1. TOP
  2. クリエイター検索
  3. クリエイターズルーム

(ホウインドウサアラ)法印堂沙亜羅

ルームバナー

傾向などご参考までに

●小説系のお仕事にて目指したいもの●
チープだけど、面白い。チープだけど、かっこいい。
この馬鹿馬鹿しさ最高! そんなB級エンタメ。

●小説系傾向いろいろ●
・時代劇 
 何げに江戸オタです。
 資料漁りは大好きですが、書く上では考証よりエンタメ性重視。
 バトルは実際の武術より、テレビ時代劇の魅せる殺陣系。
 チャンバラバンザイ!

・ファンタジー
 妖しい魔法と闇の世界に惹かれます。

・ホラー
 薄暗い所っていいですね。
 ゴシック系・和風伝奇系なんてうっとりします。

・サイバーパンク
 ダークだ! バトルだ!
 それ無茶だろうな嘘くさい理論とチープなカタカナ語で華麗にドレスアップ。

・お笑い
 聞けえええ! 関西人の魂の咆哮を!
 ……苦笑いですか、そうですか。

・学園物 
 ムリです、ごめんなさい。
 最近の学生事情がさっぱり(汗)。

・恋愛物 
 恋に悩む乙女の気持ちより、城攻めに向かう武将の気持ちのほうが断然理解できます。
 そんな奴でよろしければ、頑張ります。
 ちなみにノーマル○ BL○ 百合△。

・耽美
 妖しいモノ美しいモノ大好き。

・推理物
 トリック作れません。
 推理しない探偵モノならどうにかなるかも(どんなんだ)。

・描写
 地に足のついた表現より、映画的・視覚的な演出が好み。
 ナレーション的に心の葛藤をつらつら書くのは苦手。

●傾向全然違うの希望なんだけど?●
 当方の嗜好・傾向とは違う形のモノをご要望でも、もちろんお受けはします。
 ですが、OMCでのお仕事に関してはある程度自己表現の場でもあるという認識で活動しています(あくまで「ある程度」ですが。仕事と趣味の線引きはしてますので)。
 発注頂いたものを完全ビジネスライクに仕上げるというよりは、お客様と当方の嗜好の相乗効果を楽しむ場としてやっていきたいと考えますので、お客様にもそのあたりを楽しんで頂けましたら本望です。

←戻る

サンプル1 SFヴァンパイア物

「そう、無論、私も、なのだよ。ヴァンパイアウイルスは遺伝する。恐ろしいかね、私が?」
「恐ろしいも何も」
 あったものではない、というのが正直な感想だ。
 アルヤーヴ・R・グラグノールの名だけで、十分以上なのである。これ以上、何をどう感じろというのか。
 モルディアードが正気でいるのは、彼自身の強靭な理性と生への渇望、そして元来の好奇心の混在によるものだ。ある意味、超人的な力とさえいえた。常人であれば、そもそもこの情況で悠長に問答などしていられまい。
「ふふ……そう、例えば、さ」
 言ってアルヤーヴは、卓上のグラスを脇へついとずらし、ぐいとその身を乗り出した。ほとんど卓に全身を預けるような姿勢で、白い繊手が差し伸べられた。
「………!」
 モルディアードは、全身を硬直させた。
 首筋にひんやりと滑らかな、それでいて揺るぎない感触がある。それは細い、けれど動きをしかと封じる五重の枷の様相を呈していた。アルヤーヴの指の一本一本に、抑えられた力を感じる。
「これまでの会話は、全てが茶番で……」
 低く、やや掠れ気味の、声。
 囁く唇の朱が、より鮮やかに際立つ。
「君は、ただ……」
 真っ直ぐに見据えてくる、妖しい眼差し。
 深い藍色の瞳が、その色を変じてゆく……凶烈なまでの、紅へと。
「冗長な遊びにまでも、つきあわされた……」
 ゆったりとした、微笑み。
 口許にいつしか出現していた双つの漆黒の杭が、朱の唇に黒光のきらめきを添えた。
 これこそ、夜の一族の証。
「哀れむべき餌、にすぎないとしたら……どうだね?」
 モルディアードは返答すべく、口を開いた。
 が、返せたのは無声の吐息だけだった。
 声を出した、つもりだった。話し方を、忘れてしまったような気がした。
 精神が、言い様もなく緊張している。
 それでも頭は、理性は、彼特有の強靭さのおかげで働いてはいる。
 だが、違うのだ。駄目なのだ、それだけでは。理性を超え、魂の真核に直結するような・・そんな部分が、無数の触手に絡めとられてしまっている。
 そしてそこから、恐怖、憧憬、苦痛、悦楽……対極に位置する雑多な全てが一体となった表記不能のインパクトが、毒素と化して侵入してくるのだ。際限なき毒は魂の随所を灼き、やがてそれは真核へすら……!

自サイト掲載「SECRET ROOTS」より抜粋

←戻る

サンプル2 お笑い時代劇

 長崎奉行所同心、竹田某は大抵顔色が悪い。
 どうにも、病気がちである。
 すぐ風邪をひく。
 風邪をひいていない時でも、いつも体がだるく、眩暈や貧血はいつものこと。
 年がら年中不調なものだから、流石に本人も気持ちが悪く、
――自分は何かとんでもない病を抱えているのじゃあるまいか。
 そんなことを考えたりした。
 鬱々とした心持ちで、何度も医者に行ってみたが、これといって悪いところがみつからない。
 竹田某、酒も煙草もやっていない。
 食い物に好き嫌いもない。
 忙しい職業柄とりにくい筈の睡眠も、あまりの顔色の悪さに、同僚たちが早めに帰してくれるものだから、毎日しっかりとれている。
 色に溺れるといったことも、無論竹田とて一人の男ではあるからして、そういった情念はないこともないのだが、いかんせん肝心の体がついてこないものだから、溺れようもない。
 規則正しく、日々健康的な生活を送っている……筈である。
 なのに一体、何が悪いというのか。
 医者を、問い詰めてもみた。
「どんな重い病だと言われても、受け止める心構えは出来ている。隠し立てせずに、言ってくれぬか」
「体が弱いには違いない。ないが……、これといって悪いところはどこにもない」
 言い切られたところへ、袖にすがりついて食いさがり、
「そんなわけはあるまい。私は死の病ではないのか? ささ、さあ! 構わんから、言ってくれ。中途半端は一番辛いのだ」
 涙ながらに訴えた。
 医者は頭痛を覚えたか、こめかみを揉みながら、重い口を開いた。
「わかった。そこまで言うなら、中途半端な物言いはせん。あんたの場合」
「私の、場合……!?」
 ごくりと、息をのむ。
 緊迫の、一瞬。
 医者が、続けた。
「存在そのものが、ビョーキじゃ」
 言いも言ったりである。
 仮にも仁術を商いにする者の言っていい言葉ではないが、医師にしても言ったというより、竹田の勢いに押されて『言わされた』というほうが正しい。
 現代の医者ならば、心因性のストレスとでも言っただろうが、残念なことにこの時代、そんな便利な言葉は生まれていなかった。
「存在、そのもの……」
 突然、息苦しさを覚えた竹田某である。
 死の病を宣告される心構えは出来ていても、『存在そのものがビョーキ』説を受け入れる心構えはできていなかったらしい。
 荒い息をつきながら、
「せ、先生……!」
 さらに、ずずいと身を乗り出す。
「先生まで、あんまりでござろう。それがし奉行所でもことあるごとに、顔色の悪い竹田よ、病がちの竹田よと言われ続け、昨今では病すなわち私という勢い。まさか先生にまでそのような」
 体中の水分を出しつくす勢いで、涙を流しつつ語る竹田某である。
 そうなのだ。
 竹田某奉行所勤続十五年にして、いまだに奉行所の仲間たちに名前を覚えてもらえない。
 当然ながら、「某(なにがし)」なぞという名前であるはずもなく、実は竹田鉄太郎という立派な名前がある。
 ところで、長崎奉行所には、もう一人竹田という同心がいる。
 こちらは竹田直之介という。
 ダブル竹田で当然紛らわしいわけだが、
「どっちの竹田か」
 というとき片方は、
「直之介のほうだ」
 と言ってもらえるのに、竹田某もとい鉄太郎のほうは、
「竹田某……、なんといったか、顔色の悪いほうだ」
「竹田の……、それ、病気のほうだ」
 などとばかり言われる。
 ようやく病から離れた表現をされたと思えば、
「直之介じゃないやつだ」
 最早、その他の有象無象扱いである。
 鉄太郎という、何やら強そうな名前があまりにもそぐわないのがいけないものか。
 鉄のように強い子になれとの、親の願いのこもった名前が、ここでは完全に仇になっている。
 トドメに、自分自身ですら、二度ばかりやらかしてしまった。
 風邪ひきで熱があるにも関わらず、出所して頑張ってみたものの、頭がぼんやりしてどうにもならない。
 そんな時、書き物仕事をして、担当者名として己の名を記入しようとして、独特の細い消え入りそうな文字で、
「竹田某」
 署名して提出してしまったのだから、終わっている。
 記憶喪失じゃあるまいし、いくら熱にうかされていたとて、ありえない話だ。
 一度目は、奉行所の良心とも呼ばれる奉行側近・高宮左近が目に留めて、竹田某にこっそり訂正するよう返してくれたから良かったものの、二度目は直接奉行の目にふれてしまった。
 本来なら処罰ものだが、何の譴責も無かった。
 長崎奉行・藍上対馬守、世間では切れ者と評判の奉行だが、重箱の隅をつついてどうこうする性質ではなく、まあ見逃してくれはしたらしい。
 その代わり、奉行の切れ者ぶり、いや切れっぷりが別の場所に露出した。
 お陰で竹田某は、切腹を命じられたほうがマシだというほどの衝撃を受けることになる。
 自分の提出したその書類を、後日たまたま目にしてみれば、「竹田某」の署名の横に、明らかに奉行の手とわかる達筆で○の中に病マークが、ご丁寧に朱色で記されていた。それも家紋か何かのように、アーティスティックに凝って格好良くデザインしてあるあたり、かえってご愁傷様である。
――お……お奉行まで……、しかも手が込んでいる……!!

自サイト掲載予定「武田某病状記」の一部

←戻る

サンプル3 バトル(時代劇)

「計算違っちまったが、しゃあねぇ、兄さん、やっちまおうぜ!」
 牙十丸の思い切りは、早い。
「行こう」
 鹿之介も了解して、駆け出した。
 こうなってしまえば、少女の救出が第一である。
 鹿之介の刀が抜かれ、牙十丸の槍の穂先から覆いが飛んだ。
 黒影の化け物が、二人の前に立ち塞がる。
「兄さん、こいつは俺が!」
 牙十丸、鹿之介に行けとうながす。
 了解した鹿之介は黒影をかわして、突き進む。
 黒影の動きはさして素早いものではない。鹿之介の敏捷をもってすれば、造作もないことであった。
鹿之介の突進を見て、黒影の背後に控えていた黒覆面たちが、ばらばらと抜きつれる。
 鹿之介を出迎える、剣陣。
 その出迎えの態勢がまだ整いきらないうちに、鹿之介の刀が疾った。
 最前にいた黒覆面の青眼の構えを払い崩すや、逆袈裟に切り上げる。そこへ左から来た別の黒覆面の斬撃より身を引きかわし、踏み込みなおすや、相手の右腕めがけて一閃。
 握っていた刀を取り落として、利き腕を斬られた黒覆面が後退する。戦闘開始よりわずかに数瞬。早くも敵の二人が無力化されていた。
――兄さん、強ぇじゃねぇか
 とはその様を横目で捉えた牙十丸の内心だ。
 体つきやら、足の運びやらでできるとは思っていたが、正直ここまでとは思っていなかった牙十丸である。
 あのお人よし丸出しの性格に、惑されて読み違えたか。
――この男、敵にはしねえほうがいいな。陸じゃ、分が悪ぃぜ。
 自分の腕にかなりの自信を持つ彼をして、そう思わずにはいられない程の凄みが、鹿之介の戦いぶりにはあった。
 
自サイト掲載予定の小説(タイトル未定)より抜粋

←戻る

作成について

はじめたばかりですので、とりあえず少しだけ。
今後気付いたことがあれば、少しずつ記載していきます。

●文体
基本的に三人称です。
どうしても一人称ご希望の場合は、明記してください。
(キャラの語りになってしまう分、キャライメージにズレが生じる可能性が高いのでおすすめはできません)

●依頼系での確定ロール
行動の結果が確定されていた場合、そういった結果を出そうという意図で試みる、と解釈させて頂きます。
結果の成否はこちらで判断します。ご了承ください。
(シチュノベでしたら当然ご希望の結果通りにさせて頂きます)

←戻る

NPCについて

NPCはあくまでも「主役のPCたちの活躍に彩りを添える脇役」であると考えています。その割に妙に濃いヤツから作成してしまいましたが(汗)

東京怪談
桐生白水
http://omc.terranetz.jp/creators_room/npc_view.cgi?GMID=TK01&NPCID=NPC5086
登場シナリオ
PCゲームノベル「エキストラ募集」

聖獣界ソーン
フィール・フォール
http://omc.terranetz.jp/creators_room/npc_view.cgi?GMID=SN01&NPCID=NPC0869
登場シナリオ
PCゲームノベル『黒曜の髑髏』~夢売り道化の闇~

ソーン個室↓
http://omc.terranetz.jp/creators_room/room_view.cgi?ROOMID=3765

←戻る

預かり・納品状況等(2009/12/24現在窓明け制限中)

2009年12/24現在多忙につき窓開け制限中

預かり状況
◆製作中◆
現在ありません。

◆追加参加者待ち中◆
現在ありません。

納品状況
8/8 東京怪談ゲーノベ1件
8/19 聖獣界ソーンゲーノベ1件
9/10 聖獣界ソーンゲーノベ1件
9/19 東京怪談神聖都学園5名様×1件
9/27 東京怪談ゲーノベ1件(反映29日)
10/11 聖獣界ソーンゲーノベ1件(反映14日)
10/23 東京怪談・PCゲームノベル 2名様×1件(反映24日)
10/24 東京怪談・シチュエーションノベル 1件
10/30 東京怪談・シチュエーションノベル 1件(反映31日)
11/2 東京怪談アンティークショップ・レン 1件(反映4日)
11/15 東京怪談・シチュエーションノベル 1件
   (土日はさむためリテイクなければ反映17日)
12/10 東京怪談・ゲーノベ1件

←戻る

▲TOP▲