AFO NEWS!
ここでは、ジ・アースやアトランティスで行われているイベント事やお知らせをNPCたちが紹介しています。
毎回2人のNPCが皆様のお相手をするのですが・・・・・まれにゲストが乱入する事も?!

現在第4回掲載中!
テーマは「緊迫の京都! 平織虎長の上洛!」
(05月08日公開)
平織 虎長(元京都守護代・平織氏当主)

 中央に進出した祖父の代から神皇家の近臣として仕える。
 敵を滅ぼし尾張一国を手中に収めたのち、急速に力を伸ばして要職に就くようになると、神皇から託された精霊魔法を操る武家集団である志士を束ね、京都守護職として力を振るっていた。
 一昨年の神聖暦1001年に暗殺者の凶刃に倒れたとされていたが、再び表舞台に現れ、今回3000の兵を連れて京都上洛を果たす。
比叡山延暦寺(都の鬼門を守護する天台宗の総本山)

 京都の北東に位置する、巨大な寺山。1000を数える僧兵と多くの僧侶を擁する一大勢力であり、人々の信仰の拠り所として尊崇も集めている。
 だがここ最近はジーザス教の排斥に力を注いでおり、それに伴う騒動が絶えない。

表舞台に再び登場した平織虎長は、3000の兵を率いて上洛を果たした。
上洛した彼の目的は、比叡山延暦寺への弾劾。
虎長自らが比叡山の僧侶を呼び寄せると、直接、詰問が行われたという‥‥。


拙僧は比叡山延暦寺よりまかり越しました。
平織様にはご機嫌麗しく‥‥。
挨拶はよい! これからわしの申すこと、比叡山に戻り、しかと天台座主に伝えよ。
神皇陛下の御名において、叡山の僧侶達に勧告する。
その堕落した行動を慎み、叡山をあるべき姿に戻すべし!
‥‥なんと!
神皇陛下の名を持ち出し、武家が仏門の行いに口を出すとは、不遜であろう。
何をもって、我が延暦寺をかように批難いたすか?
ならば、その罪状を並べたてよう。
一昨々年の黄泉人の乱の折、黄泉の民の襲撃という都の危機でも、叡山は静観を決め込んでおった。
先の五条の乱もまた然り! 西国の勢力に都をいいようにされていたではないか。
黄泉人の復活に動かずは、他の魑魅魍魎の類の都への侵入を防ぐ為。
我らまで黄泉人の相手をすれば、都はさらに混乱していたであろう。
また、先の五条の乱ももともとは武家同士の争いなれば、我ら仏門が関わるべきにあらず。

武家の対立に関わらないのであれば、東国の武田に上洛を促したのは何故か!
京都守護職たる平織殿が姿を消され、一部では死んだとの噂も流れる中、
後を継がれた守護代・五条の宮は反乱を起こし、京都の治安は千々に乱れるばかり。
故に、民人が塗炭の苦しみを味わうを憂いて、止むを得ず武田殿に救援を求めたまでのこと。
ならば、わしが戻ってきたからには、もはや叡山が自ら手を煩わせる必要はなくなったということ。
おとなしく山に退いて、世俗に対して中立を貫くのが筋というものだ。
残念ながら、さにあらず。
未だ京都には‥‥否、日の本には、仏門たる我らが手を必要とする宗門の問題を抱えておる。
それよ!
お主らがジーザス教を敵視し、武力を持って排斥にあたるは、京都の治安を揺るがすものだ。
即刻、取りやめを命ずる!
異国の教え、ジーザス教は日の本によろしからず。
御仏の加護から民の目を逸らさせ、国の基盤を揺るがしかねぬというのが、座主のお考え。
これらは宗門の問題なれば、武家の口出しは無用に存じたく。

ならば、武力を用いず、宗門らしく宗論にて決着をつけるが正道であろう。
武を持って為すが、うぬらが宗門のあり方か?

これは危急の為、止む無きなればこそ。
‥‥危急の止む無き事情とは如何なるものか?
先年和睦を結んだ鬼たち、鉄の御所の酒呑童子と手を結んで国政を牛耳ろうという野望か?
鬼門を守護する王城鎮護を名乗りながら、鬼どもと秘密裏に講和するなど、その行い、許し難し!
お戯れを。
鉄の御所との講和は、今いたずらに争っても利は無しとの判断によるもの。
かような誹謗中傷は、甚だ不本意である。

ならば、鉄の御所との不埒な企みが無きことを証明する為、我が軍勢の駐屯を受け入れよ!
なんと乱暴な!
王城鎮護の聖地に、土足で踏み込もうと申されますか!?
やましきことが無くば、受け入れることができるはずであろう。
話は終わりだ。帰って天台座主にわしの言ったことを伝えるがよい!


以上が、平織虎長によって行われた、比叡山延暦寺に対しての要求と詰問である。

この要求が認められるか否かに関わらず、平織氏が比叡山勢力を押さえ込むことに成功すれば、
天下は平織による統一に向けて大きく前進すると人々は噂し合っている――。



――――FIN