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第13・14回公式大会 in カードフェスタ2002 3rd |
今年もやってきましたカードフェスタ3rd。昨年と同じく二日連続の公式大会、しかもレギュレーションも去年と同じように新エキスパンション(今年はギルティギアゼクス)発売直後の限定&クロスという非常に傾向が読みにくく、準備をする棋士達も大変だったかと思います。
今回のレポートは私、せるぷ〜がお送りいたします。
第13回公式大会 第1回ギルティギアゼクス限定構築大会
○前哨戦無き戦い
土曜日のレギュレーションは10月25日に発売されたギルティギアゼクスのみを使った限定戦。発売からたった2週間といったところで、どこまでデッキを仕上げられるか、そしてどのデッキが多いかを見極めなければならないという過酷なレギュレーション。戦前の予想としては、ポチョムキン、ミリア、ジャスティスといったところが有力視されてましたが。
会場の外はよく晴れ、小春日和といった陽気の中、開場と同時に勢いよく枠は埋まってゆき、20分ほどで定員の32名が埋まりました。
○見渡す限り格闘の世界……のはず
さすがにギルティギア限定では魔法デッキは組めないようで、2名のディズィーと、ガンマレイを絡めたジャスティスを除くと全員が格闘デッキ。それはそうと使用キャラクターのほうはきれいにばらけており、一番多かったのはジャスティスで4名、続いてミリア、ポチョムキン、ジョニー、紗夢が3名ずつといったところでした。詳しくはデッキ分布を参照してください。
ただ、こういう環境では召喚獣への対策がおざなりになりやすく、そのためウンディーネやエディが暴れまわってました。
ポチョムキンがその圧倒的な破壊力で相手を粉砕していけば、ジョニーはミストファイナー連打で止めを刺し、ミリアのウィンガーが大打撃を与え、ディズィーの操るネクロが怒りまくり……と、各キャラの必殺技が炸裂する形で対戦が進んでいきました。 |
最強の防御壁 |
規格外のダメージ…… |
○ウンディーネを砕いた鋼鉄の肉体
ベスト4に残ったのはディズィー、ソル、ヴェノム、ポチョムキン。そして、ディズィーの操るウンディーネがソルを完封し、ヴェノムがサイドボードからのポチョムキンに変身し同キャラ対戦を制し、決勝戦へと駒を進めました。
決勝戦。1戦目はまずヴェノムがロマンキャンセルからボールを6枚並べて本体を打ち落とし、そして2戦目はサイドボードから変化したポチョムキンが1ターン目にメガフィストを2発ディズィーへと叩き込み、ダメージレースで優位に立った所でそのまま押し切りました。
後藤一樹さんは今年の公式戦で名人戦を含む3勝目。おめでとうございます。 |
第13回公式大会上位入賞者 |
使用キャラ |
優勝 |
後藤一樹(JP000079) |
ヴェノム |
2位 |
山崎大輔(JP000203) |
ディズィー |
3位 |
島田卓弥(JP000642) |
ポチョムキン |
4位 |
糸井裕彦(JP000046) |
ソル |
5位 |
坂巻学(JP000550) |
ミリア |
野田純一朗(JP000213) |
紗夢 |
松田正直(JP000734) |
ジャスティス |
菅谷裕信(JP000128) |
ディズィー |
優勝デッキ⇒デッキ分布へ
デッキ名:エディ? |
キャラクター:優しき暗殺者ヴェノム |
メインボード |
背身肘撃 |
4枚 |
竜刃 |
4枚 |
スマッシュビート |
4枚 |
薙ぎ払い |
2枚 |
ハイスラッシング |
4枚 |
フリング |
4枚 |
足払い |
4枚 |
ワイルドスラッシング |
4枚 |
幻朧斬 |
4枚 |
ポチョムキンバスター |
4枚 |
万鬼滅砕 |
2枚 |
ロマンキャンセル |
4枚 |
デットアングルアタック |
4枚 |
天放石 |
4枚 |
ピンポイントガード |
4枚 |
エディ |
4枚 |
サイドボード |
ツェップ軍人 ポチョムキン |
1枚 |
首跨ぎ |
2枚 |
咆哮返し |
4枚 |
メガフィスト |
4枚 |
痛み分け |
4枚 |
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第14回公式大会 第4回クロス構築大会 |
○混沌とした戦前予想
日曜日は、今まで発売されたAsura System TCGのカードをすべて使ってデッキを構築する『クロス構築』と呼ばれるレギュレーション。今回はギルティギアの追加によって、今まで勝ち上がれなかった格闘デッキがどれくらいその勢力を伸ばすかに注目が集まりましたが……。いろいろな要素を孕みつつ、土曜日ほどのペースではないにしろ順当に定員の32名が揃ったところで、戦いの幕が切られました。
今回のサイドボード筆頭 |
○真っ向からぶつかる格闘と魔法
今回のデッキを全部チェックしたところ、格闘系デッキ16、魔法系デッキ16と半々に分かれる結果に。しかも面白いのが、2回戦は8対8、ベスト8でも4対4、ベスト4まで2対2というように魔法デッキと格闘が全くのイーブンで勝ち上がっていってました。
魔法デッキは銀系が7名、風系が5名とこの2属性を使ったデッキが多く、格闘デッキは手札破壊の無い高速格闘と呼ばれる種類から、《幻朧斬》などの速度の低い格闘カードまで入る重格闘と呼ばれる部類まで、さまざまな種類がいました。どのデッキが多いかは流動的で、非常に予想がしにくいといえるでしょう。
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○チョウチョのいない準決勝
今回、なんとあの《銀翼の歌い手ミューティ》がベスト4に入っていないのです。これはミューティが禁止カードだった第2回大会と限定環境を除くと過去に1回もなかったことなのですが……。それはそうと残ったキャラクターはというと、ドーベン、レイシェル、ザトーONE、ゼルフィード。銀が強いという戦前の予想通り、銀デッキが2つ勝ち上がっては来ているのですが、ザトーが結構異色でしょうか。
準決勝でザトーがドーベンを負の壁で押しつぶし、もう一試合ではレイシェルがシープの剣を装備したゼルフィードをリビングシールドでなんとか耐え抜き勝利を収め、決勝は前回の東イベ9に続き銀デッキ同士の対戦となりました。
決勝はザトーが召喚獣を並べてダメージを先行して与える展開……ですが、銀対銀で不用意にダメージを与えることは、《異空の扉》が出てきた時にひどいしっぺ返しを食らうことになります。案の定、レイシェルが《異空の扉》を出した時に《阻害》を打つことが出来ず、そのまま1戦目はレイシェルが取りました。2戦目は、《異空の扉》を出したレイシェルが、《身代わりの指輪》をつけて《エディ》で《シャドゥサーバント》に攻撃を仕掛け、わざとダメージ置き場にカードを移しておいてなんでもカウンターする構え。こうなってしまうと逆転の手段はなく、《ムーンドラゴン》らによる連続攻撃の前にザトーは沈むことになりました。
坂巻学さんは、4回目の決勝戦にして初優勝。おめでとうございます。 |
最強の銀使い |
第14回公式大会上位入賞者 |
使用キャラ |
優勝 |
坂巻学(JP000550) |
レイシェル |
2位 |
安田元(JP000187) |
ザトーONE |
3位 |
後藤一樹(JP000079) |
ドーベン |
4位 |
角野竜也(JP000329) |
ゼルフィード |
5位 |
金子裕和(JP000205) |
ポチョムキン |
久米由佳(JP000849) |
ヴァインド |
加賀澤光(JP000034) |
ミューティ |
松山久(JP000165) |
ミューティ |
優勝デッキ⇒デッキ分布へ
デッキ名:自由なる戦士たち |
キャラクター:沈黙の聖女レイシェル |
メインボード |
俊足のワーリンクス |
4枚 |
エディ |
3枚 |
眠気 |
3枚 |
リシーブメモリー |
3枚 |
異形の騎士 |
4枚 |
銀の獣 |
4枚 |
シフールの剣豪 |
2枚 |
魔力解放 |
2枚 |
阻害 |
2枚 |
溶鉱炉 |
3枚 |
ムーンドラゴン |
4枚 |
狂乱 |
4枚 |
異空の扉 |
3枚 |
脱ぎ捨て |
1枚 |
リビングシールド |
4枚 |
バジリスクの瞳 |
4枚 |
粉砕の矢 |
2枚 |
身代わりの指輪 |
3枚 |
サイドボード |
阻害 |
2枚 |
魔力消滅 |
2枚 |
苛立ち |
2枚 |
シャドゥサーバント |
2枚 |
脱ぎ捨て |
1枚 |
瞑想の指輪 |
2枚 |
魔法の鳥かご |
2枚 |
負の壁 |
2枚 |
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