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第19回公式大会 第4回名人戦・本戦 in キャラホビ2004
◆幕張新都心の決戦◆
 今年で第4回を迎えた名人戦。第2回から夏のカードフェスタを舞台に行われるようになったのですが、今回はキャラホビ2004会場となり、その会場も幕張メッセへ。しかも8月の開催と例年よりも遅い時期となりました。
 その関係で、どさイベから続いた名人戦予選は延べ3ヶ月間。めまぐるしく変わったメタゲーム(傾向の先読み)も、今回の名人戦が終着点。さて、いったいどのキャラが、そして誰が勝つのでしょうか?

◆予選ラウンドのからくり◆
 今回はまず予選ラウンドとしてスイスドロー4回戦が行われ、その後上位4人によるトーナメントが行われるというシステムになっています。参加人数32名の場合、3回戦終了時に引き分けが発生していない場合全勝者が4名になり、最終戦を引き分けにすることで全員通過、となるのですが。3回戦までに上位で引き分けが発生すると、全勝者が3名になるため、一度負けた人も予選通過のチャンスがめぐってくるわけです。
 そして名人戦はプレイヤーの力が拮抗して、また長考も多くなるために引き分けが発生しやすくなるわけで、案の定1回戦からロッド・カースンVsミューティが引き分けに終わり、その後ロッドが勝ち進んだために1敗にもチャンスがめぐる展開になりました。

 さて、デッキ分布ですが、予選では格闘の比率が多かったものの本選は例年と同様魔法2:格闘1という感じでした。戦前の予想で勢力の一角になるだろうと思われていたオメガは姿を見せず、格闘の減少を見越してかミューティの姿が多く見られました。

◆セミファイナル◆
奥:中村−濱田、手前:米川−坂巻
  予選4回戦を通過したのは、4戦全勝の銀エディの中村佳介、3勝1分の風銀ミューティの坂巻学、同じく3勝1分の命エヴォガーランドの濱田有人、そして1敗ラインからタイブレークによって一番上位になった、銀レイシェルの名人・米川亮。
 名人連覇なるか、という点にも注目が集まった準決勝。組み合わせは中村−濱田、坂巻−米川となりました。
 中村エディと濱田ガーランドの対戦。とにかくサラザードにいかに早くエヴォリューションするか、という点に集約されたこの一戦。1本はエヴォが間に合って、もう1本は手札破壊からの攻撃が決まって迎えた3本目。先手でドローしたエディがメタルマンを捨てたその返しのターン…。守護の盾とサラザードの組み合わせからなんと1ターン目エヴォリューション。イーグルドラゴンに絶えざる絆、そしてレジストマジックに限界突破という完璧な布陣を1ターン目にして築き上げた上になぜか手札が6枚になっている相手に成すすべもなく、中村はここで投了。
 そして米川レイシェルと坂巻ミューティの対戦。1本目は恐ろしい勢いで阻害を連打されるも風召喚獣の性能差で押し切ったミューティでしたが、ここに試練の時が。初期手札、そしてシルバーブリーズをしても召喚獣が1匹もいないという非常事態、しかも価値あるガラクタを2枚捨てた返しに腐食粉を張られピンチ。しかしそこから4枚目のガラクタと召喚獣からタワーを確保すると、シルバーブリーズによってもたらされた追加の召喚獣が、名人の召喚獣達を、そしてレイシェル自身をも葬っていきました。

◆決勝、そして…◆
祈りを込めてシャッフル
  決勝戦、予選ラウンドから数えて6回戦目。予選ラウンドで引き分けた坂巻ミューティと濱田ガーランドが再び合間見えました。
 1戦目、先手2ターン目に守護の盾の力を借りずにエヴォ化しサラザードになった濱田ガーランド。妖精の指輪を使って手札を入れ替えると、そこからはレジストマジックによって守られたイーグルドラゴンが相手陣営を蹂躙。何もできずにミューティは沈みました。逆に2戦目は吹き飛ばしでドローを操作しつつ、今度はミューティが相手に何もさせずに押し切り、星を五分に。
 そして泣いても笑っても最後の3本目。序盤から召喚獣をずらっと並べ攻撃を仕掛けるも、吹き飛ばしを引かないために相手に並んだキーとなるアイテムを処分できない坂巻ミューティ。限界突破が除去できないため負の壁も効果をまともに発揮できず。そこで2枚サラザードが捨て札置き場にある状態で濱田ガーランドは覚醒をドロー。実は阻害を3枚抱えている状態の相手に、唯一確実にエヴォることができるカードを引き込んだ彼の強運は、しかし名人戦決勝という舞台がそうさせたのか、ここでアイテムの魔界の契約書を使わずに覚醒でスタミナを先に見てしまうというミスプレイ。そしてスタミナにはエヴォカードは無し。
 …千載一遇のチャンスを逃した彼に逆転のチャンスを訪れることも無く、やっと吹き飛ばしを引いたミューティが2本目と同じ展開で相手のドローを制約しながら攻撃。影武輪で多少粘っては見たガーランドではありましたが、結局エヴォることはできず、ミューティの風軍団が最後のスタミナを奪っていきました。

 坂巻さん、新名人おめでとうございます。

◆第4代名人・坂巻氏にインタビュー◆
『名人戦優勝おめでとうございます。名人になった感想はどうですか?』
「やはり第一に思うのが、長かった…ということですかね…。2年前に一度リーチをかけてたので。
 でも、正直今は嬉しい気持ちでいっぱいです。エタヴォを始めてからの大きな目標を達成できたわけですし」
『一昨年も去年も、あと一歩でしたものね。しかもどっちも名人に負けたんですよね』
「そうなんですよねー。いつも惜しいところでそのときの名人に負けてしまって…。
 そういう意味でも今回の名人戦で雪辱を晴らせて良かったです」
『そうですねー。
 さて、使用キャラは3年連続でミューティだったわけですが、今回このデッキを選んだ理由は?』
「やはり長年使っていたキャラへの愛着というのもありますけど。風はメタの中心である銀に召喚獣戦で優位なことと、ハンデスや飛行格闘など格闘に対してもある程度強いし、さらに銀にはどの魔法に対しても効果のある阻害と負の壁があるのでこの形にしました。汎用性も一番高そうだったので…」
『今年は予選で格闘が暴れていて、スタミナ45のキャラが厳しい環境だったと思うけど、その点の対策はどう考えていました?』
「もう防御カードを突っ込むだけ突っ込もうと(笑)後は負の壁と玄武でダメージを鈍らせるくらいですかね。
 それでも勝てそうにない紗夢(GGX)のために思い切ってサイドにヒュージドラゴンの羽毛を4枚積みました」
『ジャムは天敵もいいところですよね…。私も当たって死にましたよ。
 さて、今回の名人戦の6回戦、一番印象に残った、辛かったデュエルは?』
「一番印象に残ったのが2回戦目のレイシェル(筒井さん)との一本目。1ターン目事故った時にバジリスクの瞳を3枚並べられて…(汗)終わったかと思いました…
 あと辛かったのは準決勝のレイシェル(米川さん)との2本目。初期手札ガラクタ2枚、玄武2枚、ストームって…
 さらに先手ドローで引いてきたのがガラクタと吹き飛ばし(汗)
 相手の場には腐食粉…。
 生き物逃げた!? って感じでした」
『あの初期手札は笑えなかったね、ガラクタ3枚中2枚捨てたら返しに腐食粉。でも、事故気味でもカードを3枚引いて体制を整えられるミューティだからこそ耐え切れたって感じでしたね。
 決勝はガーランドだったけど、デュエルの感想はどうでした?』
「もう、いつエヴォるのかドキドキでしたよ。こっちとしては主に「意思、繋がる時」を阻害するしかないですし…。
 心の中で事故れー、事故れーって感じでひたすら念じてました(笑)」
『で、最後の最後にプレイヤーが事故ったと。あそこはやはり経験の差がでたなって感じを受けましたね。
 さて、最後に。名人として今後は追われる立場になりますが、今後の抱負をお願いいたします』
「勿論次は、初の名人位防衛を狙っていきます!! 攻めることより守ることのほうが難しいと思いますが、これからも研究を重ね頑張っていきたいです!!」
『今後の活躍に期待しています。今日はどうもありがとうございました』

■詳しいデッキ分布&全順位■

優勝デッキ
キャラクター:銀翼の歌い手ミューティ
メインボード
ペリグリン 4枚 精霊の扇 1枚
イーグル 4枚 クラウドジェル 4枚
チーター 4枚 吹き飛ばし 4枚
カマイタチ 4枚 ストーム 1枚
俊足のワーリンクス 4枚 破壊衝動 1枚
阻害 3枚 負の壁 4枚
パーフェクトエスケープ 1枚 受け流し 1枚
価値あるガラクタ 1枚 フレイムエレメンタルキャノン 2枚
バジリスクの瞳 4枚 魔法のドーム 1枚
サイドボード
ストーム 1枚 破壊衝動 1枚
阻害 1枚 受け流し 3枚
玄武のお守り 2枚 魔法のドーム 1枚
ヒュージドラゴンの羽毛 4枚 フレイムエレメンタルキャノン 2枚
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