戦車南北アメリカ
種類 |
シリーズ
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担当 |
ゆうきつかさ
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
3Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
9.4万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
11/26〜11/30
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前回のリプレイを見る
●本文
<ドラマの内容>
タロットカードの力を封印(もしくは解放)するために世界を回るアメリカンドラマです。
基本的には何でもありの世界観になっていますが、現時点ではメイド役か執事役しか選べません。
●メイド派として参加する場合
<募集職種>
清純派のメイド役からドジッ娘メイド役まで幅広く募集しています。
<基本設定>
主人公はお坊ちゃまと、お嬢様。
彼らの家は大金持ちで隣同士の許婚。
ただし、屋敷の敷地が広いため、家の距離は離れている。
ふたりとも年頃になって、相手が気になっているようが、意地っ張りな性格とプライド、気恥ずかしさのせいで、いつもトゲトゲしい態度をとってしまい、それが原因で、いつも喧嘩になってしまう。
お坊ちゃまはタロットカードの力に危険なものを感じたため、選ばれた者達だけが使用できるように封印を施して行こうと思っています。
そのため、お嬢様と対立する事に‥‥。
<お坊ちゃまの設定>
名前:御剣・翔(みつるぎ・しょう)
容姿:東洋系の顔立ちをしており、喋らなければ美男子。
普段は眼鏡を掛けており、髪の色は銀色。神経質そうな雰囲気。
性格:現実主義でナルシスト。成績優秀で運動神経抜群。エリートタイプ。
口調:僕、君、だね、だろ?
年齢:17歳
●執事派として参加する場合
<募集職種>
正統派の執事役から邪道な執事役まで幅広く募集しています。
<基本設定>
主人公はお坊ちゃまと、お嬢様。
彼らの家は大金持ちで隣同士の許婚。
ただし、屋敷の敷地が広いため、家の距離は離れている。
ふたりとも年頃になって、相手が気になっているようが、意地っ張りな性格とプライド、気恥ずかしさのせいで、いつもトゲトゲしい態度をとってしまい、それが原因で、いつも喧嘩になってしまう。
お嬢様はタロットカードの力を素晴らしいと思い、その力を解放して行こうと思っています。
そのため、お坊ちゃまとは敵対する事に‥‥。
<お嬢様の設定>
名前:パトリシア・ローズ
容姿:西洋系の顔立ちをしており、金髪、碧眼、縦巻きロール。
見た目は育ちのいいお嬢様風。
性格:我侭で高飛車。好奇心旺盛で甘えん坊。
寂しがり屋で意地っ張り。自己中な性格で口が悪い。
口調:わたくし、あなた、ですわ、でしょう?
年齢:17歳
●決めて欲しいもの
自分の演じる執事がどんな設定なのかを教えてください。
アンドロイド型や魔物型でも構いません。
ただし、実在する歴史上の人物や有名キャラクターなどを使用しない事ようにお願いします。
著作権の関係上、色々と問題が出てくる場合があります。
執事達はタロットカードを使用する事で魔法を使う事が出来ます。
最初に配布されるカードは一枚。
キャラクターの性格によって、正位置か逆位置で使用する事が出来ます。
どちらかいいか希望を書いた上で、自分が所有するカードを教えてください。
<テンプレート>
役名:演じる役名を記入。
性格:演じる役の性格を記入。
特徴:演じる役の特徴を記入。
見せ場:自分の見せ場を記入。
所有カード:所有しているタロットを記入(表か裏のみ)。
特殊能力:カードを使用した時に発動する能力を記入。
(注意:内容によっては修正される場合があります)。
●今回のシーン説明
・シーン1 メイドパート
軍上層部によるクーデター。
そのターゲットはアメリカ大統領であるワイズマン『皇帝』。
表面上はクーデターとして処理されているが、実際は『戦車』のカードを手に入れたザークによる犯行。
ザークはタロットカードを使って戦車を操り、この世から大統領を抹殺しようとしているらしい。
そして、事件の裏には『愚者』と『魔術師』が‥‥。
翔達は大統領に呼ばれてホワイトハウスにいたのだが‥‥。
・シーン2 執事パート
クーデターによってホワイトハウス周辺がパニックに陥っている。
しかも『魔術師』が逃げ惑う人々を殺して、更なるエネルギーを得ようと考えているらしい。
そのため、パトリシア達は『魔術師』を退治にむかう。
・シーン3 戦車パート
『魔術師』の力によってパワーアップした『戦車』のタロットカード。
彼らの狙いはホワイトハウス。
ザークの単独犯行と分かり、次々と兵器が投入されていくが、『戦車』の力によって同士討ちに‥‥。
そのため、翔(パトリシア)達はザークを倒すため、行動を開始するのだが‥‥。
[愚者:ジョニー]
能力:相手の能力をコピーする力を持っています。
性格:自分勝手で自己中心、無鉄砲な風来坊。
口調:俺、お前、だ、だぜ
[魔術師:所有者:スミス(24歳)]
能力:地水火風の能力を自由に使う事が出来る。
性格:覚醒前なので不明。所有者の性格は真面目。
口調:(所有者)私、君、だろ、だ
[女帝:キャサリン]
能力:何者かの支配下に置かれている者達を呪縛から解き放つ。
性格:何事にも無関心で冷淡。
口調:私、あなた、です、ですね
[皇帝:ワイズマン(45歳)]
能力:不明
性格:横暴で自己中。
口調:ワタシ、アナタ、デス、デスネ
「法王&恋人:封印済」
●リプレイ本文
●メイド・キャスト
ブローディア役:天音(fa0204)
プラナス役:霞 燐(fa0918)
ベル役:鐘下べる(fa1828)
エリー役:大宗院・慧莉(fa2668)
●メイド・パート
「‥‥軍上層部の動きがおかしい。‥‥この規模だと個人レベル‥‥主導者は‥‥こいつか‥‥」
険しい表情を浮かべながら、プラナスがコンピュータのキーを叩く。
それはタロットカードの情報整理のため、書庫に引き篭もってコンピュータとにらめっこをしていた時の事。
そこで彼女は軍幹部であるザークがクーデターを企てている事を知った。
しかし、電話やネット回線では、相手に気づかれてしまう恐れがある。
そのため、プラナスは御剣・翔達と共にホワイトハウスにむかい、アメリカ大統領のワイズマンに会う事になった。
「HAHAHA! 軍がクーデター? そんなハズはありマセェーン! なぜならワタシに対して恨みを持っている者など誰もいないのデスから‥‥」
自信に満ちた表情を浮かべ、高笑いを上げるワイズマン。
次の瞬間、ホワイトハウスの中から爆発音が響き渡り、ワイズマンが笑顔を浮かべたまま表情を強張らせる。
「ば、馬鹿な! いくらなんでも早過ぎマァース! 警備の者は何をやっているのデスカ!」
信じられない様子であたふたとしながら、ワイズマンが秘書に命じて現在の状況を確認させた。
既にホワイトハウス周辺は無数の戦車で囲まれており、防衛システムもハッキングを受けて機能を停止しているようだ。
「‥‥『愚者』と『魔術師』の仕業か」
納得した様子で溜息を漏らし、翔がタロットカードを取り出した。
その間もホワイトハウスは戦車からの攻撃を受け、USSS(アメリカ合衆国シークレットサービス)達がワイズマンを守るために集まってくる。
「はやや〜、怖いですよ〜。翔さん、どうしたらいいですか〜?」
うっすらと涙を浮かべ、ベルが翔にしがみつく。
タロットカードの力にも限界があるため、このままホワイトハウスに残っていても、戦車の砲撃を防ぎきれる保証が無い。
「逃」
『世界』のタロットカードを正位置で発動させ、ブローディアが知覚領域を拡大させて、安全な脱出ルートを導き出した。
「ノォォォ! ワタシを見捨てないでクダサァーイ」
青ざめた表情を浮かべながら、ワイズマンが悲鳴を上げて翔を追う。
「‥‥って大統領はどんな能力を使えるの? 封印する、しないは置いといて、味方の力を知らないと辛いから‥‥」
なかなかワイズマンが力を使おうとしなかったため、エリーが不思議そうに首を傾げる。
ワイズマンは『皇帝』のタロットカードが人間になった姿なので、普通に考えれば何らかの力を使えてもおかしくない。
「えーっと、大統領の権限を使って‥‥威張り散らす事デェース」
そう言ってワイズマンがえっへんと胸を張るのであった。
●執事・キャスト
マコト役:皇・皇(fa0043)
リャン役:羅蓮華(fa1695)
執事アルベルト役:Eugene(fa2360)
村井 琢磨(むらい たくま)役:辰巳 空(fa3090)
●執事・パート
「ふははは‥‥、燃えろ燃えろ! もっと苦しめ!」
恍惚とした表情を浮かべて宙を舞い、『魔術師』が次々と炎の塊を飛ばしていく。
『魔術師』は更なる力を得るため、逃げ惑う人々を襲って恐怖に陥れている。
「妙に騒がしいと思ったら、やっぱり貴方だったのね」
不機嫌な表情を浮かべながら、パトリシアが溜息を漏らす。
これからエステの予定があるため、さっそくタロットカードを出している。
「だったら何だと言うんだい? 君達だけの力じゃ、混乱した人々を落ち着かせる事なんて出来ないだろ?」
含みのある笑みを浮かべながら、『魔術師』が今度は氷の塊を飛ばしていく。
氷の塊は車やビルに直撃し、一瞬にして辺りを凍らせた。
「馬鹿にしてもらっては困るな。俺達だってそのくらいの事は出来るさ。法は、時に人を縛るが、其れは人を守る為だ。決して、人を意のままにする為の物じゃない」
『法王』のタロットカードを逆位置で発動させ、マコトが『法の鎖』を出現させて人々の心を落ち着かせる。
『法の鎖』は相手の動きを封じ込めるだけでなく、動揺した人々の心を束縛して落ち着かせる事が出来るようだ。
「‥‥なるほどな。君達も成長しているというわけか。だが、それは私も同じ事。君達のおかげで完全に力を取り戻す事が出来たからね」
納得した様子でマコトを見つめ、『魔術師』が指をパチンと鳴らす。
それと同時に大地が揺れて竜巻が発生し、炎と氷の塊が雨のようにして降り注ぐ。
「まさかここまで力をつけていたとは‥‥」
すぐさまパトリシアに飛びつき、執事アルベルトが『魔術師』の攻撃を避ける。
しかし、『魔術師』は攻撃の手を休めず、執拗にパトリシア達を攻撃した。
「ふたりともくっつき過ぎだよ。そんな事をしたら、『恋人』が嫉妬しちゃうかも‥‥」
苦笑いを浮かべながら、リャンが『魔術師』の攻撃を避けていく。
そのため、パトリシアが恥ずかしそうに頬を染め、『そんなんじゃないわよ!』と答えを返す。
「とにかくここは退きましょう。『魔術師』相手では私達に勝ち目はありません」
『法王』のタロットカードを発動して人々を亜空間に転移させ、村井 琢磨が『運命の輪』のタロットカードを正位置で発動させて表情を強張らせる。
何度、未来を予測しても『魔術師』と戦えば、誰かが死ぬ未来しか見えていない。
「このまま街を混乱させたまま逃げるわけにはいかないわ。せめてクーデターの首謀者だけでも倒さなきゃ」
予約を入れていたエステにキャンセルの電話を入れた後、パトリシアが導かれるようにしてホワイトハウスにむかう。
そして、『魔術師』はパトリシア達を見届けた後、新たな獲物を求めて他の街へとむかうのだった‥‥。
●シーン3 戦車
「はははっ! 俺は最強の力を手に入れた! この力さえあれば世界を征服する事が出来る!」
高笑いを上げながら、ザークが戦車でホワイトハウスを攻撃する。
既にワイズマン達が脱出している事を知らないため、すっかりアメリカ大統領を抹殺したと思い込んでいるようだ。
「‥‥まだ僕達の存在には気づかれていないようだね。いまのうちに安全な場所まで避難しよう!」
ホットした様子で溜息をつきながら、翔がワイズマンを連れて裏通りから脱出しようとする。
しかし、ワイズマンは堂々とザークの前に立ち、真っ白な歯をキラリと輝かせた。
「HAHAHA! ホワイトハウスを破壊シタくらいで、世界を征服した気分に浸っているとは愚か者デスネー! どうせなら自由の女神を破壊してからにシナサァーイ!」
ザークと同じレベルでネタを振り、ワイズマンがニヤリと笑う。
それと同時に戦車の砲台が一斉にワイズマンを狙い、次々と攻撃を仕掛けてくる。
「のわわわ! 助けてクダサァーイ!」
呆れるメイド達の前を通り過ぎ、ワイズマンがスタコラと逃げていく。
「‥‥間違いありません。物資や人員の乱れをみても、この男の単独犯と見て良いでしょう」
気まずい様子でコホンと咳をした後、プラナスがザークをジロリと睨む。
『死神』のタロットカードを正位置で発動させてはみたものの、マスターカードの力を止めるほどの力が無かったため、悔しそうに唇を噛み締める。
「えーっと、これを使って大きくなれるかな? えいっ!」
すぐさま『恋人』のタロットカードを取り出し、エリーが巨大化しようとした。
しかし、『恋人』の力は発動せず、戦車の砲撃が雨のように降り注ぐ。
「わわっ! このままじゃ全滅しちゃうですよぉ〜。ワイズマンさんのお馬鹿〜!」
ワイズマンの事を恨みながら、ベルが『太陽』のタロットカードを正位置で発動させる。
次の瞬間、『太陽』の力によってバリアーが形成され、ギリギリの所で戦車の砲撃を防ぐ。
「壊」
漆黒の翼を広げて空を飛び、ブローディアが大剣を振り下ろして、次々の戦車を破壊する。
そのため、ザークは『魔術師』から授かった力を使い、戦車の火力を最大限にまで強化して撃ち込んだ。
「危ない!」
『運命の輪』の力によって瞬時に安全な場所を導き出し、琢磨が自動車を踏み台にして飛び上がり、ブローディアに抱きついて戦車の砲撃を避けた。
それと同時に先程までブローディアがいた地点が大爆発を起こし、大量の土煙と共に巨大なクレーターを残す。
「どうやらこっちの相手も強敵のようだな。まぁ、何とかしなきゃマズイけど‥‥」
『法の壁』を使って戦車の砲撃を防ぎながら、マコトが疲れた様子で溜息をつく。
ザークが『魔術師』の力によってパワーアップしているため、迂闊に攻撃を仕掛ければ返り討ちに遭ってしまう。
「これじゃ、話し掛ける事も出来ないよ」
困った様子で物陰に隠れ、エリーが気まずい様子で汗を流す。
その間もブローディアが空から急降下して戦車を破壊し、ザークの注意を引きつけている。
「お願い。ボクに力を貸して!」
祈るような表情を浮かべながら、リャンが『恋人』の力を使ってザークを魅了した。
それと同時に琢磨が『恋人』の力を使って狙いを定め、『チェックメイトですね』と呟きザークを倒す。
「これが『戦車』の力‥‥」
すぐさま『戦車』の力を封印し、執事アルベルトが身体を震わせた。
『魔術師』の力を得て強化されているせいか、封印したのと同時に激痛が走る。
「パトリシアお嬢様。これだけの被害を出しても、カードの封印を解くべきとお考えか?」
そう言ってプラナスがパトリシアをジロリと睨みつけた。
しかし、パトリシアは何も答えない。
いや、答える事が出来なかった。