|
どさまわりイベント〜名人戦(予選)〜 イベントレポート 文章:草薙 編集:K井 |
『エターナルヴォイスTCG公式大会レポート
〜名人戦(予選)「大阪会場」編〜』
●3日目…極まる疲労とそれを上回る気力
会場準備をしながら我々スタッフは疲労の極致にあった。
東京、名古屋の広大な会場に体力は削られ、足は棒のようになっていた。
だがしかし、会場の熱気を前にして、我々の体に力がみなぎる。
開場の45分以上前に集まり始めたプレイヤー達。東京から全会場制覇を達成した者もいるだろう
そう。東京や名古屋で決勝進出を決められなかった者達が意を決して集まっていたのだ。
‥‥と思ったら。東京大会&名古屋大会の上位陣も意気揚々と現れる。
既に顔なじみとなった彼等は、楽しそうにデッキをシャッフルし始めた。
●正午。戦いは続く EV−TCGデザイナーであり大会責任者、十六夜幻耶の一声でバトルが始まった。
時刻は正午。人数は名古屋会場の半分強だが、今日のバトルにはキャラ別決勝進出を目指すという最後の手段もあって、熱気は名古屋以上の物となった。
棋士達のキャラクターは、ルール改定により威力が弱まったとはいえ、定番の『氷の将軍ゼルフィード』『銀翼の歌い手ミューティ』が現れ、風系魔法使いの『不死鳥フレイ』『安らぎの魔導師アーリア』が猛威を振るう。
前日までに勝利数が少なかった、『大海の歌姫ラキア』『竜族の巫女リリス』『赤き髪の鞭使いサーラ』『万能の武闘家ササリィ』らも顔を見せていた。
最初は静かにデュエルを行っていた棋士達だが、12戦を早々と終え、11勝1敗で休憩に入った棋士が現れたとき、会場の雰囲気が大きく変わった。
彼を1敗で追いかける棋士達が、彼をもう一度戦場へ引き出そうと、熱いバトルを繰り広げる。
その一方、キャラクター別の最多勝利を目指す棋士達は、より多くの戦いを求め、何度も何度も挑戦を繰り返していた。
沸き上がる歓声、勝利の雄叫び、時計を気にしながらじりじりと順番を待つ挑戦者。
その全てが緊張感という糸で結ばれ、棋士達はお互いを高め合っていく。
このデュエル――決闘――は、きっと忘れられない瞬間になるに違いない。
●戦いが終わって‥‥
メインジャッジの時計が、このバトルが残りわずかであることを指していた。
ある者は既に勝率にて上位を掴み、ある者は現段階でのキャラクター別最多勝利を手にし、札幌大会への牽制のため更なる勝負を行っている。
だが、時間は非情だ。
そして、ジャッジは公正でなければならない。
「はい、時間です」
その言葉と同時に、嘆息が漏れ、場の緊張が弛んでいく。
そして…結果発表。
なんと、名古屋大会優勝者がここ大阪でも1位を取ってしまったため、繰り下がりにて順位が決まることとなったのだ。
結果として彼には1位辞退と言うことになったが、その栄誉を祝してEV−TCGエヴォリューションのコモン版の色校正用紙が進呈された。
『山内健一(JP000234)さん、トップ通過おめでとうございます』
●閉幕
そして、幕は閉じられた。
わずかな時間を使い、AsuraSystemTCGデザイナーvs東京大会準優勝者が行われたり、エヴォリューションの解説が行われていたりしたが、我々スタッフは明日の札幌イベントに合流すべく移動を開始しなければならなかった。
棋士達は戦いの疲れを癒すべく帰路に就いた。
別れ際に、決勝戦でまた逢おうと、固い約束を交わして。
●これが第3回公式大会〜名人戦(予選)〜大阪会場をトップ通過したデッキだ!
氷の将軍ゼルフィード デッキ |
ジャブ |
4枚 |
巨人の剣 |
3枚 |
ライトビート |
4枚 |
魔法の鳥かご |
3枚 |
パンチ |
4枚 |
翼を持つ者の扇 |
2枚 |
ミドルビート |
4枚 |
魔除けのリング |
2枚 |
スラッシング |
4枚 |
粉砕の矢 |
3枚 |
ソニックブーム |
4枚 |
バジリスクの瞳 |
4枚 |
キック |
4枚 |
フリング |
4枚 |
ヘビィビート |
4枚 |
魔破斬 |
3枚 |
チャージ |
4枚 |
|
|
サイドボード |
妖精の指輪 |
3枚 |
レイブレード |
4枚 |
影武輪 |
3枚 |
魔法の鳥かご |
1枚 |
エクストラスラッシング |
4枚 |
|
|
●第3回公式大会〜名人戦(予選)〜大阪会場の結果
優勝 |
加賀澤光(JP000034) |
92.3% |
ミューティ |
2位 |
山内健一(JP000234) |
91.7% |
ゼルフィード |
3位 |
菅野英之(JP000190) |
86.7% |
アーリア |
4位 |
小野浩之(JP000189) |
83.3% |
フレイ |
5位 |
菅谷裕信(JP000128) |
71.4% |
フレイ |
※敬称は省略させていただいております。 |
≪東京会場≫ ≪名古屋会場≫
≪札幌会場≫
|
|
|
|