もう一組の魔法道具 〜シルヴァン〜

■シリーズシナリオ


担当:天田洋介

対応レベル:フリーlv

難易度:難しい

成功報酬:1 G 56 C

参加人数:9人

サポート参加人数:4人

冒険期間:07月14日〜07月29日

リプレイ公開日:2009年07月23日

●オープニング

 パリ北西に位置するヴェルナー領は、ブランシュ騎士団黒分隊長ラルフ・ヴェルナーの領地である。
 その領内の森深い場所に、煙が立ち昇る村があった。
 村の名前は『タマハガネ』。
 鍛冶職人の村である。
 鍛冶といっても他と赴きが違う。ジャパン豊後の流れを汲む作刀鍛冶集団であった。
 村の中心となる人物の名はシルヴァン・ドラノエ。ドワーフである彼はジャパンでの刀鍛冶修行の後、ラルフの懇意により村を一つ与えられた。
 ジャパンでの修行後期に作られた何振りかの刀が帰国以前にノルマン王国へ輸入され、王宮内ですでに名声が高まっていたのだ。
 ジャパンから連れてきた刀吉と鍔九郎、そして新たに集められた鍛冶職人によって炎との格闘の日々が続いていた。


 シルヴァンが作刀する純ブラン製の『ヴェルナーエペ』。
 先に打たれた裏打の一振りは早々に納められた。今はノルマン側のヘルズゲートを護るブランシュ騎士団エフォール副長の手にあるはずである。
 夜、シルヴァンは囲炉裏の側に座り、一通の手紙に目を通す。その様子を弟子の刀吉と鍔九郎は黙って見つめていた。
「何とか目星はついた‥‥。一縷の望みとして頼んだのだが、まさか貸してもらえるとは。これはいくら感謝しても、し足りぬな‥‥」
 シルヴァンは安堵のため息と共に瞳を閉じる。
 貸してもらうものとは竜の籠手と月雫のハンマー。返事の送り主はノルマン王国有数の鍛冶師である。
 魔法道具を貸してくれる人物については内緒にされた。迷惑がかかるかも知れないとシルヴァンは刀吉や鍔九郎にも教えようとはしなかった。
「パリの冒険者ギルドに竜の籠手と月雫のハンマーに預けたそうだ」
「それならわたしが冒険者の募集をかける時に持ち帰りましょう」
「ここは慎重を期すべきだと考える。俺もパリへ行こう。たまには鍔九郎も一緒にどうだ?」
「それはいい。パリの雰囲気を味わうのもいいものだぞ。鍔九郎」
 言葉を交わしていたシルヴァンと刀吉が鍔九郎へと振り返る。
「シルヴァン様がそう仰るのなら」
「エルザさんに何かアクセサリーの一つでも土産に買っていってやれ。喜ぶぞ」
「からかうのはおやめ下さい」
「まあ、そういうな」
 顔を赤くした鍔九郎がシルヴァンから視線をそらす。シルヴァンと刀吉は愉快に笑った。
 現在タマハガネ村にある竜の籠手と月雫のハンマーは一組である。三割以上混入されたブランを鍛えるにはこの二つの道具が不可欠だ。
 シルヴァン以外にも純ブランや三割以上のブラン合金での作刀希望者が多く、とても困った状況に陥っていた。一組増えれば少しは余裕が出来るであろう。
 翌日、刀吉が御者をする馬車にシルヴァンと鍔九郎が乗り込む。目指すはパリ冒険者ギルドであった。

●今回の参加者

 ea7372 ナオミ・ファラーノ(33歳・♀・ウィザード・ドワーフ・ノルマン王国)
 eb2927 朧 虚焔(40歳・♂・武道家・ハーフエルフ・華仙教大国)
 eb3227 フレイ・フォーゲル(31歳・♂・ウィザード・エルフ・フランク王国)
 eb5734 ニセ・アンリィ(34歳・♂・ファイター・ドワーフ・モンゴル王国)
 eb7692 クァイ・エーフォメンス(30歳・♀・ファイター・人間・イギリス王国)
 ec2965 ヴィルジール・オベール(34歳・♂・ファイター・ドワーフ・ノルマン王国)
 ec3959 ロラン・オラージュ(26歳・♂・ファイター・人間・ノルマン王国)
 ec4355 春日 龍樹(26歳・♂・浪人・ジャイアント・ジャパン)
 ec6589 ヴァジェト・バヌー(37歳・♀・ジプシー・人間・エジプト)

●サポート参加者

エメラルド・シルフィユ(eb7983)/ レイア・アローネ(eb8106)/ セイル・ファースト(eb8642)/ クルト・ベッケンバウアー(ec0886

●リプレイ本文

●冒険者ギルド
「こちらを受け取りたい」
 夜明け前の冒険者ギルド。シルヴァンは刀吉と鍔九郎、そして冒険者達と一緒にカウンターへ出向いた。
「わかりました。あちらの部屋で少々お待ちを」
 シルヴァンから書状を受け取った受付嬢のゾフィーは、全員を奥の個室へと案内する。
(「ギルド内なら平気とは思うけど」)
 貴重な魔法道具である。ナオミ・ファラーノ(ea7372)はインフラビジョンを自らに施して警戒を怠らなかった。
 やがて警備の者達が木箱を運んでくる。中身を確かめると確かに竜の籠手と月雫のハンマーが納められていた。
「私の我侭にも関わらず、道具をもう一式用意して頂き、本当にありがとうございます」
「いや、みんなの為だから気にするでない」
 恐縮する朧虚焔(eb2927)にシルヴァンが優しい言葉をかける。
「これでワシらもはかどるズラ。たくさんの時間、打てるようになるズラよ」
「その通りですのぉ。より打ち込めそうじゃわい」
 ニセ・アンリィ(eb5734)が竜の籠手を、ヴィルジール・オベール(ec2965)が月雫のハンマーを確認しながら談笑する。
「俺が打つ大太刀についてだが――」
「なるほど。早く姿が見たいものだな」
 春日龍樹(ec4355)はシルヴァンにより詳しい目指す刀の姿を語った。かかる材料代は420G前後だろうとシルヴァンは推測する。
「シルヴァンさん、クァイエペはどのように?」
「俺達が村を出る前日には、職人が最後の仕上げを施していた。今頃は完成しているはず」
 クァイ・エーフォメンス(eb7692)は鍛冶師として行える『クァイエペ』に関する工程を終えていた。
 外に出て馬車へ乗り込もうとしていた時、ヴィルジールは声をかけられた。ヴィルジールが打ちあげた刀を託すつもりの友人セイルである。
「彼がわしが刀を託そうと決めた騎士殿ですわぃ」
「ナイトのセイル・ファーストだ。会えて光栄だ」
 ヴィルジールに紹介されて、シルヴァンはセイルと握手を交わす。
 祈りの結晶で人々の想いを刀に込められないかとセイルが質問する。残念ながら専門外でわからないとしかシルヴァンは答えられなかった。
「解読までもう少しのところまで来ているのですぞ。心躍りますぞ」
 フレイ・フォーゲル(eb3227)はシルヴァンや仲間達に挨拶をするとフライングブルームで浮かび上がる。目指すはリュミエール図書館が建つヴェルナー領ポーム町である。
「フレイさんの古文書解読の作業をお手伝いする約束をしていますので。それでは失礼致します」
 ヴァジェト・バヌー(ec6589)も自らのフライングブルームで浮かび上がり、フレイと一緒に飛び去っていった。
「それでは行きますか」
 刀吉の一声で残る全員が馬車へ乗り込んだ。朝日が建物の間から射し込むと同時に発車する。
「小耳に挟んだのですが、エルザさんへのプレゼントはすでに買われたのですか? よろしければお付き合いいたしますよ?」
 ロラン・オラージュ(ec3959)は隣りに座っていた鍔九郎に声をかけた。
「それを誰に? まあ、いろいろと見て回ったのだが、良い物が見つからず‥‥まだなのだが‥‥」
 頬をかきながら鍔九郎がロランから視線をそらす。しかしその方向にはナオミが座っていた。
「女性の喜びそうなお店、何軒か紹介しますわよ。私が卸しているお店、他にも結構いいもの扱ってますし」
 ナオミの微笑みから鍔九郎は逃れられない。シルヴァンが腕を組んで頷いているのも目撃した鍔九郎はロランとナオミにお願いする。
 少しだけパリで寄り道をしてブローチを購入した鍔九郎であった。
 遅れは道中で取り戻し、二日目の夕方には無事タマハガネ村へと一行は到着した。

●クァイ
 クァイは早々に呼ばれてシルヴァンの家屋を訪ねた。自らが作刀したクァイエペが拵えも含めて完成したと聞かされていたからである。
 すでに日は暮れていた。
「こちらが『クァイエペ』だ」
 珍しく囲炉裏に炎はなかった。ランタンの灯りの中、クァイはシルヴァンからクァイエペを受け取る。
 鞘などの拵えの出来を確かめた後、鞘から本身を抜いた。
 刀吉によって本格的に研がれた刀身。
 片刃反身の刀剣は日本刀に酷似しており、そしてシルヴァンエペを一回り小さくしたその姿にクァイは魅了された。
「明日にでも藁束で試し斬りをしたいと存じます」
「存分に確かめておくれ。それが終わったら俺や仲間達を手伝ってもらえると助かる」
「はい。承知しました」
 クァイはこれまでにかかった費用をシルヴァンに納め、真の意味でクァイエペの所有者となった。
 お礼としてゴヴニュの麦酒とプラウリメーのロウソクを置いてゆく。その夜、クァイは布団の上に寝転がってもなかなか眠れなかった。

●ロラン
「そうなのですか!」
 三日目の早朝、ロランは鍔九郎の前で大きめの声をあげた。手伝おうと考えていた砂鉄集めなどが中止になっていると聞かされたからだ。
 シルヴァンの純ブランによる作刀。そして仲間達の武器造り。
 魔力炉を維持するウィザード達だけでなく、村人のすべての労力は彼・彼女らに集約されていた。
 ロランは自分が役に立てる事を考え直す。
 商人と家事一般の才ならば人より秀でている。そこで村人に馬車を出してもらい、少し遠出をして力のつく食材を入手してくる事にした。
 出かける前にシルヴァンやヴィルジールが作刀をする火床に祈りの結晶を置いてゆくロランである。
 数日後に戻ってきたロランは村の女性達の手を借りて大量の調理に取りかかる。
 ルーアンで入手したアイスコフィンで凍らされた海産物や新鮮な野菜がふんだんに使われた料理は誰にでも好評だった。

●春日龍樹
 夏のうだる暑さの中、炎の近くで春日龍樹は鎚を振るう。
 すでにブランが混入された鋼の塊は長い刀身へと姿を変えていた。大太刀の大きさ故にその作業は困難を極める。特に細かい作業に入った今は、さらなる集中力が必要であった。
 相槌は村の職人達が交代で務めてくれた。他にも食事や、冷水、炭の用意など様々に手を貸してくれた。
(「期待に応える為にも‥‥」)
 春日龍樹は村人達に感謝すると、一心不乱に鎚を打つ。
 一気に仕上げようと思えば焼き入れまで滞在中に終わらせられた。しかし余裕を持つ事も大切だというシルヴァンの言葉に従い、春日龍樹は以前に鍔九郎から紹介してもらった拵えの職人の元を数多く訪ねる。
 職人に未完成の刀身を見てもらい、さらに自分の手も確認してもらう。
 そして十三日目の夕方。後は焼き入れの土置きする直前まで刀身が仕上げられた。
「最後まで迷ったが、刀を打っているとき、目の前にただ白い火花が舞い、それは美しかった、だから、お前の名前は白華‥‥」
 蝉の鳴き声が響く中、春日龍樹は大太刀の銘を『白華』と決めるのだった。

●ナオミ
 ナオミは試作やデザインの段階を終えて、本番の武器造りに突入していた。
 特殊な形状を目指しているので、まずは一番重要な斧刃の部分に取りかかる。
 構造としては斧刃、斧刃の先端に取りつける銀製の槍、木製の柄の部分、そして斧刃の反対側に取りつける石突と分かれる。
 金属部分の多くは一割のブラン合金を使用するが、彫金には金と銀を予定していた。銅は錆びるので用いない。銀も錆びるのだが、銅に比べれば手入れは簡単であるし、魔避けの意味を込めて使用する。この斧を譲る相手は教会への奉納を考えているようだ。
 ナオミは日中に自分の作業を行い、中間に休みを取って、夜はシルヴァンを手伝った。
「こんなのはどうかしら? 影打の拵えを参考にしたのだけど」
「ラルフ殿はもう少し、落ち着いた感じが好みだと思う」
 鞘のデザインを描いてはシルヴァンに意見をもらう。刀身が完成しないと無理だが、仕上がったのならナオミも拵えを手伝うつもりである。
 シルヴァンがナオミにもらった祈りの結界を作刀前に使ってみようとするが、発動しなかった。刀吉と鍔九郎の双方が離れて始めて発動する。祈りの結界は敵対心を持つ者が近くにいると動かない代物である。
「いつか師匠越えする事こそ、我ら弟子の目指す頂であり、本懐。決してお命をどうこうという意味ではありません」
「その通りで御座います」
 畏まった刀吉と鍔九郎の様子にシルヴァンは大いに笑った。
「俺も抜かれないように、がんばらないとな」
 シルヴァンは二人の肩を軽く叩く。
 十三日目の暮れなずむ頃、ナオミは斧刃の基本部分と柄を完成させるのだった。

●朧虚焔
「これで良い刀が打てるはず」
 火床近くの木陰。朧虚焔は連れてきたスノーマンのパクとペクにクーリングによって樽の中の水を凍らせてもらう。
 それを村人達に手伝ってもらい、大きな桶の中に入れた。桶には水が入っており、巨大な氷によってすぐに冷水となる。さらに効果の程はわからないが、清らかな聖水も注ぎ入れられた。
 朧虚焔はこの冷水を使って刀剣『北斗七星剣・虚焔』を打ちあげようとしていた。
 鋼を鍛えるというのは折りを重ねて強度を増してゆくのと同時に、硬さを調節する意味もある。
 朧虚焔は三割のブランが混入された合金を熱しては叩き、冷やす作業を始めた。
 藁灰を溶かした水、藁そのものなども活用し、真っ赤な炭と冷水でブラン合金を鍛えてゆく。
 竜の籠手と月雫のハンマーが一組増えたおかげで作業は滞らなくなる。シルヴァン、ヴィルジール、ニセとの調整で、作業時間が夜になったり昼になったりはしたものの、些細な事であった。起きている間、ブラン合金と向き合える事こそが至福に他ならない。
 目指すは炎のように波打つ刀身を持った片刃の湾刀。
 十三日目夜まで仕上がったのは、一本のブラン合金の棒である。これを頭に思い浮かべる形にまで仕上げるまで、まだかなりの時間が必要であった。

●ニセとヴィルジール
 ニセとヴィルジールは二人でほとんど同じ作刀の日々を送った。
 時間を決めて相槌役を変わり、それぞれの純ブランの武器を鍛えてゆく。
 太陽の箱の鋳造によって最初から形作られていたとはいえ、それだけでは武器とは成り得ない。
 魔力炉やヒートハンドの熱と魔力の込められた道具類によって、目には見えないヒビや歪みを取り去って初めて役に立つものとなる。
 二人がのってきた時の鍛冶の音は非常に規則正しいものだった。
「どうやらワシもニセ殿と同じようじゃ。夢に出てきた天使様が、ハニエルの護符についていっておったのぉ。デビルスレイヤー能力はあきらめて純ブランの野太刀を突き詰めた方がよいようじゃわぃ」
 火床の外でヴィルジールは桶で水を浴びると、隣りで小休憩をするニセに話しかけた。
「オラはもう少し悩んでみるズラよ。無垢鍛えをするように、ひと槌ひと槌に祈りを込めて、一心不乱に丁寧に打ち続けていけば答えが見つかると思うズラ」
 ニセも立ち上がって水を浴びる。
 そして二人は再び刀剣打ちに没頭した。
 ヴィルジールが打つ刀の銘は『陽皇』だが、これはパリを出発する時に会ったセイルに託す武器である。
 デビルのもたらす闇を払い、人に勇気と力をもたらす活力を生む太陽の如き力が宿るように、ヴィルジールは願いを込めて鎚を振るう。
 ニセは作刀の他に金糸や銀糸のように極細のブラン合金製の糸を作り上げた。そして村の職人の元を訪ねて糸と共に縒ってもらう約束をする。柄に巻くつもりだが、場合によっては縒る前の状態の物を刀に打ち込むかも知れない。
「‥‥時間ズラ」
 ニセは一眠りすると真夜中にシルヴァンの元を訪ね、ヴェルナーエペの作刀を手伝うのだった。

●フレイとヴァジェト
 ヴェルナー領ポーム町リュミエール図書館。
 フレイとヴァジェトは図書館内の一室で三冊の本に首っ引きである。
「こちらの単語の意味は――」
「なるほどですぞ」
 ヴァジェトがリードセンテンスで単語の意味を調べ、フレイはそれをヒントに文章を解読してゆく。
 どうやらラテン語の文字数を二重にして増やし、ある法則性でアナグラム変換し、独自の文法で構成したユニークな言語のようである。
(「しかし、この内容は‥‥」)
 解読が進むにつれてフレイの表情は真剣さを増してゆく。
 ようやくわかった本のタイトルは『亡者の記録』。上・中・下の三巻からなる。
 タイトルから推測出来るようにアンデッドに関する書物なのだが、作者は不詳。書かれた時代を推測する記述も今の所見当たらない。
 解読途中だが、上巻はアンデッドの種類についての考察が述べられているようだ。しかしフレイにとって目新しい情報はなかった。
 中巻はアンデッドの伝承についてが書かれてあった。物語形式であり、読み物としては面白いかも知れないが、学術的価値があるかは疑わしい。
「ここの頁に書かれてあるのは‥‥もしかすると、もしかしますぞ!」
 フレイが目を止めたのは下巻である。それは武器のアンデッドスレイヤーについての考察がなされていた。
「それでは下巻を中心に調べましょう」
 ヴァジェトはリードセンテンスの魔法を主に下巻の解読に使った。
 下巻の五分の一までを解読した所で図書館での滞在期間は終わる。まだ重要な情報まで辿り着いてはいなかった。

●そして
「鍔九郎さん、エルザさん喜んでいたわよ」
 十四日目の早朝。帰り際のナオミが鍔九郎に声をかける。
 数日前、ナオミはレミエラ工房で胸元のブローチをご機嫌な様子で眺めていたエルザを見かけていた。
「喜んでもらえたのなら‥‥」
 恐縮しきりの鍔九郎である。
 冒険者七名を乗せた馬車は十五日目の夕方にパリへと辿り着いた。
 先に戻っていたフレイとヴァジェトとギルドで合流し、追加の報酬を分け合う。そして冒険者達は解散するのだった。