そのため、お嬢様と対立する事に‥‥。
<お坊ちゃまの設定>
名前:御剣・翔(みつるぎ・しょう)
容姿:東洋系の顔立ちをしており、喋らなければ美男子。
普段は眼鏡を掛けており、髪の色は銀色。神経質そうな雰囲気。
性格:現実主義でナルシスト。成績優秀で運動神経抜群。エリートタイプ。
口調:僕、君、だね、だろ?
年齢:17歳
●執事派として参加する場合
<募集職種>
正統派の執事役から邪道な執事役まで幅広く募集しています。
<基本設定>
主人公はお坊ちゃまと、お嬢様。
彼らの家は大金持ちで隣同士の許婚。
ただし、屋敷の敷地が広いため、家の距離は離れている。
ふたりとも年頃になって、相手が気になっているようが、意地っ張りな性格とプライド、気恥ずかしさのせいで、いつもトゲトゲしい態度をとってしまい、それが原因で、いつも喧嘩になってしまう。
お嬢様はタロットカードの力を素晴らしいと思い、その力を解放して行こうと思っています。
そのため、お坊ちゃまとは敵対する事に‥‥。
<お嬢様の設定>
名前:パトリシア・ローズ
容姿:西洋系の顔立ちをしており、金髪、碧眼、縦巻きロール。
見た目は育ちのいいお嬢様風。
性格:我侭で高飛車。好奇心旺盛で甘えん坊。
寂しがり屋で意地っ張り。自己中な性格で口が悪い。
口調:わたくし、あなた、ですわ、でしょう?
年齢:17歳
●決めて欲しいもの
自分の演じる執事がどんな設定なのかを教えてください。
アンドロイド型や魔物型でも構いません。
ただし、実在する歴史上の人物や有名キャラクターなどを使用しない事ようにお願いします。
著作権の関係上、色々と問題が出てくる場合があります。
執事達はタロットカードを使用する事で魔法を使う事が出来ます。
最初に配布されるカードは一枚。
キャラクターの性格によって、正位置か逆位置で使用する事が出来ます。
どちらかいいか希望を書いた上で、自分が所有するカードを教えてください。
<テンプレート>
役名:演じる役名を記入。
性格:演じる役の性格を記入。
特徴:演じる役の特徴を記入。
見せ場:自分の見せ場を記入。
所有カード:所有しているタロットを記入(表か裏のみ)。
特殊能力:カードを使用した時に発動する能力を記入。
(注意:内容によっては修正される場合があります)。
●今回のシーン説明
・シーン1 メイドパート
御剣邸の執事(セバスチャン)が運命の輪の所有者だと知り、確認をしようとするメイド達。
だが、運命の輪の事を聞こうとした瞬間、未来の世界に飛ばされてしまう。
そこは能力者達によって支配された世界。
支配者の名前はパトリシア。
女王パトリシアによって支配された世界。
彼女の屋敷があった場所には巨大な城。
既に執事達は処刑され、この世には存在していない。
真相を知るため、パトリシアの城にむかう翔達。
しかし、そこにいたのは、セバスチャンによって心を奪われたパトリシアの姿であった。
・シーン2 執事パート
翔が行方不明になった事を知る執事達。
セバスチャンの話で、翔が愚者達を操っていた事を知らされる。
多発する能力者事件。
それを食い止めるため、パトリシア達は過去へと飛び立った。
翔の子供時代。舞台は別荘。
そこにメイド達の姿は無く、セバスチャンが一緒にいる。
セバスチャンの言葉によって、パトリシアは翔の命を奪う事に‥‥。
・シーン3 運命の輪パート
未来の世界。
翔が存在している事に驚くセバスチャン。
そこで語られる真実。
セバスチャンが倒された事で、パトリシア達は元の世界へ‥‥。
[愚者:ジョニー]
能力:相手の能力をコピーする力を持っています。
性格:自分勝手で自己中心、無鉄砲な風来坊。
口調:俺、お前、だ、だぜ
[魔術師:所有者:スミス(24歳)]
能力:地水火風の能力を自由に使う事が出来る。
性格:覚醒前なので不明。所有者の性格は真面目。
口調:(所有者)私、君、だろ、だ
[女帝:キャサリン]
能力:何者かの支配下に置かれている者達を呪縛から解き放つ。
性格:何事にも無関心で冷淡。
口調:私、あなた、です、ですね
[皇帝:ワイズマン(45歳)]
能力:不明
性格:横暴で自己中。
口調:ワタシ、アナタ、デス、デスネ
[運命の輪:セバスチャン]
能力:不明
性格:温厚
口調:私、あなた、ですね
「法王、恋人、戦車、力:封印済 隠者:不明」
●リプレイ本文
●メイド・キャスト
プラナス役:霞 燐(fa0918)
エリー役:大宗院・慧莉(fa2668)
ベル役:鐘下べる(fa1828)
●メイド・パート
「‥‥まさかセバスチャンがタロットカードの所持者だったとはな。灯台下暗しとは、この事か‥‥」
険しい表情を浮かべながら、プラナスが翔達をつけてセバスチャンの部屋にむかう。
セバスチャンがタロットカードの所有者である事が判明したのは数分前。
強固なプロテクトを解除して、ようやく手に入れた情報がそれだった。
偶然、プラナスが気づかなければ、取り返しのつかない事態になっていた事は間違いない。
「はやや〜! セバスチャンさんがカードの所有者でしたか〜?」
驚いた様子で目を丸くさせながら、ベルがプラナス達の後を追う。
セバスチャンの部屋には内側から鍵が掛かっており、翔達が体当たりを食らわせてもビクともしない。
「ちょっと下がっていて! この程度の壁なら、壊す事が出来るから!」
『力』のタロットカードを解放し、エリーが入り口の扉をパンチで破壊した。
部屋の中にはセバスチャンが待っており、エリー達の姿に気づいてニコリと笑う。
「お見事です。さすがお坊ちゃまが見込んだ人達だけはありますね」
満足した様子で笑みを浮かべ、セバスチャンがパチパチと手を叩く。
エリー達が来る事を予測していたのか、彼女達に睨まれても全く動揺していない。
「何で、今まで黙っていたの?」
セバスチャンをジロリと睨みつけ、エリーが納得のいかない様子で口を開く。
しかし、セバスチャンはただ笑みを浮かべるばかりで、エリーの質問に答えようとしない。
「貴様!! 答えろ!」
セバスチャンが何も答えようとしなかったため、プラナスが一気に間合いをつけて一太刀を浴びせようとする。
次の瞬間、プラナス達の身体が眩い光に包まれ、一瞬にして荒れ果てた未来へと放り出された。
「あいたたですよ〜〜〜はや?? はわわ〜!! もう‥‥御主人様のエッチ〜!」
派手に尻餅をついて悲鳴をあげ、ベルがハッとした表情を浮かべて顔を真っ赤にする。
未来の世界に飛ばされた拍子に、翔を下敷きにしてしまったらしく、スカートの中身を見られてしまったようだ。
「どうやら異世界に飛ばされたようですね。それとも‥‥未来?」
タロットカードを使って分身を作り、プラナスが情報収集にむかわせる。
本来なら二枚のタロットカードを同時に使うつもりでいたが、何故か拒絶反応を起こしたので一枚のタロットカードだけ発動させた。
「あ、あれは‥‥!?」
唖然とした表情を浮かべ、翔がダラリと汗を流す。
‥‥目の前に巨大な城。
何処かで見た事のある紋章の描かれた旗が掲げられている。
「あの紋章はパトリシア!?」
信じられない様子で、翔が旗を見つめて口を開く。
「まぁ、考えてたってしょうがないよ。とりあえず城に行ってみよう」
そう言ってエリーが城にむかって歩き出した。
その城がパトリシアの物だと分からぬまま‥‥。
●執事・キャスト
マコト役:皇・皇(fa0043)
リャン役:羅蓮華(fa1695)
エルティーシャ役:大宗院・真莉(fa3033)
村井 琢磨役:辰巳 空(fa3090)
●執事・パート
「‥‥翔が行方不明ですって!? だからと言って、どうしてわたくしが協力しなくてはなりませんの? 納得する事が出来ませんわ!」
不機嫌な表情を浮かべながら、パトリシアがブツブツと文句を言う。
翔とメイド達が忽然と姿を消してしまったため、御剣家の執事が助けを求めてきたのだが、訳の分からない事を言っていたため、彼女には理解する事が出来ない。
「ですから、翔お坊ちゃまを助けるため、過去に飛んで欲しいのです。私にはその力があります」
満面の笑みを浮かべながら、セバスチャンがポケットの中からタロットカードを取り出した。
『運命の輪』のタロットカード。
その輪が不気味にクルクルと回っている。
「‥‥怪しいな。わざわざ俺達に助けを求めるなんて‥‥」
胡散臭そうにセバスチャンを睨みつけ、マコトがボソリと呟いた。
セバスチャンの言っている事に嘘はないようだが、何かが心の中で引っかかっている。
まるで心を操られているような嫌な気分。
「『運命の輪』ですか‥‥。今は関わらない方がいいですね」
クールな表情を浮かべながら、エルティーシャがジロリと睨む。
彼女がいた世界でもセバスチャンに似た者がいた。
もっとも姿形が違うのだが‥‥。
「いえ、あなた達に選択肢はありません」
次の瞬間、セバスチャンが『運命の輪』のタロットカードを発動させ、エルテーシャ達を過去の世界に飛ばしてしまう。
それに合わせて琢磨が『運命の輪』のタロットカードを発動させたが、セバスチャンに力を与えてしまった上で、パトリシア達とは別の時代に飛ばされた。
「‥‥余計な真似を!」
琢磨が干渉したせいで別の時代に来てしまったため、セバスチャンがチィッと舌打ちする。
セバスチャン達が飛ばされたのは、5年前の世界。
しかも琢磨によって歴史が変えられ、何処を捜しても翔がいない。
「おーほっほっほっほっ! どうやら貴方の負けのようね」
勝ち誇った様子で笑みを浮かべ、パトリシアがセバスチャンの逃げ道を塞ぐ。
琢磨が何時の時代に飛ばされたのか分からないが、どうやら上手くやってくれたらしい。
「覚悟してもらおうか!」
リャンに合図を送ってタイミングを合わせ、マコトが『法王』と『恋人』のタロットカードを発動させる。
それと同時にセバスチャンが『運命の輪』のタロットカードを発動させ、何処か別の時代に飛び立った。
「もう少しだったのに!」
拳をギュッと握り締め、リャンがセバスチャンの消えた場所を睨む。
セバスチャンが何処の時代に飛んだのか分からない。
しかし、セバスチャンを倒さねば、元の時代に戻る事が出来ないのは確かである。
●運命の輪パート
「御待ちしていましたよ、皆さん」
含みのある笑みを浮かべ、セバスチャンが翔達を出迎える。
あれからセバスチャンは様々な時代を行き来して翔を捜していたのだが、琢磨が何処かに隠していたのか最後まで見つからなかった。
その上、パトリシアの行方も分かっていなかったため、仕方なくこの時代へとやってきたようだ。
「お前がセバスチャンが‥‥」
鋭い目つきでセバスチャンを睨みつけ、翔が一気に間合いを詰めて剣を振り下ろす。
予想外の出来事に驚く、セバスチャン。
しかし、翔は攻撃の手を休めず、セバスチャンを追い詰めていく。
「琢磨めっ! 余計な事をしおったな!」
殺気に満ちた表情を浮かべ、セバスチャンが正体を現した。
漆黒の翼に、尖った耳。
その姿は神話で語られている悪魔の姿に酷使していた。
「はやや〜、セバスチャンさんの中から、怖いおじさんが出てきたですよ〜」
怯えた様子で翔の後ろに隠れ、ベルが身体をガタガタと震わせる。
「‥‥なるほどな。『運命の輪』を操る『悪魔』か」
『隠者』のタロットカードで光学迷彩を施し、プラナスが容赦なく攻撃を仕掛けていく。
しかし、正体を現したセバスチャンには効果がなく、攻撃を与えるたびに身体が大きくなってくる。
「素晴らしい。私に対する怒りが膨らんでいるようですな。さぁ、もっと私を傷つけなさい」
全身に漲る力に満足しながら、セバスチャンがニヤリと笑う。
セバスチャンの欲望を糧として、体内で成長を遂げた『悪魔』。
「ひょっとして、エリー達の怒りを御飯にしているって事?」
ハッとした表情を浮かべ、エリーが慌てた様子で後ろに下がる。
エリー達が攻撃を加えるたびに、『悪魔』が力を増大させているため、何らかの対処法を見つけねば勝ち目がない。
「‥‥残念だが、その通りだ。コイツは様々な時代に姿を現し、人間を惑わせ力を得ていたからな」
悔しそうな表情を浮かべ、琢磨が『運命の輪』のタロットカードを発動させる。
元の時代に戻るためには、これしか方法が残っていない。
「‥‥私達の力が制御されているのも、そのためなのですね。でも、絶対に負けたりしません。必ず倒す方法を見つけて‥‥戻ってきます!」
眩い光に包まれながら、エルティーシャが『悪魔』に言い放つ。
彼女達は過去の世界に飛ばされてから、各地に潜伏して情報を集めていたのだが、タロットカードの影響なのか、老化する事なくこの時代まで生きていく事が出来た。
それが何故だか分からないが、何らかの事象が関わっている事は間違いない。
「必ず戻ってくるから、覚悟して待っていろ! それとも、そっちから迎えに来るか?」
『運命の輪』がなかなか発動しないため、マコトが『悪魔』を睨んで時間を稼ぐ。
既に『運命の輪』は『悪魔』の制御下にあるので、自由に扱う事が出来ないのかも知れない。
「面白い事を言う方々ですね。いいでしょう。私によって作りかえられた世界に戻って、一体何が出来るのか、私に見せてもらいましょうか」
マコト達を見下しながら、『悪魔』が指をパチンと鳴らす。
それと同時に『運命の輪』が発動し、マコト達は元の世界に戻っていった。
「う、嘘でしょ。これって、まさか」
唖然とした表情を浮かべ、リャンがガックリと膝をつく。
‥‥荒廃した世界。
その世界でリャン達は何故か追われる身となっていた。