世界の守護たる道
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■クエストシナリオ担当：久条巧 対応レベル：‐ 難易度：‐ 成功報酬：- 参加人数：22人 サポート参加人数：-人 冒険期間：2007年10月01日 〜2007年10月31日 エリア：インドゥーラ国 リプレイ公開日：10月22日03:25 |
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●リプレイ本文
真実とは──アジーナ大寺院
静かに木簡を眺めるマカヴァーン大僧正。
それには、一枚一枚にパラディン候補生の名前が綴ってある。
「アカスティア殿から預かった符ですか」
そう問い掛けるのは、八部衆のリオン。
「うむ。先日までの結果から、この者たちがパラディンとなるそうだ」
そう告げると、マカヴァーン大僧正は札を手に取り、横に並べる。
「一つ‥‥二つ‥‥」
並べられた符は全部で１４。
「この全てがパラディンに？」
「いや。可能性が秘められている。試しの試練を行なった者たちは、早ければ今月にもパラディンとなろう。だが‥‥」
そう告げて、マカヴァーン大僧正は残った符を手に取り、一つ一つ並べていく。
「彼の者は、オーラの修練が足りず‥‥あと一息」
男性を示す符が置かれる。
「彼の者は、心か力、いずれかの成長を待つ。あと一息‥‥」
今度は女性を示す符が置かれた。
「彼の者は、力もしくは心が足りず。加えて、彼の者は『戒律違反』を行なっていた。それはまあ、これからの生き方にもよるが‥‥もう少し‥‥」
再び女性を示す符が置かれる。
「そして最後に‥‥このものは絶対的に全てが不足している。このままでは、今回はパラディンとなることはないであろう‥‥」
最後も女性を示す符である。
「相変わらず大僧正殿は御優しい事で‥‥それで、私は、この『残った符』の者たちに、最後のアドバイスを行なえば宜しいのですね？」
そう告げるリオンに、静かに頭を振るマカヴァーン大僧正。
「本来ならば、この私が向かってもよかった。が、今、結界を安定させるという意味でも、私は動けぬ。頼むぞ‥‥」
そう告げられて、リオンは窓から差し込む光の中に消えていった‥‥。
●結界崩壊までの序曲
──モヘンジョ・ダロ遺跡内部
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
激しい鳴動が響き渡り、遺跡のあちこちの地盤が沈下する。
内部の建物は崩れ、古き者たちの廃墟の集っていたエリアは地面が抜け、真っ直ぐに闇の世界に落ちていく。
「なんということだ‥‥」
その光景を見ていたパラディンは、落ちていく建物や大地を、じっと見ている事しか出来なかった。
そして、その状況はすぐさま大寺院にも伝えられた。
「‥‥なんということだ‥‥予定よりも早いぞ」
僧正達がそうつぶやき、次々とパラディンに出撃要請が下される。
「私にできる事‥‥」
コルネリア・ブルームハルト（ec0260）もまた、武器を手に取る。
大勢のパラディンがこの地を離れる。
ならば、コルネリアは、この大寺院に残り、ここを守る。
正門前で、武器を手に待機するコルネリア。
もう、異変は起こっている‥‥。
●命の試練
──ラホール
びしっ‥‥
綺麗に型を決める鷹見仁（ea0204）。
一つ一つの型をしっかりと習い、それらを自分の中で組み立てていく。
──ブゥン
まだ構えが大きく、速度か思うようについて行っていない。
自分の動きと型を組み合わせただけでは駄目と、鷹見は察した。
「今までの経験と得たもの‥‥知識‥‥」
ゆっくりと構え、そこに『円』の動きを組み込む。
「物体が落下する力‥‥それと型を組み込む‥‥」
──ヒュウンッ
その一撃は、確かに『風』を切断した。
「今の動き‥‥これを、意識なく‥‥」
瞳を閉じ、ゆっくりと構えを取る。
そして再びうちこみを始める鷹見。
その姿を、ル・フーはじっと眺めていた。
「剛剣ではなく速剣。人の速度を越えた速度、それを生み出すのもまた剛剣なり‥‥」
そう呟くと、ル・フーは今度は片腕で必死に武具を振るうバーク・ダンロック（ea7871）の元にやってくる。
「どうですか？」
「ああ、なんとかな‥‥タイミングと勢いさえなんとかなりゃあ‥‥」
そう呟きつつ、バークは片腕で１５０ｋｇの武器を握っている。
その日まで。
バークはただひたすら腕の勁力を鍛えていた。
訓練の次いでに行った復興支援。
その中でも、バークはただひたすら片腕での訓練を続けていた。
そして重心をョ安定させる為の下半身の強化。
摺り足と呼ばれる歩法も取り入れ、さらに細かい呼吸の訓練まで。
そして今日、その真価が問われている。
「では、参る！！」
グッと全身に力を入れる。
そのまま半身は安定させ、ゆっくりと力をうでに集中。
──グググググクグッ
武具の先端がゆっくりと持ち上がる。
だが。
──ダァァァァァァァン
力尽き、そのまま大地に突き刺さる巨大武具。
「まだまだ余計な力が掛かっているようじゃなあ。そのまま続けなさい。力の抜き所というものも、勉強してみるとよいじゃろう‥‥」
そう告げると、そのまま近くの河原に向かって歩いていくル・フー。
──近くの川では
河の中で、レヴェリー・レイ・ルナクロス（ec0126）がじっと魚影を見つめている。
ル・フーに告げられた『駿速の訓練』。
その真っ最中なのである。
（視覚だけで魚影を追うのではない‥‥）
意識を細く集中し自分自身が、この身や精神、オーラに至るまで世界の一部。同一である事を認識しようとするレヴェリー。
そして一切の無駄を省き、点ではなく空間で魚の動きを感じ、その動きを把握した上で最速の空間で魚を掴み取れるように体を動かす。
無駄の無い、綺麗な動き。
「‥‥そこっ！！！」
──バシャァァァァァァァァッ
一瞬の間。
その間の瞬間に、魚はスルリと逃げていく。
「‥‥どうしてなんだ？」
「それは‥‥気を抜くからぢゃな‥‥」
そう告げるル・フーに、ようやくレヴェリーも気が付いた。
「師匠。それはどういうことですか？」
「判らぬか‥‥ならばもういちどやってみるがよい」
そのル・フーの言葉に、レヴェリーはもう一度トライ。
再びターゲットを補則。
そして意識を集中し、先程とおなじように狙いを定めると。
「今っ！！」
──バシァァァァァァァァッ
やはり、今一歩で魚が逃げる。
「‥‥掛け声がじゃま‥‥」
そう呟くル・フー。
「その瞬間の間合は必要なし‥‥抜いてみるがよい」
そう告げるル・フーの言葉に従い、再挑戦。
──バシャッ！！
今度はあっさりと魚を素手で捕まえる事が出来た。
「こ、これって‥‥」
驚きの声をあげるレヴェリー。
「まあ、無理もない。力が入りすぎているということぢゃよ‥‥さて、あとのこり少ない時間じゃが、型の訓練に入るとするか‥‥」
ということでレヴェリーはいよいよ『剛剣術』の型の訓練に突入した！！
──その頃の‥‥
眼の前に置いてある仮面。
それは、彼女が女である事を認めるという証拠。
シャロン・オブライエン（ec0713）は仮面を見つめていた。
「オレの今までの生き方‥‥それを否定する訳ではない」
そう呟くと、シャロンは仮面を手に取る。
「家が正しいと信じてきた。それは正義だ‥‥」
だが、今までにも感じていた何か。
それがようやく、判った。
「オレは男ではない。女なんだ‥‥」
──カチャッ
仮面を顔に当てる、
留め金を固定し、ゆっくりと顔をあげる。
スッと立上がると、愛用の武器を手に、建物の外に向かって歩きはじめる。
──カァァァァッ
「うっ‥‥」
太陽がさんさんと降り注ぐ。
今までに見えていた世界とは違う世界。
曇っていた自分の瞳が晴れて、シャロンは今一度自身の目で世界を見た。
「さて‥‥パラディン候補生、シャロン・オブライエン参る！！」
そう叫ぶと、シャロンは待っている仲間の元に向かって走り出した！！
もう憂いはない。
迷いもない。
ただ、信じた自分の道を進むだけ。
●伝承を見る
──ヒマラヤ山脈・中腹の寺院
深い深い森の中。
ただひたすらに山道を越えて、ヒースクリフ・ムーア（ea0286）とエビータ・ララサバル（ec0202）はその寺院にたどり着いた。
大きく銅鑼が打ち鳴らされ、中から大勢の僧侶達が姿を表わす。
「これはこれは客人。よくぞいらした‥‥」
ヒースクリフ達にそう告げるのは、年老いた男性。
「済まない。パラディン候補生のヒースクリフという。ここで稽古を付けてもらいにきた」
そう告げるヒースクリフ。
「エビータ・ララサバルと申します。私は、この村にル・フーという鍛冶師がいると聞いてきました。その肩に御願いがあって、やって参りました」
そう告げると、二人は荷物を置いて、頭を下げた。
「頭をおあげなさい。ここは鍛練の扉の有る村。ようこそいらっしゃった‥‥」
そう告げられ、二人は村のなかに招待された。
「この村にはパラディンはいないのか？ 私はパラディンと稽古したかったのだが」
そう告げると、男性は頭を左右に振る。
「いるが、いない‥‥稽古は明日からにしてください。それまでに、準備をしておきますからのう‥‥」
「では、ル・フー殿も？」
「ル・フーは今ラホールという村に。ここには『ラ・ホルス』がイルが、彼はまだ未熟ゆえ、そなたの期待に答えられる武具が作れるかどうか‥‥」
「それでも構いません。御願いします」
エビータが男性に哀願。
「では、貴方も今晩はゆっくりと休んでください。パラディン候補生とはいえ、ここに至るまでにかなり消耗しているはずですから‥‥」
そう告げられ、二人は其の日、ゆっくりと体を休めていた。
──そして翌日
「この扉が‥‥」
小さな小屋。
そこにある巨大な扉。
大小様々な文字が刻まれており、それらがこの土地の文字『古代サンスクリット語』で記されていると、男性に教えられたヒースクリフ。
「空間を越える扉？」
そう告げたのはエビータであった。
「さよう。この向うは別の回廊。そこで、パラディン以上のものと戦い、経験を積む事が出来ます‥‥」
そう男性担げたとき、エビータの前に一人の鍛冶師が姿を現わした。
「始めまして、この村で鍛冶屋を営んでいます、『ラ・ホルス』と申します。貴方に必要な武器ですね？」
そうエビータに話し掛けるホルス。
「ええ、できますか？」
「そうですねぇ‥‥出来ると思いますけれど‥‥時間が掛かりますので、まあ‥‥」
そう告げると、ホルスはニコリと微笑って、鍛冶工房に戻っていった。
「‥‥こんな会話だけで、私の武器が作れるの？」
そう男性に問い掛けるエビータだが。
「ホルスは、その人のさらに真実を見る力を持っていますからのう‥‥」
そう告げると、ゆっくりと扉を開く。
──ゴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥツ
風が扉の奥から溢れ出してくる。
「では、いってらっしゃい。扉をくぐれば、いつでもこの場所に戻ってこれますからな」
そう告げられて、ヒースクリフとエビータは扉の向うに飛込んでいった。
●試しの試練
──場所不明・次元回廊？？？
巨大な『紫水晶結晶体』の安置してある部屋。
その壁際で、八部衆迦楼羅位・マトゥラーが静かに茶を飲んでいる。
「さと‥‥あれから４０日。一体皆さんはどこで何をしているのでしょうねぇ‥‥」
そう呟くと、紫水晶結晶体の『中』いる人影に手を振る。
「貴方の同胞は、もうすぐここにやってきますよ。その時は、よろしく御願いしますね‥‥」
そのマトゥラーの言葉に、結晶体の中の人影は、ニコリと微笑んだように見えた。
──とある酒場
シアン・アズベルト（ea3438）は、じっと眼の前に座っている『もう一人の自分』をじっと見ていた。
あれから。
シアンは自身の後を付いてきて、この街にやってきた。
冒険者街、酒場、エチゴヤ、そして王城。
全てが、シアンの知っている場所であることに間違いはない。
そして実体を生み出すと、シアンは少女と接触、先輩冒険者という立場から、少女に色々なアドバイスを
しシていたようである。
不思議な事に、少女に言い聞かせている事がシアンの視界を蠢き、少女の言葉が匂いで感じる。
（次元回廊の力が、また戻りつつあるのか‥‥）
そう思いつつも、シアンはしばしもう一人の自分との会話を愉しんだ。
そして、シアンは理解した。
自分と話をしているだけでも、彼女にとっては『経験』となる。
人と接する事が、その人の成長を促す。
自分に出来る事は、その人にかかわり、成長を促すこと。
自分で成長できるように助力するということ。
（ということは‥‥）
シアンは理解した。
今の自分でこれだけのことができる。
あのラホールでの一件。
接する事で、立ち直っていったラホール。
もしそうなら。
力あるパラディンになったら、より多くの人達、世界に対して影響を与えることができる。
護りたい人達がいる、戦乱や圧政、魔物の脅威に脅える人への助力を行える。
『貴方は、パラディンとなることを望みますか？』
その言葉が、視界に映る。
（ああ‥‥そうか。試しの試練とは、参加した者すべてが『試される』試練なんだ‥‥）
シアンは、今、自分がここにいること、そして自分の出した答えに対して核心を得られた。
（アンドリーに選ばれて、私はここにいる。ならば、私も又、誰かを導く為にパラディンになることができる‥‥）
そう考えた刻、シアンは決意した。
「私はパラディンになります」
──ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
突然空間が砕ける。
パラパラと破片が零れ、シアンはまったく別の空間に立っていた。
そこは大きな部屋。
中央に『紫水晶結晶体』が安置されており、近くには八部衆のマトゥラーが座っていた。
「あら。早かったわね。それで結果は？」
そう問い掛けるマトゥラーに、シアンは静かに呟いた。
「私は、パラディンになることを望んだ‥‥」
そう告げると、シアンはゆっくりと水晶に近付く。
そして手をふけると、ゆっくりと口を開いた。
「水晶に眠る阿修羅の一人よ。私はパラディンになることを望みます！！」
──キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
突然紫水晶が輝く。
その光はシアンの体内をすり抜け、やがて収まっていった。
「い、今の光はいったい‥‥」
そう驚きの表情を見せるシアンに、マトゥラーが布の鞄から一本の三鈷杵を差し出す。
「略式ですが、この場で貴方をパラディンと認めます‥‥」
無機質な仮面の奥では、にっこりと微笑んでいるのだろう。
シアンは、パラディンとしての略式認定を受けた。
●試しの試練
──バガン地下・多重結界
現在。
一行は第４の試練にぶつかっていた。
この四つめの部屋には、ランタンが一つ。
結界に記された文字は『汝、罪と罰を示せ』。
あれからかなりの時間が経過した。
あれこれと、みなが知恵を出し合い思考する。
「このランタン芯は、ジャパンの言葉に直し、それをラテン語に変換すると罪という単語になりますが、それもヒントになりますか？」
それが三笠のが、後ろで阿修羅僧と色々と相談した意見。
「それで？」
「それでですね？ こうランタンのシャッターを降ろしている状態が『罪を隠している』状態で、開いている状態が『罪が表に現われている状態』。罪と罰は『光と影』である為、これで表現できていると思いますが？」
そう告げる三笠に、今度はルミリア・ザナックス（ea5298）も意見。
「我が思うにだな‥‥」
そう告げると、ルミリアは燃えている炎の中に手を入れて、掌で油をすくい取ると手の上に火を移した。
「その心は？」
「炎の熱さに己の成してきた罪を想い、火に己の身をくべる事で罰とする。偽善的かも知れぬが、これが一番だと思うが‥‥」
そのルミリアの言葉にも、ランタンは反応しない。
「ううーーむ。我の考えが今ひとつという事か‥‥」
そう腕を組んで唸ると、ルミリアはポン、と、手を叩く。
「ならばっ！！」
いきなり抜刀すると、ルミリアは自分の腕を切り裂く！！
「いきなり何てことを‥‥」
慌てるアイザックが怪我の手当を阿修羅僧に頼んだとき、ルミリアは傷口をランタンの炎で焼く。
──シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ
肉の焦げる音。
肉の焼ける匂い。
痛みに耐えつつも、ルミリアは口を開く。
「この痛み‥‥罰というのならば慎んでお受けしたい‥‥」
そのルミリアの言葉に、一瞬空間がゆがむ。
だが、それも直に元に戻った。
（アイ殿、ダ・カー殿‥‥我の罪は、消えることはないのだろうか‥‥」
そう呟くルミリア。
「済まないが、ルミリアの傷の手当を頼む」
と、アイザック・トライスター（ec0141）が前に出ると、後ろで待機していた阿修羅僧にルミリアの傷の手当を頼み込む。
そして入れ代わる形で、アイザックはランタンの試練に挑む。
「‥‥これならば‥‥」
アイザックがランタンの炎を手で掴む。
──ジュッ
だが、炎は小さくなるものの、決して消えはしなかった。
「この行為で火を盗むということになると思ったのですが」
そう告げるフイザックに、三笠が問い掛ける。
「火を盗むというのは？」
「古くは『プロメテウス』という神の眷族が、神々の世界より火を盗み出したというのが始まり。その罪を償う為に、プロメテウスは岩に張付けになり、昼間は生きたまま内臓をえぐられていたということ。火を盗むというのが罪であり、この火傷が罰ということだ‥‥」
──グニャャャャャャャャャャャャャャャッ
と、突然空間がゆがむ。
目の前の空間には、武装したアイザックとルミリア、三笠の姿が在った。
「これが最後の試練。敵は自分自身。戦う？」 そうラグナが呟く。
「いつか、こうなるとは我も思っていた‥‥」
「相手が自分なら、弱点は判っているし」
「なによりも‥‥うらがありそうだな」
ルミリアと三笠、アイザックがそう粒やき、静かに抜刀すると‥‥。
●民間伝承
──ベナレス市街地
存在しないもの。
八面十二臂の深紅の魔物。
存在するもの。
『人を殺す剣』。
ウィルマ・ハートマン（ea8545）は大寺院の書庫を探し回ったのち、その調査エリアを市街地にまで拡大する。
表立って記録に残っていない、もしくは『公表されることのない』それらについて、民間での口伝に残っているかもという淡い期待。
そして、そのうちの一つ『人殺剣』については、街の鍛冶屋の親方の、そのまた親方の親方が語ってくれた。
「人殺剣とはまた面妖なものを求めるのゥ」
「俺もそう思う。で、知っているのか？」
そう告げるウィルマに、鍛冶屋の親父が告げる。
「そいつはその時代毎に漆嵐剣、黒曜剣、破妖剣と、いろいろな呼び方で存在している。大元は『パスパタの雷撃剣』と呼ばれるもので、伝承によりその姿を変えている。もし大寺院や各地の伝承をしらべても、それらま『魔法』であったり、『奇跡』であったりと、その本質を変えられている事が多い」
そう告げると、鍛冶屋の親父は、ニィッと笑う。
「さすがに詳しいな。蛇の道は蛇、剣は専門ということか」
「まあな。それでだ。現在もその剣はこのインドゥーラの何処かに封印されているというが、それが何処にあるかは不明。時代の伏し目には必ず姿を表わすから、また今、ひょっこりと現われる事があるかもなぁ‥‥」
そう告げられると、ウィルマはとりあえず納得。
「あと一つ‥‥八面十二臂の深紅の魔物について、何か口伝は残っていないか？」
そのウィルマの言葉に、その場の全員が頭を捻る。
「阿修羅は三面六臂。頭と腕が多すぎるな」
「異国の神々という可能性も考えられるか‥‥」
「しかし、どうだろうなぁ‥‥ディーヴァ神群のなかの、我々の知らない神とか」
様々な意見が出てくるが、どれも結論には至らなかった。
●哀しい魂の為に
──アカシャの村
巨大な樹の麓にある村。
アカシャと呼ばれているその人物の本を、昏倒勇花（ea9275）とフォン・ラーマ・ルディア（ec0226）は訪れていた。
「あの時、どんな未来が見えていたの？」
まずフォンはそう問い掛ける。
だが、アカシャはそれについては語らない。
「それは、貴方が知るべきではない未来だから‥‥」
その言葉に、フォンは再び問い掛ける。
「もしさ。見えていた未来がナーガの村に向かった未来ならば、僕が行く事を留まった事で、未来が変わった事にならないの？」
そう問い掛けるが、アカシャはそれにも頭を左右に振る。
「そうであるように、そうなる。変わったようで、それはかわらない‥‥」
そう告げて、近くに落ちている葉を手に取る。
「この葉には、貴方の未来が刻まれています‥‥」
そう告げて、じっとアカシャは葉を見る。
「この前見たものと変わらず‥‥」
と呟く。
「なら、今度は阿修羅僧としてアカシャさんに問いたい。試しの試練・遺跡の真実とは何？」
その言葉には、アカシャはニコリと微笑んで告げる。
「試しの試練とは、直接『阿修羅神の分身体』と交渉を持ち、パラディンとなりえるかという試練。つまり、これで選ばれれば、阿修羅神によって選ばれたという事ですね」
サラリと告げるアカシャに、同行していた昏倒は身震いしている。
「‥‥それは凄いわね‥‥で、遺跡の真実は？」
「それは告げてはいけないのです‥‥申し訳ありません」
頭を下げるアカシャ。
「では、封印が壊れ、各遺跡に封印されている神々の器が出会う未来があるのか。神々の器が出会い、混沌神達が復活する未来があるならば、何ゆえ、封印は‥‥パラディンは、何の為に存在するのか‥‥」
そう叫ぶように告げるフォン。
「次代のパラディン‥‥そしてこれから先もパラディンを目指し来る者達‥‥阿修羅僧として、その者達の生き様を見、共に生き‥‥その者達と共に戦う‥‥されど未来に希望が無いのならば、彼らの戦いに、生に、命に、何の意味があるのでしょうか‥‥」
そこまで告げ、フォンは肩を落とした。
拳を握る手が痺れる。
「私は未来の全てを知っているのではありません。このアカシャの樹に記されているものを、告げるのみですから‥‥けれど、これだけは告げます。フォンさん、このアカシャに記されているものは真実です。ただし、それを見ることができるのは私のみ。私はこれから先の未来については、何も告げません。いいですか？ 未来は一つですが、それに対してどう動くかは皆さん次第です。動いた結果、動かなかった結果の未来は決まっていますが、私はそれを告げない限り、皆さんにとっては未来は無限です」
そう告げると、アカシャは樹を見上げる。
「そして、パラディンを見、共に生きる貴方にとって必要なのは、決まっているであろう未来に『脅え、失望すること』ではありません。どんな未来があろうとも前に進む事ですよ‥‥それに」
そう呟いて、アカシャはフォンの耳元で一言呟く。
その言葉に、フォンはハッとしてアカシャを見る。
「そ、そうだよね。なんでこんなに難しく考えていたんだろう？」
「ね‥‥」
しばし深呼吸して、静かにフォンは問い掛けた。
「そうであったものがそうなること。そうであったことは自分達がすること、そうなることは、おとずれる未来。『そうであったものがそうなること』は、時間の流れ、運命の進む道なんだね？」
そう告げて、フォンは開き直った。
それまでは、アカシャの樹の葉に記されている未来も、葉が落ちやがて新しい葉がつくということで、未来は変わると思っていた。
けれど、それはそうでないことが判った。
「フォン、いいかしら？」
そう告げて、今度は昏倒が問い掛けた。
「石窟攻略の為に必須の情報とかあるかしら？ 石碑や混沌の魔物を有効に封印する方法でもいいわよ」
そう問い掛ける昏倒に、アカシャは頭を振る。
「残念ですが、どの情報が必須なのか、私には判別が出来ません‥‥それに、試練でしたら、私のような所から得た情報ではなく、正面から得た情報で挑戦してみてはいかがでしょうか？」
その言葉にも一理ある。
確かに、アカシャから攻略方法を聞けば、それは簡単にやり遂げられる。
だが、それでいいのだろうか？
そな気持ちのまま、昏倒とフォンの二人は、合流地点へと向かっていった。
──その頃の
「マッピング準備はＯＫと‥‥」
アレーナ・オレアリス（eb3532）が最後の荷物の確認をしている。
大量の荷物ー、そのほとんどが食糧とポーション。
目的地である『４８闘士の待つ回廊』に向かう準備をしていたアレーナとフェイ・グリーンウェル（ec0238）、マグナス・ダイモス（ec0128）は遠くからやってくる人影にきがつく。
「あの人たちは‥‥ご苦労様でーす」
にこやかに手を振るフェイ。
司会に入ってきた人たちは『大寺院』より派遣されてきたパラディンと阿修羅僧。
「いやいや、こちらこそ遅くなってしまって申し訳ない」
そんな挨拶も終え、いよいよ本格的に調査ということになった。
「えーっと、まずはこちらの地図を‥‥」
そう告げて、パラディンが広げたのは『１４闘士』までの通路パターン。
「これは？」
「以前、ここに入ったとあるパラディン殿から預かってきました」
その言葉に、一同が地図を見る。
「この近くの村できいた情報では、『剣を持つ闘士』の道を辿ると永久に迷う」らしい‥‥
近くで聞き込みをしていたフェイがそう告げる。
「同じく、近くの川沿いの村の話だと、楯を持つ闘士の部屋にたどり着いたら、次はどの道を通っても行き止まりらしい」
そうマグナスも補則する。
「ほう、それはすごいがも、どうしてそんな事を？」
そう告げるパラディンに、フェイとマグナスは咳払いをして一言。
『ここの護衛のパラディンが席を外したときに、こっそりと忍び込んだ子供達がいるらしいが‥‥』
マグナス＆フェイ、二人同時の突っ込み。
ちなみにその子供達はゴールまでの道を知っているらしいが、村から外に出稼ぎに出てしまっているらしく、会う事は出来なかった。
「いずれにしても、ここから先、フェイさんとマグナスさん、二人の持ってきてくれた情報から推測する道筋は‥‥」
フィリックス・トゥルム（ec0139）は、目の前の地図をじっと見て、今の二人の情報を元に一本の線を引く。
「この順路でいけば、ここにたどり着きますから‥‥」
おそらくは正解であろう途中までの道程。
１４闘士までのパターンの中で、行き止まりに繋がる道を全て排除し、さらに剣を持つ闘士の間への道も外す。
そうしたら、道は一つになった‥‥。
「これでよしと、時間はここまで１０分程度、そこから先はその場所でということで‥‥」
フィリックスは頭脳派パラディン候補生というところか？
──そして
無事にフォンと昏倒も合流すると、いよいよ一行は地下回廊へとチャレンジ開始！!
●草原より
──バガン地下・多重結界？？？？
広大な草原。
そして大空。
グリフォンに跨がり上空に飛び上がったアンドリー・フィルス（ec0129）は、まずは自分の感覚がどう入れ代わっているのかを確認していた。
「この見える草原は、恐らく音だろうな‥‥」
自分の指を鳴らすが音はせず、草原でウサギが跳ねる。
「で、問題は残りの感覚がどうなっているのか‥‥」
そう考えて、自分の体を使っての状況確認をしてみるが、どうもあちこちが混雑しているらしい。
止むを得ず、アンドリーは今の状態でゆっくりと周囲を見渡す。
時々見える人影は、本当に人の気配を感じさせる。
「見えているのは人の音か。なんとなく温かいのは、これは人の気配？」
周囲を見渡すが、特にそれらしいものは感じず。
やがて目眩がして、アンドリーはグリフォン弐載ったまま大地に着地。
草原にごろりと転がると、ゆっくりと瞳を閉じる。
（感覚の混雑。ゆっくりと一つ一つを繋げなおすとして‥‥）
ゆっくりとオーラエリベイションを使い、凡ての感覚を研ぎ澄ませ、世界の気と己の心を合一させて魂で世界を感じとろうとするアンドリー。
やがて、見えるもの、聞こえるもの等がはっきりとしてきた。
「ここはどこでもないイギリス‥‥世界の中の、回廊の中の俺の中のイギリス‥‥」
ゆっくりと立ち上がり、草原の彼方を見る。
一人の青年が、巨大なゴーレムと戦っているのが判る。
そのゴーレムが示すものが『運命という壁』であり、青年はそれに向かって必死に剣を振るう。
だが、青年は破れ、この世界から消えていった。
「次に、あれが向かう先は‥‥」
静かにゴーレムを見つめるアンドリー。
別の騎士がゴーレムの前に立ち止まる。
だが、騎士はすぐさま踵を返して逃走する。
ゴーレムは、そこから動かない。
「‥‥運命に立ち向かうのを止めるか‥‥つまり、自ら引いた‥‥」
アンドリーは、武器を構え、ゴーレムの前に立つ。
やがて、アンドリーの前のゴーレムは『三面六臂』の魔神に姿を変えた。
「人として」
「男として」
「パラディンとして」
それぞれの面が、そうアンドリーに問い掛ける。
『貴殿はまず、何を成す？』
そう問われたとき、アンドリーは理解した。
今、目の前に立っているのが阿修羅であると。
●静かなる土地
──霊廟
ウウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
霊廟付近に漂う残留思念。
透き通った空く亮達を次々と切り裂く上泉蓮華（ec0178）とレナード・ガーランド（ec0215）の二人。
その側では、八部衆の一人・影衣十兵衛がのんびりと二人を見ている。
──ヒュゥッ
時折悪霊の攻撃を受けて麻痺する二人だが、それを十兵衛は瞬時に癒す。
「ふぅ‥‥参ったな。こんなにきついなんてよ」
汗を吹きつつ、蓮華が告げる。
「それに、ここにいる悪霊達の意志‥‥何を訴えているというんだ？」
レナードがそう問い掛けるが、影衣は一言。
「考えるよりも感じろよ」という言葉を帰した。
もっとも、レナードがそう問い掛けているのも、その答えを知っていたから。
敢えてそれが正しいかという引っ掛けであったが、影衣は静かにそう告げる。
「‥‥どうも、ここに集っている悪霊達は、この中に居る『者』を欲しているようだが‥‥」
そう告げるレナード。
「いい所を付いてくるな。確かに、ここにいる者たちは、全て『混沌神の申し子』の霊体など。ということは、ここにいるものがなんであるか‥‥申し子達が欲する何か、そして阿修羅の半身‥‥」
そう影衣が告げたと動じに、３人はゆっくりと森の入り口のほうを見る。
「ここからが本番だ‥‥いいか、相手は『人や申し子』と思うな‥‥ここで戦いぬき、生きて帰ったら、お前たちを『略式認定』してやる！！」
そう告げると同時に、置くから一人の青年が姿を現わした。
「‥‥破壊神降臨‥‥」
そう呟く青年は、ゆっくりと霊廟を指差す。
「シヴァ・マハ＝カーラの名において、そこの人間達に告げる。阿修羅の霊体結界によって中に封じてある『混沌神の生命核』を渡してもらおう‥‥」
その言葉と同時に，３人は勢い付けて斬りかかった！！
●最果ての地
──バガン地下・多重結界？？？？？
「ここは一体どこなの？」
鳳美夕（ec0583）は周囲を見渡しつつ、静かにそう呟いた。
アンドリーと共にここにやってきて、この次元回廊に入り込んで‥‥。
そして美夕は一人になっていた。
見渡すと，そこは深い森。
美夕はそこで，白い僧衣を着たクレリック達に出会った。
そして宗達について行き、小さな小屋にやってきていた。
古谷野なかを除くと、そこにはセーラの像。
宗達は、それに祈りを捧げているようだ。
だが、言葉が判らない。
「‥‥皆は大丈夫かなぁ？」
ゆっくりと呟くと、まずは自分のいる場所の確認を開始。
建物の形や大きさ■風景などを観察していると、どうやらここが『欧州』のように思えてきた。
言葉は判らず、ただ，中で拝まれているのが『ジーザス教の慈愛の神セーラ』であることぐらいしかわからない。
「『全ての感覚が入れ代わる回廊。また、過去と現在、その他様々な空間に干渉する『回廊』と、異空間に繋がる『扉』が存在する。』か‥‥つまり私はその空間に迷い込んだって解釈していいのかな‥‥」
そう呟くと、美夕は小屋の回りを調べてみる。
だが、とくにこれといったものは見当たらない。
「‥‥なんでセーラ様の像なんだろ？」
そこで、美夕はしばし考える。
『慈愛神』、『聖なる母』、『弥勒様』‥‥『阿修羅様』と同じく３柱神の一人であり、『タロン様』と対をなす方‥‥
その存在を改めて思い起こしながらその意味に思いを馳せる。
「慈愛‥‥阿修羅の一面。破壊‥‥それも阿修羅の一面。阿修羅神は、セーラとタロンの両方の性質を持っている‥‥」
そう考えると、美夕はふとセーラという存在にきがつく。
「『セーラ様』か‥‥本来ならお祈りを捧げていくべきじゃないかとは思うんだけど‥‥私はパラディンを目指すもの。阿修羅様を信じてこの地に平和をもたらすまで戦う事を誓った‥‥だからごめんなさい」
そう呟き、小屋から離れる。
「‥‥考えないと‥‥アンドリーやシアンだけじゃない、シャロンやレヴェリー、勇花たち皆だって頑張ってるんだから‥‥私だけがこんな所で立ち止まってる訳にはいかないんだ‥‥！！」
そう。
他の仲間たちは、皆、様々な所で苦労している。
ならばこそ、美夕もまた、道を示さなくてはならない。
まずは探そう。
ただ、闇雲に。
道を。
そう考えて、慣れない感覚の中、美夕は走った。
途中ですれ違った人たち。
自分は、あの人たちには見えていない。
その人たちを透き通っていく自分。
１時間ほどたっただろうか‥‥。
──ガラガラガラガラガラガラガラガラ
馬車が２台、美夕の横を通り過ぎる。
真っ直ぐに向かうと、セーラ像のあった小屋。
そして馬車に載っていたのは、明らかに人相の悪そうな男達。
ばらばらの装備が、猥雑な笑い声が、その者たちが『悪』であることを美夕に感じさせた。
「‥‥このままだと！！」
慌てて美夕は走る！！
男達の目的はセーラの僧侶達。
一刻も早く、彼女達を救わなくては‥‥
セーラの僧侶を‥‥
セーラの‥‥
美夕の脚が速度を落とす。
そして静かに立ち止まった。
助ける対象は、異教徒。
異教徒は助ける対象か‥‥
例え、あの人たちを助けても、祈りをあげる対象はセーラ。
だれも、阿修羅を認めないのでは‥‥。
加えて、この戦いは『阿修羅の示す戦い』なのだろうか？
──タッタッ
だが、美夕は走った。
阿修羅の慈愛は、全てに。
相手が異教徒であろうとも、救いの手を差し伸べるのがパラディン。
そして、悪。
世界を救う為には、悪の根絶は必須。
見返りはいらない。
助けた人の笑顔が、パラディンの勲章。
そう考えたとき、美夕の脳裏に言葉が走る。
『唱えよ、我が力‥‥』
その声と同時に、美夕は呟いた。
「パラ‥‥スプリント‥‥」
──キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
美夕が突然オレンジの淡い光に包まれる。
そして姿がきえたと同時に、先程の小屋の前に姿を現わした！！
「力を貸してくれたのは‥‥阿修羅様、ありがとうございます！！」
そう叫ぶと、美夕は抜刀した。
体の感覚は一致し、敵がまもなくやってくるのを感じた。
「小屋のクレリック達、そのまま中でじっとしていてください！！」
やがて馬車が近づいてくると、先程見た大勢の野盗達が姿を現わした‥‥。
さて。
これが最後です。
貴方にとってパラディンとはなんでしょう。
人知を越えた力を持つ者たち。
それがパラディン。
では、なぜ貴方はパラディンになりたかったのですか？
その答えを、貴方は持っていますか？
●最後の物語
これが最後の『試しの試練』。
アジーナ大寺院より招集命令。
全ての戦力を持って、地下よりやってくる『混沌神』を止めよ。
再封印を施す為には、地下に７日間とどめていなくてはならない。
貴方はどこで攻防戦に参加するか？
・バガン地下遺跡・封印の間手前
・ベナレス東方地下・封印の間手前
・ベナレス南方地下・封印の間手前
・ベナレス中央地下・封印の間手前
・ベナレス北方地下・封印の間手前
・ヒマラヤの麓、霊廟手前
以上、それぞれ健闘を祈る。
──伝説の扉へ続く･･････
今回のクロストーク
Ｎｏ．1：（2007-10-08まで）パラディン候補生に問う。
汝、阿修羅の道を進み、パラディンとなる事を望むか？
Ｎｏ．2：（2007-10-08まで）
パラディン候補生に問う。
汝、今回の試練の結果、パラディンになれないとしても、この先パラディンを目指すか？
Ｎｏ．3：（2007-10-08まで）
パラディン候補生達に問う。
汝、パラディンとなった場合、最初になにをする？
Ｎｏ．4：（2007-10-12まで）
アイザック、ルミリア、三笠に問う（かなり重要）。
目の前に自分自身の分身が姿を表わし、襲いかかってくる。
戦うか？ 引くか？ それとも？
