怪盗──罠には罠を!

■シリーズシナリオ


担当:成瀬丈二

対応レベル:3〜7lv

難易度:やや難

成功報酬:3 G 69 C

参加人数:15人

サポート参加人数:1人

冒険期間:11月23日〜12月03日

リプレイ公開日:2004年11月29日

●オープニング

 受付け嬢は『ルノルマン氏』からの依頼を掲示板に張り出すところだった。
 内容はパリから4日ほど行った所に位置する古城の罠を掻い潜り『権天使の囁き』というアメジストで飾られたふたつ一組の装飾品を持ってきて欲しいとの事であった。
 更に詳しい内容として、城の奥にガーゴイルが2体あり、それぞれの右耳につけられている事。
 また、文書には古城は近くのドワーフの一族が罠を管理しており、魔法的なものはないが、様々な落とし穴や、石弓といったカラクリがしかけられいて、ガーゴイルの元に行くまでに最低5箇所は罠が仕掛けられている旨があった。
 罠の管理をしているドワーフの一族がその罠の位置を把握しているだろうが、自分も偽名でその管理を依頼したため、そのドワーフ一族に尋ねても、教えてくれないどころか、自分たちの沽券に関わる為、戦闘になりかねないので、その一族の名前は敢えて書かないともあった。
「きちんと管理されている罠ですか──きっと、毒矢とかも完備しているのでしょうね」
 受付け嬢の不吉な言葉にルノルマンの本当の──いや、本当ではないが──呼び名を知っている者は戦慄を隠せなかった。
 一方、その依頼文を真摯に見つめる。石化したまま遺跡から発見された少年、神聖魔法の使い手であるノエルに向かい受付嬢は。
「また、自分探しの旅? あんまり冒険者の皆さんに負担をかけては駄目よ。まあ、役に立つから来て欲しいという人たちもいるでしょうけれど」
 と釘を刺すが。
 ノエルは純真な目で訴えかける。
「すみません、でも‥‥これは僕が行かなくちゃいけない仕事なんです」
「そういう事を言うにはね、まず冒険者ギルドに加入してからね、あなたは力があるのだから。迷惑をかけても、それを上回るメリットがあると言うなら、便宜は図れるわよ」
「無用のお金を持つ事は清貧の精神に反します」
「無用じゃあないでしょう? じゃあ、どうしたいのか、皆と相談してね? 話はこれで以上」
  

●今回の参加者

 ea1643 セシリア・カータ(30歳・♀・ナイト・人間・ノルマン王国)
 ea1681 マリウス・ドゥースウィント(31歳・♂・ナイト・人間・ノルマン王国)
 ea1987 ベイン・ヴァル(38歳・♂・ファイター・人間・フランク王国)
 ea2578 リュウガ・ダグラス(29歳・♂・神聖騎士・人間・イギリス王国)
 ea3233 ブルー・フォーレス(26歳・♂・レンジャー・エルフ・ノルマン王国)
 ea3484 ジィ・ジ(71歳・♂・ウィザード・人間・フランク王国)
 ea3982 レイリー・ロンド(29歳・♂・ナイト・人間・ビザンチン帝国)
 ea4004 薊 鬼十郎(30歳・♀・浪人・人間・ジャパン)
 ea4266 我羅 斑鮫(32歳・♂・忍者・人間・ジャパン)
 ea4340 ノア・キャラット(20歳・♀・ウィザード・エルフ・フランク王国)
 ea4470 アルル・ベルティーノ(28歳・♀・ウィザード・人間・ノルマン王国)
 ea5215 ベガ・カルブアラクラブ(24歳・♂・レンジャー・人間・エジプト)
 ea5589 エリック・プラン(29歳・♀・神聖騎士・シフール・ノルマン王国)
 ea5601 城戸 烽火(30歳・♀・忍者・人間・ジャパン)
 ea6128 五十嵐 ふう(28歳・♀・浪人・人間・ジャパン)

●サポート参加者

メリル・マーナ(ea1822

●リプレイ本文

 五十嵐ふう(ea6128)がノエルに向かい──。
「別に、冒険者ギルドに入ったからって、足かせにはならねぇんだしさ、入っちまえよ?
 一緒に冒険しよーぜーっ。強いやつと一杯会えて楽しいぞ〜」
「いえ、僕は別に強い方と戦いたいわけでは‥‥」
「ふっ‥‥愛の神様の言うとおりよ、少年」
 シフールの小さな手で肩を叩いてエリック・プラン(ea5589)は囁く。
 「お前が欲しい」
 と迫って一言切り出すベガ・カルブアラクラブ(ea5215)。
「欲しいって、ひとを物の様にやり取りするのは、セーラ様の教えにも反すると思います」
「いや、欲しいのはお前の力の方、勘違いさせたね」
 ベガは別方向の欲しいと勘違いされるのではないか、と危惧していたようだが、さすがに、ノエル少年はそこまでは汚れていないようだった。1才差でまた大きな差が出たものらしい。
 アルル・ベルティーノ(ea4470)もまた、ノエルの清貧の教えが自分のそれと少し違うのではないか、という諭しついでに冒険者ギルド加入への勧めをする。
「ノエルくん、要らないお金を持つ事が教えに反するそうだけど、働いた分報酬を貰う事は恥ずべき事じゃないよ、問題は使い方なの。例えば、可哀想だからお金をあげるとかは駄目。その人に働いて貰って、そのお礼にお金を渡す方がその人も充実感とか持てるわ。つまりお金を上手く使えるようになる事で人を幸せにする事も出来るの。自分探しのついででも良いからお金の大切さもわかってね」
 ノア・キャラット(ea4340)も彼に促す。
「ギルドに加入してみたらどうでしょうか? そしたら天使関連の依頼に参加しやすくなりますし。生活するにはお金は必要ですよ。報酬はいらないと言うのであればギルドを通じて教会に寄付することもできますよ」
 微笑を浮かべながら、我羅 斑鮫(ea4266)はその言葉に頷くが、ノエルは神妙に黙っている。
「いいかな? 俺はノエルが冒険者になろうが、一般人であろうが、友だと思っている。清貧がいいのならな、この世界には魔物に襲われ親を無くした子達がいる。その子達の生活資金として必要以外は寄付してあげればいい」
 真っ向から激突するアルルの意見とノア、斑鮫の意見。
「多分、僕はアルルさんの生き方は出来ないと思います。非難するわけでは在りませんが、アルルさんの考え方は完全、向上、服従を旨とした大いなる父──タロン神の目指す所だと思うのです。パンを持っていて、目の前に飢えている人がいたら、それ
が最後のパンでも与えてしまうと思うのです」
 そこへ笑って入ってきたレイリー・ロンド(ea3982)。
「やあノエル、受付嬢に無用のお金は要らないって言ったんだってな? 彼女、頭抱えてたよ。でも自分探しの旅って言うのをしてるんだろ、ギルドに入るかどうかは別として金は無用の物じゃない、この世界はそんなに甘くはないぜ」
「冒険では人々の心の様々な面を見ることができます。
 自分を見出すには、適しているでしょう。
 報酬金が気になるようでしたら、
 余分な分は教会や孤児院などに寄付しては如何かな?」
 先ほどからギルドの暖炉の前に居たジィ・ジ(ea3484)もまたノエルの冒険者ギルド入りを促す。
 ベイン・ヴァル(ea1987)は淡々と舌を動かす。
「ノエルは、自分自身が分からない記憶喪失の俺と同じようなもんだな。
‥‥俺は戦いの中に置き去りにしたものがあるような気がして、冒険者を続けている。
 過去を取り戻すために一体何をする‥‥? よく考えてみることだ」
 ふうが付けたしの様に言葉を繋げる。
「ま、最後の最後にどうするかを決めるのは、あんた自身だろうけどねい」
「僕は‥‥自分を探す為に冒険に出ます」
 怪盗の依頼を請け負う為にとはさすがにノエルでも言えなかったが、一同の言葉に水を差すように受付嬢がぼそりと述べる。
「ギルドへの入会金は金貨10枚となっております。また、諸々の書類上の検査もありますが、これは記憶喪失という事で大半が免除されるかと」
 通常、ギルドに入会するにはこの金貨10枚も含めて、保証人に対する礼などで月収の3、4倍の金額が飛ぶのが通例である。
 ギルドは冒険者登録をしていない彼が、依頼に参加する事を快く思っていないのだろうか? ノエルの意志、ギルドの体面‥‥うまく落とし所を見付たい。
 薊 鬼十郎(ea4004)が頭を捻って、とりあえずギルドに預けてある天使アイテムを担保として、入会金とし。保証人に関する礼は、自分達全員が保証人であると、書類にサインする様に粘り強く交渉した。当然、ノエルからは礼金を取るよう事はしない。
 だが、アルルだけはあえて、将来的に貸しとする事を主張し、彼が冒険者としてやっていく上での大事な洗礼であると宣言した。
「なあに、借金を背負った段階からのスタートとなりますが、食うところ、寝るところ、住むところ、何より頼りになる皆様方もついておりますので、借金は直に返せるでしょう」
 とはジィの弁。
「ありがとうございます。みなさん」
 ノエルはみんなに深々と頭を下げた。
(過去の記憶がないながらも前向きに生きようとしているようで好感がもてますね。あの時、鬼十郎さんが止めてくれてよかったなぁと。ただ、彼が本当の意味で自由になれるのは『魔王の糧』という呪縛から解き放たれたときですね。祭壇を破壊するか、彼自身の死か。リスクは高いですが守る価値のあるものかな)
 遅れて入ってきたブルー・フォーレス(ea3233)もまたノエルの冒険者入りを祝福するのであった。
 一度弓を引いた鬼十郎との間にはまだ張り詰めた空気は残っているものの、それでもブルーは素直に笑えた。
(ノエルの僧衣はカール大王戴冠当時‥‥約200年も前の物?
 それが本当なら‥‥彼の記憶が戻っても、彼の親友や家族はもう居ないのでは?
 ノエルが不憫でならない。でも、顔には出さないでおく。
 同情されるのは彼も好まないだろうし、それに新たな親友を作る事だって出来る。こうして冒険者ギルドに入ったのだし。
 彼がこれからの事を前向きに考えてくれる様になってくれれば良いが‥‥)
「君の力を頼りにしているよ。おそらく手こずるだろうからね」
 と、出立の朝、マリウス・ドゥースウィント(ea1681)も今回の冒険に向けての意気込みを新たにする。
「そこで、皆さんの食事の世話から始めたいと思います。僕の分を作っても魔力は3割程度しか使わないので、セーラ神のご加護は十分に冒険中に発揮できると思います」

 ドワーフ一族の点検者を待って古城近くにいる一同に、ベインは改めて尋ねた。
「ドワーフの定期点検ってどれくらいだと思う?」
「それより、なんで怪盗は自分で取りに行かないのだ? 俺たちに取りに行かせて何か意味があるのか?」
「怪盗に対しては、捕まえられなくなったのが残念ですね。なんか目標を見失ったような」
 とブルーが述べるのに対し、 リュウガ・ダグラス(ea2578)は疑問を投じる。
「まさか、ノエル君を引っ張りだす為なのか? あまり悩んでも仕方がないが、受けた限り、この依頼を遂行することに専念しよう」
「ふう、ノエルさんの清貧の誓い、罠職人の沽券、頑固な方が多いですね‥‥私も人の事は言えませんが」
 鬼十郎が微笑みながら一同をリラックスさせる。そして、古城には誰もやって来なかった。
「突入だな」
 誰言うとも無く1日を無駄にした事で、焦燥感があるのは確かであった。
「出番?」
「お願いいたします」
 トラップ関係に一番詳しい、メリルに対してジィは先を譲る。
「ベガさん、ファイヤーバードのスクロールを貸してください」
 アルルがベガに促す。
「まあ、貸すといっても使い捨てだから、あげるのも一緒だけどね」
「‥‥‥‥この借りはいずれ精神的に」
「肉体的に返すのもアレだけどね」
 と、ボーイソプラノで上品な悪魔じみた笑みを浮かべる。
 ふうと、ベガはエリックからグッドラックの祝福を受け、嗅覚を活かした方面で罠の感知に力を貸す。
 ふうも同じく──。
「ま、やるだけやってみるか‥‥」
 と、鼻を利かす。
 だが、ドワーフの残り香などというものは無かった。
 ジィは後ろから、ランタン片手にロングクラブ(6フィートの棒)で、罠を探っていく。
 エルフ達の感覚だとこういったところを攻略するのは10フィートの棒だった様な気がするとの事であった。
「おや、やはり亀の甲より年の功という奴ですな」
 城の構造を考慮したうえで、廊下は中央にあるべき謁見の間に直接、繋がっていない。
 つまりは最終地点が謁見の間になるだろうとの予測をメリルは立て、其処から逸れて行く道はフェイントか、罠の為の通過地点であると看破。
「やな匂いがするな、なんだろこれ?」
 とふうが言うと。
「多分、麻痺毒じゃないかな。ほら石弓の先に塗ってある奴」
 ベガが返す。
 そこでベインがトラップ解除失敗時の楯になろうと『匂い』のする地点へ行こうとすると、メリルが止めに入る。
 その石弓の発射地点の床が別のトラップの作動ポイントである。しかも、この辺一帯の床が抜けるという大規模なトラップというのだ。
 3人の歩みが止まる。
「言われてみると淀んだ水の匂いが下からしてくるね」
「ここに空ろな音がありますぞ」
 とジィが促す。
 どうやら、この回廊を迂回するための抜け道の様だ。
「だが、空ける為の鍵が必要な様ですな」
 城戸 烽火(ea5601)は慌てず騒がず、鍵師としての腕前を十分に振るおうとするが、またメリルが『待った』をかける。
 そこもトラップ、天井が落ちてくる類の。
「これで5個目ですか?」
 ブルーが畑違いながらも健闘し、一番最初のトラップ。槍衾付きの深さ30メートルの落とし穴である。死体はまだ放置されていた。
 そんな罠を看破したブルーも白旗を揚げた。
 烽火はメリルに尋ねる。天井や床が落ちる範囲は?
 30メートル位だろうというメリルの言葉に彼女は頷くと──一同のロープを合わせて結び、意を決する。
「闇霞流、微塵隠れの術行きます」
「あの、明かりと、セーラ神のご加護を」
 と、白く淡い光に包まれたノエルがホーリーライトの術とグッドラックの術を唱え、光源を渡す。
「そんな事も出来たの? でも、ありがとう」
 片手でロープを持ち、もう片手で印を結ぶ。彼女の全身が淡い煙に包まれると、小爆発が起こり、100メートル先に彼女の姿がホーリーライトで照らし出された。
 双方でロープが固く結ばれると、ベインが楯で石弓の矢を受け止める。途端に激しい音がしてメリルの予想通りの範囲の床が崩れ落ち、ベインは苦労する事になる。
 後は一同は苦心惨憺して、30メートルのロープを渡り切った。もちろん、エリックは別だったが。
 そしてメリルの計算に寄ると、城の中央部に位置する広間のものと思しき、堂々たる両開きの扉があった。
 調べた結論、扉は鉄板を挟んだ、頑丈な作りで生半可な事では壊れない。鍵は先ほどのものとは比べられない程、精巧に作ってあり、トラップと繋がっている。中から音はしない。
「じゃあ、地道に壊すか? あ、その前に魔法タイムね」
 戦局を有利にする数多の魔法がかけられていく。
「おっしゃぁ! リベンジじゃぁ、ガーゴイル、ブッ壊す!!」
 ふうが、意気を上げている間に、烽火が鍵開けに精を出す。
 トラップの解除は出来なかった。一同は扉を開ける。
 途端に耳を劈く金属音。鐘の音が鳴り響いた。
 そして、照らし出された30メートル四方の部屋にはびっしりとガーゴイル像が聳えていた。もちろん全て右耳には紫色の何かをつけている。
「音がガーゴイルの動き出す合図だったんでしょうね」
 とはボーラを取り出して希望者に渡しながらのブルーの弁。
「ガーゴイルの大きさからすると翼に絡み付けるのは、ボーラだと無理っぽいな。野兎と違ってダメージ狙いで行くか。運がよければ、相手に絡みつくでしょうし」
「全部本物じゃないよな」
 ベガが怪訝そうに呟く。
「だったら、戦い甲斐があるじゃないか」
 ふうは勇み立つ。。
「とにかく、手筈通り2班に分かれて片っ端からイヤリングを毟っていくのは如何でしょうか? 近よれば本物も動くのではないかと」
 と、ジィの進言に従って班分けされた一同はとりあえず、ガーゴイルの右耳を毟っていくが、銅貨1枚にもならないような石を紫色に染めたものばかりであった。
「‥‥急がないと術が切れる」
 と、焦った斑鮫の後ろでガーゴイルの1体が動き出した。
 後ろからの奇襲に、今まで施した術の全てを費やしても尚、足りない、鍵爪の一撃に背中が深々と抉られる。
 そのまま中空に舞い上がろうとするガーゴイル。
「私の出番ですね」
 セシリア・カータ(ea1643)がそこへ炎を帯びた抜き身のロングソードで切りかかる。「オーラと炎を込めた一撃、いかがですか」
 中空に逃げた敵に勝ち誇った様に宣言するところへマリウスが弓矢を射放つ、避けきれずにガーゴイルはダメージを受け続けるが、相手の負傷が蓄積する程ではないようだ。
「人間を舐めるなよっ! ガーゴイル!」
 その間にベガがアルルから予め渡されていたアイスチャクラムを弓片手に投擲すると、鋭い切れ味のそれはガーゴイルの動きを確実に鈍らせる。
「‥‥迫り来る敵、ガーゴイルの軍団。銀の力がベガを変えてゆく」
 と言って、次にシルバーアローを番えようとするところへ、アイスチャクラムが戻ってきて、シルバーアローを破壊する。
「え!?」
「おらおら、ぶち壊すぞ」
 とアピールするふうの背後で、烽火は術を唱え終わる。
 が、その呪文詠唱の隙を狙ってガーゴイルが飛びかかる。
 だが、彼女にはそんな事はどうでも良かった。微塵隠れの術の爆発に巻き込ませ、同時に自分はガーゴイルの後ろに瞬間移動して、権天使の囁きを奪い取る。
 他の戦線で、炎の鳥と化したアルルが別のガーゴイルに飛び掛るが、ようやく1発あてたものの、掠り傷すら入らない。
 10秒で呪文が切れ、地面に落ちている内に、ブルーがボーラを投げる。絡みつきこそしないものの、確実にダメージを与えていく。
 リュウガはそれを見て──。
「再現の神、大いなる父の力を以って聖なる結界をここへ! ホーリーフィールド!」
 と防御を固めて打って出る。
「オーラの力と炎を纏いし、この刀! その身体で味わってみるがいい!」
 とホーリーフィールドを破壊しようとして近寄ってきたガーゴイルを突撃からの超大降りによって撃破する。
 紫水晶の耳飾り、権天使の囁きはこの様にして、冒険者の物となった。
 そして、これが次の冒険への顛末である。

●ピンナップ

レイリー・ロンド(ea3982


PCパーティピンナップ
Illusted by 山月 総